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法然上人の生まれ故郷は、川柳のまち/岡山県久米南町【ふるさと納税・自治体事典】

法然といえば、「南無阿弥陀仏」と唱えれば死後は平等に往生できるという専修(せんじゅ)念仏の教えを説いた「浄土宗」の開祖。その法然が生まれたまちが、久米南町(くめなんちょう)です。戦後に始まった「川柳」による町おこしもよく知られ、たくさんの句碑が並ぶ「川柳公園」は、全国の川柳ファンが訪れるスポットとなっています。ここでは、そんな久米南町をご紹介します。

久米南町の概要

久米南町(くめなんちょう)は岡山県のほぼ中央に位置し、町の中央を南北に国道とJRが通り、県内外へのアクセスの良い町です。

人口約5000人の小さなまちですが、主要産業である農業は、米づくりやぶどうづくりが盛んで、町内2ヵ所にある棚田は日本の棚田百選に認定されています。

また、久米南町は浄土宗の開祖・法然上人の生まれた町でもあり、建久4(1193)年、上人の生家跡には誕生寺(たんじょうじ)が建てられました。

境内のいちょうは上人のお手植えと伝えられていて、いちょうの木の下に立てば、長い歴史のつながりを感じます。

また、久米南町の特徴である文化のひとつに、川柳があります。
戦後の混乱の中、「川柳によって新しい町づくりをしよう。同じやるなら日本一の川柳町を築こう」を合言葉に始まった川柳は、2014年に「最大の川柳教室~LARGEST SENRYU LESSON~」としてギネス世界記録を達成しました。

まち中心地の丘の上にある川柳の小径・公園には300基以上の句碑が並び、季節には桜やつつじが美しく咲きます。

まちでは、このような美しい風景や土地、歴史や文化を次の世代へと受け継いでいく努力を続けています。

●人口:4829人(2018年3月31日現在)
●市の花:ツツジ
●市の木:イチョウ

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:久米南町の名産品・特産品

◆《清酒》温羅 山田錦純米火入原酒&《芋焼酎》翠王 各1800mlセット

このお礼品は、「清酒 温羅 山田錦純米原酒」と「芋焼酎 翠王(すいおう)」の、お酒好きにはたまらないセットです。

「温羅(うら)」は古代吉備地方(現在の岡山市と総社市にまたがる一帯)に古くから伝わる昔話、「桃太郎」に登場する鬼のモデルになった伝説上の人物です。

一説では朝鮮より帰化した職業集団のリーダーであったのではないかともいわれ、この地方の繁栄に一躍を担った人物であったのでないかとも考えられています。

「温羅 山田錦純米原酒」は、久米南町産の特別栽培山田錦米を全量使用し、お米をあまり磨かずに(80%精白)丁寧に仕込み米自体の旨みや香りが生きた芳醇でコクのある純米原酒です。また、飲み飽きしない食中に最適なキレのある辛口酒です。

「温羅」のアルコール度数は18度~19度となっています。

一方の「芋焼酎 翠王(すいおう)」の原料である「すいおう芋」は、茎や葉に高い薬効があるとして今大変注目をあびている白薩摩芋です。「独立行政法人 九州沖縄農業研究センター」にて開発され、久米南町で農薬を使用せずに栽培しました。

「芋焼酎 翠王」はこのすいおう芋を100%使用し黒麹で仕込み、常圧で蒸留したお酒。決して九州の本格芋焼酎にも負けない本物の焼酎の味わいがあります。
オン・ザ・ロックがお勧め。アルコール度数は25度です。

■生産者の声
久米南町山田錦米とすいおう芋の生産者・中島克憲さん「農薬を使用せずに安全でおいしいお米と芋をつくっています」。

温羅製造元、有限会社板野酒造場杜氏・板野雄一郎さん「あまり精白していないお米ですので雑味を出さぬよう丁寧な仕込みをしています」。

翠王製造元 ヨイキゲン株式会社・渡辺信行氏「社員総出の手作業ですいおう芋の下処理をしてから日本酒で培ってきた技術を生かし丁寧に仕込んでいます。すいおう芋由来のユニークな味わいをお楽しみください」。

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《清酒》温羅 山田錦純米火入原酒&《芋焼酎》翠王 各1800mlセット

◆久米南ニューピオーネ2kg以上(4~5房)

久米南町はぶどうづくりが盛んな地域。昼夜の気温差が大きく、夜の気温が低いことがおいしいピオーネの栽培に適しています。

「ニューピオーネ」は、巨峰とカノンホール・マスカットを交配し育成されました。大粒で種がないため食べやすく、巨峰のやわらかで瑞々しい果肉と上品な香り、マスカットの大きい粒とさわやかな風味を受け継いでいます。

久米南町の「ニューピオーネ」を、ぜひご賞味ください。

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久米南ニューピオーネ2kg以上(4~5房)

◆【2019年産米】久米南産きぬむすめ10kg(5kg×2袋)

このお礼品は、食味官能試験で高評価を得た「きぬむすめ」です。

岡山県産「きぬむすめ」は、「日本穀物検定協会」の「米の食味ランキング」において、3年連続で「特A」を獲得(平成28年産米から平成30年産米)。

「絹(きぬ)」という名前のとおり白く美しいお米で、粘りがとくに強く、コシヒカリに負けない食味評価を受けています。

白さとツヤに優れたおいしい「きぬむすめ」は、炊き上がりの熱々ごはんはもとより、おにぎりやお弁当に適し、冷めてもおいしいお米です。

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【2019年産米】久米南産きぬむすめ10kg(5kg×2袋)

◆くめなん柚子の塩ぽん酢の岡山県産豚しゃぶセット1kg

このお礼品は、久米南町産の天然柚子果汁を使用した「塩ぽん酢」。
ゆずの爽やかな香りと酸味を活かした、あっさりとフルーティーな味わいが特徴です。

岡山県産豚ロースしゃぶしゃぶとの相性もバッチリ。久米南町の柚子をふんだんに使用したこの「塩ぽん酢」は、岡山県産豚ロースの旨みを最大限に引き立てます。

また、お好みの野菜と一緒に「塩ぽん酢」を付けてお召し上がりください。柔らかくしっとりとした食感は高い評価をいただいています。

■生産者の声
久米南町は岡山県下有数の柚子産地です。日当たりの良い棚田でさんさんと太陽を浴び、昼夜の寒暖差を受けて濃く色づく。しっかりと完熟させることで、爽やかな香りと酸味が凝縮する。そんな久米南町の天然ゆず果汁をふんだんに使用した塩ぽん酢をぜひご賞味ください。

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くめなん柚子の塩ぽん酢の岡山県産豚しゃぶセット1kg

久米南町の特産品

◆果物

果物栽培が盛んな久米南町。よく知られているのは、18度から20度と高い糖度を誇る、スイーツのように甘くておいしいぶどうの「シャインマスカット」でしょう。

大粒で強いマスカット香を放ち、果皮が薄く渋みもないため皮ごと食べられるうえ、種なしというのもうれしいところ。ギフトとしても喜ばれるぶどうです。

その中でも、2017年から出荷が開始された「久米南の輝房(きぼう)」は、まちが誇る最上等級のシャインマスカットとして知られています。

「1粒の重さが18g以上」「糖度18度以上」で「外観も優れている」といった厳しい規格を満たすものだけが「久米南の輝房」として認められます。まさに久米南産シャインマスカット至高の品と言えるでしょう。

なお、久米南町で栽培されるぶどうとしては、「ニューピオーネ」も大粒で種がなく、食べやすいぶどうとして知られています。瑞々しく甘い果汁と香りが口いっぱいに広がります。

ぶどうの他にも、白く美しい見た目とたっぷりの果汁、芳醇な香りが特徴の清水白桃「久米南白桃」も特産のひとつ。

さらに、40年以上前から冬のハウス栽培によって盛んにつくられ、20年ほど前からは果実を地面から離した清潔な環境で育てる「高設栽培(こうせつさいばい)」で栽培されるようになった「いちご」も、久米南自慢のおいしい果物のひとつです。

◆芋焼酎「翠王」

最近、その薬効も期待され、注目が集まっているさつまいもが「すいおう(翠王)」です。

従来のさつまいもの茎や葉は、アクが強く苦味があるため、食材としては敬遠されがちでした。

しかし、栄養分が豊富なこと、また6月から9月までの葉野菜の少ない時期に収穫できることから、夏場の葉野菜として利用できないかと考えられていました。

そして「農研機構九州沖縄農業研究センター」で7年間の研究を経て誕生したのが「すいおう」です。

茎や葉がやわらかいうえ、味もおいしいと評価されているうえ、非常に栄養価が高く、鉄分やカルシウム、ビタミン類、食物繊維などを豊富に含んでいます。

そんな新種の芋として注目を集める「すいおう芋」を材料として使った焼酎が、お礼品としてもご紹介した「翠王」です。

黒麹で仕込み、常圧で蒸留し、芋焼酎のやさしい香り漂う旨みのバランスのとれたコクのある味わいを楽しむことができます。

久米南町の観光資源

◆誕生寺

「誕生寺(たんじょうじ)」は1193年、浄土宗の開祖、法然上人の生誕地跡に建立された浄土宗のお寺で、「国指定重要文化財」の山門と御影堂、そして阿弥陀堂や宝物館などがあります。

1716年に建造された「山門」は、浄土宗寺院の中では例の少ない薬医門(やくいもん)の典型的な様式で、装飾的にも優れており、非常に価値の高い建築物。
そして「御影堂」は、1695に再建された由緒ある二重の五間堂の寺院建築で、建築史的にも貴重な建物とのこと。

また、境内には上人のお手植えと伝えられる大いちょうの木が茂り、樹齢は850年、町指定の「重要文化財」になっています。

◎文化のふるさと公園(笛吹川歌碑公園)
「誕生寺」に隣接した公園が「文化のふるさと公園」です。

2000坪の敷地の中、道や川に沿って100基以上の文学碑・歌碑・詩碑が設置された「詩歌のまほろば」として知られる場所であり、全国各地から多くの文人や歌人が訪れる場所となっています。

また、毎年6月後半、地元有志の皆さんが中心になって「ほたる祭り」が開催されています。笛吹川沿いにはろうそくが点灯され、園内は幻想的な雰囲気となります。

◆川柳の小径・川柳公園

戦後の混乱期、「川柳によって新しい町づくりをしよう」を合言葉に始まった久米南町の川柳による町おこし。

1977年には川柳を楽しむための公園「川柳公園」が整備され、シーズンには桜やツツジが咲き誇る人々の憩いの場となっています。

その「川柳公園」までの上り坂約200mの遊歩道「川柳の小径」と公園内には、300基以上の天然石を使った句碑が立ち並んでいることで有名です。
刻まれている川柳は地元柳人の句だけでなく全国からの応募作や著名作家の参加も多く、川柳好きにはたまらないスポットとなっています。

◆上籾・北庄地区の棚田

人々の心に懐かしい気持ちと安らぎとを与えてくれる「棚田」は、日本の美しい田園を象徴する風景のひとつでしょう。

久米南町にも、ともに「日本棚田百選」に選ばれた棚田が2ヵ所あります。それが「北庄(きたしょう)棚田」と「上籾(かみもみ)棚田」。

田の枚数・2700枚と日本一の面積を誇る「北庄棚田」では(※久米南町ホームページより)、田植え前の5月には「泥んこ祭り」、11月には「収穫感謝祭」と、自然と触れ合えるイベントも行っています。

どちらも、県内外から一年を通して多くのアマチュアカメラマンが訪れる棚田です。

あとがき

まちに河童伝説が残ることにちなみ、久米南町のマスコットキャラクターは「幸福を呼ぶエンゼル河童」の「カッピー」君。カッピー君はエンゼルでもあるため、"羽根が生えて竪琴を持った河童"という、少し変わったルックスです。そんな久米南町を、ぜひ訪れてみてください。

久米南町紹介ページ

久米南町のお礼品一覧

※2019年5月31日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。

※参考・参照元
・久米南町公式 ホームページ(http://www.town.kumenan.okayama.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

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