
- 現在の寄付合計
- 1,000円
- 目標金額
- 1,300,000円
- 支援者合計
- 1人
- 受付終了日
- 2026/03/31
事業詳細
実施理由/背景
望まれない猫の繁殖・飼い主のいない猫による被害をなくすために

静岡県函南町では、かつて町内にいたという、人間の言葉を話す不思議な猫の民間伝承をもとに、毎年夏に「猫おどり」を開催し、町おこしをしています。猫に扮する参加者で賑わう一方、実際の猫に目を向けると、飼い主のいない猫に関する様々な相談が寄せられています。適正管理がされない飼い主のいない猫たちは、飼い猫に比べて、病気や事故に遭うリスクが高く、困難で短い一生を過ごします。また、畑や家屋を荒らすなど、地域のトラブルの原因となってしまうこともあります。町では動物愛護・飼い主のいない猫による環境被害を減らす観点から、平成25年度より、飼い主のいない猫への不妊去勢手術費用を負担する事業を開始し、累計622頭の猫に不妊去勢手術を施してきました(令和6年度末時点)。また、地域住民・動物ボランティア・自治体が協働して、地域猫活動の推進に取り組んでいます。
飼い主のいない猫の繁殖抑制を進め、人も猫もしあわせに暮らせる町を目指して、このたびクラウドファンディングを実施することとなりました。皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
プロジェクト内容説明
飼い主のいない猫を「生かしながら減らす」

猫はネズミを捕ることから穀物を守る有益な存在として、古くから人間との共存関係を築いてきました。現在野良猫として生息している飼い主のいない猫の多くは、元々人間からはぐれた猫か、捨てられた猫から増えたものです。猫の繁殖能力は非常に高く、生まれた翌年には確実に繁殖できるようになり、環境省によると、1頭のメス猫が1年で20頭出産する可能性があると言われています。飼い主のいない猫が増えると、ふん尿被害や畑・家屋を荒らすことにより地域の環境悪化を招くだけでなく、生まれても満足に成長できず、子猫のまま命を落とす個体も増えることとなります。猫は自分で繁殖をコントロールすることはできません。そこで町では、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用を負担する事業を実施しています。事業を開始した平成25年度から、予算や委託動物病院を増やし、様々なご要望に対応できるよう進めています。今後も、1頭でも多く繁殖抑制を行い、動物愛護・地域の環境保全を実現するために、いただいた寄附は不妊去勢手術費用に充てさせていただきます。
少しずつ成果が表れています

町には、「近所の人が飼い主のいない猫に餌やりをしてふん尿被害に困っている」「飼い主のいない猫が子猫を産んでしまった」という相談が多く寄せられています。「駆除をしてほしい」「人間の都合で勝手に手術されてかわいそうだ」という声もあります。しかし、飼い主のいない猫が増えた原因は、人間による遺棄や無責任な餌やりにあります。飼い主のいない猫の問題は、人間の問題でもあるのです。
飼い主のいない猫の寿命は飼い猫に比べて半分以下と言われています。満足に世話をされず短い一生を終える猫を減らすためには、手術による繁殖制限が重要です。
町では、飼い主のいない猫への適切な接し方や不妊去勢手術費用の負担について周知し、地域にある問題に目を向けていただき、動物愛護・環境保全の向上を図ってきました。対策をした地域では、「子猫が産まれることがなくなった」という声をいただきます。成果が表れるのは少しずつですが、引き続き人間も猫も暮らしやすい町づくりに取り組んでいきます。
目指すところ
「飼い主のいない猫」を「地域猫」として温かく見守る社会を実現したい

飼い主のいない猫への不妊去勢手術費用の負担は、TNRm活動の一環として実施しています。TNRmは、地域住民・動物ボランティア・自治体が協働して、「Trap(飼い主のいない猫を捕獲する)」「Neuter(不妊去勢手術を受けさせる)」「Return(元居た場所に戻す)」「management(ルールを決めて猫の生息状況や周辺環境の管理をする)」を行う活動のことです。TNRm活動を実践していくことで、飼い主のいない猫の頭数管理やふん尿被害軽減など、猫にとっても人にとっても良い効果が期待できます。
町でも、飼い主のいない猫を、地域を荒らして疎ましがられる存在から、地域で温かく見守られる「地域猫」に変えていくために、手術費用の負担だけでなく、飼い主のいない猫への接し方の周知・地域で管理していくためのサポートに尽力していきます。
寄付の使い道

頂いた寄附は、飼い主のいない猫への不妊去勢手術費用として活用させていただきます。不妊去勢手術は、町が委託している動物病院で、オスは1頭あたり5,000円~10,000円、メスは1頭あたり10,000円~15,000円の費用がかかります(病院により委託費用が異なります)。
寄附金額が、目標金額を達成しなかった場合も、上記費用に充てさせていただきます。また、事業金額を超過した場合は、超過額を町の環境保全事業の費用として、大切に使わせていただきます。
自治体からのメッセージ
寄附者の皆様へ

函南町は、快適な生活環境の保全と動物愛護の観点から、飼い主のいない猫対策を進め、人と猫が共生していけるまちづくりを目指しています。人と動物の関わりの中で、不幸な猫を1頭でも減らすため、多くの方々から、このプロジェクトへの賛同とご支援をお願いいたします。皆様にとって、このプロジェクトが、飼い主のいない猫や、猫達が住む環境に目を向ける機会になりましたら幸いです。
現在の取り組みと今後の展開
事業スケジュール
令和7年10月~令和8年3月 寄附募集期間
寄附の募集期間は令和8年3月31日までとします。いただいた寄附は原則として令和7年度の飼い主のいない猫への不妊去勢手術費用として使用いたします。
注意事項
- 【寄付に関する注意事項】
- 目標金額に到達しなかった場合の寄付金の返還はございません。
- 目標金額に到達しなかった場合、お預かりした寄付金は自治体内で使い道を検討し、自治体が取り組む各種の事業に活用させていただきます。
- 目標金額を超過した寄付金の取扱いについては、各自治体の判断となります。
- また、クラウドファンディングの目標金額到達前に、自治体またはさとふるの判断により、寄付の受付を停止する場合があります。あらかじめご了承ください。
- お礼品をお受け取りいただける金額以上の寄付であり、且つ、お受け取り辞退のご希望がない場合は、目標金額到達の如何を問わずお礼品をお受け取りいただけます。
- サイト上で表示される寄付金額の数値は、入金が確認できた寄付金の合計となりますため、即時反映されるものではないことをご了承ください。
- 受付終了後に入金が確認できたものについては、受付終了後に数字を更新いたします。