ふるさと納税サイト さとふる公式ブログ

江戸時代の宿場の風景が残る町/長野県南木曽町【ふるさと納税・自治体事典】

江戸時代の五街道のひとつ「中山道」が通る長野県南木曽町(なぎそまち)。宿場町として栄えた当時の町並みが住民たちの努力によって残され、情緒豊かな風景を見られる町です。
また、国の「近代化遺産」に指定された「桃介橋(ももすけばし)」など文化遺産に恵まれ、近年は"温泉宿"も加えた観光産業が活発な町、長野県南木曽町(なぎそまち)をご紹介します。

南木曽町の概要

長野県の南に位置する長野県南木曽町(なぎそまち)。お隣はすぐに岐阜県で、交通面では名古屋から車で約1時間30分ほどのところにあります。

町並み保存の先駆けである国の重要伝統的建造物保存地区「妻籠宿(つまごじゅく)」が有名です。

また、妻籠宿の他にも渓谷や滝などの美しい自然景観や温泉に恵まれています。今も残る江戸時代のたたずまいと中山道を歩く旅は、きっとあなたの心を癒してくれることでしょう。

●人口:4192人(2018年7月1日現在)
●市の花:ミツバツツジ
●市の木:ヒノキ

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:南木曽町の名産品・特産品

◆木曽の桶屋 寿司桶

木曽産の椹(さわら)でできた寿司桶です。4人位の集まりにちょうど良い3合用サイズ。

寿司桶は、飯台、飯切とも呼ばれ、握り寿司を盛り付けるときや運ぶときに使われたり、酢飯の調理や、チラシ寿司を調理し盛り付けたりする際にも使われます。
ご飯の水分量を木材が適度に調整する為、酢飯作りには欠かせない道具の一つです。

■生産者の声
長野県・南木曽町の志水木材の工場で、丸太の製材から完成品まで一貫生産しています。使う方の身になって、確かな製品作りを心掛けています。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
木曽の桶屋 寿司桶30センチ(3合用)

◆ホテル富貴の森 宿泊割引券

信州・木曽路の温泉宿「ホテル富貴の森」で使用できる30,000円分の宿泊割引券です。

■スタッフの声
森に囲まれた、静かで星がとてもきれいに見える山の隠れ宿です。
温泉はとろーりつるつる美人の湯。お料理は野趣に富むお山のご馳走。
何もしない心身の癒し宿で、ごゆっくりおくつろぎくださいませ。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
ホテル富貴の森 宿泊割引券(30,000円分)

◆ちらし寿司の器浅30cmヒノキしゃもじ・ヒノキ箸5膳セット

食卓をおしゃれに彩り、家族での食事やお客さまのおもてなしが楽しくなる器のセット。伝統の技でつくられた木の器、使い心地の良さを感じてください。

ちらし寿司の器は、寿司桶とは違いボール状になっていますので、しゃもじで混ぜやすく、また使用後もタワシなどで洗いやすいので、きれいに使えます。
内面は木地のままなので、ご飯の水分を程よく調整してくれ、とてもおいしく出来上がります。

ご飯だけではなく、パンづくりや団子作り、水をはってそうめんを食べるなど、さまざまな使い方が可能です。

ひとつの木をくりぬいて作ってあるため、お母さん、お嫁さん、娘さんへと長く使い続けることができるでしょう。
ひとつのものを大切に。一生の道具としてご愛用ください。日本の伝統工芸の技でつくられた木の器、使い心地の良さをぜひ感じてください。

■生産者の声
国産栓の木樹齢100年以上の材料を吟味し、製材してから半年乾燥し、木目を見ながら一つひとつ職人がろくろで挽いて作っています。
伝統の技で作られた木の器、使い心地の良さを感じて下さい。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
ちらし寿司の器浅30cmヒノキしゃもじ・ヒノキ箸5膳セット

◆【伝統防寒着】ぽかにゃんのなぎそねこ・赤・フリーサイズ

昔の人の知恵を受継ぐ、南木曽町で今も着られている防寒着です。

冬は日本中どこでも寒いものです。こたつに入っていても背中が寒い時があります。
そんな時「なぎそねこ」は、背中を暖めてくれます。

前身頃(まえみごろ)がないので、仕事の邪魔にもなりません。
外仕事をするときや外出のとき、コートの下に着れば見えませんし、ずいぶん暖かです。

でも、「ねこってなに? はんてんやちゃんちゃんことちがうの?」とよく聞かれます。
同じ流れのものですが、一度着るとひと冬離せない部屋着です。お母さんみたいにふんわり包んでくれる南木曽の防寒具「なぎそねこ」をぜひどうぞ。

お礼品の詳細はこちらをクリック!
【伝統防寒着】ぽかにゃんのなぎそねこ・赤・フリーサイズ

◆ソコの洗える箸立て&フタの立つ急須台セット

ソコの洗える箸立てとフタの立つ急須台の実用的なセットです。

◎底が洗える箸立て
箸を入れるのにゴミやホコリで汚れていたらたいへんです。そこで箸立ての中のソコ(底)をはずして洗えるようにしました。

洗いづらかったソコがきれいに洗えます。また、ヨゴレのひどいときは洗剤も使っていつもピカピカな状態に保てます。

◎急須のフタが立てられる急須台(特許取得済み製品)
丸く仕上がるロクロ細工の特徴を生かし、急須のふたを360度どこにでも置く事が可能なデザインにしました。急須のフタや湯飲みのフタを脇に立てて置くことができる便利な急須台です。

ゆっくり木を乾燥させて、熟練した職人が一つひとつていねいに仕上げています。

一枚板からの削り出しなので、丈夫で末永く使える製品となっています。
特許第3943402号を取得したこだわりの一品です。

■生産者の声
南木曽ろくろ細工は昭和55年に国から伝統的工芸品の指定を頂き、現在伝統工芸士が7名誕生しています。熟練した職人と伝統の技で一つひとつを丁寧に製作しています。
木の温もりをお楽しみ頂けるお礼品になっております。

◆【伝統的工芸品】木曽桧お食い初めセット

伝統的工芸品「南木曽ろくろ細工」の技術が光る逸品。美しい木目と木ならではの温もりを感じられます。

信州木曽谷の南端、岐阜県との県境に位置する南木曽町。この地の歴史的な産業である「南木曽ろくろ細工」は、経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」です。

その歴史は古く18世紀前半には、木の挽物を得意とする木地師(きじし)と呼ばれる人々が定着し、名古屋・大阪周辺に木地荷物を出荷していたとされています。

その歴史は脈々と受け継がれ、熟練した木地師によって今もなお美しい木製品が生み出されています。

木の特性を熟知し、特殊なカンナを使いこなし削りだした逸品をどうぞ手にとってお楽しみください。

■生産者の声

この地の伝統を守り、木の魅力が伝わる製品を日々生み出しています。ひとりでも多くの方々に手に取っていただけたら幸いです。

南木曽町の特産品

◆南木曽ろくろ細工

お礼品でも匠の技が冴える見事な逸品をご紹介しましたが、南木曽町にはその始まりが18世紀前半と言われる伝統的技術「南木曽ろくろ細工」が伝えられています。

これは厚い板や丸太をろくろで回転させながら、カンナで挽いて形を削り出す伝統技術。
この地域では、木曽谷に育つカツラやセンノキ、ケヤキ、トチなど木目の美しい広葉樹を使い、さまざまな茶櫃(ちゃびつ)や盆、汁椀などが盛んにつくられてきました。

「南木曽ろくろ細工」の良さは、天然の木目や木質を充分に考慮し、その変化を生かしながら手づくりで製品をつくっていくところ。
なんとも素朴であたたかく、やさしい手触りが特徴です。

1980年、国の「伝統的工芸品」に指定されました。工場見学もできます。

南木曽町の観光資源

◆田立の花馬祭り

毎年10月の第一日曜日に、「五穀豊穣・安産・家内安全」などの諸願成就を感謝して開催される祭りが「田立(ただち)の花馬祭り」で、昨年(2017年)には300周年を迎えました。

稲穂をかたどって五色の紙で作った花を鞍(くら)に飾った3頭の木曽馬が、笛太鼓の先導で田立駅前広場を出発し、五宮(いつみや)神社までゆっくりと練り歩きます

神社に着いたら、行列は境内を3周します。そのとき、待っていた人々が馬に飛びつき、一斉に花を取り合うのです。
取った花は虫除けとして田んぼの畦に、または厄除けとして家の入口に挿します。とくに先頭馬に飾られていた、神が宿るヒモロギを取った人には大きな幸福が訪れると言います。

1998年には長野県の「無形民俗文化財」に指定されました。
また、同年の「長野冬季オリンピック」では、この「田立の花馬」が祭典のフィナーレを飾る閉会式の芸術プログラムに採用されました。

◆妻籠宿

「妻籠宿(つまごじゅく)」は、かつて南木曽町を走る蘭川(あららぎがわ)東岸に位置する宿場でした。
五街道のひとつで本州中部の内陸側を経由して京都までつながっていた「中山道」42番目の宿場であり、交通の要衝として栄え、江戸時代はたくさんの人や馬が行き来していました。

周辺には身分の高い人が宿泊したり休憩したりする場所として「本陣」1軒、「脇本陣」1軒が整備されていた他、一般人が止まる「旅籠(はたご)」と呼ばれる宿が31軒も整備されていたため、大きな宿場町として当時から有名だったそうです。

今も全国的に知られている宿場ですが、その理由として「日本で初めて町を挙げて町並の保存に取り組んだこと」が挙げられます。

時代は明治となって公共の交通改革が進み、宿場としての役割を終えた地域は衰退していきました。

しかし、1960年代後半に入って「集落保存」「景観保全」の積極的な動きが起こりました。
そして1968年、「妻籠を愛する会」が設立。家や土地を「売らない・貸さない・壊さない」という信条が確認され、地元住民を中心とした本格的な保存事業が開始されたのです。

そして、どこよりも早く町を挙げて景観保全活動に取り組んだことが評価され、1976年、国が選定する「重要伝統的建造物群保存地区」の、最初のひとつに選ばれました。

このような町民の皆さんの不断の努力があったからこそ、現在でも復元された本陣、脇本陣をはじめ、"江戸時代の匂いを感じられる宿場景観"を私たちは見ることができるのです。

◎木曽路氷雪の灯祭り

毎年、約2週間にわたり、木曽路地域の宿場などを会場として開催される統一イベントが「木曽路氷雪の灯祭り(きそじひょうせつのひまつり)」です。

このお祭りでは、手づくりの雪像やアイスキャンドルなどを使い、宿場に灯りをともします。いつもとは違う、とても幻想的で美しい光景を見られるイベントです。

◆桃介橋

別名「桃の橋」とも呼ばれる「桃介橋(ももすけばし)」は、木曽川の水力発電開発に力を注いだ電力王・福沢桃介(大同電力)が資材の運搬用に架けたもので、1922年9月に完成しました。

全長247メートルという、日本でも有数の長さを誇る吊橋であり、1993年に「大正ロマンを偲ぶ桃介記念公園整備事業」の一環として復元され、1996年には「近代化遺産」(国の重要文化財)に指定されています。

あとがき

近年は観光が基幹産業となっている南木曽町。通りの向こうから飛脚が走ってきそうな錯覚を起こしてしまう「妻籠宿」の佇まいはまさしく「江戸時代!」ですし、夜間のライトアップがある「桃介橋」やその周辺に町の花であるツツジが咲き誇る風景も必見の美しさです。

そんな南木曽町を、ぜひ訪れてみてください。

長野県南木曽町紹介ページ

長野県南木曽町のお礼品一覧

※2024年4月3日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※参考・参照元
・南木曽町公式 ホームページ(http://www.town.nagiso.nagano.jp/)
・南木曽町観光協会公式ホームページ(http://www.town.nagiso.nagano.jp/kankou/index.html)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

この記事でご紹介したお礼品はこちら