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鎌倉時代の稀少な仏画を蘇らせる。矢田寺念佛院「千手観音二十八部衆像」公開修復へ

奈良県
スポーツ・文化支援
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鎌倉時代の稀少な仏画を蘇らせる。矢田寺念佛院「千手観音二十八部衆像」公開修復へ

現在の寄付合計
0円
目標金額
760,000円
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達成率
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支援者合計
0人
受付終了日
2026/12/31
矢田寺念佛院に伝わる「千手観音二十八部衆像」は、補筆がほとんどない鎌倉時代の極めて稀少な仏画として令和7年に県指定文化財となりました。しかし経年の黒ずみや表装の傷みが深刻です。なら歴史芸術文化村での「公開修復」を通じ、本来の美しさを回復させ、後世へ守り伝えるプロジェクトにご協力ください。

この事業で
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    寄付金額
    1,000円〜

事業詳細

実施理由/背景

新たに見出された鎌倉時代の仏画 初めての本格修理へ

念佛院は、平城京の西にのびる矢田丘陵に所在する古刹・金剛山寺(矢田寺)の塔頭のひとつです。念佛院に伝わった本図は、海中にそびえ立つ山岳を背景として、中央に千手観音立像を描き、その周囲に風神・雷神、阿修羅王や迦楼羅王などの個性豊かな二十八部衆を描いています。中尊の千手観音は端正な顔立ちで、截金や金泥、彩色で華麗に装飾され、眷属の諸尊は肥痩のある線を用いて生き生きと描かれており、その制作は鎌倉時代(14世紀前半頃)と推定されます。千手観音とその眷属を主題とする作品は比較的現存数が少なく、平安・鎌倉時代にさかのぼる遺品は稀少です。令和6年に奈良県文化財課の調査をきっかけとしてその価値が認められ、令和7年3月付けで奈良県指定文化財に指定されました。
本図は念佛院に伝わったその他の未指定の書画に混じって保管されて来たため、画面本紙だけではなく表装の傷みが認められ、指定をきっかけとして本格修理の実施が検討されてきました。

プロジェクト内容説明

暗く見えにくくなっていた尊容がよみがえる

本図は、画面全体に横折れが生じており、折れ山には擦れや割れが確認されるため、それらに対する処置をおこなって、さらなる損傷移行を防ぐ必要があります。また、画面が黒ずんでいて尊容が見えにくくなっているものの、調査時の赤外線撮影により、補筆・補彩がほとんど認められず、鎌倉時代の当初の描線をよく留めていることが確かめられています。そのため、経年の汚れによって黒ずんだ本紙のクリーニングをおこなった上で、現状の墨染めの肌裏紙を適切な色調の新しい肌裏紙に取り替え、画面の暗さにより著しく損なわれていた観賞性の回復を図ります。
また、損傷が甚大な表装や収容箱を新調し、今後、安全に保管や取り扱いができるようにし、寺内や博物館などでの公開につなげたいと考えています。
以上の処置は、なら歴史芸術文化村の文化財修復・展示棟内の修理工房における公開修復プロジェクトとして実施するものです。

目指すところ

鎌倉時代の貴重な仏教絵画を後世に守り伝える

絹や紙に描かれた絵画は脆弱なものであるため、平安時代や鎌倉時代にさかのぼる作例はたいへん稀少であり、それらのほとんどが後世の補修を経て今日に伝わっています。その中でこの千手観音二十八部衆像は、一見すると画面が見にくく保存状態が懸念されますが、調査で明らかにされたように補筆・補彩がほとんど認められない貴重な遺品です。適切な修理をほどこして本来の観賞性を回復すれば、各尊像の図様や絵画技法に関する新たな知見も得られるところとなり、修理を通して絵画史研究の進展も見込まれるものです。本事業は、なら歴史芸術文化村での公開修復として実施するため、修理の過程や成果を逐次発信し、文化財保護への理解を深めることにつなげたいと考えています。

寄付の使い道

今回の保存修理事業は奈良県と大和郡山市の補助事業として実施されます。各自治体からは修理費が補助されるほか、公益財団法人からの助成を受けることも決定してますが、それでもなお多くの所有者負担金が生じます。いただいたご寄付はこの所有者負担分として活用させていただきます。

自治体からのメッセージ

県指定文化財の保護へのご理解とご支援をお願いいたします

令和6年度に奈良県指定文化財となった本図は、千手観音と二十八部衆を描いた数少ない遺品の中で、鎌倉時代の制作にさかのぼるたいへん貴重なものです。現状の黒ずみによりその魅力は半減しているものの、修理によって改善される期待値が非常に高い作品であると位置づけられます。このたびは所有者から公開修復プロジェクトへのご理解を賜って、なら歴史芸術文化村で実施する運びとなり、文化財の保護と活用という両面からその意義は大きいものになると考えています。みなさまのご理解とご支援をお願いいたします。

現在の取り組みと今後の展開

事業スケジュール

令和8年4月    点検、表装の解体
令和8年5月    剥落止め、クリーニング
令和8年6月~8月 旧肌裏紙等除去
令和8年9月~12月 裏打ち、折れ伏せ、補彩
令和9年1月~3月  乾燥期間、仕上げ

表装を解体し、本紙のクリーニングをした上で、旧肌裏紙の除去をおこない、本紙の色調に合わせて染色した肌裏紙に取り替え、画面の改善を図ります。年内に折れ伏せ処置、表装の新調をおこない、十分な乾燥期間をもうけ、太巻き添軸、桐箱等を新調し、令和9年3月に完了する予定です。

この事業で
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    1,000円〜

注意事項

【寄付に関する注意事項】
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目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
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