室町時代からの棚田や乱舞するホタル、里山の原風景がある村/福岡県東峰村【ふるさと納税・自治体事典】
古く室町時代に形成された棚田は、標高差160mの急斜面にあり、谷間のわずかな土地を開拓した先人たちの知恵と努力がうかがえます。また、一時は減っていたホタルも、今では多くの人を呼べる名物に。ここでは、そんな東峰村をご紹介します。
東峰村の概要
東峰村(とうほうむら)は、九州の中でも比較的標高の高い山地に位置し、福岡県の中央部東端にあって、大分県との県境に接した自然豊かなところです。
2005年に旧宝珠山村(ほうしゅやまむら)と旧小石原村(こいしわらむら)が合併し産声をあげた、小さくてもきらりと光り輝くこの東峰村は、「技」を生かした伝統工芸や歴史や文化にちりばめられた「智」に育まれた、四季折々の美しい自然に囲まれています。
「日本棚田百選」にも認定された「竹地区の棚田」や福岡県でも唯一の平成の名水百選「岩屋湧水(いわやゆうすい)」など自然に恵まれ、さまざまな農産物が数多く栽培されています。
春と秋には「小石原焼民陶むら祭(こいしわらやきみんとうむらまつり)」、6月には「ホタル祭り」が開催され、清流にホタルが乱舞する県内でも有数のホタルスポットとして、多くの観光客が訪れます。
●人口:2016人(2018年4月1日現在)
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:東峰村の名産品・特産品
◆福岡県産夢つくし 棚田米5kg
「平成の名水百選」のひとつ、「岩屋湧水」など豊富な水源に育まれたおいしいお米!
福岡県東峰村の棚田で収穫された夢つくしを精米し、5kgのかたちで袋詰めしています。
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◆《老舗みそ蔵カネダイ製造》国産大豆100%使用合わせみそ 計5kg
老舗みそ蔵「カネダイ」製造による、国産大豆100%使用の合わせみそ。保存料・アルコールは無添加の生みそ(低塩タイプ)です。
国産大豆、国産米を100%使用し、東峰村の水で仕込み、約3ヵ月熟成させたものを出荷しています。
塩分8.8%、麹歩合が高く、非加熱アルコール無添加の香り高いおみそなので、お手元に届いてからも発酵・熟成が進みます。
お好みの味・色になったところで、冷蔵または冷凍保存をお勧めします。麹をつくって170年のみそ蔵の味をお試しください。
■生産者の声
2017年7月の九州北部豪雨では、出荷間近のおみそを含めた約半数の仕込み樽が流されてしまい、生産と出荷が一時停止しましたが、1ヵ月後には再開することができ、以前と変わりなくカネダイのおみそをお届けできることをうれしく思っています。
従業員一同、おみその味と品質向上に日々取り組んでいます。
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《老舗みそ蔵カネダイ製造》国産大豆100%使用合わせみそ 計5kg
◆【東峰村産】ぷりぷり生しいたけを楽しむセット
朝採れの新鮮な生しいたけをたっぷり楽しめるセット内容になっています! ぷりぷりの食感をご堪能ください。
サイズ的には、少し大きめをお届けします。ステーキにしても、煮物や炒めものにしても、おいしく召し上がれます。
「おいしいたけせんべい」は、「(農)宝珠山きのこ生産組合」で採れた生しいたけを生地に練り込み、1枚ずつ手焼きで仕上げています。
卵・牛乳・動物性たんぱく質などは不使用。ノンフライ・無着色なので、お子さまでも安心していただくことができます。
「きのこの粉」は、乾燥椎茸と国内では珍しい乾燥ヒラタケを粗く挽いたものです。スープやお味噌汁のお出汁として、お料理の隠し味としてお使いください。
■生産者の声
「鮮度抜群の(農)宝珠山きのこ生産組合のしいたけを食べてみんな笑顔に!」。
しいたけの味を決めるのは水のおいしさです。平成の名水百選に選ばれた東峰村の「岩屋湧水」を用い、私たちは4代にわたって、きのこの栽培をしています。
より良いきのこをつくるため、現状に満足せず、今日も栽培方法の探求を続けています。近隣県産材使用の菌床栽培。生産から収穫・加工・販売まで責任をもって、自分たちで行っています。
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東峰村の特産品
◆東峰村の小さな宝
東峰村には、棚田米やゆずなど、自慢の農産物があります。そのおいしさをもっと広めたいということでできたブランドが「東峰村の小さな宝」です。
「道の駅」の特産品販売所などで販売しています。ゆずやお米を加工した商品をたくさん売っているので、「東峰村の小さな宝」の目印である丸いシールを探してみてください。
とくに平成23年7月に販売開始された、村で生産された米粉とユズを使った「米粉アイスキャンデー」と「ゆずアイスキャンデー」はよく知られています。
「米粉アイスキャンデー」は、米粉とミルクがなめらかに融合した、クリーミーな味わい、「ゆずアイスキャンデー」は、黄ユズの皮や果肉を丸ごとペースト状にし、黄ユズ本来のさわやかな香りと甘酸っぱい風味、上品な苦みのハーモニーが絶妙です。
他の商品としては、ゆずアイス、柚子と米酢のドレッシング、柚子酢はちみつ、柚子ふりかけ、柚子ドレッシング、柚子ジンジャー、たかなまんじゅう、朝倉さんちの柚子ふりかけなどがあります。
◆棚田米、高原米
村内で生産量が多い農産物といえば、お米です。中でも、棚田米、高原米は特産品となっています。
澄んだ水と丹念な土づくりで、粘りのあるおいしいお米になりました。
最近では米粉を使った製品も売り出されて、評判となっています。
東峰村の観光資源
◆竹の棚田
400年の歴史があるという岩積みの棚田が400枚広がる「竹の棚田」は、谷間のわずかな空間を農地としてうまく利用する、まさしく先人の知恵と努力の結晶と言えるでしょう。
その風景の美しさ、そして形状や連続性、保存状態などが際立っていることから、1999年、農林水産省の「日本の棚田百選」に指定されました。
また、2018年には、期間限定(3月23日~4月1日)のライトアップが行われ、幻想的な景観をつくりだしました。
期間中の3月24日、25日には、棚田交流館展望台周辺で竹のオブジェを使った竹あかりのモニュメントも加わりました。
現在、この棚田を保全するための取組みが行われています。
◆ホタル祭り
長年にわたるホタルの保護運動が実を結び、今や村内を流れるふたつの一級河川「宝珠山川」と「大肥川(おおひがわ)」は、県下でも有数のホタルの名所になりました。
そして1987年6月に始まった「ホタル祭り」は、夏の訪れを告げる風物詩として郷愁を求める都市部の人や、故郷を離れた人が訪れる一大イベントへと成長しました。
会場では、太鼓や吹奏楽団の演奏といったステージイベントや、特産品が当たる抽選会などさまざまなイベントが開催され、たくさんの出店も出て、毎年多くの人たちで賑わいを見せます。
あとがき
ホタルは、日本にも南西諸島を中心にたくさんの種類が存在し、秋に発生する種もいるそうです。しかし、やはり日本でホタルといえば、初夏の風物詩。
故郷にUターンした二人の青年が始めた保護運動が実を結んで始まったという「ホタル祭り」は、毎年6月第一土曜の開催。ぜひ一度訪れてみてください。
※2018年9月13日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・東峰村公式 ホームページ(http://vill.toho-info.com/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店