日本の「ふるさと」の原風景が残る癒しエリア/高知県四万十市【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月24日更新)
豊かな自然に恵まれ、一級河川・四万十川(しまんとがわ)を擁する四万十市。青い空、雄大な清流の流れ、どこまでも広がる緑の山並み...。日本人が「ふるさと」と聞いて思い浮かべる景観がここにあります。ここでは、そんな四万十市をご紹介します。
四万十市の概要
高知県西部に流れる四万十川(しまんとがわ)は、「日本最後の清流」とも称される一流河川。その四万十川が太平洋にそそぐ場所にある四万十市は、川と人の暮らしがとても近く、「川とともに生きるまち」です。
増水時に壊れにくい構造をしている沈下橋や伝統的な川漁は人と自然との関わりの積み重ねの証だと言われています。また、歴史的観点や町並みが碁盤目になっていること、東山など京都に見立てた地名などから、土佐の小京都とも呼ばれています。
●人口:3万4107人(2018年8月1日現在)
●市の花:藤
●市の木:柳
●市の鳥:カワセミ
●市の魚:アユ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:四万十市の名産品・特産品
◆平成30年度産しまんと農法米(ヒノヒカリ)10kg+900g
名前にちなんで四万十川の環境を「4万10日」(約100年)守っていこうと、四万十市が独自に定めた栽培基準で育てているお米です。
「しまんと農法米」は栽培期間中、農薬を5割カットし、生態系への影響が心配される種類の農薬は使わず、有機肥料を積極的に使用しています。
なお、寄付金の一部を「四万十川清流保全基金」に寄付します!
四万十川の美しさを守るため、ご協力をお願いいたします。
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平成30年度産しまんと農法米(ヒノヒカリ)10kg+900g
◆四万十市産 山の恵みセット黒炭雑3㎏+木酢液1ℓ
このお礼品は、四万十の木を使い焼かれた黒炭と、その副産物として採取された木酢液のセットです。
◎黒炭
川に良い影響を与えられるよう作業し、焼かれた黒炭です。昔ながらの土釜で雑木(主に椎の木)を焼いた黒炭にし、8~10cmにカットして箱詰めしました。
火付きがとても良く、火力も強いのでバーベキューなどの遠火の強火で食材を焼くのにも適しています。
◎木酢液
昔ながらの土釜で主に樫の木、椎の木を黒炭にする際に出た煙から採取し、さらに6ヵ月以上寝かせ、丁寧に濾過したものをパック詰めにした木酢液の原液です。
園芸や虫よけはもちろん、ペットやトイレの消臭、入浴剤として温浴効果を高めるなどさまざまな場面で使用することができます。
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◆四万十川天然鮎のコンフィ3匹セット
このお礼品は、「鮎市場」を有する道の駅「よって西土佐」の目玉品「鮎のコンフィ」です。
地産地消に洋のアプローチを加えた辛口の白ワインによく合います。コンフィとは、オイルで長時間低温調理する、ヨーロッパの保存食のこと。
お腹を開かずに内臓をすべて取り除いて調理するので、純粋な鮎の爽やかな風味を味わうことができます。
風味を引き立てるハーブ類は西土佐産。塩も四万十の山で作られる天日塩。オリーブオイルは国内外のもので試作を重ねたうえ、スペインの上質のオリーブオイルを厳選しました。
本場フランスで腕を磨いた東京赤坂「CROSS TOKYO」総料理長の増山シェフと共同で研究開発した逸品です。香草とともに広がる天然鮎本来の味をお楽しみください。
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◆【9月限定】四万十栗ベイクドチーズケーキ
このお礼品は、四万十市西土佐地域で収穫した四万十栗をふんだんに使った贅沢なベイクドチーズケーキ。
濃厚なチーズクリームとオリジナルのタルトがお口の中で同時に溶け、四万十栗の甘みが広がります。
生クリームは、高知県産生乳を使用。チーズクリームとオリジナルタルトがお口の中で同時にとろけます。
製造後に特殊な方法で冷凍にかけているので、つくりたてのようなフレッシュなおいしさが自慢です。
また、あらかじめ綺麗にカットしてあります。食べる分だけを冷蔵庫に移し、4時間解凍したら召し上がりください。
栗ペーストをチーズ部分に練り込んでいるうえに、甘露煮もちりばめられているので、栗の風味をちゃんと感じられます。
茶色い部分は、香ばしいタルトで、チーズの部分も酸味と甘みがほどよく、また食べたくなるおいしさです。
日本最後の清流と言われる「四万十川」が流れる西土佐地域。四国は栗の産地として有名ですが、中でも寒暖の激しい気候と美しい自然に育まれた四万十の栗は、めったにお目にかかれない大きさと甘さを誇ります♪
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四万十市の特産品
◆川エビの唐揚げ
清流・四万十川が育んだ川の恵み「川エビ」。雄のハサミが体長を超えるほど長いので「手長エビ」とも呼ばれています。
ミネラル豊富な川に発生する良質の苔を食べて育った川エビは体長が9cm程度になるほどに大きく成長します。
この川エビをもっともおいしく味わえる方法のひとつが唐揚げにすること。地元では素揚げが定番で、揚げるときれいな紅色になり、香ばしさとプリプリの弾力、そしてじわっと広がる甘みが酒のつまみや子どもたちのお菓子として大人気です。
最近はご当地グルメとしても知られるようになった「川エビの唐揚げ」。頭から殻ごと食べられ、カルシウムやタンパク質も豊富です。
◆四万十ヒノキ
「四万十ヒノキ」は、脂分が多く、ほのかな香りと独特な赤みのある高級建築材として定評があります。
2011年には、四万十市の他、四万十町、中土佐町、三原村の4市町村などが「四万十ヒノキブランド化推進協議会」を設立し、「四万十ヒノキ」のブランドで全国への売り出しを開始。建築材としてさらに評価を高め、ニーズも高まっています。
◆四万十栗
かつては300tを超える栗が生産されていたという四万十の栗。
それが獣害や輸入栗などの影響もあって、生産量が減ったこともあったとのこと。しかし近年、糖度の高い「四万十栗」は、お菓子・スイーツの原材料などとして見直されてきています。
同時に、生産地も荒れてしまった栗園の整備や、管理しやすく剪定(せんてい)するなど、四万十の栗を復活させる動きが活発になり、また新たな加工品の開発などもされるようになってきています。
◆青のり&青のり
◎青のり(スジアオノリ)
正式名を「スジアオノリ」と言う四万十川の「青のり」。汽水域(※一般には河口部にあたります)に自生しており、四万十川産が国内生産量の大半を占めています。
天然の青のりは清流の汽水域でしか獲れないものですが、四万十川では細くて柔らか、風味と香りも豊かな良質の天然青のりが採れ、収穫時期である1月下旬~2月頃に河原で青のりを干している様子は四万十の冬の風物詩にもなっています。
◎青さのり(ヒトエグサ)
主に海苔の佃煮の材料になるという四万十川の「青さのり」は、正式名を「ヒトエグサ」と言い、汽水域に張った網で生産しています。
ここで採れた青さのりは、ふっくら柔らかで香りも豊か。そして瑞々しいのが特徴です。
四万十市の観光資源
◆海洋堂ホビー館四万十
フィギュアの企画制作・販売を行っている会社で、"食玩"で一躍有名になった「海洋堂」。
その海洋堂と地域の住民が、過疎の地域に新たな人の流れと賑わいを起こすべくつくったミュージアムが「海洋堂四万十ミュージアム」で、その中のひとつの施設として「海洋堂ホビー館四万十」があります。平成20年に廃校になった小学校を改築してくられました。
ガレージキット、フィギュア、食玩などを中心に、映画「ジュラシック・パーク」で実際に使用された恐竜の足など、海洋堂の歴史を網羅するほどの多彩なコレクションが集結。展示物の他、ジオラマづくり体験やショッピングも楽しめます。
◆不破八幡宮大祭
「不破八幡宮(ふばはちまんぐう)」は、500年以上前、応仁の乱を避けて京都から逃れてきた土佐一条氏祖の一条教房(いちじょうのりふさ)が建立した八幡宮で、以降、土佐一条氏の守護神として崇敬を受けました。
不破八幡宮の神事の中でも「不破八幡宮大祭」は「神様の結婚式」が行われる全国的にも珍しいもので、当時の略奪結婚の蛮風を戒めるために始まったものとされています。
不破八幡宮を男神、市内の一宮神社(いっくじんじゃ)を女神とし、それぞれの神輿の担ぎ棒の先端を3度激しくぶつけ合うことで婚姻が成立します。
また、周辺には露店も並び、夜遅くまで多くの人で賑わうそうです。
◆トンボ王国
トンボ王国は、「四万十トンボ自然公園」と「学遊館あきついお」で構成される世界初(※)のトンボ保護区。
ここを管理している「公益社団法人トンボと自然を考える会」が、常にトンボたちが住みやすい環境づくりをしています。
また、「学遊館あきついお」は、約300種の魚類を飼育展示する「さかな館」と、トンボの標本やパネル、その他トンボに関するたくさんの資料を展示する「トンボ館」で構成される自然博物館です。
ちなみに、"あきつ"は"とんぼ"のことで、"いお"は"さかな"のことだそうです。
世界のトンボ標本は約1000種を展示、そして四万十川産魚類を中心に世界中の淡水・汽水魚約300種を飼育展示する施設です。
このトンボ王国では、1年を通して77種類のトンボを見ることができ、この数は日本一(※)。そのため海外から足を運ぶ観光客も多いとのことです。
(※)トンボ王国ホームページより
◆四万十川
全長196㎞と四国最長を誇る「四万十川」は、高知県の西部を流れる一級河川で、平成20年には「平成の名水百選」に選定されています。
大規模なダムがなく、里山の原風景や豊かな生態系を残していることから"最後の清流"とも呼ばれる「四万十川」。200種類以上の水生生物が生息するとされ、鮎やボラ、チヌ、スズキなどがよく釣れる、地元の人たちに愛されている川でもあります。
◎四万十川の沈下橋
「沈下橋」は、台風などで川が増水すると沈むように設計されている橋のこと。通常に比べて路面が低く、流木などが引っかかって橋全体が壊れたりすることのないよう、欄干(手すり)もありません。
四万十川には全部で47の沈下橋がかかっていますが、この沈下橋と川、そして周囲の山並みを含めた光景は、誰しもの心に郷愁を呼び起こす、のどかで美しいものです。2009年には、文化庁による「重要文化的景観」にも選定されています。
2017年11月、この沈下橋のひとつである「岩間沈下橋」において、橋脚の1本が1メートルほど川底に沈下し、路面がVの字に陥没しているのが発見されました。
1966年に建設された長さ約120mのこの橋は、数ある四万十川流域にある沈下橋の中でもおそらくもっともマスコミで紹介され、観光客からの人気が高い橋です。
現在(2018年7月)もまだ通行止めになっているこの「岩間沈下橋」の復旧を、「さとふる」からのふるさと納税で応援できるようになっています。
四万十川にかかる沈下橋の早期復旧を、ふるさと納税で応援しよう!
あとがき
身近に自然と触れ合う機会がいたるところに用意されている四万十市と四万十川流域。
たとえば野鳥公園、サイクリングコース、ハイキングコース、さらにはカヌー体験やぶどう狩りの体験農園などを楽しむことができます。そんな四万十市をぜひ訪れてみてください。
※2018年9月7日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・四万十市市公式 ホームページ(http://www.city.shimanto.lg.jp/kanko/index.html)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店