十和田市は人口約5万8千人で、農業を基幹産業とするまちですが、子どもからシニアまで、幅広い層がサッカーを愛好しています。市内のサッカー協会には34チーム、870名以上の選手が所属しており、サッカーは市内で最も盛んなスポーツです。市では、天然芝の高森山球技場のほか、人工芝グラウンドを2地区に有し、各種大会が開催されています。
　高森山球技場は、令和8年に開催される「青の煌めき　あおもり国スポ」の競技場にも選定され、十和田市は青森県サッカーの中心地として重要な役割を果たすところです。
　しかし近年、これまでにないような夏場の高温や多雨の影響で、芝が茶色く変色し、多くの部分が枯れる状態が発生しています。このままでは国スポへの影響が心配されるだけでなく、サッカー愛好者の方々に向けた環境が損なわれる事態となります。そのため、早急に芝の状態を改善する取組が必要となっています。
　高森山球技場の芝を近年の気候に対応するものに再生し、国スポの成功と、良好な天然芝グラウンドとして未来に引き継いでいくため、全国の皆様から温かいご支援を賜りたいと願っております。

　十和田市の高森山球技場で使用している現在の芝の品種では、近年の夏季(6月中旬〜9月中旬)の高温・多雨により芝が茶色く変色し、大部分で枯れる問題が発生しています。この主な原因として排水不良や地中の高温環境による蒸れが挙げられ、さらに浸透性の悪い粘土質土壌と部分的に形成された土壌の層が排水を阻害している状況です。このままでは西洋芝の維持が困難であり、競技環境の品質が損なわれる可能性があります。
　そのため、本プロジェクトでは芝種を暑さに強い品種に変更し、同時に土壌改良を進めることを計画しています。今回の芝種の品種は、葉が細かく柔らかい特性を持ち、密度が高く、維持にかかるコストや手間を抑えることが可能となります。具体的には、表層を約3センチ剥ぎ取り、既存の芝生や根を除去した後に攪拌・整地を行い、張芝による植え付けを令和8年4月初旬から5月上旬までに実施します。その後、約1か月の養生期間を経て使用可能とし、10月の国スポまで、芝の保存・維持・管理を行います。この取組を通じて、質の高い競技環境の復活を目指します。

　サッカーグラウンドプロジェクトを進めることで、「青の煌めきあおもり国スポ」の本大会だけでなく、国スポ終了後も長期間にわたり優れた環境でプレーできるようになります。安心して利用できるグラウンドは、選手の怪我のリスクを軽減するだけでなく、子どもたちのサッカー教室や交流イベントの開催を可能にし、地元の人々とのつながりを深める場を提供します。
　この取組は、競技者だけでなく、サッカーを愛するすべての人々に夢を届けるものです。そして、多くの支援者の力を借りながら、スポーツが地域コミュニティを豊かにする可能性を示すモデルケースとなるでしょう。皆様の温かいご支援をいただき、このプロジェクトを実現し、地域社会の絆を強める場としてのグラウンドを育てていきたいと考えております。スポーツの力をともに体現できれば幸いです。

今回いただいた寄付金は、高森山球技場の天然芝の維持・管理に活用させていただきます。
※目標金額に達していない場合や超過した場合も、スポーツ振興のために大切に活用します。

　十和田市では、令和8年開催の「青の煌めき あおもり国スポ」に向け、準備を本格的に進めています。近年、高森山球技場では、夏季の高温多湿な気候の影響により芝生の品質が低下し、競技環境を維持することが困難な状況です。この課題を克服し、国スポ開催を契機にスポーツを核とした地域活性化を目指します。
　スポーツを「する」「観る」「支える」という活動に加え、地域住民や県内外の人々が交流できる場としての役割を担い、地域間の交流を促進し、競技環境の整備・充実を図ります。また、スポーツを通じて地域経済の活性化や人々の絆を深める力を活用し、地域の未来を築いていきます。十和田市に新たな息吹を吹き込むこのプロジェクトの実現に向け、皆様の温かいご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

十和田市では、地域の特色を活かした農産物や加工品などの食品をはじめ、市内での宿泊や体験型商品のほか、バラエティ豊かなお礼品をご用意しております。地域ならではの魅力あふれる特産品をぜひご堪能いただき、地域の応援につながる取組をぜひご支援ください。