ふるさと納税サイト さとふる公式ブログ

飯豊・朝日連峰に抱かれた"白い森"/山形県小国町【ふるさと納税・自治体事典】

山形県の西南端、新潟県との県境に位置する「小国町(おぐにまち)」。広大な町土の90%がブナを中心とする広葉樹の「森」であり、全国有数の豪雪地帯でもあります。この「ブナ」と「雪」は共に「白」をイメージさせるため、小国町では町全体を称して「白い森」と呼んでいます。ここでは、そんな小国町をご紹介します。

小国町の概要

飯豊(いいで)連峰と朝日連峰にはさまれ、広い広いブナの森に囲まれた町、山形県小国町(おぐにまち)。

冬になると、しんしんと降りつもった雪があたり一面を埋め尽くす、寒さ厳しい白い森。

夏になると、そこは白い木肌のブナが涼しげに佇む白い森。

この2つの白を引き立てるのが、濃く、淡く、ピンク色に咲き乱れる石楠花(しゃくなげ)、エメラルドグリーンにきらめく川、赤やオレンジに染め尽くされた紅葉のパノラマ、黄金色にかがやく大銀杏。

ほかにも数えきれないほどたくさんの色。色。色。

どこまでも澄んだ空気の中、白いキャンバスと天然の絵の具がつくりだす眺めは、絵画を思わせる絶景です。

●人口:7609人(2018年11月30日現在)
●町の花:オオヤマザクラ
●町の木:ブナ
●町の鳥:ウグイス

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:小国町の名産品・特産品

◆みんなで育てよう、きのこ菌床セット(2個)

ご家庭のキッチンやリビングできのこを育ててみませんか? 季節のきのこの菌床をお届けします(基本はキクラゲと椎茸の2種類の菌床ですが、生育状況に合わせての詰合せとなります/キクラゲ:6月~9月、しいたけ:9月~6月)。

到着後1週間ほどできのこが出始めます。食べ頃に育ったら収穫してお召し上がりください。

食育の一環として親子で観察を楽しんだり、お子さまの夏休みの自由研究キットとしてもお勧めです。きのこを愛でる体験をぜひ!

※しいたけとキクラゲは育て方が違うため、同封の説明書をよくお読みのうえ栽培してください。

■生産者の声
山形県最南端である小国町の、飯豊・朝日連峰に囲まれた雄大な自然のなかで、潤沢な雪解け水を使い丹精込めて育てております。

香り・味わい・食感に優れ、栄養がしっかり詰まった自慢のきのこをぜひご賞味ください。
国産の広葉樹のチップを使い安心・安全なきのこの菌床です。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
みんなで育てよう、きのこ菌床セット(2個)

◆米沢牛 切り落とし 3.5kg(500g×7パック)

このお礼品は、牛肉の"旨み"がギュっと詰まった「米沢牛」です。やわらかな食感と脂の甘さを堪能いただけます。

米沢牛は長い期間をじっくりと育てるため、きめ細かい霜降りが特徴であり、口の中でとろけるような味わいは絶品。低温で溶け出す上品な脂質が米沢牛のおいしさの特徴です。

■生産者の声
牛は、育つ環境や餌など些細な変化によって、肉質や脂質に影響の出る生き物です。餌には特に気を使い、飼育農家は自らの水田で米を作り、稲わらも収穫します。

稲わらの他は、ふすま、とうもろこし、大豆、大麦などの良質な餌を牛に与えます。また、米ぬかを与え甘味ある脂質をつくよう取り組んでいます。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
米沢牛 切り落とし 3.5kg(500g×7パック)

◆木製お猪口(種類・サイズおまかせ2個セット)

小国町産のブナやナラ、カエデ、センノキなどの天然木を使った、手づくりの温かみあふれるお猪口です。

古くから「木地(きじ)の里」として知られる小国町五味沢(ごみざわ)地区の「白い森木工館」から、伝統の技を活かした製品をお届けします。

持ちやすく口あたりのよいお猪口です。1つひとつ違う木目をお楽しみください。口が直接触れる食器ですので、塗料にも配慮したキヌカ油脂を用いています。

■生産者の声(白い森木工館)
当館では五味沢地区の伝統である「木地づくり」を現代に受け継ぎ、多くの方々に知っていただけるようこだわりをもって各種木工製品の製造・加工をしています。

「木製お猪口」は、雪降る森でじっくり時間をかけて育った樹木(ブナ・ナラなど)を使っております。天然素材が持つ温かみを活かし仕上げました。

木目となめらかな触り心地をぜひお確かめください。お酒など注いでゆったりしたひとときをお過ごしください。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
木製お猪口(種類・サイズおまかせ2個セット)

◆羽前桜川 大吟醸「雫」 720ml

口に含むと純米大吟醸の香りがふわりと広がる、なめらかな喉越し。香味バランスの良い味をご堪能ください。

麹菌を上手く繁殖させるためには、綿密な温度管理が重要です。
蔵人は夜も2時間おきに麹室に足を運び、夜間手入れ作業など過酷な手作業を行い、我が子のように麹の様子を見守ります。

麹に加え、やさしい味を造り出しているのが、昔ながらの「山形酵母」です。
香りを楽しむ香気性酵母が増えているなか、従来の酵母と麹が産み出す自然な香りは食事の邪魔をせず、会話を弾ませてくれます。

■生産者の声
「羽前桜川(うぜんさくらがわ)」の酒蔵は町内に一軒だけの造り酒屋です。万年雪の雪渓が雄大な飯豊連峰の麓に在り、夏は盆地でとても暑く、冬は全国有数の豪雪地帯です。

自然に恵まれた環境は、水と空気に恵まれ、酒造りには適した条件を提供してくれます。
地元育ちの人間だけで酒造りをし、2時間置きの夜間手入れ作など等過酷な作業を続けております。

洗米も仕込みの半分は手研ぎを行っており、麹は蓋麹、搾りは酒袋の吊しによる自然な搾りを心掛けるなど、出来うる限り手作業の良さを活かすことに務めております。

酵母も従来の山形酵母にこだわり、従来の酵母と麹が産み出す自然な香り、香味のバランスを大切にしていきたいと考えております。

蔵人みんなが目指す日本酒「羽前桜川」は、適度なふくみ香を持った、きめ細やかで上品な中に、まろやかで豊かなふくらみのある味の日本酒です。
こころに何かを語りかける酒を造り続けたいと思います。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
羽前桜川 大吟醸「雫」 720ml

小国町の特産品

◆つる細工品

手作りのぬくもりが感じられるつる細工をくらしの中に取り入れてみてはいかがですか。

朝日連峰と飯豊連峰の山並みに包まれた小国町は、町の9割が森林という「森の町」。自然と共存してきた小国町には、古より伝えられてきた伝統の技、「つる細工」が時代に流されることなく生き続けています。

これは、野山で採取したアケビのつるや、ブドウ、クルミ、マタタビの樹皮などを丹念に編んでいくものづくりの技。
非常に長持ちするため、3代にわたって使えると言われており、近年、まちの代表的な民芸品として大切に継承していくべく、まちとつくり手が一体となって技術の研鑽と伝承に力を入れています。

1983年から始まった「つる細工講習会」はその一環であり、観光協会と「つる工芸の会」の主催で毎年1月に開催。
町内外の参加者が集い、冬の小国町で2泊3日をかけて、親睦を深めながら技術を学びます。

ちなみに、つる細工で編まれるものの例としては、なべしきやざる、セカンドバッグ、買物かご、なべしき、果物入れ、くずかごなどがあり、マタタビでつくった猫じゃらしが人気です。

◆きのこ

福島県、山形県、新潟県の3県にまたがる「飯豊連峰」、そして山形県と新潟県の県境にもなっている「朝日連峰」は、天然ナメコや舞茸をはじめ、多彩なキノコが採れる「きのこ」の宝庫。

豊富な水資源と原始的な森を有する小国町で育つ「きのこ」は肉厚で、市場でも評価の高い「きのこ」です。

また、毎年たくさんの天然きのこが採れますが、天然ものに勝るとも劣らない「栽培きのこ」の生産も盛んです。

◆木工品

豊富な森林資源を生かした特産品は、「つる細工品」だけではありません。小国町は、古くから木の温もりが感じられる「木工品」をつくってきた「木地師の里」でもあります。

お盆やお皿、印鑑ケース、コースター、茶托(ちゃたく)、茶筒、箸立てといったこれらの木工品は「白い森木工館」でつくられ、モダンでユニーク、実用品としてもインテリアとしても利用できると喜ばれています。

◎白い森木工館
伝統を生かした生活用品などをつくっている「白い森木工館」。この施設では、ケヤキ、ホウノキ、クリを使った木工体験を提供しています(予約制)。
レーザー加工機を使って、オリジナルの携帯ストラップや名札などの小物づくりをお楽しみください。

館内には、製品展示販売コーナーもあり、木の温もりあふれる木工品を販売しています。

小国町の観光資源

◆白い森交流センター りふれ

「白い森交流センター りふれ」は、ブナの原生林に包まれた朝日連峰のふもと、広大な敷地に建つ宿泊交流施設です。

地元の素材を使った郷土料理は、家族や友人同士のグループに好評です。さらに、多目的セミナー室もあるため、企業や学校、団体などの宿泊研修や合宿などにも利用されています。

大浴場は「ヘルストン・麦飯石人工温泉」で、朝日連峰を眺めながら入ることができ、日ごろの疲れを癒すのに最適。

また、敷地内は緑にあふれ、虫取りや栗ひろい、魚のつかみどり、カヌー体験など、自然を満喫することができる他、野外グラウンドやオートキャンプ場も用意されています。

ちなみに、前述の「白い森木工館」はすぐ近くにあり、カヌー艇と救命胴衣の貸し出しをしてくれます。

◆黒沢峠敷石道

米沢と越後を結ぶ「越後・米沢街道」にある十三峠のひとつ「黒沢峠」には、3600段もの苔むした敷石が続く道があります。

1512年の江戸時代に敷かれ、越後街道の一部として大きな役割を果たしましたが、1885年の小国新道開通とともに忘れ去られ、長い間土に埋もれていたそうです。
しかし、1980年に黒沢集落全戸による「黒沢峠敷石道保存会」が設立され、多くの人々の尽力により、古道として甦ったのです。

ブナ林の中、2.7kmにわたって続く敷石の道がほぼ完全な形で残っており、文化庁による「歴史の道百選」の中でも随一の美しさと言われています。
また、「町指定文化財」にも指定されています。

◆梅花皮の滝

梶川尾根にある滝見場からの遠望でも、その存在感の大きさを実感する。

梅花皮の滝(かいらぎのたき)は、「世界百名瀑」に数えられる名瀑で、7段で構成、総長は270mに及び、日本の滝の中では2番目に大きいとされます。

ただし、滝までの山道は非常に険しく危険であるため、近づくことは困難です。
雪渓(せっけい)の量が多く、天狗平までの通行が解除された年の5月下旬から6月下旬にのみ近づいて見ることができます。

望遠鏡で見るにしても、近くにある倉手山の山頂からは約5キロ、梶川尾根の滝見場からは1.6キロ離れているうえ、それぞれが登山の難易度が高く、一般的ではありません。
滝のある飯豊連峰を一望できる樽口峠(たるぐちとうげ)の展望台からも約8キロも離れています。

年間を通して、ほとんどが"見られない期間"であり、近づくことも困難、近づけたとしても折れ曲がりながら落ちてきているため、その全貌を眺めることができません。
そのため、梅花皮の滝は"幻の大滝"とされています。

あとがき

山形県が誇るブランド黒毛和牛といえば「米沢牛」ですが、小国町も「米沢牛」の産地です。ご紹介した「白い森交流センター りふれ」では、米沢牛を堪能できる「すきやき鍋」をご提供中だそうです。
そんな小国町を、ぜひ訪れてみてください。

小国町紹介ページ

小国町のお礼品一覧

※2018年12月5日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※参考・参照元
・小国町公式 ホームページ(http://www.town.oguni.yamagata.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

この記事でご紹介したお礼品はこちら