護摩堂山は、田上町民にとってシンボリックな存在であり、多くの町民が幼いころから慣れ親しんだ里山です。標高274メートルと低山のため、比較的軽装で登れることから、近隣市町村にお住まいの方からも親しまれています。特に山頂付近の「あじさい園」には3万株のあじさいが6月下旬から7月上旬に咲き誇り、首都圏でも報道されるなど近年、注目度が高まっています。こうした中、町ではあじさい園の整備や登山道の階段整備などを行い、登山者の方が安全に登れ、頂上であじさいを楽しむことができる環境づくりに努めています。また、トイレは登山口と登山道中腹7合目付近、そして山頂付近にあります。登山口、中腹の各トイレについては洋式化するなど改善を図ってきました。頂上は水源がないため汲み取り式ですが、環境の改善を図るべく腰掛のトイレに改修しトイレ内部の照明の設置、内部の塗装などを予定しています。これにより、山頂トイレの改善を通じ里山である護摩堂山のトイレ環境の改善を図ります。
上記の取組みを通じ、護摩堂山の自然を守りながら、多くの方から里山の魅力に触れて頂けるよう環境整備を行って行きます。

町では、これまで登山道の修繕や、中腹トイレの整備など護摩堂山の環境整備を行ってきました。しかし、里山に触れてみたい、リラックスした時間を過ごしたいという方にとって決して快適ではない環境があります。そこで、今回は1.あじさい園の整備、2.登山口付近の整備、3.トイレ環境の整備　等を行い、護摩堂山を訪れる方がより利用しやすい環境を整備します。
護摩堂山の魅力の一つである、山頂の「あじさい園」整備については、昭和50年代から植樹をはじめています。今後とも引き続き多くの方からあじさいの花を楽しんで頂くため、継続的なあじさい園の維持・整備のため、新たな株の植樹を行います。また、登山口付近の整備として登山口入口の案内表示について、利用者に認識しやすいよう整備を進めます。その他、山頂にあるトイレについては、昭和58年に建設し、今回、竣工以来、はじめての大規模整備を行います。あじさい園の整備、トイレ環境の整備などを通じて町のイメージの向上に繋がればと考えております。
各施設等の整備などを通じ、里山である護摩堂山に訪れる皆さまが利用しやすい環境になるよう整備を行います。

田上町民にとってシンボリックな存在であり、田上町外の方からも親しまれている護摩堂山の整備を行う事によって、より多く方から護摩堂山に訪れていただき、護摩堂山の魅力に触れていただくことで、自然と人が共生するまちの魅力を子どもたちをはじめ、次世代につなげていきたいと考えています。
また、近年、里山整備の重要性が多方面でうたわれています。護摩堂山を通して里山の魅力に触れてもらい、里山への興味・関心を持つきっかけに繋がればと考えています。

護摩堂山「山頂あじさい園」の整備をはじめ護摩堂山のトイレ整備など、登山者の方にとって登山しやすい環境整備。
1.山頂あじさい園の整備
・あじさいの植樹　　・あじさい園の整備　など
2.「山頂トイレ」の修繕
男子トイレ1カ所、女子トイレ2カ所の
・便器を和式から洋式に切り替え　　・現在の天井・内壁・床のそれぞれの塗り替え
・照明の設置　　
3.登山口付近の整備
・登山口ゲートの案内表示の整備　など

田上町の面積の約1/3は山林です。里山の重要性が見直されている昨今、今回の護摩堂山の環境整備を通じて、より多くの方から護摩堂山にお越しいただき、護摩堂山で自然と触れて、里山に触れる機会が今よりも増えればと考えています。その結果、護摩堂山をはじめとした里山がさらに身近なものになり、里山への興味・関心を持っていただき、自然と人が共生する豊かな里山の姿を田上町の護摩堂山から実現する事ができれば幸いです。
皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。