地域を知る・つながる・楽しむ 「ふるさと応援サロン」2020年イベントレポート
「さとふる」が2020年新たに開始した「ふるさと応援サロン」。本ページでは北海道留萌市、新潟県阿賀町のご協力のもと、2020年11月~12月に実施したオンラインイベントの模様をご紹介します!
■「ふるさと応援サロン」とは?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域へ直接足を運ぶ機会が制限される状況のなかでも、地域のファンを創ることを目的に「さとふる」が始めた会員制のオンラインコミュニティです。
参加メンバーのもとには、地域の魅力を体感することができる特産品が届き、オンラインイベントへの参加や非公開オンラインページでの双方向のコミュニケーションを通して、自宅にいながら地域を訪れたときと同じように地域の方と交流し、地域の魅力を楽しんでいただきました。
「ふるさと応援サロン」メンバー特典
※メンバー特典情報は2020年開催時のものです。
- (1)お礼品をより一層楽しめるメンバー限定のオンラインイベントに参加
- (2)メンバー限定のコミュニティで自治体や事業者と交流
- (3)地域の魅力を体感する品をお届け!
北海道留萌市×株式会社やまか(実施日2020年11月27日)
2020年11月27日に開催した、北海道留萌市の第1回「ふるさと応援サロン」オンラインイベントには、留萌市役所 まちづくり推進係主任 加藤尚規さん、留萌市地域おこし協力隊 佐伯結さん、株式会社やまか 取締役営業部長 遠山貴人さん、永井真奈美さんに登場いただき、留萌市や数の子の魅力を紹介いただきました。
株式会社やまかは、留萌市にある水産会社で、塩数の子、味付け数の子を中心に水産食品の製造を行っています。今回は参加者のみなさんに事前に数の子を送付し、産地によって異なる数の子のおいしさを楽しんでいただきました!
Uターンしたからこそわかる、留萌市の魅力!
まずは留萌市役所の加藤さん、留萌市地域おこし協力隊の佐伯さんが登場。留萌市の魅力について紹介してもらいました。佐伯さんは高校卒業まで留萌市で生まれ育ち、一度都内に出たのち、2020年に留萌市にUターンし、地域おこし協力隊で活躍されています。
留萌市は北海道の北西部に位置する、ハートの形をしたまちで、「日本の夕日100選」に選ばれるほど美しい景色や、インドとスコットランドに並ぶ「世界三大波涛(はとう)」に選ばれるほど、海の大きな波が有名です。また、塩数の子の生産量は日本一を誇ります。
イベント内では、留萌市の景色のほか、水産加工が有名な留萌市の特産品や、留萌市公式キャラクターの「KAZUMOちゃん」などの紹介がありました。
そのほか、注目を集めている商品として、自動販売機で販売しても崩れない「固すぎるプリン」の紹介があり、参加者からは「固すぎるプリン食べてみたいです!」などの声が聞かれました。
「冬の荒々しい海と夕日のマリアージュは留萌でないと見ることができないので、ぜひ見に来てください」(佐伯さん)
どこ産がお好み?産地の違いによる数の子の違いを体験!
次に、株式会社やまか 取締役営業部長の遠山さんと永井さんが登場され、お正月の定番ともいえる数の子の歴史や特徴について紹介したり、産地別に数の子の食べ比べをしたりしました。
「魚卵はプリン体が多いイメージがありますが、数の子は実はプリン体が極めて少なく、良質なDHA・EPAなどの栄養成分を含んでいて健康に良い食べものです」(遠山さん)
ニシンの産地によってそれぞれ食感の特徴が異なる数の子ですが、今回のために特別に用意したイースト産(カナダ東海岸 大西洋産)、ブリストル産、北海道産、カナダ産の4つの産地の試食用数の子を、産地ごとに説明を受けながら、参加者のみなさんと一緒にいただきました。
一通り試食をした参加者の方からは、「イースト産は柔らかくてジューシー!」「アメリカ産は歯ごたえが楽しい」「それぞれ食感が違いますね!」といった声が挙がったほか、「私はアメリカ派。妻は北海道派です」など、ご家族で楽しみながら参加している様子がうかがえるコメントが集まりました。
株式会社やまかで製造しているカナダ太平洋産の「波涛(はとう)」の商品名の由来は、冒頭の留萌市の魅力でもご紹介した「世界三大波涛」から。食べると口の中で旨味が波涛のように押し寄せる数の子であることから名前がついたのだそうです。
食感の良いカナダ産の数の子を使うことで音を耳でも楽しめ、味を引き出すかつおだしと利尻昆布だしを使用したやまかのこだわりの商品です。
お正月だけじゃない!日常で楽しめる数の子メニュー
各産地の数の子を楽しんだ後は、数の子の楽しみ方として簡単アレンジレシピ「数の子の肉巻き」「数の子オニオン」の紹介がありました。
「数の子の肉巻きのポイントは数の子の食感を楽しむために、火を通しすぎないことです。ご飯のおかずにもぴったりですので、ぜひお試しください!」(永井さん)
参加者の方から質問があった「売り場でのおいしい数の子の見分け方」もレクチャーがありました。塩数の子は「レモン色に近いくらい黄色のもの」、味付け数の子は「身が固く、崩れていないもの」がおすすめということでした。
イベント終了時には、参加者の方から、「数の子は苦手な食べ物だったが、今回やまかさんからご提供いただいたものを食べて、いままで損していたことがわかりました」という声が寄せられるなど、数の子の魅力がたっぷり伝わった回となりました。
- ・味付数の子「波涛」
- ・試食用数の子(イースト産、ブリストル産、北海道産)
- ・松前漬
- ・味付数の子(ポリポリ辛子マヨネーズ味、バジル入辛子マヨネーズ味)
「ふるさと応援サロン」のイベントや非公開オンラインぺージを通して交流した参加者・自治体・事業者から、それぞれ嬉しい感想が寄せられています!
【参加者の声】
- 「ふるさと応援サロン」に参加して、変化した点
- ・参加したまちへの寄付を増やそうと思った。
- ・リアルの楽しさを再認識しました。
- ・留萌ということばを聞けば、ぴくっと反応するようになりました!
- 「ふるさと応援サロン」の感想
- ・すごく有意義でした。また次回があることを期待します!
- ・ふるさと納税という、無機質なお金と品物だけでなく、双方向の交流ができるという発想と、それを形にする行動が素晴らしいと思いました。またZoom等の技術の進歩をうまく活用された素晴らしいイベントだと思いました。
【参加自治体・事業者の声】
- ・コロナ禍でもまちの魅力を伝える方法を模索していました。イベントで新たな視点のお礼品アイディアをもらうこともできたので、ぜひ実現させたいと思います。
- ・オフラインイベントの開催が困難な中、寄付者と交流ができる貴重な場であり交流イベントとしては非常によかった。今後のオンラインを活用した取り組みにつなげられそうです。
- ・コロナ禍でコミュニケーションツールの主流になりつつある「オンライン」のイベントに参加し貴重な体験ができ大変良かったです。
- ・今回はこのような素晴らしい機会をいただきまして、ありがとうございました。これからもっと規模が大きくなったら面白いと思いました。
参加者・自治体・事業者の94%が「次回も参加したい」と回答!
株式会社さとふるが開催終了後、参加者・自治体・事業者それぞれに実施したアンケートによると、「今後『ふるさと応援サロン』が開催されたら参加したいと思うか」という質問に94%が「参加したい」「ぜひ参加したい」と回答。地域や特産品をPRしたい自治体や事業者と、地域を応援したい方々をつなぎ、両者に楽しんでいただけた活動になったと考えています。
株式会社さとふるは、今後もさまざまな取り組みを通じて地域の生産者や自治体に寄り添いながら、地域活性化を推進します。
【調査概要】
実施期間:2020年12月7日~2020年12月22日
手法:インターネット及びメール調査
実施機関:株式会社さとふる
対象:「ふるさと応援サロン」に参加した参加者・自治体・事業者18名