昔も今も交通の要所として栄える、滋賀県の中心都市/滋賀県草津市【ふるさと納税・自治体事典】
古くから琵琶湖という大きな自然の恵みを享受、利用した暮らしが営まれてきた滋賀県草津市。近年は、レンコン栽培や"ホンモロコ"の養殖など新しい試みも行われています。また、国史跡の「草津宿本陣」には、かつて宿場町として栄えた名残りをたくさん見ることができます。ここでは、そんな草津市についてご紹介します。
草津市の概要
草津市は、日本最大の湖「琵琶湖」の南東に位置し、温暖な気候に恵まれた街です。東海道と中山道が分岐・合流する宿場町として栄え、市内には、国史跡「草津宿本陣」など、多くの歴史遺産があります。
現在も、京都や大阪などの近畿都市部に近い好立地に加え、主要な鉄道や幹線道路(JR 東海道本線、名神高速道路、国道1号線)が通っており、交通の利便性が高く住みよいまちとして発展を続けています。大学や各種産業が集まり、活力に満ちた街です。
●人口:13万3503人(2018年7月31日現在)
●市の花:アオバナ
●市の木:金木犀
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:草津市の名産品・特産品
◆道灌 人気の吟醸セット
山廃で仕込んだ食中酒向きの大吟醸と、フルーティーな含み香の純米大吟醸、淡麗やや辛口の純米吟醸酒のセットです。
◎純米吟醸 不盡蔵(ふじくら)
使用米「秋の詩」/精米歩合:60%/淡麗やや辛口
滋賀県産「秋の詩」を使用した淡麗やや辛口純米酒です。穏やかな酸味と程よい含み香が食事の邪魔をせず、淡泊な食事とも相性抜群。冷酒・常温がお勧めです。
◎純米大吟醸 不盡蔵
使用米「山田錦」/精米歩合:50%/淡麗やや辛口
滋賀県産「山田錦」を使用した淡麗やや辛口純米大吟醸酒です。ふくらみのある味わいと豊かな含み香、フルーティーな酸味が特徴。冷酒・常温がおすすめです。
◎大吟醸原酒 山廃仕込道灌
使用米「山田錦」/精米歩合:50%/芳醇辛口
滋賀県産「山田錦」を使用した芳醇辛口大吟醸原酒です。山廃もとで仕込んだ腰の強い酸味と吟醸造りによる繊細な味わいが特徴。冷酒・常温・とくにぬる燗がおすすめです。
■生産者の声/太田酒造株式会社
現在私どもの蔵では、小仕込みや麹の造りから一貫した手造りで丁寧に日本酒を醸しております。また基本となる品につきましては、じっくりと熟成させた、落ち着きがありバランスの良い食中酒を目指しております。
その他、季節限定となる搾りたてやあらばしりなどの生原酒は、香りよくフレッシュで飲みごたえがあり、お飲み頂いた方には思わず「旨い!」と思っていただける様なインパクトのある日本酒を目指しております。
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◆有機栽培米 地球の気『みずかがみ』白米3kg
水鏡に映った美しい田園風景の中で生き物たちの営みに育てられたお米です。「地球の気」を味わいましょう。
提供事業者「クサツパイオニアファーム」では、有機JAS規格制度が始まった平成12年当初から有機栽培に取り組んでおり、今では預かっているすべての田んぼで化成農薬、化学肥料を使わずにお米づくりをしています。
■生産者の声
「みずかがみ」と聞いて浮かぶ風景は、田植えの終わった頃の風のない昼下がりや、夕暮れ時に茜色の空を映す田んぼです。
そんな光景は一日の仕事の疲れをじんわりと癒やしてくれます。有機的につながった幾多の生物の営みに助けられて稲たちはたくましく育っていきます。
私たちはそれを手助けするわけですが、一方でしんどい時には、風景や稲のたくましく育つ姿に助けられもします。
そういった記憶の豊かなお米が、食べる人をも同じように癒やしてくれたら、ふとそんな風に思いました。
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◆近江米パウンドケーキ、抹茶焼き菓子、近江茶の詰合せ
このお礼品は、滋賀県近江米「みずかがみ」のパウンドケーキと、人気の焼き菓子5種、そして近江茶の詰め合わせです。
滋賀県が2013年に開発したブランド米「みずかがみ」。2015年~2017年まで、日本穀物検定協会の食味ランキングで最高ランクの"特A"(滋賀県産)に輝いています。
その「みずかがみ」を製粉した米粉100%のパウンドケーキがみずかがみパウンドケーキで、うまさを存分に引き出すために小麦粉を使っていません。
香り付けに「みずかがみ」の純米酒を用い、しっとり感を出すために酒かすを配合。滋賀ならではのスイーツとして育てていきたいという想いでつくっているそうです。
また、焼き菓子は、さっくりと軽い薄焼きの宇治抹茶クッキーに、ラムレーズン入りのクリームをサンドしたラングドシャ、丹波の黒豆を贅沢に使い、外はふっくら、中はしっとりと焼き上げた宇治抹茶まどれーぬ、ざくざくとした食感と深い味わい、 繊細な抹茶の香りが特徴の宇治抹茶クッキー、ほどけの良いヴァッフェル生地にあっさりした宇治抹茶クリームのつれづれ、米粉を使用したもっちり食感のバウムクーヘン。
抹茶の風味を存分に楽しめるおいしい焼き菓子ばかりです。
■生産者の声
「千年の香り千紀園」は、「日本茶のふるさと」と称されるこの地で、江戸時代末期よりお茶の販売を行ってきました。
滋賀県の企業として、ご当地のブランド米「みずかがみ」の美味しさをもっと多くの方に伝えたい、その思いで出来上がったパウンドケーキは「千紀園」の自信作です。
滋賀の良いものをお届けしたい! その思いで一つひとつ丁寧におつくりしています。朝宮抹茶のまどれーぬとともに、滋賀県の恵みを感じていただきたいです。
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近江米パウンドケーキ、抹茶焼き菓子、近江茶の詰合せ
◆黒毛和牛 近江牛 【並】 モモ 焼肉用 1000g 冷蔵
このお礼品は、長い歴史を誇る銘牛「近江牛」の"モモ 焼肉用"です。
近江牛は日本一大きな湖・琵琶湖を有する滋賀県で、約400年の歴史を誇るブランド黒毛和牛。
琵琶湖を中心に山々に囲まれた自然豊かな土壌で、生産者の愛情で大切に育てられています。
ブランド黒毛和牛の中でも生産頭数が少なく、出荷頭数は年間約6000頭。
生産者が一頭一頭じっくり愛情を込めて、最高の肉質になるよう日々努力を重ね、飼育しています。
近江牛の特徴は、きめ細かく滑らかな肉質、しつこさのない甘い脂。さらに芳醇な香りを持ち合わせていると言われ、古くから献上品として評価されています。
(出典「近江牛」生産・流通推進協議会)
また、近江牛は滋賀県内で最も長く飼育された黒毛和牛で、枝肉格付けがA4、B4等級以上のものと定義し、認証しています。
本品は、きめが細かく柔らかで脂肪が少ない部位となっているため、脂肪を控えたい方にも最適です。
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草津市の特産品
◆草津メロン
昭和57年から栽培が始まった草津メロンは、30年以上の歴史を持ち、JA草津市が栽培から検査、出荷、販売までを一括で管理しています。
非常に高い糖度を持つメロンで、毎年リピーターの予約やお中元での販売だけでほとんどが完売、直売所には長い行列ができるほどの人気を誇ります。
草津市では、公立小学校の給食としても提供されていて、子どもたちに大好評だそうです。
◆草津アオバナ
草津市の花「草津あおばな」は、昔からこの地で栽培されていた花で、6月下旬から8月下旬にかけて小ぶりでコバルトブルーの花を咲かせます。
農薬に弱く、育てるのが難しいため、安全・安心な無農薬栽培で手間ひまをかけて育てられています。
また、昔から子どもの胎毒下し(たいどくくだし)やひきつけの薬として使われていた歴史があり、フラボノイドの含有や体内のインスリンを活性化する働きが発見されるなど、現在、多くの大学や研究機関でその効能や可能性についての研究が進められています。
同時に、「あおばな」をお茶やワイン、青汁、さらには饅頭やソフトクリーム、クッキーなど、さまざまな形に食品化することが進められており、草津市が市を挙げて栽培、研究している花となっています。
◆琵琶湖からすま蓮根
かつて蓮の花の名勝地であった草津市・下物町で、「新しい特産品をつくろう!」と市内の飲食店経営者らが2015年4月から始めたのが、琵琶湖の豊富な水を生かしたレンコン栽培でした。
そして同年秋「琵琶湖からすま蓮根(れんこん)」の名前で初出荷。以来、食べ応えあるもっちりとした肉質と甘さで評判を呼んでいます。
レンコンは、ビタミンCを多く含むため風邪の予防に効果的で、また食物繊維が豊富な食材です。
いただく際は、ぜひ少し厚めに切って、シャキシャキもっちりとした食感と、噛めば噛むほど広がる甘みを楽しんでください。
◆草津ホンモロコ
全国の市町村としては初めて本格的にホンモロコ養殖実験を行いました。
「ホンモロコ」は琵琶湖固有種の淡水魚。クセのない味の白身魚で、コイ科魚類の中ではもっとも美味と言われるほど。
骨も柔らかく、そのまま焼いたり、甘露煮や塩焼き、空揚げ、天ぷら、南蛮漬けなど、いろいろな料理方法で一般家庭でも普通に食されていました。
しかし、外来魚の影響などで近年、漁獲高が激減。すっかり高級魚となって、なかなか食べられない魚になっていました。
そこで草津市では、おいしいホンモロコを食べてもらえるよう、農業生産者が休耕田を利用したり、企業が新規事業として始めるなどで、ホンモロコ養殖が活発に行われるようになっています。
毎年、11月中旬ごろから「道の駅草津」や地域のふれあいまつりで販売されています。
草津市の観光資源
◆史跡「草津宿本陣」
東海道と中山道の合流点となっており、多くの旅籠(はたご)が軒を並べていた草津宿。その中心であり、大名や公家などが休泊したのが国指定史跡「草津宿本陣」です。
約4800平方メートルという広大な敷地に畳敷268畳・部屋数39室余り。本陣として最大級の大きさを誇ります。
東海道の本陣でほぼ完全な形で残っているのはここだけだそうです。
また、多数の関札(※宿の出入り口に掲げられた、宿泊者の名前を書いた札)や182冊にものぼる宿帳が残り、一部は展示されています。
宿帳には、浅野内匠頭や吉良上野介、新選(撰)組の土方歳三、シーボルトなどの名前を見ることができます。
◆滋賀県立琵琶湖博物館
2018年7月にリニューアルオープンし、新コーナー「ディスカバリールーム」や「おとなのディスカバリー」もスタート。ますます充実した内容となったのが「滋賀県立琵琶湖博物館」です。
「湖と人間」をテーマに、数百万年にわたる琵琶湖の歴史や人との関わりを、見て触って体験できる博物館で、国内最大級の淡水魚類の展示や琵琶湖の地学・歴史・環境、人々の暮らしに関する展示があり、大人も子どもも楽しく学ぶことができます。
また、展示だけでなく、琵琶湖と人の共存に関するあらゆる調査や研究を行っており、このような活動には、一般の人も参加できるそうです。
◆草津市立水生植物公園 みずの森
さまざまな水生植物と出会えるユニークなテーマ施設「ロータス館」など、自然の中で四季を通じて楽しめる、花いっぱいの公園が「草津市立水生植物公園 水の森」。
水生植物の宝庫である琵琶湖のほとり、烏丸半島に位置する自然がいっぱいの植物園で、蓮とスイレンを中心に2000種類を超える色とりどりの植物が園内を彩っています。
国内で唯一、サラノキ(沙羅双樹)の花が咲く場所としても知られ、ムユウジュ(無憂樹)、インドボダイジュ(菩提樹)と併せて仏教三大聖樹が揃っています。
なお、この公園は、「恋人の聖地サテライト」(※)に選定されています。
(※)恋人の聖地サテライト
2006年4月より、NPO法人「地域活性化支援センター」が企画・実施している「恋人の聖地プロジェクト」において、プロジェクトの主旨に賛同する一般企業や団体が運営管理するスポットや施設を「恋人の聖地サテライト」として認定しています。
◆ロックベイガーデン
イチゴ狩り(1月中旬~5月)をメインに、サツマイモの収穫、旬の野菜のもぎ取りなどを体験できる農園型複合施設。
地元の新鮮野菜や本場の近江牛を味わえるレストランやうどんコーナーの他、草津あおばな関連商品や近江米、園芸用品、お土産などを販売する売店があります。
また、ヤギやウサギにエサやり体験ができるコーナーもあり、家族でゆっくりと遊べるスポットになっています。
あとがき
「草津宿本陣」の宿帳に記入された、歴史を飾る顔ぶれの数々に少しワクワクしませんか? 私たちがよく知る歴史上の人物も訪れた草津市に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※2018年8月14日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・草津市公式 ホームページ(https://www.city.kusatsu.shiga.jp/)
・草津市まるごとガイド 観光&物産(http://kanko-kusatsu.com/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店