有数の農業地帯で、「環境保全米」発祥地/宮城県登米市【ふるさと納税・自治体事典】
古くから県内有数の米どころであり、農薬や化学肥料の使用量を抑えた「環境保全米」発祥の地(※登米市ホームページより)としても知られる登米市(とめし)。他にも、キャベツときゅうりが国の指定産地の指定を受けている他、仙台牛の産地として、さらには養豚でも全国に名をはせています。ここでは、そんな登米市をご紹介します。
登米市の概要
登米市(とめし)は、国際的に重要なラムサール条約湿地に登録されている「伊豆沼・内沼」をはじめ、市のほぼ中央を「迫川(はさまがわ)」、東側を雄大な「北上川」が貫流するなど、豊かな水環境に育まれた肥沃な登米耕土が形成されています。
特にお米は、伊達藩時代から名産地として知られ、江戸の食を支えました。「北上川」から運河と海を使って廻船問屋が運び、江戸へとお米が登って行く様子から『登米』の由来になったとも言われています。
現在も、赤とんぼが舞う稲穂マークを目印に、管内90%以上の農家が減農薬に努める『環境保全米』に取り組み、市を上げて環境にも人にも優しい循環型農業を推進しています。
また、本市は森林資源も豊かなまちで、総面積のうち4割強が森林で占められており、農業だけでなく林業も盛んで杉の産地としても有名です。
●人口:7万9047人(2019年7月31日現在)
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:登米市の名産品・特産品
◆宮城県登米市産のBG無洗米2kg+専用計量カップ付き
【BG無洗米2kg+専用計量カップ付き・登米市産ひとめぼれ】冷めてもおいしいプレミアム米
<冷めてもおいしいお米(BG無洗米)の特長>
●冷めてもおいしい、お弁当やおにぎりにもおいしい。
その理由は銘柄選びだけではありません。
●良質なアミノ酸肥料やミネラル等を施し、化学肥料を使わない土づくりにより味わいが豊か。
栽培に使用している水は、ため池(天然水)になります。
収穫後ため池(天然水)の水を次の年の春まで田んぼに湛水し抑草します。
育苗期には「ミネラル水」を施用し、天然水+ミネラル水でミネラル豊富なお米です。
栽培期間中はトンボの幼虫、ヤゴなどの生き物も見られます。
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【令和5年産】宮城県登米市産のBG無洗米2kg+専用計量カップ付き
◆登米市の蔵元石越醸造初となるリキュール製品「蠱惑魔(こわくま)リキュール」
アナタハ コノユウワクニ ウチカテマスカ?
パッケージをはじめ遊び心満載で、甘さが高くアルコール度が低いためお酒が苦手な方も飲みやすい製品です。
特設サイトもできるほどの人気製品で、蠱惑魔リキュールのキャラクターを漫画化するなど1製品の域をこえて世界観を広げ続けています。
セット内容は、ブルーベリー・マスカット・リンゴ・いちご・ゆずの5本。
(飲み方)ストレート・ロック・カクテル・ヨーグルト・アイス・ミルク
■生産者の声
100年以上続く酒蔵が、自慢の日本酒を使ってリキュールに進出しました。
若い職人のアイデアと古参職人の技術の融合で、多くの方に喜んでいただけるお酒が出来上がりました。
蠱惑魔リキュールの世界観を一緒に楽しんでいただけますと幸いです。
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登米市の蔵元石越醸造初となるリキュール製品「蠱惑魔(こわくま)リキュール」200ML5本セット
◆あぶら麸 2本入り6ヶ箱詰め
みやぎの明治村(登米町)から、「あぶら麸 2本入り6ヶ箱詰め」をお送りします。
あぶら麸は小麦の蛋白質成分「グルテン」を植物油で揚げてつくる、全国でも珍しいあげ麸です。
その豊かな味と風味は、あぶら麸独特のもので、麸のおいしさに加え、料理をおいしく仕上げる「だし」の効果があり、昔から登米地域の名産品としての評価を獲得しています。
とくに練った小麦粉を薄くのばして汁の中に摘み入れる郷土料理「はっと」には欠かせない材料で、毎年12月にはいろいろな「はっと」の味を競うイベントが開催され、また近年では油麸を親子丼風にアレンジしたご当地グルメ「油麸丼」も好評です。
うどんやひやむぎ、煮物やお吸い物などの家庭料理におすすめ。登米市推奨の「登米ブランド」にも認証されています。
■生産者の声
「熊本油麸店」は明治の初期から油麸を造っている老舗で、本物の味と風味とコクが好評です。
先代が、夏場に変質しやすい油揚げのかわりとなる食品として開発したと伝えられているもので、お盆にお供えする精進料理には欠かせない食材として地元の人々に親しまれてきました。
広く市販されている焼麸とは異なった特徴を持つ食品ですが、B級グルメで油麸丼が紹介され、地元の飲食店でも油麸を使った料理が提供されはじめています。
より多くの方々にこのふるさとの伝統食材を知っていただき、食べていただくことが、地域おこしや復興に役立つものと考えています。
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あぶら麸 2本入り6ヶ箱詰め
◆ノンカフェイン玄米珈琲セット(ティーバッグ、ドリップバッグ、煮出し用粒)
ひとめぼれとササニシキの玄米珈琲セットです。
◎ひとめぼれ玄米珈琲ドリップ1包入り×3個
◎ひとめぼれ黒焼き玄米粒100g入り×1個
もちもちの粘りとほどよい甘味が特徴の登米市産「ひとめぼれ」を使用しています。
長時間煎って黒焼きにした玄米の香ばしい香りとコク、スッキリした飲み口の玄米珈琲を召し上がることができます。
お湯を注ぐだけのドリップタイプとじっくり煮出して旨みを味わう粒タイプです。
◎ササニシキ玄米珈琲ティーバッグ7包入り×2個
古くより宮城を代表するお米の「ササニシキ」を使用した、あっさりとして飽きの来ない旨みが特徴で、玄米珈琲としても、ほんのりとお米の甘みが広がるやさしい味わいです。
便利なティーバッグ式で1包でカップ3~4杯抽出できます。水出しOKです。
■生産者の声
米どころ登米市のおいしいお米でつくった玄米珈琲は、栄養価の高い玄米を簡単に摂取できる玄米100%飲料です。
珈琲が苦手といった方にもお勧めの、からだにやさしくマイルドな味わいがお楽しみいただけます。
食物繊維が含まれており、食べすぎや脂っこい食事後にはお茶代わりにお勧めいたします。おいしく飲んで、毎日の健康生活のサポートにお役立ていただけましたら幸いです。
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ノンカフェイン玄米珈琲セット(ティーバッグ、ドリップバッグ、煮出し用粒)
◆登米市産小粒大豆でつくった納豆詰め合わせ
風味豊かで、糸引き良好な納豆の詰合せ。登米市内で生産された小粒大豆を使ってつくりました。
納豆通には、きっと納得していただける一品です。
手軽に召し上がれるミニタイプ2アイテムと、独自の薬味にこだわりのある本格派のための100g品のセットです。
醗酵熟成具合は、「給食の納豆」<「郷だよりミニ4個」<「北上納豆郷だより」の順に深くなります。
■生産者の声
原料大豆は、登米市の鹿野さんが栽培した「スズホノカ」という品種の小粒大豆です。
完熟してもアズキほどの大きさで、たんぱく質を含む納豆用大豆です。
ただ、皮がしっかりしているため、煮方が難しく、納豆の発酵管理も工夫が必要なため、あまり使っている納豆メーカーはありません。
北上食品では、地元の貴重な大豆を大切に、低圧煮込み法でしっかり炊き上げ、じっくり醗酵熟成させ、風味豊かで糸引きの良い納豆に仕上げました。
納豆通には、きっとご納得していただけるものと思います。
◎内容量
・給食の納豆(40g2個、タレ2個)×4
・北上納豆郷だよりミニ(40g4個、タレ4個)×4
・北上納豆郷だより(100g 12個)
◆『つやま産直発!ときめきパック』 季節の野菜と加工品のセット
登米市津山町の産直から旬の野菜やお米、手づくりの漬物やお餅などの加工品を詰め合せてお届けします。
丹精込めてつくった旬の野菜や、地元のお母さん(漬物名人)たちがつくった漬物、手づくりの餅やあんこなどの加工品が詰まったパックです。
春は山菜や春野菜がメイン、夏はトウモロコシやトマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜とお漬物、秋になると新米が中心のパックです。
土は有機肥料を主体とし、水は山の恵み・ミネラル豊富な沢水、北上川の水で栽培され、「津山のお米はおいしい」と評判のお米です。
冬は鍋物の具材に使える白菜、ネギ、大根、ほうれん草などの冬野菜とお正月にも嬉しいお餅やあんこなども入ります。津山の自慢の味、ぜひご賞味ください!
■生産者の声
「つやま産直ときめき野菜」は、宮城県登米市津山町という所にあります。山に囲まれ、北上川が流れ、冬は雪が少なく、夏は涼しく、そんな恵まれた環境でわたしたちは野菜をつくっています。水が綺麗で周辺の沢にはホタルが生息しています。
この水を利用してワサビやお米の栽培もしており、春先に出回るワサビの花・茎・葉は毎年お申し込みの電話が殺到するほどの人気です。
また、お米は有機肥料を主体とした栽培で、土づくりにこだわっています。
春の花ワサビや山菜、夏野菜、秋の新米、冬野菜など津山の旬をお届けします。津山の四季の味を多くの方々に知っていただきたいです。
※季節によってお届けする野菜・加工品は異なります。
登米市の特産品
◆環境保全米
登米市では、1998年頃から国が定める環境にやさしい米づくりに挑戦し、「アイガモ農法」などに取り組んできました。
2000年からは「環境保全米」の栽培面積が増加。「環境保全米」とは、環境に負担をかけないよう農薬や化学肥料をできるだけ減らし、消費者の健康を第一に育てられたお米のことで、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」が主に使用されます。
現在では、水田全体の9割以上が「環境保全米」の作付となりました(※JAみやぎ登米ホームページより)。
また、全国最大規模の取り組みとして「第35回日本農業賞」では大賞を受賞しています。
ちなみに、古くから米の産地として栄えた登米では、味噌や醤油の醸造も盛ん。伝統を受け継ぎ、丹精込めて風味豊かな逸品がつくられています。
他にも、1年を通してさまざまな農作物がつくられており、季節ごとに変わる新鮮なとれたて野菜も特産品としてよく知られています。
◆油麩
「油麩」は植物油で揚げてつくる、全国でも珍しい「お麩」の一種。精進料理では、古くから貴重なたんぱく源として使われてきました。
煮物や汁物、炒め物など登米地方では幅広く料理に使われ、コクと風味が出て一層料理がおいしくなります。
昔は夏の食材として、暑い時期に肉の代わりに摂る貴重な栄養源でしたが、今は1年を通して食べられます。
賞味期間は3~4ヵ月と長く、常温で保管でき、手ごろな価格なのも良いところです。
◎油麩丼
油麩丼(あぶらふどんぶり)は、「肉」の代わりに「油麩」を使った丼ぶりです。
昭和50年代、肉が苦手な人のために地元の旅館のおかみさんが考案したものとされ、それまで煮物などに使われる"地味な具材"だった油麩が、このメニューによって一気にメジャーな、老若男女問わない人気食材となったのです。
旨みたっぷりのだし汁を充分に吸った油麩とネギにとろとろの半熟卵が絶妙にからみ、登米産のおいしいお米と一緒に食せば、その濃厚な味わいはヤミツキになること間違いなし。
◆はっと汁
「はっと」とは、小麦粉を水で練って熟成させたものを薄く伸ばして茹で上げた、ワンタンのような食材で、ツルツル、シコシコした食感を持ちます。
醤油仕立ての汁で茹でたり、お湯で茹でて、あずきやずんだなどに絡めて食します。
この「はっと」が入った汁が「はっと汁」で、油麩も入れて味噌汁のようにご飯とともに食べる郷土料理として知られています。
出汁や具材は登米の中でも家庭によってさまざまで、お袋の味として子どもたちに受け継がれています。
登米市の観光資源
◆伊豆沼・内沼
登米市と栗原市にまたがる東北最大の低地湖沼が「伊豆沼・内沼」です。
面積は、2つを併せると491ha(伊豆沼:369ha/内沼:122ha)と県内最大を誇りますが、水深は平均80cm。最大でも1.6mと浅いのが特徴です。
冬季でも凍結しないため水鳥が越冬するのに最適の条件を備えており、白鳥やガンなど渡り鳥たちの楽園となっています。
同時に、水深が浅いため沼の中央部まで水生植物が繁茂し、夏にかけて湖面いっぱいに咲くハスは見事。鳥類や魚類、昆虫類など多様な生き物が生息する場所でもあります。
1967年、国の「天然記念物」に、1973年、県の「自然環境保全地域」に、1982年、「国設鳥獣保護区」に、1985年、「ラムサール条約」の登録湿地に指定されました。
◆みやぎの明治村
市内にある「登米町(とよままち)」は、「みやぎの明治村」と呼ばれています。
ここは仙台伊達藩の一門、登米伊達氏の旧城下町として栄えたまちで、明治時代に建てられた「旧登米高等尋常小学校(現教育資料館/重要文化財)」、「旧登米警察署庁舎(現警察資料館/県指定文化財)」のレトロかつハイカラな洋風建築物の他、廃藩置県の際に置かれた「旧水沢県庁庁舎(現水沢県庁記念館)」や重厚な蔵造りの商家、さらには武家屋敷といった貴重な史跡や文化財が大切に保存されているところから、そう呼ばれています。
映画の撮影にも使われるなど、明治のムードを満喫できる人気のレトロタウンです。
◆長沼フートピア公園
周囲約24kmと、県内最大を誇る湖沼「長沼」(※登米市ホームページより)。その南側にある湖畔公園で、高さ21mを超えるオランダ風車「白鳥」がシンボルとなっている公園が「長沼フートピア公園」です。
長さ111メートルもあるローラーすべり台が「白鳥」とともにシンボル的存在となっている他、キャンプ場や新鮮な野菜を購入できる「ふるさと物産館」、レンタサイクルなどがあり、週末にはたくさんの家族連れで賑わいます。
また、「長沼」には全国でも4ヵ所しかない国際A級コースの「長沼ボート場」があり、全国選手権や国際大会が開催されています。
あとがき
東北を代表する農産物供給地帯のひとつであり、登米生まれのお米やキャベツ、きゅうりはすでに知られるところです。意外なところで、「仙台牛」の約4割を生産し、養豚でも県内一の生産量であることをぜひ知っておいてください。
そんな登米市を、ぜひ訪れてみてください。
※2024年3月27日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。
※参考・参照元
・登米市公式 ホームページ(https://www.city.tome.miyagi.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店