特産品「黒糖焼酎」は奄美群島でしかつくれない!/鹿児島県龍郷町【ふるさと納税・自治体事典】
"日本のラム酒"とも言われ、黒糖の香りと米麹由来の芳醇な風味が人気の「黒糖焼酎」。戦後、日本の酒税法の特例通達で、黒糖を使っての製造が奄美群島に限り認められたことで独自の発展を遂げ、現在ではさまざまな商品が販売されています。
ここでは、「黒糖焼酎」と高級絹織物「本場奄美大島紬」が二大特産品として知られるまち、龍郷町(たつごうちょう)をご紹介します。
龍郷町の概要
龍郷町(たつごうちょう)は、鹿児島市から南へ約380km、鹿児島県本土と沖縄本島のほぼ中間の洋上に浮かぶ奄美大島の北部に位置し、6000人ほどが暮らしています。
東シナ海に囲まれたマリンスポーツが盛んなまちで、原生林が残る山々には希少な野生生物が数多く暮らしています。
また、奄美大島を代表する産業「本場奄美大島紬」の伝統的な柄である「龍郷柄」や「秋名(あきな)バラ」が生み出された場所でもあり、"大島紬発祥のまち"と言われています。
さらに、国指定重要無形民俗文化財「秋名アラセツ行事」など、自然に対する感謝や畏敬の念がまちのあらゆる場所や行事の中に残されています。
●人口:5994人(2019年3月31日現在)
●町の花:ヒカンザクラ
●町の木:リュウキュウマツ
さとふるから申込める龍郷町のお礼品はコレ!
◆大島紬おしゃれ巾着(赤)
このお礼品は、手軽さがうれしいコンパクトサイズのしぼり巾着。大島紬をポイントに使うことにより、お洒落で上質感も感じられます。
バッグインバッグとしてももちろん、そのままでも便利な巾着型の手提げバッグとして使うことができます。外ポケットがたくさんあるのもオススメのポイント♪
■生産者の声
日常使いに便利な巾着型バッグは、本物の大島紬をワンポイントに使うことにより、細部まで丁寧に仕上げました。
豊かなライフスタイルをご提案いたします。プレゼントにもぴったりです。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
大島紬おしゃれ巾着(赤)
◆奄美大島産 完熟たんかん【秀品10kg】
奄美大島の冬のおいしい果物と言えば「奄美たんかん」。
このお礼品は、選果機により糖度や酸味のバランス、見た目など厳しい基準をクリアした、選び抜かれた「たんかん」です。
花を咲かせてから収穫まで300日もの間、樹上で揺られて育つたんかんは、濃厚な果汁がたっぷり。香り、味ともに傑作で、日本中から愛されている柑橘のひとつです。
年間降水量3000mm、年平均気温23度の温暖な奄美大島はタンカンの生育に適しているとされ、たんかんの名産地として知られています。
島に燦々と降り注ぐ太陽の光をたっぷり浴びたたんかんは、しっかり紅色がのり(果実全体に色がつくこと)、完熟間際まで樹上で育てるため他のどの島にも負けない味わいが感じられます。
■生産者の声
たんかんの特徴として、オレンジに近く外皮がやや硬くむきにくいという特徴があります。食べる際には果物ナイフ等で1/8サイズくらいまでカットするスマイルカットをすると大変食べやすくなります。
また、奄美の郷土料理、鶏飯(けいはん)にたんかんの皮を細かく砕いて入れることで、香り豊かな薬味としても親しまれています。
ぜひ一度、奄美大島の完熟たんかんをご賞味ください。一度食べたら忘れられない味をお届けいたします。
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【さとふる限定】奄美大島産 完熟たんかん【秀品10kg】
◆特選のざき牛サーロインステーキ 約200g×5枚
「のざき牛」は、日本初の個人名を冠した和牛ブランド(※有限会社のざきホームページより)。お肉の王様・サーロインステーキでどうぞ。
きめ細やかなサシの入り具合で、お肉を噛み締める度に旨みが溢れてきて、幸せな気分に満たされます。
また脂の融点が低いため、しつこさを感じることなくいただくことができます。
■生産者の声
大事に育てた子牛を笠利市場を通し、のざき牧場で世界に通用する和牛へ、さらに肥育されたお肉をぜひ皆さまのところへ。きっと喜んでいただけると思います。
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特選のざき牛サーロインステーキ 約200g×5枚
◆奄美大島ご当地グルメ みそ鰻 約240g×4袋
このお礼品は、土鍋でコトコト、鰻のエキスたっぷりの奄美大島ご当地グルメ!
奄美の食材であるクワリ(ずいき)とうなぎや味噌を土鍋で煮込んだ料理で、島外では珍しい一品。
ふっくらとした鰻にクワリと味噌の旨みが合わさり、おいしさがギュッと詰まった奄美大島では人気の滋養料理です。
■生産者の声
龍郷町に店舗を構える鰻専門店「大勝うなぎ」は、皆さまに安心・安全にお召し上がりいただくため鰻の状態を毎朝検査し、その日使用する鰻のみを捌き、つくり上げた後、試食のほうもいたします。
鮮度を保つため一つひとつ真空パック処理を行っておりますので、温めるだけで簡単においしく召し上がれます。
奄美大島の大自然から溢れ流れる良質な水をうなぎに与えることで、川魚特有のニオイを取り除いております。
鰻エキスたっぷりの、みそ鰻をぜひ一度ご賞味ください。
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奄美大島ご当地グルメ みそ鰻 約240g×4袋
龍郷町の特産品
本場奄美大島紬
約1300年の歴史を誇り、奈良・東大寺の献物帳(734年)にも記録されているという「大島紬」は、1975年に国の「伝統的工芸品」に指定された絹織物。
奄美大島を本場生産地とし、日本の絹織物の中でも高級品として知られています。
独特の色合いがあり、軽くて暖かく、着崩れしにくいのが特長で、着込めば着込むほど肌になじむ着心地のよさがあります。
なお、町内にある「大島紬村」では「大島紬」の実際の製造現場の見学ができる他、泥染めや手織り、着付け体験なども用意されています。
◆奄美黒糖焼酎
日本の中で、奄美大島や喜界島など奄美群島の島々だけで造ることが許されている蒸留酒、それが「奄美黒糖焼酎」です。
1953年12月、奄美群島が日本に復帰するにあたり、酒税法の特例通達で米麹を使用することを条件に、奄美群島だけが黒糖を使った焼酎製造を認められました。
現在でも、国内で黒糖焼酎を造っているのは奄美群島にある約30の蔵元だけに限定されています。
「奄美黒糖焼酎」はウィスキーやウォッカ、ジン、ブランデーなどと同じ蒸留酒であるため、甘い芳香がありますが糖分はゼロ。
飲んでみると、黒糖のやさしい香りと米麹由来の芳醇な風味が広がり、奄美の豊かな自然がお口の中に広がっていくようです。
数ある焼酎のなかでも比較的飲みやすいと言われ、お湯割りやロック、カクテルなどバリエーション豊かに楽しめ、二日酔いになりにくく、体にやさしいお酒としても人気です。
また、従来の黒糖焼酎にあったクセのある匂いや雑味を取り除くことができる「減圧蒸留」による製造が導入されるようになり、ばらつきのあった品質が安定し始めると、昔からあった「年配の男性が晩酌で飲む、クセのある強い酒」という黒糖焼酎のイメージも変わっていきました。
この「減圧蒸留」を最初に導入したのが、今回、お礼品としてもご紹介した「里の曙」だそうです。
なお、おいしい酒造りに欠かせない要素のひとつが「おいしい水」。
龍郷町の「長雲山系」や「じょうご川」の水は、島内でも屈指の名水として知られています。現在、まちでは3社の酒造会社が、その名水を使用した「黒糖焼酎」を製造しています。
【奄美黒糖焼酎】のお礼品をピックアップ!
◆奄美黒糖焼酎 「田中一村」作品ラベルギフトセット
奄美を愛し、奄美を描き続けた日本画家「田中一村(いっそん)」の代表作「初夏の海に赤翡翠(アカショウビン)」と「アダンの海辺」をラベルに使用したファン垂涎の逸品。
減圧蒸留を行った「里の曙」を独自の濾過によりさらにすっきりとした味わいに仕上げた『奄美の杜』と、樫樽に長期間貯蔵した甘い香り漂う『一村』。
全量3年以上貯蔵した2種類の黒糖焼酎を堪能できるセットです。
■生産者の声
平成4年に黒糖焼酎業界で初めて「減圧蒸留」の手法を用い、芳醇でスッキリと女性にも飲みやすい黒糖焼酎『里の曙』を開発した酒蔵です。
『奄美の杜』は仕込配合から蒸留工程までは『里の曙』と同じですが、「濾過」工程をひと工夫してあり、『里の曙』よりさらにスッキリと飲みやすさを追求した逸品です。
『一村』は常圧蒸留焼酎を樫樽貯蔵し濃厚さを抽出後、減圧蒸留焼酎とブレンドし、25度のアルコール度数で濃厚さと飲みやすさを追求しました。
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奄美黒糖焼酎 「田中一村」作品ラベルギフトセット
◆奄美黒糖焼酎 「里の曙 原酒・ゴールド」ギフトセット
このお礼品は、厳選した原料を使用した『里の曙 原酒』と、この原酒を樽貯蔵しブレンドした『里の曙 ゴールド』。まさに極みの一品です!
『里の曙 原酒』は、従来の黒糖焼酎と比べ、主原料の黒糖を豊富に使用して、国産の丸米と沖縄産特等黒糖にこだわり長期間ゆっくりと熟成しました。
『里の曙ゴールド』は、この原酒を樽貯蔵したものと、別に常圧蒸留焼酎を樽貯蔵したものをベストバランスでブレンドしたもの。
樽の香りが特徴的な『里の曙 ゴールド』と黒糖焼酎本来の味わいを楽しめる『里の曙 原酒』2種類の味わいを43度と濃厚なまま楽しむことができます。
■生産者の声
『里の曙 原酒』は、ドイツ飲食業界専門誌「ミクソロジー」でもカクテル素材として取り上げられた逸品です。
また『里の曙 ゴールド』も、日本ウイスキーが世界を席巻しているようにEU市場で好評を得ております。
両品ともオンザロック、または冷凍庫で冷やしてお飲みいただければ特徴がわかると思います(家庭用冷凍庫で冷やしても固まることはありません)。
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奄美黒糖焼酎 「里の曙 原酒・ゴールド」ギフトセット
◆伝統の深みある味わい奄美黒糖焼酎「龍郷」ギフトセット
隠れファンが多数! こだわりある本格派のあなたへ届けたい黒糖焼酎。
西郷隆盛ゆかりの地、龍郷町で造られた奄美黒糖焼酎のセットです。常圧蒸留で昔ながらの伝統の味わいが特徴の『龍郷』と、2種類の樫樽で長期貯蔵させた焼酎を、絶妙なバランスでブレンドした琥珀色の『龍郷ゴールド』。
どちらの龍郷も、良質な素材へのこだわりと蔵人の熱い思いで丁寧に造り込まれた逸品です。本格焼酎なので糖質ゼロと健康にも優しいです。
『龍郷』は、食中酒として幅広い料理に合います。ロック・水割りがオススメ。
『龍郷ゴールド』は、チョコやナッツなどとも相性抜群。ロック・ストレートがオススメ。
■生産者の声
「奄美黒糖焼酎」は、黒砂糖を米麹と酵母で発酵させて造る焼酎です。元禄の昔、奄美の島々で造り出された黒糖焼酎は、長い年月を重ね受けつがれた稀の酒です。
酒税法の特設処置として奄美群島だけで製造が認められている特産品です。
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伝統の深みある味わい奄美黒糖焼酎「龍郷」ギフトセット
龍郷町の観光資源
◆ハートロック
「ハートロック」は、赤尾木(あかおぎ)集落の東側、太平洋に面する海岸にある自然のプール(潮だまり)です。
海岸には岩礁が浸食された大小の穴がいくつもありますが、「ハートロック」はその中でもひときわ大きく、きれいなハート型をしています。
隠れパワースポットとして人気で、これを見ると恋愛運がアップ。撮った写真を携帯電話の待ち受けにすると恋が叶うとか。
誰でもたどり着けるのに「見られなかった」という人がいるのは、干潮時に訪れる必要があるため。
潮位80cm以下の干潮時で、その前後1時間の波が穏やかな時が狙い目ですから、あらかじめ潮見表を確認してから見学に行きましょう。
とくに1月~3月はハートがアオサに囲まれ、緑と青のコントラストがとてもきれいです。
道路からビーチに出るまでの小道も緑の草木が生い茂り、とても素敵な風景です。
◆加世間峠 2つの海が見える丘
奄美大島の西海岸と東海岸(※「ハートロック」はこちらにあります)の2つの海を同時に見渡すことができる絶景ポイントです。
元はパラグライダーのテイクオフ場だったため、周囲には邪魔な木や建物もなく、大変素晴らしい景色です。
しかし、まだ正式な観光スポットとして整備されておらず看板などはありません。まちでは、道路や東屋などを整備予定で、現在も工事が急ピッチで進められています。
なお、加世間(かせけん)の高台の正面から日が昇り、午前中は逆光になるため、空と海の青さを満喫するなら昼前から午後にかけての観賞がオススメです。
あとがき
特産品である「黒糖焼酎」と「本場奄美大島紬」に関して、龍郷町は奄美市と共同で「ふるさと名物応援宣言」しています。
「ふるさと名物」とは、地域資源を活用した商品・サービス群のこと。これを地域ぐるみでPRしていく取組みが「ふるさと名物応援宣言」です。
龍郷町でも、奄美で暮らす人々の生活に根付いたこの2産品に関して、それが育まれた文化とともに世界に伝える努力を、地域を挙げて行っています。
そんな龍郷町を、ぜひ訪れてみてください。
※2019年11月27日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。
※参考・参照元
・龍郷町公式 ホームページ(https://www.town.tatsugo.lg.jp/)
・町田酒造株式会社(satoake.jp)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店