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室戸ユネスコ世界ジオパークが国内外の研究者に大人気!/高知県室戸市【ふるさと納税・自治体事典】

地質学的に重要な地層や特有の生態系があることから、市内全域がユネスコ世界ジオパークに認定された室戸市。世界中から研究者や観光客が訪れるまちとなっています。
他にも金目鯛や海洋深層水などで知られる室戸市をご紹介します。

室戸市の概要

室戸市(むろとし)は高知県の東部に位置し、台風の通り道として有名です。
また、室戸ジオパークがユネスコ正式事業に認定され、観光地として賑わいをみせています。

気候は年間を通じて温暖でほぼ亜熱帯性気候と言ってよく、平均気温は16℃台、年間降水量は2000mm以上と高温多湿。このため、ビワをはじめ作物の栽培には絶好の環境です。

また、室戸海洋深層水の恵みを受けた金目鯛などの鮮魚や加工品、お酒など数多くの特産品に恵まれています。

●人口:1万2555人(2018年3月31日現在)
●市の花:ハマユウ
●市の木:ウバメガシ
●市の鳥:メジロ

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:室戸市の名産品・特産品

◆厳選かつおの完全わら焼きたたき【3節入り】

土佐沖獲れの厳選したカツオのみを使用した"完全藁焼きたたき"。

お礼品としてお送りするカツオは、機械ではなく、すべて一つひとつカツオを知り尽くしている匠のみが「手焼き」にて「藁焼き」を行ったものです。

使用するわらも室戸で付き合いのある米農家さんから取り寄せたもので、安全です。

土佐の代名詞「かつおの藁焼きタタキ」の本場の味を全国の皆さまにお届けできるように、素材はもちろん、昔ながらの製法にもこだわった逸品です。

また、急速冷凍しているため、食べたときに口の中に藁の香りが広がります。高知の「正真正銘のカツオのたたき」を味わってください。

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厳選かつおの完全わら焼きたたき【3節入り】

◆下ごしらえなし。そのまま食卓へ まるごと1尾キンメダイ(冷凍)

高級ブランド魚「キンメダイ」を下処理してお届けします。

「おいしい魚が食べたい!」と思っても、魚料理はさばくのが大変。
そのため、レストランでしか魚を食べないなんていう都会の皆さまに朗報です。
高級ブランド魚「キンメダイ」を、ウロコと内臓を取り除き、まるごと1匹お届けします!

ふっくらとした身とジューシーな肉汁(だし)がきっとあなたを満足させます。
また、鮮やかなキンメダイの料理はSNSでも注目されること間違いなし。

日戻りで鮮度抜群のキンメを、その日のうちに急速冷凍。3ヵ月間の保管が可能です。
あなたが食べたいタイミングで食べることができます!

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下ごしらえなし。そのまま食卓へ まるごと1尾キンメダイ(冷凍)

◆菊水土佐金時芋焼酎空海500ml

原料価格がおよそ3倍する金時芋を使うことで、一般に売られている芋焼酎に比べて"芋臭さ"が抑えられ、風味豊かな味わいを楽しめると評判の芋焼酎です。

室戸西山大地の金時芋を使い、仕込み水に室戸海洋深層水を使用しました。
芋の持つ豊かな風味を引き出したほのかに甘い焼酎です。

口に含むと、すっとなじみ、ふんわりと薫る。豊かであり繊細。大胆であり上質。

今まで感じたことのないその豊潤な香りに圧倒されます。素材の良さと仕込みの技に裏打ちされた華やかな味わいは、ひとつとなってどこまでもまっすぐに響いてきます。

ストレートやロック、水割りで味わってください。

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菊水土佐金時芋焼酎空海500ml

◆料亭花月~鯨丼の具(5パック入り)

室戸市は、土佐捕鯨発祥の地であり、独自の鯨文化が今なお残るところでもあります。
太平洋に突き出した半島は、鮪など遠洋漁業の基地として、また近年では、海岸段丘地形により、300~900mの深海に生息する金目鯛の漁が盛んです。

豊富な水産資源は、独自の食文化をつくり出し、他の土地にはない料理と接待文化も生まれました。
鯨料理は種類が多く、鯨煮(大和煮)、鯨のハリハリ鍋、鯨のさえずり(舌)、鯨の竜田揚げ、鯨のたたき、鯨の刺身(尾の身の刺身)、鹿の子の刺身、おばいけ、百尋(ひゃくひろ)、鯨のすき焼きなど、室戸では、「鯨一頭取れれば六浦潤う」と言い、捨てる部位なく、大切にいただきました。

本品は、大正14年に創業した「料亭 花月」の鯨丼の味を手軽にいただくことができる「鯨丼の具」。熱々の白御飯の上にかけて食べると絶品です。

家庭でも食べやすいように、1食分(150g)を1袋とし、冷凍したまま、電子レンジ(500w)で3分。
あるいは、湯せんで4分加熱して温めた後、熱々のご飯にかけて召し上がってください。

「料亭 花月」では、「室戸キンメ丼」「金目ちらし」「海鮮丼」の他、「鯨丼」も人気です。
また、このパッケージ版「鯨丼の具」は、ふるさと納税していただいた方のためにつくったもので、流通はしていません。この機会にぜひお試しください。

※現在、商業捕鯨は行われていません、本品は調査捕鯨の副産物を使用しています。

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料亭花月~鯨丼の具(5パック入り)

室戸市の特産品

◆金目鯛

漁業が盛んな室戸市で獲れる魚の中でも、特産と言われているのが「金目鯛」です。

もともと沿岸漁業では主にメダイ(目鯛)を獲っていたのですが、その網の中に、ときどき金目鯛がかかっていたそうです。

最初は気にしていなかったとのことですが、これを食べてみたら脂がのって非常に美味であることがわかり、少しずつ金目鯛の漁に移っていき、今では「室戸と言えば金目鯛」と言われるほどになりました。

金目鯛は美しい赤色、金色の目、そして刺身、たたき、煮付けなどどんな料理にも合うおいしさで、高級魚となっています。

ちなみに、この金目鯛の照焼きと、旬の刺身をのせた丼が「室戸キンメ丼」で、今、定番のご当地グルメとして人気上昇中。お店によって絶妙に違う味付けをぜひ試してみてください。

そしてもうひとつ、金目鯛を使った人気郷土料理としてのステータスを獲得しているのが「金目鯛炊き込みごはん」で、こちらは金目鯛以外の具を入れないことで、素材の旨みをよりいっそう味わえる料理となっています。

◆黒耳ビワ

室戸市吉良川町の黒耳(くろみ)地区で栽培される室戸早生は日本一の早出しびわとして知られ、ブランド「黒耳びわ」として、春になると市場に出荷されます。

室戸市は亜熱帯気候に属し、日当りと水はけの良い海成段丘(※大地の隆起と波の侵食によってつくられた地形)で栽培されるため、降り注ぐ太陽の光を浴びて、甘みがとても強いびわが育つのです。

また、キズがつくとすぐ黒くなるデリケートな性質を持つため、冬から春先にかけて、実の一つひとつに丁寧に袋がけをして慎重に育てます。
その被せられた白い紙袋が国道沿いの山の斜面を埋め尽くし、まるで一面に白い花が咲いたように見える景色は、見事と言う他ありません。

◆土佐備長炭

高知県で備長炭が生産されるようになってから約100年。高級木炭としての評価を確固たるものとしている「土佐備長炭」ですが、その80%(※室戸市ホームページより)を室戸市で生産しています。

良質な「土佐備長炭」をつくるための材料となるのは、温暖な地方の海岸部にある山の斜面に生える馬目樫(うばめがし/※常緑広葉樹の一種で、和歌山県の県の木)や樫。
それらの原木を1000度以上の高温で焼いているため、多量の遠赤外線を放出し、硬質で火持ちと火力の安定の面で優れ、燃料用としては最高級と言われる木炭が出来上がるのです。

現在は燃料用だけでなく、床下調湿や風呂用、除湿効果、脱臭、ハウスシック対策、マイナスイオン効果、さらにはお部屋のインテリアなど、多彩な用途に使用されています。

◆海洋深層水

海洋深層水とは、およそ水深200~300メートル以深にある海水のこと。地球規模の大循環で巡っている海水を取水するわけですが、有名なものでは北大西洋のグリーンランド沖合で冷やされた海水が深層へ潜り込み、南極を回って北上するものがあります。

室戸沖で取られるものは、これとはまた別の流れである、太平洋北部(オホーツク、アラスカ付近)から深層へ潜り込み、北太平洋の水深約1000メートルのあたりを時計回りにまわり、東経120度、北緯20度付近から日本へ向かって北上する「北太平洋中層水」が起源と考えられています。

水深374mのところで取水される、地球規模の時間を経た室戸の海洋深層水は、まず生命活動に必須の無機栄養塩が豊富です。そして、科学物質からの汚染が極めて少なく、さらに温度の変化が少ない海水です。
必須微量元素や各種ミネラルもバランス良く含んでおり、さまざまな形で有効利用するための研究が進められています。

この海洋深層水が、現代の人々の自然志向や健康志向によって注目されており、健康水、美容水、また飲料水やお酒、料理に使用したり、調味料やお菓子といった加工品をつくったりなど、さまざまに商品化されています。

室戸市の観光資源

◆室戸岬

四国の東南端にあり、太平洋に突き出すような形をした室戸岬。岬は亜熱帯性樹林が多く、奇岩が乱立。古くから漁場として、そして海の難所として知られる場所で、1964年6月には「室戸阿南海岸国定公園」の指定を受け、2011年9月には世界ジオパークに認定されました。

1899年に初点灯し、実効光度と光達距離で日本一を誇る室戸岬灯台があります。「日本の灯台50選」のひとつであり、歴史的価値から保存灯台とされています。

また、幕末に坂本龍馬と共に薩長同盟の斡旋に尽力した明治維新勤皇(きんのう/※朝廷側のために働いた一派)の志士で、京都河原町で起きた近江屋事件で亡くなった中岡慎太郎の銅像も立っています。

◆室戸ジオパーク

地質学的に重要な地層や地形など、地質遺産を含む一種の自然公園をジオパークと言います。ジオパークは保護されて研究や教育に生かされるとともに、観光資源として整備され、地域振興にも生かされます。

「室戸ジオパーク」は室戸市全域をテリトリーとするジオパークで、2011年に洞爺湖有珠山(とうやこうすざん)、糸魚川、島原半島、山陰海岸に次いで、日本では5ヵ所目となる世界ジオパークに認定されました(2018年8月現在、全9ヵ所)。

ことに室戸岬周辺は地震によって大地が隆起し続けている地殻変動の最前線で、地質学的に重要な研究スポット。珍しい亜熱帯植物や天然記念物指定となっている植物を見ることができます。

他にも、昔は海底だったという「羽根岬」、サメの歯や耳石という魚の一部の化石を見つけられるかもしれない「登層(のぼりそう)」、隆起地形で大根やビワ、柑橘類を栽培する「西山海成段丘」、そして「土佐備長炭製炭集落」、ウミガメが産卵にやってくる「奈良師-元(ならし-もと)など、室戸ジオパークには見どころがたくさんあります。

◆吉良川の御田祭

国の重要無形民俗文化財に指定されているお祭。鎌倉時代の田楽や猿楽を今に伝える祭りであり、鎌倉幕府の当初、源頼朝が天下泰平と五穀豊穣を祈念し、全国の神社で奉納させたと伝えられています。

午前中は町内の神社などを巡り踊る「練り」が行われ、午後から拝殿を舞台として田打ちから収穫までの田楽能が演じられます。

10以上ある演目の中でも「酒しぼり」は日本三大奇祭として知られており、杜氏婆(とうじばば)の生んだ神の子の木偶を子宝を望む女性たちが奪い合うことから、子授け信仰として有名です。

あとがき

海底の隆起により、あたり一帯に突き出すように存在する縞模様の岩(タービダイト層)、亜熱帯気候耐性樹林、幹が曲がりくねったウバメガシ、遊歩道を彩る花々など、自然の息吹を肌で感じられる室戸岬。研究者でなくても楽しめる、豊かな自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

高知県室戸市紹介ページ

高知県室戸市のお礼品一覧

※2018年9月6日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※参考・参照元
・室戸市公式 ホームページ(http://www.city.muroto.kochi.jp/hopweb/joho/html/index.htm)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

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