「ふるさと応援サロン」2021年イベントレポート
「さとふる」が2020年に開始した「ふるさと応援サロン」。
2年目となる2021年は内容をよりパワーアップさせ、8月に「九州の自然を満喫!編」、11月に「東北の秋を楽しむ!編」を実施しました。
本ページでは、鹿児島県奄美市、熊本県小国町、宮城県気仙沼市、山形県尾花沢市のご協力のもと開催したオンラインイベントの模様をご紹介します!
■「ふるさと応援サロン」とは?
新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域へ直接足を運ぶ機会が制限される状況のなかでも、地域のファンを創ることを目的に2020年に「さとふる」が始めたオンラインコミュニティです。
参加メンバーのもとには、地域の魅力を体感することができる特産品を事前にお届けし、オンラインイベントにご参加いただきました。
イベントでは双方向のコミュニケーションを通して、自宅にいながら地域を訪れたときと同じように地域の方と交流し、地域の魅力を楽しんでいただきました。
2021年8月に開催した「ふるさと応援サロン2021<九州の自然を満喫!編>」。豊かな自然が織りなす生物多様性が評価され世界自然遺産に選ばれた鹿児島県奄美市、美しく香り豊かな小国杉を特産品に持つ熊本県小国町とオンラインイベントを実施し、抽選で選ばれた約30組の応援サロンメンバーが参加しました。
鹿児島県奄美市×株式会社しーま(実施日2021年8月16日)
2021年8月16日に開催した奄美市とのオンラインイベントには、奄美市役所 プロジェクト推進課 ふるさと政策係の高槻真由美さん、奄美市立奄美博物館 学芸員の平城達哉さん、株式会社しーまの田中力也さん、平井あかりさんに登場いただき、イベント開催直前に世界自然遺産に登録された奄美の自然や食文化などをたっぷりご紹介いただきました。
【祝!世界自然遺産登録】奄美大島ってこんなところです!
まずは奄美市の高槻さんから奄美の観光情報や文化についてお話しいただきました。世界自然遺産として評価されたポイントとして、世界で奄美大島と徳之島だけに生息しているアマミノクロウサギに代表される「生物多様性」についても紹介いただきました。高槻さんからは世界自然遺産登録にあたり奄美市を応援してくださった方に向けて「ありがっさまりょうた!(奄美の方言で『ありがとうございました』)」という感謝の言葉もありました!
奄美博物館 ジオラマ展示ツアー&クイズ
続いて、奄美博物館 学芸員の平城さんと館内のジオラマ展示ツアーを開催。奄美の希少な動植物についてご紹介いただきました。途中、展示されているアマミノクロウサギやハブに関するクイズも出題され、参加者からは「博物館楽しそう!行ってみたいです」といった感想が寄せられました!
【絶景&絶品】「あやまる岬公園」からオーシャンビューと奄美フードをお届け!
ここからは株式会社しーまの田中さん、平井さんにバトンタッチ。
しーまは、ブログやフリーペーパーで奄美の情報を発信している「地域メディア企業」で、奄美市の観光案内所内にあるカフェの運営を手掛けているだけでなく、地元の農家さんなどと連携し奄美市の特産品をふるさと納税のお礼品として全国へ届けています。
今回はあやまる岬の高台に位置する「あやまるみしょらんカフェ」から中継いただき、オーシャンビューの絶景やカフェで販売している島豚バーガー、参加者の元に事前に届けられた島バナナを紹介いただきました。参加者からも島豚バーガーに対する「すごいボリューム!」といった驚きの声や、「バナナ美味しかったです!爽やかな風味ですねー」といった感想が寄せられました!
熊本県小国町×かける木工舎(実施日2021年8月21日)
2021年8月21日には小国町のオンラインイベントを開催。小国町役場 政策課 まちづくり係 宇都宮雪月さん、かける木工舎 東村英司さん、當房こず枝さんに登場いただき、小国町の豊かな自然の紹介や小国杉を使ったワークショップを実施しました。
道の駅「ゆうステーション」からの中継でイベントスタート!
小国町の宇都宮さんは日本で初めて認定された道の駅の一つ「ゆうステーション」から中継。小国杉を使用した木工製品などの特産品をご紹介いただきました。
小国町は森林資源などの地域資源をいかした持続可能な町を目指しているとして、「SDGs未来都市」に認定されています。特産品の小国杉で作られたSDGsロゴマークのピンバッチや、地熱蒸気で蒸す枝豆や豚足など、SDGsに関係したお礼品も紹介いただきました!
ふるさと応援サロン初のワークショップを実施!
続いて小国町に工房を構え、町特産の小国杉を使用した家具や木工製品など、日々の暮らしを豊かにする製品を作られているかける木工舎の東村さん、當房さんに登場いただき、ふるさと応援サロンでは初となるワークショップを実施しました。
プロの職人さんから直接教わりながら、小国杉を使ったスプーン作りを体験。お子様と一緒に参加してくださった方も多く、夏休みの工作としても楽しんでいただきました!作業の合間には東村さん、當房さんが小国町に移住した経緯や小国町での暮らしについてお話しいただきました。
画面を通して伝わる鍋ケ滝の臨場感!
ここからは再び宇都宮さんにバトンタッチ。日本でも珍しい滝の裏側まで入れる「鍋ケ滝」から迫力満点の映像を届けていただき、8月の暑さを忘れる納涼体験となりました。参加者からも「マイナスイオンが気持ちよさそう~行ってみたいです」や「こっちは暑いですが、滝のお陰で涼しく感じます」といった声が寄せられました。
「ふるさと応援サロン2021<九州の自然を満喫!編>」では、小国町と奄美市が持つ豊かな自然、またその自然を生かした文化や産業など、それぞれの地域の魅力をたっぷりとご紹介いただきました。参加者の方からも「あやまる岬の風を感じられました!とても奄美に行きたくなりました」「ちょっと旅行出来た気分です!」などの感想が寄せられ、オンラインでも存分に旅行気分を味わっていただけたイベントとなりました!
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鹿児島県奄美市×株式会社しーま
- ・島バナナ
- ・凪屋 かりんとう
- ・栄食品 ミキ
- 奄美市をもっと知る
- 株式会社しーまを
もっと知る - お礼品準備中
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熊本県小国町×かける木工舎
- ・小国杉木工ワークショップキット(スプーン)
- ・小国郷産 米 あきげしき
「ふるさと応援サロン」のイベントを通して交流した参加者・自治体・事業者から、それぞれ嬉しい感想が寄せられています!
【参加者の声】
「ふるさと応援サロン」に参加して、変化した点
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遠くでご縁の無かった自治体が、
身近に感じられるようになった! -
コロナが明けたら行ってみたいと思いましたし、積極的にふるさと納税をしたいと感じた
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「いつか行きたい」場所から、
「いつ行こう」と思うようになった -
尾花沢市に初めてふるさと納税をしました
「ふるさと応援サロン」の感想
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ふるさと納税を何に使っているのか、
具体的に説明してくれたのが良かった -
地域の魅力を「生」の声で聴けた点。
ガイドブックやHPで見るより臨場感があり、より知ることができた気がします -
コロナ禍ということもあり、疑似旅行や、
今後の旅行先を選ぶことにも繋がりました -
その品物が届いただけでは、わからない情報が得られて有難かったです。コロナが落ち着くことを願ってぜひ子どもたちに奄美の雄大な自然を経験させてあげたいです
【参加自治体・事業者の声】
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自分たちの地域や商品に対して、日本各地の参加者のリアクションをリアルタイムで見られたことは嬉しかったし、自分たちの仕事について改めて考えるきっかけとなりました
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距離に関わらず、普段触れ合うことのない方々とつながることができたことは嬉しかった
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地域の特徴や食材、観光地など自治体の魅力をあらゆる角度から紹介できたことがとても良かったと感じています
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イベントの良い進め方を体験でき
参考になりました
【参加者・自治体・事業者の満足度98%】
株式会社さとふるが「ふるさと応援サロン」開催後、参加者・自治体・事業者それぞれに実施したアンケートによると、98%が「非常に満足」「満足」と回答しました。また、70%の参加者が「『ふるさと応援サロン』をきっかけに(イベント参加自治体を)訪問したい」、30%は「以前から訪問したいと思っていた」と回答。寄付意欲に関する質問でも89%の参加者が「『ふるさと応援サロン』をきっかけに寄付したいと思った」と回答し、イベントを通じて地域のファンづくりに寄与できたのではと考えています。
株式会社さとふるは、今後もさまざまな取り組みを通じて地域の生産者や自治体に寄り添いながら、地域活性化を推進します。
【調査概要】
実施期間: |
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手法: | インターネット及びメール調査 |
実施機関: | 株式会社さとふる |
対象: | 2021年の「ふるさと応援サロン」に参加した参加者・自治体・事業者56名 |
鹿児島県奄美市 株式会社しーま
株式会社しーまは「島の発展は地域の情報量に比例する」をテーマに、ブログサービスの運営から事業を始めました。その後「地域メディア企業」として奄美の飲食店情報の『みしょらんガイド』や地域の女性向けの『amammy』といったフリーペーパーの発行、各種印刷物の作成、地域イベントの運営や動画の制作まで行っています。また、数年前からは奄美北部の観光地「あやまる岬」で地域の情報を伝える観光案内所兼カフェ『あやまるみしょらんcafe』を運営しています。お土産品などの物販をスタートし、地域の特産品を全国誰にでも届けることができるよう、ネットショップ『いっちば』やギフトショップ『okuru amami』も運営しています。
熊本県小国町 かける木工舎
かける木工舎は熊本県阿蘇郡小国町の小国杉の林道を抜けた先にぽつんと佇む家具工房です。
宮崎と長野で修行した2人の家具職人が2019年にオープンしました。
かける木工舎の”かける”は掛け算のかけるで、いろんなヒト、モノ、コトと掛け合いながら家具を作っていきたいという想いが込められています。
ひとつひとつ、木の個性を読んでつくること、古の知恵、伝統的な技術でつくることを大切に、 お客様と対話しながら、“日々の暮らしを豊かにする家具”“家族と一緒に育つ家具”を提案しています。