地域を知る・つながる・楽しむ 「ふるさと応援サロン」2020年イベントレポート
「さとふる」が2020年新たに開始した「ふるさと応援サロン」。本ページでは北海道留萌市、新潟県阿賀町のご協力のもと、2020年11月~12月に実施したオンラインイベントの模様をご紹介します!
■「ふるさと応援サロン」とは?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域へ直接足を運ぶ機会が制限される状況のなかでも、地域のファンを創ることを目的に「さとふる」が始めた会員制のオンラインコミュニティです。
参加メンバーのもとには、地域の魅力を体感することができる特産品が届き、オンラインイベントへの参加や非公開オンラインページでの双方向のコミュニケーションを通して、自宅にいながら地域を訪れたときと同じように地域の方と交流し、地域の魅力を楽しんでいただきました。
「ふるさと応援サロン」メンバー特典
※メンバー特典情報は2020年開催時のものです。
- (1)お礼品をより一層楽しめるメンバー限定のオンラインイベントに参加
- (2)メンバー限定のコミュニティで自治体や事業者と交流
- (3)地域の魅力を体感する品をお届け!
新潟県阿賀町×ブナの宿 小会瀬(実施日2020年11月18日)
2020年11月18日に開催した新潟県阿賀町の第1回「ふるさと応援サロン」オンラインイベントには、阿賀町役場のまちづくり観光課 定住促進係の大江さん、波田野さんと、阿賀町にあるブナの宿 小会瀬の女将 長谷川智子さん、長谷川さやかさんが登場。ブナの宿 小会瀬よりお届けしました。
ブナの宿 小会瀬は、天日干しした自家栽培米を食事に提供する、ブナの森に囲まれた静かな一軒宿です。
参加者にイベントを楽しんでもらうため、事前にサンプル品として送付されていた「どぶろく金よし」で乾杯して、オンラインイベントをスタートしました!
阿賀町の自然、幻想的な「つがわ狐の嫁入り行列」
まずは阿賀町役場の大江さん、波田野さんから阿賀町についてご紹介。
阿賀町は新潟県の東部に位置し、かつては福島県(会津藩)に属していたことから、越後でありながら会津の文化も残る両属の地という珍しい地域です。水と緑が美しい山河の里・阿賀町の観光情報や自然豊かな四季についてお話しがありました。


当日登場した阿賀町の方々は、毎年5月3日に行われる阿賀町最大の観光イベント「つがわ狐の嫁入り行列」にちなんだ、狐の耳カチューシャをつけていました。
「つがわ狐の嫁入り行列」では、コンテストによって選ばれた、実際にその年結婚するカップルが花婿花嫁を務めます。狐の花嫁が108匹のお供を引き連れて町中を練り歩く様子はとても幻想的で、参加者からは「とても魅了されました!」などの声が聞かれました。
そば打ちの音が響く、ブナの宿 小会瀬のお宿をご案内♪
ブナの宿 小会瀬からは、女将の長谷川智子さんと、ふるさと納税を担当されている長谷川さやかさんが登場。オンラインお宿ツアーをしていただきました!
玄関から入り廊下を進むと、そば打ち部屋で職人の渡部さんがおそばを打つ様子が見ることができます。
小会瀬名物のつなぎ無しの地元産そば粉を100%使っている十割臼挽き手打ちそば。日帰りのお客さまも多く食べに来るほど人気で、宿泊する方は実際にそば打ち体験ができます。


続いて、智子さんから四季折々のお庭を楽しめるお部屋や、山から採った薬草を使った露天風呂などをご紹介。2021年には薬草サウナを作りたいと考えているそうです。

阿賀町で生産される「どぶろく」「はざがけ米」をご紹介!
お宿の紹介の後は、阿賀町のお礼品でブナの宿 小会瀬の宿泊客にも提供されている「どぶろく金よし」と、「越後奥阿賀産はざがけコシヒカリ」のご紹介がありました。
この2品は、この回のサンプル品として、参加者に事前に送付されていました。
「どぶろく金よし」は、阿賀町のおいしい水と自家栽培のコシヒカリと酒米で作られたお酒で、2019年の全国どぶろく研究大会で最優秀賞、優秀賞を受賞した逸品です。
製造者の長谷川金義さんは、ブナの宿 小会瀬の女将・智子さんのご家族で、「日本人の江戸時代からの食の原点、“手打ちそばを食べながらどぶろくを飲む”というのを地元のそば粉で実現したい」という想いから、お宿では打ちたてのそばと、どぶろくを提供しています。

また、「ブナの宿 小会瀬」の自家製米「越後奥阿賀産はざがけコシヒカリ」も、生産風景の写真と共に、詳しく紹介がありました。はざがけ米は、地元の言葉で「はでっぱ」といい、脱穀しないで稲と一緒に天日干ししたお米のことを指します。智子さんは「天日干しすることによって、乾燥機よりお米がやわらかく乾燥できます。ふるさと納税で提供しているお米も玄米から精米してすぐの鮮度が良いお米をお届けしています。塩おにぎりや白ごはんでいただくのが一番のはざがけ米のおいしさが伝わる食べ方です」と話します。
参加者の方からはどぶろくについて「初めてどぶろくを飲みましたが、飲みやすくて後味にお米の甘さを感じておいしい」という声や、お米の味について「口の中で粘りがあってその中に甘みを感じて、(おかずが無くても)そのまま食べられるおいしさ」「冷めてもおいしい!」などの声が挙がっていました。
オンラインながらも、自然に囲まれたお宿とこだわりの品をたっぷりと楽しむひと時となりました。

- ・どぶろく金よし 甘口
- ・越後奥阿賀産はざがけコシヒカリ 2kg
「ふるさと応援サロン」のイベントや非公開オンラインぺージを通して交流した参加者・自治体・事業者から、それぞれ嬉しい感想が寄せられています!
【参加者の声】
- 「ふるさと応援サロン」に参加して、変化した点
- ・参加したまちへの寄付を増やそうと思った。
- ・リアルの楽しさを再認識しました。
- ・留萌ということばを聞けば、ぴくっと反応するようになりました!
- 「ふるさと応援サロン」の感想
- ・すごく有意義でした。また次回があることを期待します!
- ・ふるさと納税という、無機質なお金と品物だけでなく、双方向の交流ができるという発想と、それを形にする行動が素晴らしいと思いました。またZoom等の技術の進歩をうまく活用された素晴らしいイベントだと思いました。
【参加自治体・事業者の声】
- ・コロナ禍でもまちの魅力を伝える方法を模索していました。イベントで新たな視点のお礼品アイディアをもらうこともできたので、ぜひ実現させたいと思います。
- ・オフラインイベントの開催が困難な中、寄付者と交流ができる貴重な場であり交流イベントとしては非常によかった。今後のオンラインを活用した取り組みにつなげられそうです。
- ・コロナ禍でコミュニケーションツールの主流になりつつある「オンライン」のイベントに参加し貴重な体験ができ大変良かったです。
- ・今回はこのような素晴らしい機会をいただきまして、ありがとうございました。これからもっと規模が大きくなったら面白いと思いました。
参加者・自治体・事業者の94%が「次回も参加したい」と回答!
株式会社さとふるが開催終了後、参加者・自治体・事業者それぞれに実施したアンケートによると、「今後『ふるさと応援サロン』が開催されたら参加したいと思うか」という質問に94%が「参加したい」「ぜひ参加したい」と回答。地域や特産品をPRしたい自治体や事業者と、地域を応援したい方々をつなぎ、両者に楽しんでいただけた活動になったと考えています。
株式会社さとふるは、今後もさまざまな取り組みを通じて地域の生産者や自治体に寄り添いながら、地域活性化を推進します。
【調査概要】
実施期間:2020年12月7日~2020年12月22日
手法:インターネット及びメール調査
実施機関:株式会社さとふる
対象:「ふるさと応援サロン」に参加した参加者・自治体・事業者18名