旬の味覚も豊富な"山陰の大阪"/鳥取県米子市【ふるさと納税・自治体事典】

江戸時代の初期から商業都市として発展し、米子を中心とする"米子都市圏"の文字どおり拠点として栄える「米子市(よなごし)」。江戸時代には城下町として繁栄し、その城下町に住む商人によって「商都米子」の礎が築かれました。その発展ぶりから「山陰の大阪」と呼ばれることもあるそうです。
同時に、松葉ガニなど魚介類、山菜、白ねぎ、そして和牛など、山陰地方ならではの四季折々の味覚も私たちを惹きつけてやみません。ここでは、そんな米子市についてご紹介します。

鳥取県米子市の概要

鳥取県の西側、山陰のほぼ中央に位置する米子市。
東には「伯耆(ほうき)富士」とも呼ばれる国立公園大山(だいせん)、北に日本海、そして西には汽水湖(きすいこ)として日本で2番目の大きさを誇り、ラムサール条約にも登録されている中海(なかうみ)という、豊かな自然に囲まれています。

また、紀元前からの歴史を持ち、弥生時代の大規模集落跡や古墳時代の遺跡も数多く発見されている他、その頃から遠く大陸との交流があったとされています。

現在では高速道路や鉄道、さらには空路・海路の要衝として「山陰の玄関口」の顔も持っています。

さらに、日本のトライアスロン発祥の地でもある皆生(かいけ)温泉や、旧加茂川と土蔵の町並みなどの観光地もあります。

人口: 14万8699人(2017年7月1日現在)
市の花:ツツジ
市の鳥:コハクチョウ

さとふるから申込めるお礼品はコレ!米子市の名産品・特産品

◆鳥取和牛オレイン55ステーキセット

和牛の中でも鳥取系と呼ばれる系統は、オリーブオイルの主成分でもあるオレイン酸が豊富。それがやわらかさ、おいしさ、口どけの良さに通じています。

そんな「鳥取和牛」の中から、オレイン酸を55%以上含む肉だけを鳥取県がブランド化。「鳥取和牛オレイン55」と名前を付けました。

このお礼品は、そんな「鳥取和牛オレイン55」のロース肉をステーキ用にカットしたセット。贅沢なひとときをご堪能ください。

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鳥取和牛オレイン55ステーキセット


◆鳥取県産「あきづき梨」5㎏

「あきづき梨」は、果肉がやわらかくジューシーで、二十世紀梨を思わせるほど果汁が多い品種。

酸味が少なめでシャリシャリとした食感です。糖度も高く、甘みが強く感じられる赤梨です。
梨の名産地で育った、ギフトにもお勧めのおいしい梨をどうぞ!

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鳥取県産「あきづき梨」5㎏

◆鳥取県産きぬむすめ(2018年産)

このお礼品は、鳥取県産きぬむすめ(2018年産)。

粒ぞろいで、白さと美しい光沢があり、のどごしさわやかな甘い香りのおいしいお米です。ぜひご賞味ください。
2018年産米を収穫後の、10月中旬以降の発送となります。

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鳥取県産きぬむすめ(2018年産)

◆お菓子の壽城(ことぶきじょう)「KAnoZA」

このお礼品は、山陰の素材を使用した洋菓子セット。

「抹茶フォンデュ」は、さくっとしたタルトに、とろりとしたブリュレと抹茶クリームの食感、抹茶の香り。

「フロマージュフォンデュ」は、陶器に見立てた器型のタルト生地の中はとろける食感のクリームチーズ・カスタードクリームを合わせました。

「出西生姜のコンフィチュール」は、ケーキをはじめさまざまな素材に相性ぴったり。

「焼きチョコクッキー」はしっとりと焼き上げた1口サイズです。

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お菓子の壽城「KAnoZA」

◆のどぐろ・ハタハタ一夜干し詰合せ

白身の高級魚のどぐろと山陰を代表する魚ハタハタの一夜干し詰合せ。

脂がのり、白身のおいしい高級魚のどぐろと、山陰を代表する魚ハタハタ一夜干の詰合せです。ハタハタは、白身の脂がのったおいしい魚です。

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のどぐろ・ハタハタ一夜干し詰合せ

◆鳥取発!こだわりの生ハンバーグ

鳥取県産の東伯牛(とうはくぎゅう)・東伯豚に砂丘長いもを配合した贅沢なハンバーグを作りました。

ナイフを入れると溢れる肉汁、ほろほろと口の中に広がる旨み。肉のおいしさが際立つ、こだわりの生ハンバーグです。

ソース煮込みやフライパン調理でおいしくお召し上がりください。便利な個包装です。

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鳥取発!こだわりの生ハンバーグ

米子市の特産品

◆弓浜絣

弓浜絣(ゆみはまがすり)は倉吉絣、広瀬絣とともに山陰の三絵絣のひとつとされ、鳥取県の米子市や境港市(さかいみなとし)でつくられている絣のこと。単に浜絣とも呼ばれます。

17世紀の後半頃から織られ始めた弓浜絣は、深い藍色の地に美しい白抜きの絣柄が映える織物で、何世代にもわたって受け継がれてきました。

農民たちが、自分たちが着るためにつくり始めた衣料のため、生活に関連を持つ柄が表現されており、素朴でざっくりした風合いが特徴です。

1975年に国の「伝統工芸品」に、1978年には「県指定無形文化財」に指定されました。

◆淀江傘

江戸時代から作られている「淀江傘(よどえがさ)」。その起源は、文政4年(1821年)に倉吉から淀江に来た倉吉屋周蔵が傘屋を開いたところからと言われています。

大正時代になると製造業者も増え、年間生産量は17万本、西日本一帯に出荷していました。やがて関東、東北へも広がっていきます。戦後の傘不足のときには、年間生産量が50万本に達していました。
しかし、その後、洋傘が普及したことにより、昭和26年から27年をピークに業者が減っていき、現在は「淀江傘伝承者の会」により伝えられているそうです。

手間と時間をかけてつくられる「淀江傘(よどえがさ)」は、山陰地方の激しい雨や風、豪雪に耐えられる強度が必要なため、とても頑丈につくられています。
また、丈夫なだけではなく、独自の技術で色とりどりの美しい糸飾りが施されており、その技術は「米子市無形文化財」に指定されています。

これらの技術と見た目の美しさは近年見直され、インテリアとしても注目されています。

◆白ねぎ

鳥取県における白ねぎの栽培は、昭和4年頃、県西部の弓ヶ浜で始まったと言われています。現在は県下全域で栽培されていますが、中心は米子市から境港市にかけての弓ヶ浜です。

鳥取県産の白ねぎの特徴は、15種類ほどの品種を使い分けて栽培している周年栽培であり、1年を通しておいしい白ねぎを食べることができます。

また、もともと生産されていたのは「地ねぎ」という「青ねぎ」でした。明治の中頃からさまざまな品種の交配が始まり、昭和6年に山口県から導入した品種に改良を重ねてつくられた「伯州一本太葱(はくしゅういっぽんふとねぎ)」が、有名な「鳥取白ねぎ」の元になりました。

ちなみに、米子市のイメージキャラクター「ヨネギーズ」は、白ねぎをモチーフにしています。

◆松葉ガニ

山陰地方では、ズワイガニの中でも成長した雄のことを、とくに「松葉ガニ」と呼びます。

栄誉豊富な日本海育ちの松葉ガは脚にぎっしりと身が詰まり、歯ごたえもしっかり。新鮮なものなら刺身で、もしくは茹でても焼いても食べ応え抜群で、芳醇な甘みととろりとした食感は、まさしく食べだしたら止まりません。

米子市は、すぐ隣(北)にある境港とともに松葉ガニにおいては屈指の水揚げ量を誇り、11月上旬から3月のカニ漁が行われる頃、大いに活気づきます。

また、「鳥取県松葉がにPR推進協議会」では、11月の第4土曜日を「松葉がにの日」と制定し、産地の漁港でイベントも開催しています。

米子市の観光資源

◆加茂川・中海遊覧

白壁土蔵前にある天神橋付近を出発し、旧加茂川を下りながら下町の古い家並みを眺め、中海へと向かう遊覧コース。

中海へ出たら一気に視界が開け、風に吹かれながらの爽快なクルーズに。水平線を眺めながら湊山公園、米子城跡、米子市街を遠望し、深浦橋(ふかうらばし)をくぐって新加茂川、彫刻ロードへと至る、往復約40分のコースです。

運行は10時と14時の1日2便。4月~10月末まで連日就航しています(ただし雨天欠航)。

◆皆生温泉

「皆生温泉(かいけおんせん)」は、明治時代に地元の漁師が海中に湧いている湯を発見し「泡の湯」と名付けたのが始まりと言われています。

大正時代に開発が進められ、昭和に入って現在のような山陰最大級と言われる大きな温泉地となりました。
現在は年間約40万人程度が利用しており、「米子の奥座敷」「山陰の熱海」とも呼ばれています。

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、毎分4456.5リットルの豊富な湧出量を誇ります。源泉数は19ヵ所。源泉温度は63~83℃と高温です。

また、皆生温泉は白砂の美しい弓ヶ浜沿いにあるため、国内でも珍しい"温泉と海水浴を同時に楽しめるリゾート地"。旅館を一歩出ると、そこにはマリンブルーの大海原が広がり、夏には大勢の海水浴客でにぎわいます。

ちなみに、日本のトライアスロンもこの地が発祥であることはよく知られています。
2000年のシドニー五輪では正式種目に採用されましたが、さかのぼること19年。1981年に、この地で最初に産声を上げました。

以来、毎年7月に「全日本トライアスロン皆生大会」が開催されるなど、全国のトライアスリートには"トライアスロンの聖地"として知られています。

◆コスモス街道

9月下旬から10月にかけて、淀江町宇田川地区では、名水「天の真名井(てんのまない)」へ続く沿道などに、たくさんのコスモスが花を咲かせているのを見ることができます。

これは淀江公民館宇田川分館で行っている「コスモス街道づくり」の取組みによって咲いたコスモスたちで、地域の人びとが種まきや草取りなどの世話もされています。

ピンクや赤、白のコスモスが可憐な花を咲かせて秋の風に揺れている様はなんとも美しく、心癒される光景です。

淀江公民館宇田川分館の「宇田川を美しくする会」では、コスモス街道の風景をテーマとしたフォトコンテストも行なっています。

◆米子がいな祭

米子市で毎年開催される夏祭り(2018年は第45回)。「がいな」とは、方言で「大きい」を意味しています。

ステージが設置されるJR米子駅前を中心エリアとして、パレードや「がいな太鼓」「がいな万灯」「やんちゃばやし」、花火大会などいろいろなイベントが繰り広げられます。

第一回の開催から祭りのメインとして、多くの人でにぎわうのが花火大会です。
近年は10万人規模の人出となり、大いに盛り上がっています。

あとがき

山陰きっての商業都市、米子市。そんな中にあっても、伝統芸である「淀江傘」や「弓浜絣」を継承し続ける職人たちの"技"には感動を覚えます。「淀江傘」は、「和傘伝承館」でその製造工程を見学できたり、「紙はり体験」が実施されたりしています。ぜひ訪れてみてください。

鳥取県米子市紹介ページ

鳥取県米子市のお礼品一覧

※2018年7月4日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※参考・参照元
・米子市公式 ホームページ(http://www.city.yonago.lg.jp/)
・皆生温泉旅館組合(https://www.kaike-onsen.com/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

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