マスコットキャラクターももちろんウニがモチーフ/北海道奥尻町【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月25日更新)
ウニやアワビに代表される海産物でよく知られている「奥尻町(おくしりちょう)」。町のマスコットキャラクターもウニをモチーフにした「うにまる」です。
また、海の幸だけではなく、夏は「奥尻三大祭り」で大いに盛り上がっています。そんな奥尻町をご紹介します。
北海道奥尻町の概要
奥尻町(おくしりちょう)は、北海道の南、渡島(おしま)半島の西側に位置する奥尻島の全島を町域とする、漁業と観光業を中心とした町です。
奥尻の海の幸といえばウニですが、それだけではなくイカやカレイ、ホッケ、エビ、タラ、ヒラメ、マスなど、まさに海の幸の宝庫。ツブなどの貝類や、海藻類も豊富です。
島の森林の大部分を占めるブナによって貯えられた豊富な水は、近年ミネラルウォーターや地酒「奥尻」の原料として、認知度が高まっています。
また、対岸の江差町(えさしちょう)・せたな町とはフェリーで、また、函館市とは航空機で結ばれています。
6月~8月にかけては、島が一番輝くシーズン。奥尻ブルーの海に囲まれながら、日常から解き放たれたひとときをすごせることでしょう。
●人口:2706人(2018年3月31日現在)
●市の花:ハマナス
●市の木:イチイ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!奥尻町の名産品・特産品
◆奥尻粒うに瓶詰め(1本入り)
100%奥尻産の採れたてのウニを、塩分控えめにすることにより、本来持っている風味を凝縮させた一品!
奥尻土産といえば、真っ先に思い浮かぶウニ。生ウニは夏の限られた時期しか食せませんが、この粒ウニ(うにの一夜漬け)は、いつでも食べられるうれしい一品です。
ご飯のお供にするならば、お米食べ過ぎ注意報は確実!
島グルメの代表格をぜひ、ご堪能ください。
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◆ブナの原生林が育む天然水~KAMUI WATER~ 「奥尻の水」500ml×24本
島の森林の大部分を占めるブナ林によってみがかれた、マイルドなミネラルウォーター。
神威山(かむいやま)の麓から湧き出た天然水を使用しており、やさしい口当たりと雑味のない喉ごしが特徴。森林浴をするように、ホッと一息つかせてくれる味わいを持っています。
また、幻の地酒「奥尻」を生んだ名水でもあります。
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ブナの原生林が育む天然水~KAMUI WATER~ 「奥尻の水」500ml×24本
◆潜水部会の海産珍味詰め合わせ
奥尻島近海で穫れた新鮮な魚介類を使った、一杯のお供に最適のセット品。
奥尻産の魚は旨い! と思っていただけること請けあいの詰め合わせです。奥尻の味覚をまだ体験されていない方にはとくにお勧めします。
■内容量
・ほっけひらき(1尾)
・ほっけみりん干し(70g)
・天然岩のり(約25cm×15cm)×3枚入り
・サラダわかめ(100g)
・つぶの塩辛(80g)
・ほやの塩辛(80g)
・生ほや(100g)
※すべて北海道奥尻町産
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◆「北の岬 さくらばな」奥尻特産品セット〈華コース〉
奥尻島最北端の稲穂岬で経営する、浜のかあさんの店「さくらばな」で手作りされた素朴な味がお薦めです。
漁師のご主人が捕ってきた魚を、奥さんたちが新鮮なうちに調理しています。
■生産者の声
私たちおばちゃんが子どもの頃から食べている、奥尻の味を大事にしてつくっています。
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◆あわび三昧(極)
奥尻グルメの代表格、あわびのおいしさを存分に味わえる特別なセット!
焼きあわびとあわびの煮付け、そしてお刺身用のあわびがそれぞれ5コずつ入ったあわび三昧のセットです。
エゾあわびは小ぶりではありますが、しっかりとした味わいが魅力の食材。あわびの肝(ウロ)の酒蒸しもついていますので、あわび全体のおいしさを楽しむことができます。
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奥尻町の特産品
◆おいしい魚介類
奥尻島全体が町域という奥尻町。日本海に浮かび、周囲を海に囲まれていることで、海から新鮮でおいしい魚介類がたくさん獲れる場所であり、それを求めて島を訪れる人も絶えません。
代表的な海の幸と旬の季節は、ウニが5月~8月頃(後述)、真イカが6~12月頃、ヤリイカが1~5月頃、カレイ、ホッケ、ソイ、ヒラメ、アブラコが春頃と夏頃、アワビが通年となります。
奥尻島の海の幸をお土産にする場合は、加工品をお勧めします。新鮮な食材を、地元の腕のいいプロフェッショナルが、最適な調理法で、"海からの深い旨み"を引き出しています。
製品の種類も豊富で、イカ、タコ、ウニの塩辛や燻製、スルメや生干しイカ、寒ノリ、ワカメなど、島風味たっぷりの品々がそろっています。
◆ウニ
奥尻島の海の幸をもっとも代表するもののひとつと言えば「ウニ」でしょう。
島を訪れる人がもっとも多いシーズンが夏。そしてウニの漁期も夏(5月~8月)であるため、この季節に来た人は最高においしいウニを食べることができます。
絶対に食べておくべき"ご馳走"は、"生ウニ"をたっぷり乗せたウニ丼。
ただし、天然ものを食べられるのは、7月中旬~8月中旬のわずか1ヵ月の間だけ。5月~7月上旬は養殖ものになるそうです。
また、奥尻島で獲れる種類は、奥尻町のマスコットキャラクターになっている「うにまる」君のモデルになっていて、長いトゲが特徴の「キタムラサキウニ」です。
天然の海藻で育ったキタムラサキウニは、濃厚な味わいとさっぱりした甘さが特徴で、いくつでも食べられます。
でも、漁師さんの愛情がこもった養殖ものも、天然ものに負けないおいしさです。
ウニの味わいを決める要素として、「何を食べて育ったか?」がとても大事と言われています。奥尻島のムラサキウニが食べているのは、島の周囲の美しい海に生えているミネラルたっぷりの"昆布"。この栄養たっぷりの昆布が、全国的な人気を誇る"奥尻のウニ"を育てています。
◆アワビ
ウニと並んで奥尻島で人気の食材といえば「アワビ」です。潮通しの良い岩礁地帯に生息しており、奥尻島周辺は恰好の生息地となっていますが、島では養殖もしているため、1年を通して食べることができます。
肉厚でコリッとした歯ごたえと磯の香り、そして濃縮された旨みは絶品で、高級食材として高値で取引される逸品です。
◎アワビ狩り
島では、自分の手でアワビを獲ってその場で豪快に食べる"アワビ狩り体験"ができます。
小型船に乗り込み、青苗港内の海に浮かぶ生簀へ。着いたら、漁師さんに教えてもらいながら自分の手でアワビをつかみ、専用の器具を使って剥がすように獲っていきます。
大きさは7センチ以上の食べ応え満点のアワビのみ。獲ったら殻を外してその場で豪快にいただきましょう! きっと未体験のおいしさに出会えます。もちろん、持ち帰ってもかまいません。
体験費用は一人アワビ2個で3000円。実施期間は、4月下旬~10月末まで。道具は借りられますが、タオルは持参とのこと。
◆三平汁
「三平汁(さんぺいじる)」 は、コンブで出汁をとり、鮭やニシン、タラ、ホッケなど塩蔵の魚と、ダイコン、ニンジン、ジャガイモなどの野菜を具に魚から出る塩味を生かした汁物で、奥尻町をはじめ檜山(ひやま)地域を代表する郷土料理のひとつです。
鮭を用いる鍋ものとして、「石狩鍋」と混同されることが多いですが、石狩鍋は味噌仕立て、三平汁は魚自体が含んでいる塩味のみというところが違います。
この地域では昔から食されてきた「三平汁」ですが、江戸時代の記録によると、調理法は今とは少し異なり、ニシンやタラ、ハタハタなどを内臓ごと塩漬けにしておき、たまった魚汁で野菜を煮込む料理だったとのこと。
しかし、臭いが強かったため魚の身を使うようになり、少しずつ塩や糠で漬け込んだ「すしニシン」や「糠ニシン」が主流となりながら、郷土料理として定着していったようです。
昭和20年頃の檜山地方の漁村では、「 三平汁 」が日常的な夕食メニューとして食べられていましたが、ジャガイモ(馬鈴薯)がたくさん入った具だくさんの汁物でした。これは、 米が貴重だった当時、ジャガイモを飽きずに食べるための工夫のひとつとして「三平汁」が食されていたからだそうです。
奥尻町の観光資源
◆奥尻島三大祭
奥尻島では、ちょうど観光シーズンとなる6月~8月にかけて、「奥尻島三大祭」を開催しています。誰でも自由に参加でき、毎年観光客と地元の人たちが一体となって盛り上がっています。
◎賽の河原まつり
道南五霊場のひとつ、島の北端・稲穂岬の「賽の河原(さいのかわら)」で、奥尻三大祭のトップをきって開催されるのが「賽の河原祭」。
海難犠牲者など故人の冥福を祈るため、6ヘクタールの広い岬一帯が大小無数の石塔で埋め尽くされ、夜には灯篭流しなど、法要や供養のための行事が行われます。
イベントでは、灯篭流しや歌謡ショー、子供相撲大会やビンゴ大会などが開催されます。
◎室津まつり
7月の海の日の前の土曜・日曜に開催。
毎年7月、海の日前の土曜と日曜、奥尻島の南端「青苗地区」の漁港で2日間にわたって開催される「室津祭り(むろつまつり)」は、航海の安全と大漁を祈願して行われるお祭りです。
祭りの目玉は、なんといっても漁船によるパレード「海上渡御(かいじょうとぎょ)」。色とりどりの大漁旗を掲げた何隻もの漁船が室津島までの海上をパレードする勇壮な姿は、大変見ものです。
また、海上ボート早引き大会や活イカ釣り大会など、海にちなんださまざまな行事が行われる他、新鮮な魚介類をその場で焼いて食べられる「海の幸味三昧」は地元の人だけでなく観光客にも大人気。
歌謡ショーや子どもビンゴ大会なども行われ、大勢の人たちでにぎわう祭りです。
◎なべつるまつり
毎年8月最終土曜日に奥尻港湾内で開催され、奥尻三大祭のフィナーレをかざるのが「なべつるまつり」です。
奥尻島のシンボル「なべつる岩」にちなんで名づけられた祭りで、島内最大のイベントとして地元の海産物や奥尻和牛の格安販売の他、豪華景品があたる各種ゲームや歌謡ショー、綱引き大会や女性尻相撲大会など、観光客も町民もその年の夏休み最後の思い出ができる楽しいお祭りです。
■小項目②(H3)
◆なべつる岩
■本文(段落)
日本海の荒波がつくり出した奥尻島のシンボルとも言えるゲート型の奇岩。
鍋の取っ手(つる)に似ているのが名前の由来です。
高さは19.5メートル。夜はライトアップされ、幻想的なムードを醸し出します。
◆うにまるモニュメント
奥尻を代表する海の幸「キタムラサキウニ」をかたどったモニュメントで、島内の小高い丘に建造されました。
高さが13mあり、夜には120本のトゲがライトアップされ、ファンタジックな景色をつくりだします。
あとがき
奥尻町では、奥尻島が元祖と言われる「三平汁」を改めて見直し、もっと盛り上げていこうと「奥尻島元祖『三平汁』研究会」を発足させました。地域づくりや町おこしの起爆剤として、さらなるアピールをするべく活発な活動が始まっています。ぜひ現地で、おいしい海の幸とともに、「三平汁」を堪能してみてください。
※2018年7月11日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・奥尻町公式 ホームページ(http://www.town.okushiri.lg.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店