馬とひとつ屋根の下一緒に住んでいた馬のまち/青森県五戸町【ふるさと納税・自治体事典】
五戸町(ごのへまち)は"馬のまち"として知られ、「桜肉」が有名ですが、実は牛肉の「倉石牛」や鶏肉の「青森シャモロック」も高い評価を獲得しています。また、「桜肉」に加え、「坂道」「サッカー」が五戸町の「3S」と呼ばれているそうです。ここでは、そんな五戸町をご紹介します。
五戸町の概要
五戸町(ごのへまち)は、青森県八戸市の隣に位置し北東・南西方向に長い、ほぼ楕円形の形状をした町です。
気候は北東北に位置しながらも、年間を通して寒暖の差が比較的小さく、積雪が少ない、穏やかな気候に恵まれています。
五戸町では、「人とまちの活力で未来を拓く、共創(協創)の郷ごのへ」へ向け、「住民の幸せと豊かなまちづくりを創造し、自信をもって次代に引き継ぐまちをつくります」という基本理念のもと、町づくりを推進しています。
●人口:1万6492人(2018年10月1日現在)
●町の花:キク
●町の木:オンコ(イチイ)、赤松
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:五戸町の名産品・特産品
◆馬刺食べくらべセット 上馬刺・ロース馬刺(たれ付)
自然に恵まれた「尾形牧場」で肥育した馬肉の馬刺しセットです。
馬肉は高タンパクで低脂質、カロリー控えめのヘルシーなお肉であり、本品は馬肉のもつ風味の良さを味わうことのできる、クセがなくまろやかな口当たりのお刺身です。
冷凍便でお届けしますので、冷蔵庫に3~4時間入れて解凍してください。
お急ぎの場合は、未開封のまま流水で解凍してください。
解凍時間は季節や室温によっても異なりますが、指で押して中心に芯が残る程度の半解凍状態が薄くスライスしやすくお勧めです。
■生産者の声
自然に恵まれた尾形牧場で、厳選された飼料を使用するなど至れり尽くせりの管理をして育て上げた尾形の馬肉。
新鮮な素材の風味をそのまま活かしています。 おいしいものをおいしいままに。自然のみずみずしさをあますことなくお届けしたい、それが私たちの味へのこだわりです。
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馬刺食べくらべセット 上馬刺・ロース馬刺(たれ付)
◆青森シャモロックカレー5食セット
「鶏にこだわり、鶏を極める」をコンセプトに、グローバルフィールドで飼育、処理した安心・安全の青森シャモロックのカット肉を、贅沢に使用したレトルトカレーです。
隠し味に青森県産つがる完熟りんごを使用しており、直火釜で丹念に煮込んだルーは肉の旨みとコクを引き出します。
青森県が20年の歳月を費やして開発した地鶏「青森シャモロック」。地鶏本来の旨みをご堪能ください。
■生産者の声
青森シャモロック専用農場で飼育、専用処理場で処理、解体、加工、販売をしています。
農場、処理場の社員がこだわりを持ち、1羽1羽手塩にかけて飼育、処理をしています。
地鶏の飼育規格を上回った環境で飼育し、宮内庁の御料(ごりょう)牧場にヒナを納入していることでも知られています。肉質はきめ細かく噛めば噛むほど肉本来の旨みが口に広がります。
煮ても焼いてもおいしい青森シャモロックをぜひご堪能ください。
肉の他にも青森シャモロックの卵を使用したスイーツ、ラーメンも御座います。青森シャモロックの卵を使った加工品は県内で唯一、五戸町にあります。オンリーワンの卵加工品もぜひご賞味ください。
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青森シャモロックカレー5食セット
◆百年の蔵元「菊駒」香る和風ケーキ
このお礼品は、四季を通して清く流れる五戸川を源に、南部杜氏が丹精込めて醸造した吟醸酒をたっぷりと含ませた地酒ケーキです。吟醸酒の豊かな香りが、至福の時へと誘います。
スポンジケーキは、最新技術で白く、きめこまかく、軽やかに焼き上げました。
シルクのような地酒ケーキの味わいは新和風ケーキとして、くつろぎのひとときを香り高く彩ります。
なお、吟醸酒は活きています。あたたかい所では、お酒が発酵しやすくなります。つめたく冷やすと、吟醸酒の風味を長く味わえます。
■生産者の声
1947年創業の菓子工房「三福」。オーナーシェフ三浦雅一氏は、町の特産品を使用した菓子、そして町の名所・名物をモチーフにした菓子を多く手がけております。
三浦氏の菓子には、地元への温かい愛情が溢れています。青森県ごのへの愛情こもった味をお楽しみ頂けましたら幸いです。
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百年の蔵元「菊駒」香る和風ケーキ
◆倉石牛サーロイン 200g×1枚・倉石牛ヒレ 150g×1枚セット
豊かな自然に恵まれた青森県五戸町倉石(くらいし)。そこで生まれたみちのくの銘牛「倉石牛」は、良質で適度な甘みを持つ上質な脂と良質の赤身、口の中でとろける霜降り肉を備え、ストレスのない清潔な環境で良質な飼料を与え、大量飼育せず一頭一頭愛情を込めて育てられた牛です。
みちのくの逸品といえる高級黒毛和牛、それがあおもり倉石牛なのです。
・平成15年度全農牛肉枝肉共励会「名誉賞」受賞
・平成20年度全国肉用牛枝肉共励会「名誉賞」受賞
◎倉石牛サーロイン
極上の霜降りで、食べ応えも抜群です。
◎倉石牛ヒレ
柔らかいので、和食・洋食どちらでもおいしくいただけます。
■生産者の声
旧倉石村(2005年五戸町と合併)の十和田・八甲田を背にした山麓で夢と限りない飛躍を目指し、手探り状態でここまで歩んできました。そこには牛にかける生産農家の情熱と努力の積み重ねがあり、地域発展の願いがあります。
現在十五戸の生産農家が、一頭一頭の性格や様子を見ただけで体調の善し悪しが分かる程、まるで幼子を育てる親の様な愛情をもって今でも先人の知恵のもと大切に育てられているのです。それでも、ひと月に出荷されるのは四十数頭で、その中でも「倉石牛(A4・5等級)」と認定されるのは約半数です。幻の・・といわれる所以です。
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倉石牛サーロイン 200g×1枚・倉石牛ヒレ 150g×1枚セット
五戸町の特産品
◆馬肉
「馬肉といえば五戸」と言われるほど、県内外で高い人気を誇る特産品の「馬肉」。
別名「桜肉」とも呼ばれる由縁として、「桜が咲く頃に一番おいしく味わえる」「桜の花のような鮮やかな赤身をしている」などの説があります。
そもそも五戸は、軍馬育成のために南部藩が設置した九つの戸のひとつと言われており、かつてはたくさんの牧場が点在していたそうです。
ちなみに「戸」の意味に関しては、「牧場」とか、「馬の管理などをする行政組織」、単に「〇〇地区の意」など、諸説あります。
馬肉は赤身で脂肪が少なく、高たんぱく低カロリー、ミネラルも豊富と栄養価が高くヘルシーなお肉として人気がある他、口蹄疫や狂牛病などウイルス感染がなく、抗原度が低くアレルギーを起こしにくい肉としても知られています。
定番は刺身、そして桜鍋や焼肉と水炊きを同時に楽しめる"義経鍋"など。他にも五戸町のお店では、工夫を凝らした独自の馬肉料理を提供しています。
◆あおもり倉石牛
江戸時代、五戸町には幕府直下の牧場がありました。現在も、酪農や畜産を手がける農家が優良な製品を生産し続けていますが、その中でもブランド和牛としてその名を全国に轟かせているのが「あおもり倉石牛」です。
「あおもり倉石牛」は近年、牛肉の品質を競う全国大会などで数多くの受賞を果たしており、2004年の「第5回全農枝肉共励会」、2008年の「全国肉用牛枝肉共励会」では最高賞である「名誉賞」を獲得しています。
◆南部煎餅
小麦粉を水で練って円形の型に入れ、高温で1枚1枚丁寧に焼く...。日本の古い煎餅づくりの方法を今に伝承する焼き菓子、「南部煎餅」。職人の技が冴え、シンプルなおいしさが後を引きます。
また、地元では「おつゆせんべい」、もしくは「かやきせんべい」と呼ばれる調理用の南部煎餅を加えた「せんべい汁」という鍋料理があり、冬の時期の定番料理として親しまれているそうです。
◆なんばんみそ
昔から冬の保存食として親しまれてきた「なんばんみそ」。これは"味噌"のことではなく、小麦と大豆を原料とするモロミに、青なんばんやダイコン、ニンジン、しその実、キュウリなどを漬け込んだお漬け物のこと。
口に入れた瞬間、鼻から抜ける香りとほどよい辛さがクセになる一品で、とくに炊きたての熱いご飯との相性はバッチリ。お粥やお茶漬けにも合います。
他にもお酒のお供にキュウリや豆腐、納豆に添えて、また、お好み焼きのソース代わりに使用したり、チャーハンの素として利用したりできます。
五戸町の観光資源
◆歴史みらいパーク
地域住民の生涯学習と憩いの場として1998年にオープンした公園が「歴史みらいパーク」です。
芝生を敷き詰めた広々とした敷地内に「五戸町図書館」と、それに併設された「木村秀政ホール」、そして「五戸代官所」の復元施設があります。
「木村秀政ホール」は、国産初の旅客機「YS-11機」の生みの親であり五戸町名誉町民でもある木村秀政博士の記念コーナー。木村秀政博士の生い立ちや功績を紹介している他、フライトシミュレーターや模型展示コーナーなどがあり、「JA3133」の機体の展示もされています。
「五戸代官所」は、寛永から明治初期まで盛岡南部藩28ヵ村を統括していた代官所。当時の平面図を元に復元されました。
◆倉石ふれあい体験の郷
約170年前の江戸時代後期(文政年間)の農家を復元した「ふるさとの家」と、そば打ち体験ができる「ふるさとの味伝承館」からなる「倉石ふれあい体験の郷」。
「ふるさとの家」では、馬の産地として知られるこの南部地方で、当時は馬と人が同じ屋根の下で暮らしていたことがわかる他、その頃の生活や建築様式を現代に伝えています。
「ふるさとの味伝承館」では、自分がつくった打ちたてのそばを食べることができます。
◆五戸まつり
豊作を願う五戸地方最大の山車祭りで、毎年8月下旬から9月上旬に開催されます。京都の祇園祭を遷したもので、八幡宮、稲荷神社、神明宮の三社祭りが核となっているそう。
各団体の制作による、岩、紅葉、波の装飾が施された絢爛豪華な山車が町内を練り歩きますが、山車は重さが約4トンもあり、とくに急な坂を登るシーンは迫力満点! "坂の町・五戸"ならではの見どころとなっています。
他にも、流し踊りや奥州よさこい祭り、子どもたちの相撲大会や鼓笛隊パレードなども催されます。
あとがき
五戸町・3Sのひとつが「坂」(3Sとは桜肉、坂、サッカーのこと。サッカーではコーチ・指導者の手倉森誠・浩兄弟を輩出)。
五戸町観光協会では、坂道が多いことを利用して「五戸まちあるき」を実施しています。土地の特性を活かしたガイド付きのユニークな町歩きです。坂があるからこそ見える景色を、ぜひ堪能してみてください。
※2018年11月7日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・五戸町公式 ホームページ(http://www.gonohe-kankou.jp/)
・まるごと青森(http://www.marugotoaomori.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店