野良猫が自分の家の庭でフンや尿をする、ごみ集積所を荒らすなど、野良猫に対する市民の皆さんからの苦情は絶えることがありません。長野県保健所管内の中でも飯田保健所管内は猫の殺処分頭数が多い地域であり、小さな命が人の生活環境を守る理由で消えていっています。野良猫問題は猫を排除することが解決への道ではなく、過剰繁殖しないように不妊去勢手術をし、適正な餌やりやトイレの管理をすることで迷惑とされていた現象をなくすことができます。しかしながら、こういった情報はまだ市民の皆さんには十分に伝わっていないのが現実です。啓発・広報により適正な猫の飼育を市民の皆さんに知っていただくこと、そして、行動に移していただく方を増やしていくために、飯田市では令和4年9月からクラウドファンディングを実施し対策のための財源としています。令和4年11月から始めている野良猫に対する不妊去勢手術費補助金は、2月までに約170匹分の申請があり、いただいた寄付金を充てさせていただいています。令和5年も引き続きクラウドファンディングを行い、猫の殺処分をゼロにできるよう取組を進めていきます。

1　地域ネコ活動(TNR)への支援、促進策
・不妊去勢手術費用補助(野良猫又は野良猫を飼い猫にする場合)　1頭6,000円
・トラップ(捕獲機)貸与
・猫用トイレ設備購入補助

2　多頭飼育対策
・手術費用補助　1頭6,000円

3　ボランティア等団体支援
・1に加え、活動費用補助　年30,000円(チラシ作成、講師への謝礼等)

4　地域ネコ(TNR)活動の紹介と取組の呼びかけ
・チラシ作成、配布など

当地域は、長野県内保健所管内で猫の殺処分数が最も多い地域となっています。

殺処分「0」をめざしてプロジェクトを進めます。

野良猫への不妊去勢手術に対する補助金、貸与用捕獲機の購入、猫用屋外トイレ購入に対する補助金、地域への啓発活動

当市では野良猫のフン尿に起因する苦情が多数寄せられ、対応に苦慮しています。また、保健所にて殺処分される猫についても、いたたまれない気持ちになります。被害をすぐに食い止めることは難しいところですが、猫の不妊去勢手術や地域猫活動を通じて問題解決を図ることが不可欠と考えています。

1人でも多くの方のご理解とご協力が必要と考えプロジェクトを立ち上げました。地道な活動となりますが、ご支援をお願いします。