- 現在の寄付合計
- 2,000円
- 目標金額
- 6,220,000円
- 支援者合計
- 1人
- 受付終了日
- 2027/03/22
事業詳細
実施理由/背景
檜皮葺屋根が耐用年数の限界に達し、葺き替えの時期を迎えています。
龍穴神社の本殿周囲は、樹木に覆われていることもあり、檜皮葺の屋根全面に苔の繁殖や腐朽、摩滅が生じています。軒廻りは化粧板の割れや欠失、土台の一部や板壁に腐朽や小動物による破損もみられます。塗装は退色や剥落が目立ち、見苦しい状態になっています。
天然素材である植物性屋根は定期的な葺替が必要で、檜皮の場合、耐用年数は30年といわれています。龍穴神社本殿も、寛政11年(1799年)の移築後、本殿の棟札より確認できる修理歴は7回、寛政6年(1794)、文化12年(1815)、天保11年(1840)、文久元年(1861)、明治21年(1888)、昭和28年(1953)、昭和53年(1978)に屋根葺替などが行われてきました。
前回修理より47年が経過しており、檜皮葺屋根が限界に達しているため早急な対応が必要です。併せて部分修理も実施することで、本殿が本来もつ文化財価値を発揮した姿を取り戻します。
プロジェクト内容説明
令和10年秋の大祭に向けて竣工を目指します。
龍穴神社本殿の保存修理事業は、早急な修理と同時に、令和10年秋に開催予定の大祭までに竣工することを目標としており、令和7年(2025年)10月から着手しています。現時点で屋根葺き材料の檜皮を無事調達できましたので、令和8年(2026年)からは素屋根を建設し、保存修理に向けていよいよ本格的な修理工事がはじまります。
主な修理内容として、屋根の傷んだ檜皮の葺き替え等を行う屋根工事が挙げられます。そのほか、犬走り補修と礎石据え直し等を行う基壇工事、破損した軸部や床組み、小屋組、軒廻り等の補修を行う木工事、錺金具の補修または新調等を行う金具工事、剥がれた単色塗の弁柄塗、胡粉塗、黒塗りを一度掻き落として再度塗り直す塗装工事、といった部分修理も今後実施していく予定です。
目指すところ
春日造の貴重な遺構として、龍穴信仰とともに末長く受け継がれる本殿へ……
龍穴神社の現本殿は一間社春日造の建物で、春日大社の寛文造替の一代前に当たる、慶安5年(1652)に造営された春日若宮神社の旧本殿であることが墨書より認められます。文久造替の現春日大社本殿(重文)と大半同一の形態・形式を備えていますが、春日での造営時の形式をよく伝えている点は特筆すべきで、江戸時代前期での春日大社の本殿形式の変遷を辿る上で欠くことのできない貴重な遺構です。春日大社の旧本殿の遺構は、本社と若宮を合わせ、可能性のあるものを含めると38例(奈良県では17例)確認されていますが、龍穴神社本殿は、若宮神社旧本殿としては二番目に古く、本社旧本殿を加えても四番目に古い遺構です。
また、当時の輝く姿を再び蘇らせることは、文化財的価値に留まらず、信仰の崇拝対象としても重要な意味をもちます。龍穴信仰とともに長い間地域の方々に大事に守られ維持されてきた本殿のさらなる保存を図り、次の世代へと継承していきます。
寄付の使い道
皆様からご支援いただく寄付金は、保存修理事業における所有者負担額の一部として活用させていただきます。文化財建造物の保存修理事業は貴重さゆえに特殊な事情も多く、同等の新築より多額の費用を要することもあります。所有者や氏子の方々が修理に向けて地道に資金を調達し、県や市から補助金交付を受けたとしても、近年の世界情勢の影響による価格高騰の反動も大きく、建物の破損状況次第では修理費用がさらに嵩むこともあります。皆様からのご支援は、所有者の負担を少しでも軽くし、貴重な文化財でもある本殿をこれから維持していく上で大きな励みになりますので、少額からでも惜しみないお力添えをいただけますと僥倖です。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆様へ
檜皮葺屋根は、日本で古くから存在する伝統的な屋根葺技術です。造形の優美さややわらかさが日本の風土や、神社建築をはじめ多くの立派な建物に採用されてきました。その一方で、植物性の天然素材であるために定期的な維持管理が不可欠で、素材の育成にも多くの時間と費用を要します。昔と比べて素材の調達が容易でなく、採取や葺く技術をもつ職人も減少しており、長い歴史とともに文化財が多く現存する奈良県にとっても喫緊の課題と考えております。今回の支援を通じ、文化財修理の現状や地域の文化財に目を向けていただくきっかけとしていただけますと幸いです。
現在の取り組みと今後の展開
事業スケジュール
令和7年度 修理事業着手
令和8年度 仮設工事、基壇工事、木工事、屋根工事の一部 完了
令和9年度 屋根工事、塗装工事、金具工事 完了
令和10年度 素屋根解体、竣工
令和7年(2025年)に修理事業に着手、令和8年(2026年)に素屋根が完成する予定です。その後、素屋根の中では、屋根葺替工事のほか、基壇工事や木工事、塗装工事、金具工事といった様々な保存修理工事を実施予定です。令和10年(2028年)頃には素屋根を解体し、修理事業が完了する予定です。
注意事項
- 【寄付に関する注意事項】
- 目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
- 目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
- 目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
- また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
- お礼品をお受け取りいただける金額以上の寄付であり、且つ、お受け取り辞退のご希望がない場合は、目標金額到達の如何を問わずお礼品をお受け取りいただけます。
- サイト上で表示される寄付金額の数値は、入金が確認できた寄付金の合計となりますため、即時反映されるものではないことをご了承ください。
- 受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。