日本を代表する民謡のひとつ「江差追分」のふるさと/北海道江差町【ふるさと納税・自治体事典】
日本を飛び出し、今や世界各地で歌い継がれる民謡の代表曲のひとつ「江差追分」が生まれたまちであり、全国大会も開かれている地が江差町(えさしちょう)です。このまちの沖では、有名な「開陽丸」が沈没し、現在は復元されて史料館となっています。ここでは、そんな江差町をご紹介します。
江差町の概要
北海道の南西部に位置し、北海道文化発祥の地と言われる江差町(えさしちょう)。
早くから北前船(きたまえぶね)交易港としてニシン漁や檜(ひのき)材交易が盛んで、「江差の五月は江戸にもない」と言われるほど栄えていました。
現在も当時の様子を伝える「いにしえ街道」や北海道最古の歴史と伝統を有するお祭り「姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)」、そして民謡「江差追分」に代表される郷土芸能などが数多く残されており、ニシンがもたらした北前文化が今なお受け継がれています。
これらの歴史や文化をひとつのストーリーとしてまとめあげ、「江差の5月は江戸にもない~ニシンの繁栄が息づく町~」として、2017年4月には北海道で第1号となる日本遺産に認定されました。
●人口:7548人(2019年6月30日現在)
●町の花:ハマナス
●町の木:ヒノキアスナロ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:江差町の名産品・特産品
◆「厳選えぞまいたけ」 乾燥きのこセット
江差町の温泉熱で栽培した風味豊かな「えぞまいたけ」の旨みを活かした乾燥きのこセットをお楽しみください。
「えぞまいたけ」とは、色素が薄く料理しても煮汁が黒くなりにくい北海道の舞茸です。色素が薄い分アクが少なく食べやすいのが特徴です。
原料にもこだわり、北海道産の白樺と北海道産の小麦(フスマ)100%で栽培しています。
「乾燥ほぐしまいたけ」は、厳選した「えぞまいたけ」を収穫したその日のうちに温風乾燥しています。
軽く水洗いしてから水戻ししてお使いください。戻し汁にもお出汁が出ていますので、ぜひ捨てずにお使いください。
「乾燥丸干しきくらげ」は、温泉熱で栽培したきくらげを収穫後に温風乾燥しています。軽く水洗いしてから水戻ししてください。きくらげ本来の歯ごたえと栄養をまるごといただけます。
「乾燥丸干し粒しいたけ」は、収穫後に間引いた小粒椎茸をそのまま乾燥させました。一口大の小粒しいたけのため煮物や、出汁、佃煮などに最適です。
こちらの戻し汁にも出汁が出ています。捨てずにお使いください。
■生産者の声
道産原料にこだわり、安心・安全の追求と温泉熱など自然に優しいエネルギーを活用した栽培方法にて、おいしい北海道の舞茸をつくっています。
その舞茸をいつでも手軽においしく食べていただくための「乾燥きのこセット」をぜひお楽しみください。
◎内容量
・乾燥ほぐしまいたけ 90g
・乾燥丸干しきくらげ 70g
・乾燥丸干し粒しいたけ 90g
お礼品の詳細はこちらをクリック!
「厳選えぞまいたけ」 乾燥きのこセット
◆浜のかあさん直送便【江差ブランド】神経〆した新鮮な「本ます」詰合せ!
このお礼品は、江差の海で獲れた脂ののりが抜群の「本ます」。
獲れてすぐに「活〆」「神経〆」し、新鮮なまま冷凍した「本ます」です。
一般的に獲れたての魚は「活〆」され保存されますが、この「本ます」は江差の漁師が「活〆」に加えてさらに手間暇かけて「神経〆」したものです。
新鮮でおいしいものを、皆さんに提供したいと真心込めて行っています。
■生産者の声
主に「藤谷漁業部」で行われる「活〆」は、生きているうちに血抜きをして鮮度を保つようにしており、さらにもうひと手間加えた「神経〆「も行っております。
「神経〆」とは、血抜きをした後、背骨からワイヤーを通して神経を抜くというものです。
神経を抜くと、魚の身の色が良くなり、血抜きもしているため、時間をおいても生臭くなりにくくなります。
魚の苦手な方でもおいしく召し上がれるようにしておりますので、ぜひお試しください!
◎内容量
・本鱒(生)[サクラマス(切り身)]×1パック(約400g~500g)
・活締め桜ますのルイベ[刺身用サクラマスルイベ]×1パック(半身1枚:約250g~350g)
・本鱒(塩)[塩 本鱒(切り身)]3枚切り身×1パック(約200g~250g)
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浜のかあさん直送便【江差ブランド】神経〆した新鮮な「本ます」詰合せ!
◆【檜山ブランド】フリーズドライなまこ[檜山海参]製品(80g、10本入)
このお礼品は、フリーズドライ技術を活用した乾燥ナマコ。従来とは異なる風袋の大きさ、香りと風味、水戻りの早さが特徴です。
中国では、ナマコは宴席の格を決める食材として扱われている他、高級贈答品としても扱われています。
また、ナマコを薬効豊かな「海の(高麗)人参」と考え、「海参(ハイシェン)」と呼んでいます。
さらに、刺(イボ)が多いものを刺参(しさん)と言い、薬効が高いと考えられています。
イボ立ちの良さと肉厚感から世界的に高い評価を受けている北海道檜山産のナマコ。このナマコを1つずつ丁寧に手採りし、漁業者自らの手で加工・製品化しました。
フリーズドライナマコの特徴は、風袋が大きく見た目の価値が高いこと、ナマコの香りと風味が高いこと、水戻りの早さがあります。
食べ方については、中華料理に用いる香辛料で味付けをして食べるとおいしくいただけますし、「ナマコの醤油煮」などでも食べることができます。
■生産者の声
私たち「ひやま漁協 江差ナマコ協議会」は、地域を支える重要な魚種であるナマコを大切に守り育てながら、安全安心な製品を皆さまへ届けていくことを目的に、自らの手で加工した檜山産ナマコに、檜山海参(ヒヤマハイシェン)と名を付けました。
私たちの製品は、潜水により1つひとつ丁寧に手採りしたナマコを用いており、原料の鮮度を維持したまま加工しております。
産地が明白で、安全・安心なナマコをぜひご賞味ください。
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【檜山ブランド】フリーズドライなまこ[檜山海参]製品(80g、10本入)
◆日本遺産の街 江差町の魅力を綴った日本手拭い
このお礼品は、江差の魅力を綴った絵がかわいい日本手拭い。
江差を代表する文化などを、愛知県在住の画家・柄澤照文氏が描いた江差町だけのオリジナル日本手拭いです。
綿100%なので扱いやすく、汗や水の吸収率も良く、素材が丈夫なため長持ちします。ぜひ、ご利用ください♪
■生産者の声
日本遺産の街・江差町が誇る、北海道最古の祭りとされる「江差・姥神大神宮渡御祭(うばがみだいじんぐうとぎょさい)」の「13台の山車人形」を描いたイラスト画、「江差の五月は江戸にもない」と謳われたニシン漁で栄えたイラスト画、そして150年~200年前の街並みを再現した「江差いにしえ街道の四季のイラスト」を描いた3本セットの江差町だけのオリジナル・日本手拭いです。
ふるさと納税をご縁に、ぜひ江差町へお越しください!
お礼品の詳細はこちらをクリック!
日本遺産の街 江差町の魅力を綴った日本手拭い
江差町の観光資源
◆かもめ島
江差のシンボルにもなっている美しい小島が「かもめ島」です。海抜20m、周囲は約2.6km。江差の市街地からも歩いて渡ることができます。
南北に長く、中央がくびれたその形がかもめが飛ぶ姿に似ていることが名前の由来です。
現在、「檜山道立自然公園」の特別区域に指定され、散策路も整備されており、ゆっくり散歩を楽しむことができます。
その道すがらには有名な奇岩「瓶子岩(へいしいわ)」や波に浸食された跡「千畳敷」、引き潮時に現れる「弁慶の足跡」といった自然の造形美、さらに「徳川幕府砲台跡」や「北前船係留跡」といった歴史の遺物たちを次々に見ることができます。
ちなみに、「瓶子岩」の瓶子とは、お酒を入れてつぐための器で、この岩がそれを逆さにしたような形をしていることから「瓶子岩」と呼ばれています。
伝説では、今から500年ほど前、ニシンが不漁続きになったとき、折居(おりい)というお婆さんが瓶に入った神水を海に注いだところ、たちまちニシンが群来したそうです。その瓶が岩になったのが「瓶子岩」だと言われています。
また、毎年7月第一土曜日に開催されている、「かもめ島まつり」のときには、町内の若者たちが岩にかけられた500kgもあるという巨大なしめ縄飾りを架け替える、勇壮な行事も行われます。
◆江差追分
「江差追分(えさしおいわけ)」は、江差地方の民謡です。江戸時代中期以降に発生したとされていますが、文献もなく、いつ頃生まれたのかははっきりしません。
ただ、源流は信州・浅間山麓辺りの街道を往来する馬子たちが歌っていた「馬子唄(まごうた/※馬追いが馬をひきながら歌う歌)」と言われています。
それが北前船の船頭や船子たちによって江差に渡り、この地で労働歌やお座敷唄として定着して歌い継がれることとなります。
構成としては、前唄、本唄、後唄という3つのパートに分かれており、主に唄われるのは「本唄」です。その「本唄」は7節からできていて、各節を一息で唄うことが大きな特徴になっています。
1935年には、「江差追分会」が発足。全国に活動を広げており、今ではアメリカやブラジルでも「江差追分」を伝承する活動が行われているそうです。
1963年からは、同会によって毎年「江差追分全国大会」が開催されています。
なお、「江差追分」は道指定の「無形民俗文化財」、さらに「姥神大神宮渡御祭と江差追分」として「北海道遺産」に選定されています。
◆江差・姥神大神宮渡御祭
北海道最古と言われる神社「姥神大神宮」の例大祭が「姥神大神宮渡御祭」で、その年のニシンの豊漁に感謝を込めて行われたお祭です。
毎年8月9~11日にかけての3日間執り行われ、370年以上の歴史を誇る「北海道指定無形民俗文化財」です。
かつて盛んに行われていた北前船交易により京都・祇園祭の文化が伝わり、その流れをくむ形式となっており、神輿渡御(みこしとぎょ/※神輿が巡行し、人々の幸せを祈願する神事)の後に続いて13台の山車(やま)が町を練り歩く様は圧巻です。
お祭りの期間中は人口8000人のまちに4万人とも5万人とも言われる人々が集まり、町内は祭り一色となります。
◆開陽丸記念館
1868(明治元)年、戊辰戦争中、江差沖で座礁、沈没した榎本武揚(えのもとたけあき)率いる江戸幕府の軍艦が「開陽丸」。
1974年に行われた海底調査では、大量の遺物が発見されました。1975年から引揚げ作業が始まり、10数年の間に3万2905点の遺物が引き上げられました。
1990年、その「開陽丸」を実物大で復元し、引き上げられた遺物のうち約3000点を展示しているのが、「開陽丸記念館」です。
大砲や拳銃、医療品、食器などの他、船員が隠し持っていたヘソクリ入れなど、興味深い遺物も。また、音による大砲発射体験やゲーム感覚の操船シミュレーション、当時の衣装を再現した貸衣装コーナーなども人気です。
あとがき
かつてはニシン漁で江戸のまちと比べられるほど栄えていたという江差町。高台にある「檜山護国神社」境内には戊辰戦争で亡くなった92名の新政府軍の霊が祀られ、復元された軍艦「開陽丸」が史料館として江差港に佇むなど、江戸時代や幕末と関係が深いまちです。
町内各地で歴史のロマンを感じることができる江差町を、ぜひ訪れてみてください。
※2019年7月4日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。
※参考・参照元
・江差町公式 ホームページ(https://www.hokkaido-esashi.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店