樹齢400年、「越代の桜」がある流鏑馬の里/福島県古殿町【ふるさと納税・自治体事典】
県内外から多くの観光客や写真愛好家を集める大木「越代の桜」や日本古来の伝統儀式「流鏑馬(やぶさめ)」の里として有名な古殿町(ふるどのまち)。ここでは、そんな古殿町をご紹介します。
古殿町の概要
古殿町(ふるどのまち)は、福島県の阿武隈高地の標高300~500mに位置し、四方を山に囲まれた自然豊かな町です。
古殿町のゆるキャラ「やぶさめくん」にも象徴されるように、伝統の神事・流鏑馬(やぶさめ)や林野庁「森の巨人たち百選」、県の天然記念物にも指定されている樹齢約400年で高さ20mもあるヤマザクラ「越代のサクラ」など、さまざまなものが古殿町にはあります。
●人口:5323人(2018年10月31日現在)
●町の花:ヤマユリ
●町の木:スギ
●町の鳥:キジ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:古殿町の名産品・特産品
◆清酒・東豊国「超・然」セット
このお礼品は、「伝統・格式の継承と、現代嗜好への融合」を掲げて造られた、純米酒と本醸造酒のセット。
純米酒「超」は、米本来の香り、甘味、旨みを堪能できる芳醇旨口のお酒です。
スッキリとキレの良さを味わいたい場合は冷やで、まろやかな口当たりと口に広がるやわらかい味わいを楽しみたい場合は、常温、またはぬる燗でどうぞ。
本醸造「然」は、スッキリとした飲み口のやや辛口のお酒。
燗をつけることで、お酒の甘味、旨みがグッと増してきます。お刺身には冷やで、煮物などの濃い味には熱燗で、ぜひご堪能ください。
■生産者の声
地元の農家さんが手塩にかけて育ててくれたお米を原料に、地元から湧き出る阿武隈山系の伏流水でお酒を仕込む。
全国を見渡せば、もっと酒造りに向いた原料があるかもしれませんが、それは"酒造り"に適した原料であって、私どもが考える"地酒造り"では、地の水、米が最高の"地酒"を産み出すと考えています。
また、機械による効率化・大量生産を追い求めるのではなく、人の手が行き届く酒造りを行っています。その日の気温・湿度、米の出来によるわずかな違いを五感で感じ取り、自然と対峙し、受入れ、活かすことで、この地でしか醸しだせない "地酒の味"を産み出します。
そして、自然の恩恵の上に私たち造り手の思いが加えられ出荷される日本酒が、そこに暮らす人々の日々の暮らし、喜怒哀楽に寄り添うことで、"地酒"が完成すると考えます。
"自然の恩恵を活かす""人の手で醸す""暮らしに寄り添う"、この3つのこだわりを持ち、酒造りに取り組んできたからこそ、これまで約200年、この地の"地酒"であれたのだと思います。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
清酒・東豊国「超・然」セット
◆マルマン醸造ふるさとセット
このお礼品は、約10ヵ月かけて熟成させた天然醸造みそと本醸造しょうゆ、こだわりのつゆのセット。
天然醸造みそは、熱を加えることなく約10ヵ月の時間をかけて熟成させた米みそです。
原料の大豆、米、塩のすべてが国産。名水の地として知られる福島県東部の阿武隈山系の地下湧水を使用しています。
大豆の粒を残した昔ながらの食感、しっかりとした深みのある味わいが特徴です。
本醸造しょうゆは、どんなお料理にも合う濃口しょうゆ。つゆは国産かつお節から丁寧につくり上げています。もちろん、化学調味料は使っていません。
■生産者の声
大量生産ができなくても、美味しいと言ってもらえるみそをつくりたいと手間と時間を惜しまず作っています。
自社販売を基本にしておりますが、おかげさまでリピーターの皆さまが全国に広がりました。どこか懐かしい、昔ながらのみそをぜひ一度、味わってみてください。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
マルマン醸造ふるさとセット
◆アクツコンニャク詰め合わせ&古殿町産特別栽培コシヒカリ
明治35年創業。こんにゃくを知り尽くしたメーカー「アクツコンニャク」のこんにゃくとコシヒカリのセットです。
国産の生芋からつくり上げた「昔ながらの生芋蒟蒻」は味染み、食感ともに抜群です。
定番の糸こんにゃく、玉こんにゃく、突きこんにゃくも味染みの良さが特徴。こんにゃく麺の製品化にも力を入れており、そうめん、冷やし中華では新しいこんにゃくの食べ方を楽しめます。
ところてんはさわやかな味わいの三杯酢とコクのある黒酢の2種類のたれを用意しました。
特別栽培のコシヒカリは、農家の皆さんが丹精込めて栽培したお米です。
■生産者の声
かつて古殿町はこんにゃく芋の大産地でした。こんにゃくを家庭で手づくりすることが一般的なこの地域で、地元の方々に支持される製品づくりを心掛けてきました。
味染み、食感の良さが評価されるようになれたのは、こうした経験が生きているからだと思います。当社の製品をきっかけに、こんにゃくを好きになっていただけたらと思います。
また、特別栽培で育てた安全でおいしいコシヒカリの味を是非ご堪能ください。
■内容量
・昔ながらの生芋こんにゃく 350g
・昔ながらの生芋しらたき 250g
・糸こんにゃく 150g
・突きこんにゃく 200g×2
・特用こんにゃく 350g×2
・特用糸こんにゃく 250g×2
・玉こんにゃく 200g
・小粋なところてん三杯酢 120g×2
・小粋なところてん黒酢 120g×2
・さしみこんにゃくからし酢みそ付 100g×3
・さしみこんにゃくゆずみそ付 100g×2
・こんにゃく冷やし中華 100g
・こんにゃくそうめん緑 ドレッシング付100g
・山形風玉こんにゃく 135g
・こんにゃくステーキ 130g
・特別栽培コシヒカリ 10kg(古殿町産)
お礼品の詳細はこちらをクリック!
アクツコンニャク詰め合わせ&古殿町産特別栽培コシヒカリ
◆ふるどの玉ちゃんドレッシング150ml 6本セット(イタリアン・塩・ノンオイル和風)各味2本ずつ
玉ねぎのうまみがぎっしり詰まった濃厚なドレッシング「玉ちゃんドレッシング」のお礼品です。
自然豊かな古殿町でつくられた玉ねぎを使用。「えぐみ」や「からみ」が少なく、「糖度」の高いバランスの取れた玉ねぎです。
農林水産省のガイドラインに沿った「特別栽培農産物」で、栽培期間中は農薬をいっさい使わずに育てています。
素材のうまみを凝縮、爽やか<イタリアン>、素材を引き立てる<塩>、醤油ベースの<ノンオイル和風>の3種類。「玉ちゃんドレッシング」をどうぞご賞味ください。
■生産者の声
福島県古殿町の「玉ちゃんドレッシング」の玉ねぎは、「特別栽培農産物」で栽培期間中は農薬を使わないようにし、自らの手で除草を行い育てています。
皆さまに安心して召し上がって頂ける食材を提供させて頂き、「おいしい」と仰っていただけるよう管理には充分注意をしています。
玉ねぎの持っている栄養そのままを凝縮したような濃厚なドレッシングをどうぞ味わってください。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
ふるどの玉ちゃんドレッシング150ml 6本セット(イタリアン・塩・ノンオイル和風)各味2本ずつ
古殿町の特産品
◆こんにゃく
こんにゃくは、古殿町を代表する特産品のひとつです。
さしみ、そうめん、サラダ等、 季節に関係なく味わえ、使い道のバリエーションが豊富。
カロリーを気にせず食べられるのもいいですよね。
古殿町では、おいしい水とこだわりの原料を使い、職人が丹精込めてつくっています。
◆山菜
古殿町は、シドケ、ウルイ、フキなど、四季折々で採れる山菜がおいしいことでも知られています。
福島県の中央部から太平洋側・いわき市へ抜ける国道349号沿いにある道の駅「ふるどの」でも(※愛称は「おふくろの駅」だそうです)、春の山菜採りのシーズンにはいろいろな山菜が並びます。
◆大豆ミート
古殿町では、2017年より、町内産大豆を加工した新しいお肉「大豆ミート」の商品化と特産品化に取り組んでいます。
「畑のお肉」と称されるほど高たんぱく、しかも低脂肪の大豆は、昔から栄養食品として食されてきました。
その大豆を使った6次化商品「大豆ミート」は、肉の代替食品として注目されています。
現在、町内の飲食店も協力して、大豆ミートを使ったさまざまなメニューが提供されています。
古殿町の観光資源
◆流鏑馬(やぶさめ)
古殿町には鎌倉時代から伝わる伝統の神事で、県の「重要無形民俗文化財」に指定されている「笠懸・流鏑馬」があり、人馬一体となって魅せる武技として、今もなお受け継がれています。
流鏑馬大会としては、流鏑馬の後継者や射手育成を目的とする「流鏑馬大会春の陣(※会場:三株高原)」と「流鏑馬大会秋の陣(※会場:古殿八幡神社)」があります。
古殿八幡神社で行われる「秋の陣」は、毎年10月の第2日曜とその前日に開催される「古殿八幡神社例大祭」の宵祭りの中で行われ、さらにその翌日の本祭りでは神事「笠懸(かさがけ)・流鏑馬」として実施され、奉納されます。
ちなみに、「流鏑馬」の前に行われる「笠懸」は流鏑馬と同じく馬を駆けさせながら社務所屋根の千木に向けて空高く矢を放つもので、「流鏑馬」は古式の盛装をした騎士が、約250mの馬場を駆け抜けながら3つの的を矢で射るものです。
どちらも疾走する武者姿の役者(射手)と馬の姿は迫力満点で、会場は非常に盛り上がります。
近年は町内からだけでなく、県外からの参加者も増えており、他地域との交流も盛んになっているそうです。
◆越代の桜
古殿町を代表するこのヤマザクラの推定樹齢は約400年。樹高は約20mで幹囲は7.2mあり、近年ますます樹勢を増しているそうです。
林野庁「森の巨人たち百選」、県の「天然記念物」に指定される名木で、フォトジェニックなその姿は写真愛好家にも人気。県道135号沿いの小高い場所にあるため、見上げたときの存在感にも圧倒されます。階段を登れば桜のすぐそばまで行くことも可能。
また、開花が遅いことで知られ、見頃は4月下旬から5月上旬。毎年5月3日に開催される「越代のサクラ祭り」では歌謡ショーや流鏑馬太鼓の演奏、露店の出店などが行われ、多くの観光客で賑わいます。
◆チェンソーアート文化祭
「チェンソーアート文化祭」は、毎年秋に開催されているお祭り。
チェンソーアート世界チャンピオンの城所(きどころ)ケイジ氏が古殿町産の杉を使い、丸太からチェンソーだけで彫刻作品をつくり出す迫力満点のカービングショーを行います。
他にも、一般参加によるフリーカービング大会やチェンソーアートの即売会などが行われます。
なお、「古殿町チェンソークラブ」では定期的に練習会も行っているそうです。
あとがき
古殿町の町章の中央にある"矢"はもちろん、古殿八幡神社の伝統行事「流鏑馬」を象徴するもの。また、ご当地キャラクター「やぶさめくん」も「流鏑馬」仕様のいで立ちで、弓と矢を持つ勇ましい姿です。「流鏑馬」は名実ともに古殿を代表する伝統行事なんですね。そんな古殿町を、ぜひ訪れてみてください。
※2018年12月21日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・古殿町公式 ホームページ(http://www.town.furudono.fukushima.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店