ブルーマウンテンNO.1　ブルーバロン農園　150g×2　挽き豆

　岡田コーヒーストアは2011年よりコーヒーの自家焙煎販売を行っています。日々様々な産地のコーヒー豆を扱っていますが、その特徴は様々です。それぞれの豆の持ち味を十分に引き出すため、店主は試行錯誤を繰り返してきました。
開店当初からのモットーは『鮮度の良い豆を提供し皆様のいやしに貢献する』ことです。妻に新鮮なコーヒーを飲んでもらいたいとの思いで、調理師経験を活かして独学でコーヒー豆の焙煎を始め、妻に飲ませた残りの豆を知人に配ったところ評判となり、その結果店を開くことになったからです。それゆえ今でも豆の鮮度へのこだわりは変わりありません。

　加えて豆の美味しさを際立たせる大切な工程が『ハンドピック』です。コーヒー豆は農作物ですから、虫食いやカビなど不良なものが混ざっています。もちろんそれはコーヒーの味を悪くし、健康にも良くないものです。それで焼く前の生豆をバットに広げて、悪い豆だけを手でつまんで取り除くのです。老眼にはつらい作業ですが、機械化された大手にはできない作業なので、小さな店の特権?ととらえて頑張っています。さらに焼いたあとにもう一度、計2回のハンドピックを経て、雑味のないスッキリとした、豆の持ち味がはっきり分かる「岡田コーヒーストアの豆」が生まれるのです。

　もちろん美味しいコーヒー豆を焼くためには良い焙煎機は欠かせません。岡田コーヒーストアでも昨年よりポーランド製の焙煎機を導入しています。有能な焙煎機のメーカーはヨーロッパに多く、どの機械にするか夫婦で頭を突き合わせ、長考一番で購入した焙煎機です。遠赤外線効果でムラなく芯までふっくら焼けるので、美味しさが十分に引き出されるだけでなく、不必要な水分が抜けるので日持ちも長くなりました。店頭に据えた白黒のバイカラーの姿に「パンダちゃん」という愛称をつけ、愛着は深まる一方です。とくに朝店のシャッターを開けると、前日に焼いた豆の残り香が熟成されて、甘いカラメルのような香りが一面に漂うのを感じる度、この焙煎機にして良かったと感じる日々です。

　開店当初から通ってくださる常連様や、コーヒー+店主夫婦ヒデさん&カエさんとのおしゃべりを楽しみに来てくださる方たちと、世界各地からはるばるやってきたコーヒー豆たちに囲まれ、お店を営んでいます。

　さて本題のブルーマウンテンですが、誰もが知る高級コーヒーの代名詞でもあり『アラビカ種コーヒーの代表格』です。その収穫量は、世界中で1000万トン以上採れるコーヒー豆の中のほんのわずかです。ジャマイカ政府が指定した地区で収穫された豆のみがその名を名乗ることができ、『NO.1』の称号を得る優良な豆はそのうち限られたものだけです。また通常コーヒー豆は麻袋に入れて出荷されますが、ブルーマウンテンは樽に入れられており、格上さを醸しています。残念ながらその希少さと高価さゆえ、偽物や混ぜ物入りも多く出回っていますが、岡田コーヒーストアでは鑑定士のいる大手商社から買い付けていますのでご安心ください。

　今回焙煎士ヒデさんが選んだのは、NO.1グレード(=最高グレード)かつ『ブルーバロン農園』指定という逸品。ブルーマウンテンの身上は何といってもその高貴な上品さ。「そのすべてが上質」と言っても過言ではありません。丁寧な下処理の後、コーヒー豆自体が持つ果実の甘味・フルーティな酸味・閉じ込められたうまみ等を、ふさわしい温度と時間で焼き上げることで、表に引き出していきます。焼いた直後は香ばしさが立つのみなので、2～3日寝かせて熟成させます。すると上品でありながら、鼻腔の奥をくすぐるような優しく高貴な香り・あくまでも穏やかな苦味・繊細でさらりとした甘味・かすかに感じるキレイな酸味・満足感をもたらす上品なコクなどがすべて一つとなり、得も言われぬ「うまみ」を味わえる逸品となるのです。そして岡田コーヒーストアの豆全般に言えることですが、ぬるくなるにつれて味わいを感じやすくなりますので、カップの底に残った冷えた琥珀色の液体をちびりちびりと味わうのもまた一興です。

　「自分は今ブルーマウンテンを飲んでいる」という至福の瞬間に身をゆだね、ほっとひと息ついていただきたいです。なお通常浅めに焼くことが多いブルーマウンテンですが、穏やかな中にも上質なコクと香りを際立たせるため、少しだけ深めに焙煎しております。

お勧めの飲み方はもちろんブラック。「濃くないのにうまみがあふれている」という未知なる美味しさをぜひ味わってください。

どなたにでもおススメできる上品で高貴な一品ですので、おもてなしやプチプレゼント、そして何よりご自身へのご褒美タイムにどうぞ。
　

■生産者の声
　妻より
　実は私は子供の頃から紅茶等でコーヒーの美味しさは知りませんでした。それで他店のコーヒーや、夫の淹れたコーヒーを飲んで日々舌の訓練?をしています。ある日も夫の淹れたコーヒーを飲んでいました。たまたま銘柄を聞いてなかったのですが、その味にびっくりしました。ひと口目は「ちょっと薄いかな?」という感じ。ところが飲み進めると、芳醇でやわらかな香りがしずしずと鼻の奥に広がり、かすかな甘味が舌にまとわりつき、ミルフィーユのように重なって濃度を増していく。苦味は舌をくすぐっては去っていく絶妙な小気味の良さ。そして何より、しっかりとしたうまみがあるのに、あと口はさらりとして、名残を惜しむかのように空のカップの底に高貴な香りだけが残る…。「このコーヒーなに?」と驚いて聞くと、「ブルマンだよ」と言われ、ブルーマウンテンの美味しさを分かるようになった自分がとても嬉しかったです。やはり飲み慣れたり、飲み比べたりすることは大切だと感じました。

　というわけで、夫の焼いたブルマン、おススメです!

■お礼品の内容について
・ブルーマウンテン・コーヒー豆[150g×2袋]
　　原産地:ジャマイカ/加工地:兵庫県三木市
　　賞味期限:発送日から1か月


■原材料・成分
ジャマイカ産コーヒー豆

■注意事項/その他
冷暗所に保存しお早めにお使いください。
特に挽いてあるコーヒー豆は美味しさが逃げやすいのでご注意ください。
※画像はイメージです。