十和田市は東北有数の農業地帯であり、主力の米をはじめ、日本一の生産量を誇る「にんにく」、香り豊かな「長いも」、甘みの強い「ねぎ」、風味と食感に優れた「ごぼう」など、多彩な特産品が生産されています。
これらの農産物は市民の暮らしを支える基幹産業であると同時に、全国の食卓にも豊かな味わいを届けてきました。
しかし近年、農業者の減少や高齢化が進み、深刻な人手不足に直面しています。
このままでは地域農業の持続性が危ぶまれ、地域の活気や食文化の継承にも影響が及ぶ可能性があります。
この課題を乗り越えるためには、ICTやロボット技術を活用したスマート農業への転換が不可欠です。
スマート農業は農作業の効率化・省力化を可能にしますが、導入には高額な費用がかかり、農業者にとって大きな負担となっています。
そこで本市では令和3年度より、担い手農家へのスマート農業導入支援を開始しました。
全国の皆さまからの温かいご支援を通じて、この取り組みをさらに加速させたいと考えています。

本プロジェクトでは、農家の皆さんの導入意向が高く、実用性にも優れた「農業用ドローン」と「自動操舵システム」の導入を支援します。
農業用ドローンは、肥料や農薬の効率的な散布に加え、畑や田んぼの面積測定、栽培管理システムとの連携による作物の生育状況の見える化など、農作業の効率化と省力化を実現します。
自動操舵システムは、衛星情報をもとに田植え機やトラクターのハンドルを自動制御し、設定した経路を正確に走行できます。
稲の耕起や田植え、長いも・ごぼう栽培の溝掘り、にんにく・ねぎの畝立てなどに活用され、農業経験が浅い方でも精度の高い作業が可能となり、担い手の育成にもつながります。
これらの技術導入を通じて、地域農業の未来を守る大きな一歩を踏み出します。

十和田市は農業を基幹産業として発展してきました。
農業の持続可能性を確保することは、地域経済やコミュニティの維持に直結するだけでなく、全国に食を届けるという重要な使命でもあります。
しかし、農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、スマート農業の導入支援についても農業者からの要望が多い一方で、市の財政状況では十分に応えることが難しいのが現状です。
そこで本プロジェクトでは、皆さまからのご協力をいただきながら、担い手農家へのスマート農業の普及率を5%向上させるとともに、本市の農業算出額を300億円以上に増加させることを目標に掲げています。
農作業の省力化と生産性の向上を実現し、地域農業の未来を守るとともに、十和田市が誇る特産品を持続的に全国へ届けることを目指します。

いただいた寄付金は、令和8年度に実施予定のスマート農業機器導入支援に活用させていただきます。
目標金額に達しない場合や超過した場合も、地域農業の持続可能性向上のために大切に活用いたします。

十和田市の特産品は、農産物だけでなく、豚肉や牛肉、その加工品、全国的な知名度を誇る「十和田バラ焼き」、奥入瀬川の伏流水を使用した地酒など、豊かな食文化に彩られています。
また、国立公園であり特別名勝及び天然記念物に指定された「十和田湖および奥入瀬渓流」、そして「十和田市現代美術館」を中心とした「アートのまち」など、雄大な自然と現代アートが調和する魅力的なまちです。
このプロジェクトを通じて十和田市の特産品や魅力を知っていただき、ぜひ一度十和田市へお越しください。

十和田市が誇る特産品を厳選してご用意しました。
主要な産米「まっしぐら」、国産にんにくの最高品種「福地ホワイト六片種」を熟成・加工した黒にんにく、そして本市のソウルフード「十和田バラ焼き」など、自然豊かな環境で丁寧に育てられた品々をお届けします。
品質の高さと豊かな風味を兼ね備えたこれらの特産品を通じて、新たな食の魅力を感じていただければ幸いです。 地域を応援する一歩として、ぜひご支援をお願いいたします。