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神武天皇と八咫烏ゆかりの神社も。重要な文化財の宝庫/和歌山県那智勝浦町【ふるさと納税・自治体事典】

神武天皇が奈良に入る際、道案内をしたという八咫烏が石になって佇む「熊野那智大社」や日本一の滝とそこにまつわる古くからのお祭り、そして熊野古道など、重要な文化財や観光資源の宝庫、和歌山県の那智勝浦町をご紹介します。

那智勝浦町の概要

和歌山県那智勝浦町(なちかつうらちょう)は、紀伊半島の南に位置する「熊野古道」「生マグロ」「温泉」のまちです。

◎熊野古道
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道(通称:熊野古道)」の大きな見どころが那智勝浦町にあります。
苔むした石畳を上っていくと、熊野三山のひとつ「熊野那智大社」、西国三十三所の一番所である「那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)」、そして日本一の落差133mを誇る「那智の滝」が忽然と姿を現します。
いにしえの時代、上皇から庶民まで実にさまざまな人々が、遠路はるばるこの地を詣でました。

◎生マグロ
勝浦港は、生マグロの水揚げ量日本一を誇ります。生マグロとは、捕獲後、冷凍ではなく冷蔵(生)で運ばれたマグロのこと。もちもちとした生マグロが、今日もお店に並びます。

◎温泉
JR紀伊勝浦駅を降りると、すぐそこに足湯が。源泉数は県内一で、温泉宿も日帰り温泉もたくさん。おだやかな太平洋を眺めながら、ゆったり、ほっこりしてみませんか?

●人口:1万5331人(2018年8月1日現在)
●町の花:ツツジ
●町の木:カシ

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:那智勝浦町の名産品・特産品

◆創業140年 のどにいちばん黒あめ那智黒セット(幸)

明治10年の創業以来、自然素材と伝承製法にこだわり続けて百有余年。飴の定番商品のひとつとなっている「黒あめ那智黒」のセットです。

◎黒あめ那智黒
一粒の飴にこだわり、100年の歳月に重ねられた職人技が今に伝えられ、「黒あめ」と言えば「那智黒」と言われるまでになりました。
良質の黒糖を直火で練りあげ、風味豊かに仕上げています。火のいい匂いをかすかに残し、舌の上に広がるまろやかで極上の甘味は那智黒ならではのものです。

◎那智のかち割り飴
素朴な伝承の味。古くは「蟻の熊野詣」で知られた那智山。多くの人々でにぎわう参道では、名物・かち割り飴が竹皮に包んで売られていました。
まろやかな口当たりで、昔懐かしい甘さに仕上げています。はったい粉をまぶした素朴な味をお楽しみください。

◎黒糖かりんと
純粋蜂蜜に良質の黒糖をブレンドし新鮮な植物油でからりと仕上げました。軽い歯ざわりとともにごまの香ばしさが生きています。

◎鮪せんべい
和歌山三昧。和歌山の味覚「勝浦まぐろ」「紀州南高梅」「那智黒黒糖」を贅沢にブレンドしたおせんべいです。

■生産者の声

自然素材「黒糖」にこだわりつづけて百有余年。手つかずの大自然が生きる悠久の地、奄美諸島。そこはまた、生命みなぎるサトウキビの島でもあります。
本舗は創業以来これらの地に、特約黒糖工場を設置、良質の黒砂糖を精製して参りました。風味豊かに仕上げるため、那智黒製品はすべて、昔ながらの技法を可能な限り伝承しております。おいさは何よりも厳選された自然素材と古式製法から――。那智黒が百余年にわたり、こだわりつづけている味の真髄です。

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創業140年 のどにいちばん黒あめ那智黒セット(幸)

◆完全手造りのお酢のセット ふるさと手造り銘品集5本入り

創業明治12年。杉桶を使った昔ながらの製法で醸造した、完全手造りのお酢のセットです。一番人気の「古来上寿し酢」は、寿司飯以外にも広く使うことができます。

「熊野の酢」は、熊野地方に古くから伝わる素朴な醸造酢。「土佐酢」「さんばい酢」は、鰹節、昆布の出汁をたっぷり使っています。野菜のお浸しなどに最適です。

「ちゃんぽん酢」は、5種類の果汁(柚子・橙・すだち・ゆこう・かぼす)をバランスよく調味したおいしいぽん酢です。

■生産者の声

私の蔵は明治12年創業以来、米酢、玄米酢を主流に醸造酢を造り続けて参りました。
本来、醸造には国内産の杉の大木の中心から材料を取り、桶職人が造り上げた木桶だけで造り続けておりました。
50年ほど前に新しい容器ができ、管理が簡単な為、殆どのお店が新しい容器に代えました。私方も新しい容器に代えるつもりでしたが、やはり100年以上も先祖から伝い続けてきた木桶を容易に代えるべきではないという事で、試しにテストしました。

結果、1か月であきらかに木桶のほうが特有の芳香があり、ポリタンクは香りが無く、味もコク味も大きな差を感じました。そこで酢の場合、木桶は酢造りの苗の最良の住家(木の目を通して呼吸できる)と確証を得ました。

那智大社の別宮の御神体は名勝、那智の瀧です。その那智の瀧の水源と私方で使っている井戸水は、那智の高い山から伏流水としてこの地に湧きだしています。
水源が同じなので、毎朝起きた時〆縄張りの井戸の前にきて、灯明を揚げ、感謝の気持ちを捧げております。社訓の調和を皆で守り、創業以来の「堂々と売り、うまい品に造るべし」の目標で、熊野の一隅の小さな老舗、努力を続けて参りたいと思います。

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完全手造りのお酢のセット ふるさと手造り銘品集5本入り

◆完熟梅酒にじゃばらの果汁を配合した「和歌山 じゃばら うめ酒」と「備長炭のしらべ」

完熟梅酒にじゃばらの果汁を配合した「和歌山 じゃばら うめ酒」と熊野山里梅酒「備長炭のしらべ」

◎「和歌山 じゃばら うめ酒」
ベースの梅酒には、土壌からこだわった完熟南高梅で造った「石神の梅酒」を使用。
和三盆糖を加え、やさしい甘さを感じる梅酒に柚子やスダチのような柑橘で、まろやかな風味が特徴の「じゃばら」を加えた自慢の逸品です。

お勧めの飲み方は、氷をたっぷり入れたオンザロック。冬はお湯割りで柑橘系の香りを楽しんでください。その他、水割り、ソーダ割りなどお好みに合わせて幅広い楽しみ方ができる和歌山ならではの梅酒です。

◎「備長炭のしらべ」
地元のJAより調達した熊野地方山里の梅を使用し、 仕込タンクの中に備長炭を敷き詰め、その中でじっくりと熟成させたもので、そのまろやかな甘味とコクで心身ともに癒してくれる、健康的な熊野山里梅酒です。

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完熟梅酒にじゃばらの果汁を配合した「和歌山 じゃばら うめ酒」と「備長炭のしらべ」

◆【体験】平安衣裳体験 体験コース(2時間)

鮮やかな平安衣裳を身にまとい、世界遺産の地、熊野古道大門坂から那智の滝まで散策ができるコースです。

色とりどりの平安衣裳は、選ぶところからワクワク体験が始まります。
ご用意いただくものは何もございません。着付けは約5分と簡単にできますので、気軽に平安衣裳体験をお楽しみください。

衣装は男性用、女性用、お子様用合わせて約100着。
家族旅行の思い出に、大切な人との記念日に、またお子さま用は七五三などにも大変喜ばれているとのこと。

平安衣裳に着替えて外に出ると、熊野古道大門坂の入り口にある夫婦杉があなたを優しく出迎えてくれます。

衣装を着たまま世界遺産の地、大門坂から熊野那智大社、那智山青岸渡寺、那智の滝まで自由に散策できる2時間の体験コースとなっています。

■生産者の声

体験された後は、みなさん声をそろえて「楽しかった」「いい体験ができた」と笑顔で話されます。ぜひ平安衣裳を着て、心に残る体験をしてください。

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【体験】平安衣裳体験 体験コース(2時間)

那智勝浦町の特産品

◆まぐろ

勝浦漁港は古くからの天然の良港で、黒潮本流と分岐流によって沿岸部に好漁場をひかえ、焼津漁港(静岡県)や三崎漁港(神奈川県)と共に、延縄(はえなわ)漁法による生鮮まぐろの水揚量が日本有数を誇ります。

漁獲したまぐろは、一本一本丁寧に活け締め処理し、船内で冷水保存(氷温)することで、漁獲直後の新鮮さと品質を保ちます。

◎まぐろ祭り

毎年、1月の最終土曜日に勝浦漁港を舞台に開催される「まぐろ祭り」。

職人さんがマグロ1頭を豪快にさばいてお刺身を無料配布してくれる「まぐろ一頭造り」や、中落ち、つみれの入ったまぐろ汁の無料配布、地元特産品が当たる「まぐろの重量当てクイズ」などが行われる他、生鮮まぐろ・冷凍まぐろの特価販売など、まさしくまぐろづくしのお祭りで、毎年1万人以上が訪れて大いに盛り上がります。

◆熊野牛

和歌山県の南部を指す熊野地方の自然豊かな環境の中、緑豊かな山々から湧き出る美しい水と100%植物性の飼料を与え、徹底した健康管理と精一杯の愛情をそそいで育てられるブランド牛が「熊野牛」です。

出荷数が少ないため希少価値があり、きめ細やかで柔らかい肉質と、肉そのものが甘く風味に優れているのが特徴です。

◆那智黒硯

昔、熊野詣の証として旅人が持ち帰ったと言われるのが、熊野特産の「那智黒石」。その「那智黒石」を材料につくられるのが「那智黒硯(なちぐろすずり)」です。

「那智黒石」は濡れているような光沢と適度な硬度、緻密な石質を持ち、そこからつくられた硯はとても美しく使いやすいということで、書道家に珍重されているそうです。

すべて手づくりであり、ひとつつくるのに2日半かかるという「那智黒硯」。職人による匠の技が随所に生かされた、書をたしなむのであればひとつは持っておきたい硯と言えるでしょう。

那智勝浦町の観光資源

◆熊野那智大社

熊野那智大社は、古来より多くの人々の信仰を集める熊野信仰の中心地であり、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)・熊野本宮大社とともに熊野三山のひとつとなっています。

標高約330mのところに6棟からなる社殿があり、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神として、それぞれに神さまをお祀りしています。

境内には樹齢850年の大楠や八咫烏(ヤタガラス)が姿を変えたと言われる烏石があります。
この烏石は、紀元前662年に神武天皇が神武東征でこの地に入ったときに、大和の橿原(かしはら)までの道案内をした八咫烏が姿を変えたと言われるもの。ちなみに、八咫烏は日本サッカー協会のロゴにも用いられていますね。

また、熊野那智大社の社殿および境内地は、2004年7月、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。

◎那智の扇祭り

熊野那智大社の例祭のひとつとして毎年行われている「那智の扇祭り」。

「熊野那智大社」でお祀りしている神々は、最初は現在の「那智の滝」付近にお祀りされていました。その神々を約1700年前に那智山中腹に遷したのが「熊野那智大社」の始まり。そして、その神々が年に一度、もともとお祀りされていた「那智の滝」に里帰りをし、ご神威を新たにするのが、この「那智の扇祭り」です。

日本三大火祭りのひとつとされ、重さ50㎏以上もある巨大な松明の炎が参道いっぱいに乱舞する様は圧巻です。

2015年、「那智の扇祭り」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。

◆紀の松島めぐり

「紀の松島」とは、勝浦湾の湾口周囲17㎞の区間に点在する、大小130余りの島々の総称です。
日本三景の松島に匹敵する美しさからこの名で呼ばれ、和歌山でも髄一の絶景を誇ります。
この「紀の松島」を遊覧船でクルーズするのが「紀の松島めぐり」です。

島の中には、そのユニークな形からラクダ島や ライオン島などと呼ばれる島がある他、平維盛(たいらのこれもり)入水伝説が伝わる山成島(やまなりじま)も島々のひとつです。

◆ホエールウォッチング

熊野灘はホエールウォッチングが楽しめるポイントとして知られ、4月から9月にかけては体長16メートルにも達するマッコウクジラの群が回遊するシーンを見ることができます。

他にも、マンタやマンボウ、サメなど多くの海洋生物に出会えるチャンスであり、ひょっとしてイルカがジャンプする姿にめぐり会えるかもしれません。
魚の群れに遭遇すれば、釣りを楽しむこともできます。

あとがき

今回ご紹介した「那智黒石」は、硯だけでなく碁石の材料にもなっています。その碁石をモチーフに、「黒あめ那智黒」というお菓子(飴)も生まれています。
関西や東海地方の方なら、元気なおばあちゃんと黒人男性がゴーゴーを踊る、とても印象的なCMを覚えているのでは? 1972年から1983年頃まで放送されていたそうです。
そんな那智勝浦町を、ぜひ訪れてみてください。

和歌山県那智勝浦町紹介ページ

和歌山県那智勝浦町のお礼品一覧

※2018年9月4日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※参考・参照元
・那智勝浦町公式 ホームページ(https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/top/top.aspx)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

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