ふるさと納税のお礼品でも人気!
『米・新米』【雑学】と【まとめ】
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毎年、夏が終わりに近づき頬をなでる風がさわやかさを増す頃、さまざまな農作物の収穫が一層盛んになる季節になります。そうした「実り」の中でも、ふるさと納税のお礼品として安定した人気があるのがお米です。今回はそのお米や新米の雑学について掘り下げていきたいと思います。
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お米の代表的な品種まとめ
農林水産省の資料「平成28年産水稲もみおよび水稲うるち玄米の産地品種銘柄一覧」によれば、日本国内のお米の品種で国に登録されているものは830種以上、そのうち主食として使われるお米の品種の数はなんと270種以上もあります。この種類の多さからも日本のメジャーな農産物であることがあらためて実感させられますよね。
そのお米ですが、ふるさと納税のお礼品としても人気が高い品目のひとつになっています。ここではその主食用のお米の品種の中から、代表的なものについてじっくりみていきたいと思います。
品種別作付け割合のランキング
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※米穀安定供給確保支援機構の資料「平成26年産 水稲の品種別作付動向について(平成26年うるち米の数値)」より
【1位】「コシヒカリ」36.3%(作付け割合/以下同様)
コシヒカリは国内で作付けされるお米の品種の中で、作付け割合が1位の36.4%です。2位のひとめぼれが9.7%なので、コシヒカリがいかに国内で広く栽培されているかがわかります。そのコシヒカリですが、炊いた時の特徴はとても粘り気があって食味に優れる事。ややもっちりとした食感でさまざまな料理と合います。
【2位】「ひとめぼれ」9.7%
ひとめぼれは、コシヒカリに次いで作付けの割合が大きい品種です。炊き上がった時のコシヒカリにも似た、もっちりとした食感と光沢の良さが特徴です。また比較的早熟な品種としても知られています。
【3位】「ひのひかり」9.2%
コシヒカリ、ひとめぼれに次いで三番目に作付け割合が高い品種です。主に関西地方や九州地方など西日本で広く栽培されています。粒がやや小ぶりですが食味はしっかり。また粘り気がひかえめでさっぱりとした味わいになっています。
【4位】「あきたこまち」7.2%
あきたこまちは、平安時代の歌人、世界三大美人にも数えられる「小野小町」にちなんで名づけられた品種です。粘り気や甘み、食感などがしっかりしていながらそれぞれのバランスが良いことでも知られています。1984年に秋田県の奨励品種に採用された、あきたこまちですが、現在は全国で栽培される人気の品種となっています。
【5位】「ななつぼし」3.1%
ななつぼしは、主に北海道で栽培されています。粘り気が比較的少なくあっさりとしていながら、粒がとてもやわらかいのが特徴。ほどよい甘みと香りがあいまって、とてもバランスの良い品種になっています。もともと北海道は年間を通して寒冷なために稲作に適さないとされた時期もありますが、ななつぼしに代表されるさまざまな品種が関係者の努力の末に生み出され同地で栽培されています。そしていまやその多くが全国に送り出されて人気を博しています。
▼さとふるから申し込める、主なお米の品種ごとのお礼品一覧です▼
※上記各品種の文字をクリックいただくと詳細ページが開きます。
品種別の新米の時期はいつごろ?
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つぎに「新米」についてみていきます。そもそも「新米」とはどういったものでしょうか。これは実はJAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)で決められていて、そのお米が収穫された年の年末までに精白・包装された精米に限って「新米」と表示することが許されます。つまり、たとえば2017年の9月に収穫されたお米は、2017年の末までに精白・包装されれば「新米」として表示ができます。
次に主なお米の品種ごとで、いつごろ「新米」として出荷されるかみてみましょう。JA静岡経済連食料販売課がまとめている全国の「新米」に関する資料によりますと、下記のようになります。
・静岡県「なつしずか」8月上旬
・静岡県「コシヒカリ」8月下旬
・茨城県「あきたこまち」8月下旬
・茨城県「コシヒカリ」8月下旬
・新潟県「こしいぶき」9月上旬
・富山県「コシヒカリ」9月下旬
・新潟県「コシヒカリ」9月下旬
・秋田県「あきたこまち」10月上旬
・宮城県「ひとめぼれ」10月上旬
・北海道「ななつぼし」10月上旬
栽培されている品種と栽培地の気候などによって「新米」の出荷時期の傾向があるのがお分かりいただけるでしょうか。この時期を把握することによって、おおよそどの品種がどの地域で新米として出荷されるかがわかり、より新鮮なお米を楽しむことができます。「新米」表示のあるお米は、ふるさと納税のお礼品としても人気があります。
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あとがき
いかがでしたか?
主食として根強いニーズがあり、とても身近な存在の「お米」。味わいや「新米」として出荷される次期、品種や栽培される地域によってもさまざまな特徴があることがお分かりいただけたでしょうか。ふるさと納税をする先を探す上での参考にしてください。
記事公開日:2017年9月20日