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ふるさと納税 練り製品特集

練り製品特集

四方を海に囲まれた日本では、900年以上前から魚介類を加工した練り製品が食べ継がれてきたと言われています。地域ごとの歴史や、文化、風土が、練り物の姿形や食感、食べ方などにも反映され、現代にも受け継がれています。 地域の特徴を楽しめる、新鮮な魚介の栄養と味わいを生かした練り製品をご紹介します。

北海道

北海道では、魚介類を原料とした加工品の生産も盛んに行われてきました。昭和の頃にスケソウダラの冷凍すり身化技術を確立したのも北海道でのことです。
鮮度低下が早く冷凍によるタンパク質の変性が避けられないことから、練り物類の原料にはならないことが常識だったスケソウダラの利用を拡大する技術を確立したことは、練り物業界に革命的な影響を与えました。この技術と包装用フィルムの開発のおかげで練り物の量産化が可能となり、地元での消費が中心だった練り物は、全国に流通する食品となったのです。現在も北海道では、伝統の技術を守り続け、創業100年に迫る勢いの練り物の専門店が軒を連ねています。
お礼品にも、新鮮な魚肉を使って作られた練り物を取り揃えました。北海道産のほたての貝柱やズワイガニなど、そのまま食べても贅沢な魚介を厳選し、ふんだんに利用した品々です。

関東地方

小田原でかまぼこ作りが盛んになったのは、今から200年以上前のことです。当時の小田原では沿岸漁業が盛んでしたが、交通が整備されていなかったために、関所が築かれ、温泉地としても栄えた箱根に新鮮な魚を供給することが困難でした。そこで、獲った魚をかまぼこへ加工し、保存性の良い「小田原かまぼこ」を誕生させました。
同じく江戸時代、琉球文化との交流が盛んだった薩摩藩(現在の鹿児島県)には中国料理の影響がおよび、昔からの伝統的なかまぼこ技法と融合した「つけ揚げ」が登場します。江戸では「薩摩のつけ揚げ」が転じて「さつま揚げ」として親しまれました。当時から各地でさまざまな呼び名で親しまれる「さつま揚げ」ですが、薩摩藩の江戸屋敷から広まったとされる関東地方のさつま揚げは、薩摩の「つけ揚げ」の直系と言われています。
江戸の発展と共に繁栄した関東地方の食文化を感じられるお礼品をご用意しています。

中部地方

石川県は、人気の「カニ風味かまぼこ」の元祖の1つと言われており、現在もカニかまの主要な産地の1つです。最高級のカニかまとして有名な「香り箱」も作られています。また、食感をうなぎに似せたうなぎ風味かまぼこなど、バリエーションも豊富にご用意しています。
また、中部地方では、特殊フィルムで梱包した後に加熱殺菌で製造する、新しいかまぼこの製造方法が考案されました。2次汚染による細菌汚染が少なく、保存性に優れた製法です。「みんなが食べる食品だからこそ、みんなが造れなければならない」という理念のもと、全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会に特許を無償で譲渡した結果、特許料を払わずともこの製法を全国で利用することが可能になりました。今日の全国的な練り物産業の活性化はそのおかげでもあります。

近畿地方

原料に若狭湾で獲れたイワシやアジなどの青魚やほっけを利用した黒っぽい色のすり身を多く使っている「黒ちくわ」は全国でも珍しい特産品として有名な一品で、ふっくら、こんがりと焼き上げて食べても美味しいです。昔から親しまれてきたふるさとの味を感じることができるお礼品です。
また、かつて「天下の台所」として名を馳せた大阪には全国各地の名産品が集まりました。魚のすり身を調理、加工した揚げかまぼこは、ふるさと納税のお礼品として味わっていただけます。
その他の地域でも、直接天然竹に巻いて時間をかけて焼き上げた懐かしい味を楽しめるちくわや、豆腐やワカメを混ぜ込んだちくわなど、バラエティ豊富にご用意しています。

四国地方

四国地方と中国地方の一部で作られる「簀巻(すま)きかまぼこ」は、瀬戸内海を群遊する地魚を原料としたこの地域の特産品です。生のすり身の周りに麦藁をつけて蒸し上げるため、表面には波状の模様がつき、独特の弾力を楽しむことができます。
高知県では昔からマグロの遠洋漁業が盛んで、船を操縦しながら食べられる魚の天ぷらが重宝されました。素材にも手作りにもこだわった美味しさを、お礼品で味わうことができます。
愛媛県には、養殖が盛んな真鯛のすり身をつなぎにして新鮮な真鯛の皮を竹に巻きつけたちくわがあります。また、近年全国的に知名度が高まっている、揚げかまぼこの「じゃこ天」も愛媛県の特産品です。新鮮なジャコの皮や骨も一緒に入れているため、小魚の旨味が味わえ、カルシウムも豊富です。薄いのが特徴で、刻んで炊き込みご飯の具にしたり、サンドイッチの具としたりとさまざまな料理で楽しむことができます。

九州地方

魚のすり身をコロッケ状にした揚げかまぼこの1つである「魚(ぎょ)ロッケ」は、九州地方の各地で作られる特産品です。
長崎では一般のちくわと比べて重量が4倍以上もある特大のちくわを製造しています。穴も大きく、見通しが良いことから、縁起物として愛されています。
原料や技術にこだわった練り製品も多く、近海で獲れた新鮮な魚を水と塩だけで調理したかまぼこは、生で食べても、料理に使っても魚の旨味を存分に味わうことができます。
淡白な白身が上品なハモは、産卵期を迎える梅雨の時期に脂がのり始め、身が柔らかくなります。産卵が終わり、体力が回復して食欲が増した秋口にも脂がのります。熊本県産のハモは、旬の時期には体が黄金色に輝くため「黄金のハモ」というブランド名で有名で、すり身としても美味しく食べることができます。

かまぼこ

新鮮な魚をすり身状にし、旨味と栄養を凝縮して食べやすくした食べ物がかまぼこです。
かまぼこは全国各地で形状や製法を変えて作られており、原料に使われる魚もその地方の特産物を使っていることが多いです。保存性を高めるために蒸したかまぼこをさらに焼いたものや、揚げたもの、四角形の鉄鍋で炙り焼きにしたもの、他の魚介類の風味を楽しめるように加工したもの、すり身に着色を施したものなど、食べるだけではなく、目で見て楽しむこともできる日本の伝統的な食品です。

ちくわ

ちくわは魚肉のすり身を竹などの棒に巻いて作る練り物製品で、焼いて茶色く焼き目がついたものを「焼きちくわ」、蒸したり茹でたものを「白ちくわ」と呼んでいます。
そのまま食べても美味しいですが、おでんや煮物の具としたり、ちらし寿司や野菜炒め、うどんなど、多くの料理に生かせます。さらに、全国各地でちくわの穴にチーズやツナマヨネーズ、きゅうり、辛子明太子などさまざまなものを入れて加工した特産物が作られており、加工品としても楽しむことができます。

はんぺん

茹でかまぼこの一種であるはんぺんは、マシュマロのような食感を楽しむことができ、消化も良いので年齢を問わず人気があります。
すり身に発泡性のある卵白や山芋を混ぜ合わせて高速で攪拌(かくはん)させ、たくさんの気泡から空気をよく取り込ませて作ることから、非常に柔らかく、口当たりが軽いことが特徴で、煮物にするとよく煮汁を吸い込みます。
漂白剤や着色料を一切使用せず、血や脂肪分を洗い流して蒸し上げることで白身魚の美しい色味を生かした「白はんぺん」が一般的ですが、赤身魚を原料にした「黒はんぺん」はより濃厚な魚の旨味を味わうことができます。

さつま揚げ

さつま揚げは江戸時代に誕生した揚げかまぼこの一種で、その名の通り薩摩(現在の鹿児島県)で生まれました。
琉球の言葉である「チキアギ」という名称が訛って「つけ揚げ」と呼ばれていました。美味しさだけでなく、高タンパク質なこと、保存が利くことが評価され、瞬く間に全国に広まると、江戸では「薩摩のつけ揚げ」が転じて「さつま揚げ」と呼ばれるようになりました。
そのため、鹿児島では「つけ揚げ」、沖縄では「チキ揚げ」、それ以外の西日本では「天ぷら」、関東地方以外の東日本では「はんぺん」「揚げかまぼこ」とも呼ばれ、各地でさまざまな名前で親しまれているようです。

練り製品とは、魚肉をすりつぶし、形を整えてから加熱することで固めた食べ物の総称をさします。魚の旨味と栄養をそのまま凝縮し、低脂肪で高タンパク質の練り製品は、近年では欧米でもヘルシーな食材として脚光を浴びています。
地域ごとにさまざまな形や原料から作られた練り製品は、各地の文化や特産品が反映されており、日本の歴史を感じることのできる食品です。さらに、現在もなお新しい加工品が生み出されており、多様な可能性を秘めた食品とも言えます。

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