山梨県では、障害のある方の生活を豊かにするとともに、障害への理解促進による共生社会を実現するため、文化芸術活動の推進に取り組んでいます。障害の有無や種別にかかわらず、お互いの違いを認め合い、障害のある人とない人がともに楽しんで参加できるイベントとして目をつけたのが「ファッションショー」です。多くの方にご覧いただくため、夏休み期間中の土日に県内大型ショッピングモールにて開催しており、今年(2025年)で4回目の開催になります。前回(2024年)は「やまなしユニバーサルフェス2024」と題し、これまでのファッションショーに加え、障害のある方とない方によるコラボダンスや、手話言語を楽しく学べるお笑いステージ等を実施しました。今年のイベントでも、ファッションショーをベースにしながら、障害のある方とない方が共演するパフォーマンスや、手話言語を身近なものとして感じながら楽しく学べる普及啓発のイベントを実施する予定です。

【日時】2025年8月30日(土)13:00～15:00
【会場】県内の大型ショッピングモール内広場

【第1部】障害のあるモデルらによるファッションショー
・県内各地から応募して集まった15名程度の障害者モデルが事前にウォーキングレッスンを受講し、その成果を披露。
・当日はショッピングモール内の店舗の衣装を身につけるとともに、ヘアメイクによるトータルコーディネートを実施。
・世界で活躍するゲストモデル等にも協力をいただき、ランウェイまでのウォーキングをサポート。
【第2部】障害のある方とない方によるパフォーマンス
・障害のある方とない方が共演するパフォーマンスを実施。
(2024年は障害者ダンスグループと県内大学ダンス部とのコラボパフォーマンスを実施しました。2025年の内容は検討中です)
【第3部】手話言語の啓発イベント
・手話言語を楽しく学べる来場者参加型イベントを展開。
(2024年はお笑いステージ、落語、手話クイズを実施しました。2025年の内容は検討中です)

イベントでの自己表現をきっかけに、障害のある方の社会参加を促進させることを目的の一つとしています。衣装やヘアメイクにより着飾りながらランウェイを歩く姿を多くの人に注目してもらうことで、出演者本人をはじめ、その家族や支援者、さらにその姿を見た別の障害のある方々が、自身の個性に自信を持つきっかけになると考えます。また、多くの来場者にとって、ランウェイで輝く姿を見ることで障害に対する認識や距離感が変わり、お互いの違いや個性を認め合うことにより、相互理解の促進につながります。本イベントをとおして、障害の有無等に関わらず、すべての人が分け隔てなく暮らしていくことができる社会(=共生社会)の実現に努めてまいります。

ご支援いただきました寄付につきましては、2025年に開催するイベントの経費(衣装代、ヘアメイク代、ランウェイ設営費等)に充当させていただきます。このようなイベントを継続的に開催していくためには、皆様からのご支援が必要となります。

この度は本事業に興味を持っていただき誠にありがとうございます。このイベントは、決して障害者のためだけのイベントではありません。参加した方全員がお互いを認め合えるような社会を作っていくためには、障害の有無だけでなく、性別、年齢、住んでいる地域等に関係なく、幅広い層の方々からのご理解とご支援が不可欠です。共生社会の実現の一助として、県内外から多くの皆様のご支援をお待ちしております。よろしくお願い申し上げます。