薬草"大和当帰"を使った薬やお茶やお菓子が好評です/奈良県高取町【ふるさと納税・自治体事典】

推古天皇が薬狩りに来た地として「日本書紀」にも記述されるまち、「高取町」。薬の資料館が整備されたり、薬草"大和当帰(やまととうき)"を使った入浴剤やお茶、調味料、和洋菓子の新商品が開発されたりといったPRが功を奏し、由緒ある"薬のまち"としての認知度が高まっています。ここでは、そんな高取町をご紹介します。

高取町の概要

高取町は奈良県のほぼ中央、飛鳥地方に位置し、古墳時代から飛鳥時代の遺跡が多く残るなど、日本の歴史のふるさとであり、今来人(いまきびと/※古代の渡来人)たちが大陸からもたらした新しい文化の栄えたところでした。

また、中世から近世にかけては日本三大山城のひとつ、高取城が築かれました。現在は緑に覆われ石垣を留めるのみの姿ながら往時の栄華が感じられます。

歴史と自然が程よく溶け合い、いつも人の温もりがあり、新しい時代が訪れても、静かに歴史を語り続けるまちとして現在に至っています。

●人口:6773人(2019年4月30日現在)
●町の花:ツツジ
●町の木:カエデ

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:高取町の名産品・特産品

◆奈良の古代瓦月餅 『ならの華』(花水土香) 月餅4個入りギフト

奈良生まれの古代瓦をモチーフにした、型から手彫り(自作)な逸品。
風味豊かな月餅4種の詰め合わせ。

奈良県がはじまりの地とされる寺社や宮の瓦葺き。その古代の瓦をモチーフに「型」から手彫り(自作)し、出土した姿そのままに月餅に仕上げました。
餡には、奈良時代には知られていた食材を厳選。食べて美味しい、見て楽しい遊び心満載の月餅となっております。

古くて新しい『ならの華』
風味豊かな古代瓦月餅を奈良からお届けします。

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奈良の古代瓦月餅 『ならの華』(花水土香) 月餅4個入りギフト

◆手作り生こうじ 300g×7袋 セット

丁寧に発酵させた生こうじ、今話題の甘酒や塩こうじ、味噌を自分でつくって発酵ライフを楽しめます。

健康的な生活を支えてくれると注目の発酵食品。日本でとくに重要な働きをしてきたのが「こうじ菌」で、長い年月をかけて日本人が選別、育成してきた菌で「国菌」と言われます。

「こうじ菌」は日本酒、甘酒、味噌、しょうゆ、みりん、米酢、漬物などに利用されてきた、いわば和食の元です。

そんな「こうじ菌」と会話しながら大切に育て、生こうじに仕上げています。乾燥こうじではなく「生こうじ」にこだわるのは、少しでもこうじ菌の元気を失いたくないからです。

つくり方の説明書を同封していますので、塩こうじ、甘酒、味噌づくりに挑戦して、豊かで健康な発酵ライフを楽しんでください。

■生産者の声
弊社は発酵食品によって人々の健康に役立つものを提供したいとの思いから、長年しょうゆ、乳酸菌飲料を製造してきました。

昔は各家庭で味噌を造るのが盛んでした。しょうゆ製造の際の麹づくりの技術を生かして、戦前より米こうじを製造し提供してきました。こうじ菌は生き物です。こうじ菌に真摯に向き合いながら世話をすることで、こうじ菌は増殖をしていき、健康な米こうじが出来上がります。

健康なこうじを用いれば健康な発酵食品が生まれます。手づくりにこだわるのはそのためです。

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手作り生こうじ 300g×7袋 セット

◆ミルクのお酒 乳華300ml 5本セット

このお礼品は、特許技術により、ミルクを酵母醗酵させて生まれた珍しいお酒です。

ミルクを原料にした乳酒は「ケフィア」「クミス」などと呼ばれ、中央アジアのシルクロードの人々に飲まれてきました。

万葉の昔、飛鳥、奈良に都があった頃には大陸と文化、技術、人々の交流があり、ミルクも伝えられていました。

高取町にも渡来した人々の住居跡が発見されています。歴史的にも大陸とつながりのあった高取町で、特許技術により生み出されたのが本品、「乳華」です。

「乳華」は、マイルドでソフトな口当たりで、酵母が多く含まれています。またカルシウムや必須アミノ酸も含んでいます。

どうぞ冷たくしてお飲みください。また、少量のソーダを加えると軽い発泡酒のような口当たりも楽しめます。

■生産者の声
高取町は「くすりの町」として有名です。弊社「乳華」は、発酵食品によって人々の健康に役立つものを提供したいとの思いから、長年しょうゆ、乳酸菌飲料などを製造してきました。

シルクロードとゆかりのある高取町で、シルクロードのお酒である乳酒を現代の日本人の口に合うようアレンジして醸造しています。
これまで日本にはなかった珍しいお酒です。壮大な歴史のロマンを感じながら、杯を傾け楽しんでいただけたら幸いです。

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ミルクのお酒 乳華300ml 5本セット

木製身長計〔桧〕/壁掛け身長計

お子様の誕生と成長の喜びをカタチにしていつまでも遺すことができます。

天然木ですので、インテリアとしてリビング等に置いてもお部屋の雰囲気を損なわず、印を刻み込むことも可能です。

「桧」は優れた性質を持つ高品質な木材で、特有の芳香と滑らかさが特徴です。

■生産者の声
出産祝い・お孫様へのプレゼントとしてもご好評頂いております。

180cmまで目盛りが入っていますので、ご家族で背比べするのも楽しい思い出となることでしょう。天然木の香り・経年変化を楽しみながら、末永くお使い頂きたいお品です。

高取町の特産品

◆入浴剤「大和当帰の湯」

高取町は、飛鳥時代に女帝・推古天皇が薬狩り(※薬猟/くすりがり。薬草摘みや、薬効のある鹿の角を狩る古代の宮廷行事)をした地として『日本書紀』に記述があるほど、古くから「薬の町」として栄えた地です。

2012年には、薬草栽培を推進する「奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト」を立ち上げ、薬草を加工・販売する6次産業化に着手しています。

この「大和当帰(やまととうき)の湯」は、漢方薬の原料となる薬草「大和当帰」の"葉"のエキスを香料として使用した薬用入浴剤。高取町が新潟市の入浴剤メーカーと共同開発したもので、昭和レトロなパッケージがお洒落です。

使用されている「大和当帰」は、かつてこの地に自生していたものを、まちの名産として栽培を拡大させたもの。現在では「大和当帰」を使ったさまざまな商品が生み出されていますが、主に婦人薬として使用されることが多いそうです。

ただし、漢方薬の材料として使用されていたのは"根"でした。そこで、これまで使われなかった"葉"を活用しようということで開発されたのがこの入浴剤で、冷え性や肩こり、神経痛などに効果があるとされ、女性人気が高まっています。

他にも、"葉"の部分を天ぷらやお茶、調味料、和洋菓子に使用した商品が開発されています。

高取町の観光資源

◆高取城

「日本三大山城」のひとつに数えられる名城。南北朝時代、吉野方に味方した越智氏によって高取山(583.9m)山頂に築かれた山城で、安土・桃山時代に豊臣秀長の家臣である本多氏によって拡充されました。

麓の城下町と本丸までの高低差が約400mもあり、城内は約1万平方メートルで周囲は約3Km。城郭は約6万平方メートルで周囲は約30Kmという広大なもの。山城としては日本一の規模と言われています。

1615年の「一国一城令」によって多くの城が壊される中、重要な山城が例外的に破却をまぬがれましたが、「高取城」もそのひとつとなりました。

現在、建物はほとんど残っていませんが、石垣や石塁はたくさん残されており、城の構造をうかがい知る手がかりとなっています。

国の史跡に指定され、財団法人日本城郭協会による「日本100名城」にも認定されています。

◎猿石
高取城跡二ノ門外、城下町に下る大手筋と岡口門の分岐点には、猿のような外見の「猿石」があります。

飛鳥時代の7世紀頃の制作と推定されるもので、実はもともと、欽明天皇陵(梅山古墳)周辺から別の4体の猿石とともに発掘されたものです。

それが高取城築城の際、石垣材として1体だけ飛鳥から運ばれ、その途中でここに置かれたと言われ、現在は明日香村の吉備姫王(きびのひめみこ)の墓にあるその4体と同類のものになります。

なぜ、ここに置かれたのかは謎ですが、郭内と城内の境目を示す「結界石」としたという説があります。

◆壷阪山南法華寺

西国三十三所観音霊場の第六番札所であり、通称・壷阪寺(つぼさかでら)として知られるお寺が壷阪山南法華寺(つぼさかやまみなみほっけじ)。
奈良時代の創建と伝えられる町内屈指の古刹であり、眼病に霊験あらたかな目の観音様として全国各地から参拝者が訪れます。三重塔と礼堂は、国の「重要文化財」に指定されています。

ここで知られているのは、1983年に開眼された、背丈20m、重量1200tにもなる世界最大級の観音立像でしょう。

インドでのハンセン病救済事業への尽力に対する返礼としてインドから贈られたもので、日本とインドの石工たち延べ8万人が4年7ヵ月の歳月をかけて彫り上げました。インド政府と南法華寺の友情の深さを示すシンボルとなっています。

◆くすり資料館

"くすりのまち"高取の歴史がわかる資料館として2006年4月にオープンしたのが「くすり資料館」です。
まちの特産品などを販売している観光案内所「夢創舘」の裏手にある土蔵を改修してつくられました。

昭和レトロなデザインがお洒落な昔の薬のパッケージや薬の歴史がわかる年表、昔使われていた看板、製薬の際に使う計りなどが展示してある他、館内では薬を包む手作業の体験もできます。

あとがき

「南法華寺」は四季折々の花の景色が見られる寺としてもよく知られ、春は桜が、そのあとは4000株以上のやまぶきが咲き誇り、夏にはラベンダーが、そして秋には境内も周辺の山々も見事に紅葉が色づき、壮観です。そんな高取町を、ぜひ訪れてみてください。

高取町紹介ページ

高取町のお礼品一覧

※2024年8月14日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。

※参考・参照元
・高取町公式 ホームページ(http://www.town.takatori.nara.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店