醤油にお味噌、尺八もここから/和歌山県御坊市【ふるさと納税・自治体事典】
日本を代表する調味料、味噌と醤油、そのルーツはここ「御坊市」にあるお寺、興国寺から始まったと言われています。また、尺八や虚無僧スタイルもここから始まったとか。そんな興味深い伝説の残る御坊市についてご紹介します。
和歌山県御坊市の概要
御坊市(ごぼうし)は、紀伊半島のほぼ中央部に位置し、海・山・川に囲まれた豊かな自然と黒潮海流による温暖な気候に育まれた歴史、文化が息づくまちです。
◎海の幸、山の幸、大地の恵みに囲まれたまち
温州みかん、梅、梨などの果樹の他、いちご、すいか、メロン、ミニトマト、うすいえんどうなど四季折々のおいしい野菜やフルーツを味わえます。
また、紀伊水道の豊かな漁場では、あじ、さば、タチウオ、あわび、ナガレコ、伊勢えびなどが獲れ、海産物も豊富です。
◎色とりどりの花のまち
スターチスをはじめ、ガーベラやバラなど花の産地として知られています。
◎自然あふれる豊かなまち
いちご狩りやメロン狩り、花摘みを楽しめる観光農園や、高速のインターそばには広々とした日高川オートキャンプ場があり、大阪から約2時間で気軽に本格的なアウトドアが楽しめます。
◎歴史とロマンが息づくまち
熊野古道(紀伊路)にある旧跡をはじめ、「御坊」の由来となった寺内町、宮子姫の伝説など、名所・旧跡や伝説が数多く残り、当時の息づかいを体感できます。
さとふるから申込めるお礼品はコレ!御坊市の名産品・特産品
◆昔ながらのしょっぱい梅干し 白干梅 2kg すっぱい 紀州南高梅 無添加 大粒3L以上 和歌山県産
昔ながらの塩のみで漬けた無添加のすっぱい梅干し。梅本来の味わいが詰まっています。
白干し梅は塩のみで漬けた塩分約22%の昔ながらのしょっぱい梅干し(すっぱい梅干し)。
無添加、無着色で昔ながらのしょっぱい味わいですが、梅本来の風味がしっかりと味わえる伝統製法です。
大粒3Lサイズ以上の梅干は果肉がたっぷりで、なめらかな食感。和歌山県みなべ町の梅農家が丹精込めて作った梅干です。塩は海水由来の天然ミネラル塩を使用しています。しょっぱい梅干し(酸っぱい梅干し)が苦手な方や、塩分が気になる方には塩抜きもおすすめです。
多少キズ等のあるご家庭用となっております。
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昔ながらのしょっぱい梅干し 白干梅 2kg すっぱい 紀州南高梅 無添加 大粒3L以上 和歌山県産
◆グルテンフリー ホワイトソース 360g入り×6個セット(御坊市)
グルテンフリーだからアレルギーを気にしなくて食べていただけます。
食べたくても食べられない食品アレルギーの方のために開発しました。勿論味には一切の妥協はしていませんので、アレルギーが無い方でも十分美味しく食べていただける物となっております。牛乳や小麦をはじめ、アレルギー特定7品目を全く使用せずに製造したグルテンフリーのホワイトソースです。樽の味が長年培った発酵技術で作られた甘酒を活用することで本来のホワイトソースのようなうま味、まろやかさ、コクを実現することができました。
■生産者の声
ホワイトソースのアレルギーで悩まれてる多くの方々に召し上がっていただけるようグルテンフリーで開発いたしました。勿論美味しくなくては意味がございませんので、アレルギーをお持ちでない方であっても十分美味しく食べていただけるホワイトソースに仕上げております。これで今まで食べたくても食べられなかったシチューやドリアなど思う存分お召し上がりください。
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グルテンフリー ホワイトソース 360g入り×6個セット(御坊市)
◆昔造り紀州金山寺味噌
このお礼品は、七百余年の伝統が生きる紀州のおかず味噌、紀州金山寺味噌。
明治39年の創業以来、頑固なまでに手作業にこだわり続けた金山寺味噌。米・大麦・大豆の麹に、瓜、茄子・生姜・しそを加え、熟成させたおかず味噌で、原材料はすべて国産です。
他地域の金山寺味噌との違いは、野菜の配合割合が多く、もろみの部分と瓜、茄子・生姜・しそ、それぞれの違う感覚・食感を楽しめるところです。
■生産者の声
お召し上がり方はさまざまございます。
温かいご飯にのせて頂くのはもちろん、お茶漬けやお粥と一緒に味わって頂いても良し。
季節の野菜に添えたり、焼き魚につけたりしておかずにアクセントをつけて頂くのも良し。お酒の肴に冷奴やかまぼこ、チーズなどと合わせても美味しいです。
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昔造り紀州金山寺味噌
◆旬の新鮮野菜セットたっぷり15種以上
和歌山産の新鮮野菜15種以上をお届けします。
地元青果市場から、毎日八百屋のプロが厳選した新鮮な野菜の詰め合わせをお届けします。
和歌山の暖かい太陽の恵み、海のミネラルをもらった野菜たちです。定番から珍しいものとバラエティに富んでいて色々お楽しみいただけます。
■生産者の声
《下記の中から15種以上をお届けします》
【春】小松菜・キャベツ・大根・ふき・チンゲン菜・南京・なすび・ミニトマト・トマト・とうもろこし・いんげん・絹さや・スナップ豌豆・新玉ねぎ・そら豆・うすい豆・しいたけ・ほうれん草 など
【夏】ごぼう・キャベツ・南京・なすび・ピーマン・ししとう・ゴーヤ・おくら・枝豆・玉ねぎ・きゅうり・トマト・人参・ズッキーニ・ミニトマト・うり・新ショウガ など
【秋】小松菜・キャベツ・チンゲン菜・なすび・トマト・さつま芋・里芋・ピーマン・いんげん・モロッコ豆・絹さや・きゅうり・つくね芋・ねぎ・玉ねぎ・しいたけ など
【冬】大根・かぶ・人参・小松菜・キャベツ・ほうれん草・白菜・カリフラワー・ブロッコリー・トマト・ミニトマト・絹さや・しいたけ・なすび・さつま芋・里芋・スナップ豌豆 など
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旬の新鮮野菜セットたっぷり15種以上
◆御坊産 鮮魚セット 約2.5kg
このお礼品は、紀州日高の漁港で水揚げされた新鮮な魚のセット。
御坊で100年以上創業を続けている海産物問屋の5代目店主が、一本釣り・巻き網漁で早朝、紀州日高漁港に水揚げされた旬の鮮魚を箱詰めします。
アジ、サバ、太刀魚、ハマチ、ツバス、タイ、イサギ、ヒラメなど、新鮮さを保つため下処理はせず水揚げした日に即日発送、翌日にお届けします(保冷氷使用でお届けします)。
■生産者の声
どこよりも新鮮な魚を皆様に届けることを経営理念にしております。お手元に届きましたら、できるだけお早めにお召し上がりください。
◆『濃厚な味のとろける美味しさ』 温州みかん:約5kg 和歌山産
みかんの生産量日本一(※)の和歌山より、御坊市と市周辺の濃厚でおいしい温州みかんをお届けします。
地元でもみかんづくりの巧といわれる生産者のみかんを厳選し、手詰め検品しています。
10月中旬頃からは「ゆら早生みかん」という少し青みが残ったみかんとなりますが、糖度も高くおいしいと好評です(お届け時期によって色味が緑色~黄色~オレンジ色へと変わります)。
11月下旬頃からは冬のみかんとなりますので品種が変わります。
お届け時期によって品種・色付き・食味が変わります。また、御歳暮や贈り物としても好評の品です。
※2016年作物統計調査/農林水産省調べ
御坊市の特産品
◆鯖のなれ寿司
古くから「人を見たけりゃ御坊祭」と言われるほど、御坊市・日高地方最大の祭りである「御坊祭」。そこに欠かせないのが鯖の「なれ寿司」です。
昔は祭りの行われる秋頃には、どこの家庭でも手づくりされ、それぞれの家庭の味があり、まさに御坊のソウルフードと言っても過言ではありません。
かつては酢をいっさい使わず、鯖とご飯を「あせ(暖竹)」という笹の葉に包んで発酵させてつくっていました。
これを別名「くさり寿司」とも言い、強い発酵臭がしますが、最近は酢でしめて食べやすくなった「鯖寿司」が主流になってきています。
◆御坊市特産 メロン・いちご
フルーツ王国・和歌山だけあり、御坊市もおいしい果物を全国にたくさん供給しています。
温暖な気候に恵まれ、夏は長い日照時間を有効に利用したスイカやメロン、梨の栽培、そしてメロン狩りやスイカ狩りなどが各農園で行われています。
冬も瀬戸内海から南下してくる南海流と黒潮のおかげで温暖であり、秋、冬にかけてイチゴやミニトマト、みかんが栽培されます。
もちろん、これらも各地の観光農園で、その場で摘んで食べられます。御坊自慢のフレッシュなフルーツの"もぎたてのうまさ"を堪能してみてください。
とくにみかん類は、種類も豊富で高品質であるため、全国に多くのファンがいます。
◆金山寺味噌
750年続く伝統製法でつくられている「金山寺味噌」。米や大麦、大豆、なす、瓜、生姜、しそが入った自然発酵食品のおかず味噌のことで、2017年8月、和歌山県で初めてGI(地理的表示)認定を受けました。
中国から伝わった製法が、湯浅周辺から御坊市周辺まで徐々に広まっていきましたが、もともとこの地方一帯は醤油や味噌の発祥地とも言われ、現在も金山寺味噌や醤油、なれ寿司がつくられる地としてよく知られています。
金山寺味噌は、通常、調味料としては用いられず、おかずや酒の肴としてそのまま食べられます。ですので、温かいご飯やお茶漬けとともに、もしくは酒の肴としてキュウリにのせるなどして食されます。
◆麻雀牌・サイコロ・碁石
御坊市では麻雀牌やサイコロ、碁石などがつくられていて全国有数のシェアを誇っています。とくに麻雀牌の生産を行っている樹脂メーカー、大洋化学の本社があるため、"麻雀牌といえば御坊"と言われるほど。
全自動式マージャン卓に使用される特殊麻雀牌にいたっては、そのほとんどが御坊市でつくられているそうです。
御坊市の観光資源
◆御坊祭(ごぼうまつり)
10月5日に行われる小竹八幡神社(しのはちまんじんじゃ)のお祭り「御坊祭」。前述のように「人を見たけりゃ御坊祭」と謳われるほど、大勢の見物客が集まる大きな祭りです。
祭りは、10月1日の「幟(のぼり)立て」、3日の「地固め」、4日の宵宮(宵祭)と続き、5日の「本祭」を迎えます。
神賑行事として獅子舞・奴踊などを奉納する他、余興奉納では太鼓台が登場し、「歌舞伎の隈取りと同様の厚化粧をした子どもたち(乗り子」と呼ばれます)を乗せた四つ太鼓が町内を練り歩きます。
また、10月4日の宵宮と、5日の本祭(神幸祭)には県無形文化財第1号・国選民族芸能である「戯瓢踊(けほんおどり)」が踊られ、生花をあしらった笠や華麗な衣装を身につけた踊り子たちが、ユーモアあふれる踊りを披露します。
◆門前町などの町並み
西本願寺日高別院の門前町として発展した「御坊市」には、昔の趣を残す貴重な町並みが残っています。
東町には、黒塀に白い漆喰の旧家や、酒、木材、醸造業者、油屋、薬屋などの商店が建ち並んでいました。今も歴史的な建物が大変多い町です。
新町には、江戸・大正時代に建てられた酒蔵が建ち並び、明治初期の洋風医院、創業100年の金山寺味噌商家などがあります。
また、中町は日高別院を中心に、寺内町として栄えた面影が残っています。
◎西本願寺日高別院
京都市にある西本願寺の別院で、浄土真宗本願寺の名刹として知られる寺院。「御坊所」「御坊様」とも呼ばれ、御坊市の名前の由来にもなっています。
境内にある大イチョウは、樹齢400年を数える県指定の天然記念物です。
◆紀州鉄道
営業距離2.7キロメートルという日本最短のローカル線として知られる「紀州鉄道」。前身である「御坊臨港鉄道」の設立が昭和3年であり、平成30年には無事90周年を迎えました。
現在も「市民の足」として運行中で、御坊駅から西御坊駅の間を8分かけて1日26往復しています。
走っている車両は「キテツ-1」「キテツ-2」の2両で、いずれも1両編成の2軸レールバス(車輪4輪)タイプであり、現在、日本国内では「紀州鉄道」でしか運行していないそうです。
時速は30km。バスのような外観で、どことなくノスタルジックなムードを漂わせながら今日もトコトコ運行しています。
◆興国寺(由良町)
鎌倉幕府三代将軍・源実朝(みなもとのさねとも)の菩提を弔うため創建された古刹。
本尊は釈迦如来で、伽藍は、本堂、天狗堂、山門、尺八道場からなります。
開祖の法燈国師(ほっとうこくし)は、中国から味噌づくりを伝え、それが醤油のルーツとなったと言われています。
また、日本における尺八発祥の地としても知られ、尺八を吹きながら托鉢する虚無僧のスタイルはここでつくられたそうです。
天狗伝説もあり、本堂裏の天狗堂には日本一の巨大な天狗の面が飾ってあります。毎年1月の成人の日に行われている「天狗祭」が有名です。
あとがき
法燈国師は、宋で尺八を学んだ後、名手4人を連れて帰国し、興国寺に住まわせたそうです。これが禅と尺八の結びつきの始まりで、興国寺は虚無僧の本山としても知られています。
そんな興国寺のある御坊市を、ぜひ訪れてみてください。
※2024年3月28日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・和歌山県御坊市公式 ホームページ(http://www.city.gobo.wakayama.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店