空海が開いた真言密教の聖地・高野山のある町/和歌山県高野町【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月25日更新)
その地に立っただけで、誰でも思わず身を正してしまうのではないでしょうか。千年以上も前から、人々の信仰と尊敬を集め続ける高野山のある町が和歌山県高野町(こうやちょう)です。
ミシュランの旅ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」では、三つ星を獲得している最高評価の観光地としても有名な高野町についてご紹介します。
和歌山県高野町の概要
高野町は和歌山県の北東部にあり、大自然に囲まれ、弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗の聖地「高野山」を中心とする町で、貴重な文化財、建造物、名所が数多く存在しています。
2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」として、ユネスコの世界遺産に登録されました。また、2016年には女人道(にょにんみち)、黒河道(くろこみち)、京大坂道不動坂(きょうおおさかみちふどうざか)、三谷坂(みたにざか)が追加登録されたこともあり、日本のみならず世界中から、ますます多くの観光客が訪れています。
自然・歴史・文化・伝統が息づく高野町では、「誰もが住みよい、住みたくなる、来たくなる」まちを目指し、さまざまなまちづくりに取り組んでいます。
●人口:3207人(2017年7月1日現在)
●町の花:石楠花(シャクナゲ)
●町の木:高野槙(コウヤマキ)
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:高野町の名産品・特産品
◆和歌山県産 樹上完熟梨 約4kg
和歌山県の和梨は実が大きく、とってもジューシー。また、水はけの良い傾斜地栽培だから味が濃厚。おいしい和梨が実ります。
このお礼品では、お届けされる和梨の品種が、旬の時期に応じて幸水、豊水、秋月のいずれかの品種となります。
幸水はやわらかい果肉が特徴で、果汁がたっぷり含まれています。ひと口食べると強い甘味が口の中に広がります。
豊水は幸水よりも少し大ぶりで、幸水と同様にひと口食べると強い甘味が口の中に広がります。
秋月は豊水よりもさらに大ぶりで、果肉は緻密で糖度が高く、果汁も豊富。酸味は少なめでシャリシャリとした食感です。
いずれも口の中に広がる果汁と心地よい食感があります。
秋の旬の味覚をお楽しみ下さい。
■生産者の声
生産者が手塩にかけて育て上げた和歌山県産の梨をお届けします。生産者一同、皆さまが笑顔になるその瞬間を思い浮かべながら一生懸命に丁寧に生産・収穫しております。皆様の元へ真心込めて製品をお届けさせて頂きます。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
◆国産 活うなぎの蒲焼き(カット) 3切(120g)×2パック
外はサクッと、中はふんわり。蒲焼き職人が香ばしく焼き上げて冷凍保存した「うなぎの蒲焼き」です。
身は肉厚で食べやすいカット済みの国産鰻です。抜群の脂の乗った鰻はご飯がよくすすみます。
職人は味にこだわりを持ち、5人の食味検査を通過した鰻のみを出荷しているそうです。
また、保存料や合成着色料も使用していないので、安心して召し上がることができます。1匹1匹丁寧に調理された国産うなぎを、ぜひともご賞味ください。
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国産 活うなぎの蒲焼き(カット) 3切(120g)×2パック
◆高野山ごまとうふ・開創ごまとうふ詰合せ
このお礼品は、厳選した胡麻と奈良県の吉野本葛を用いてつくったごまとうふ。
胡麻の外皮を取り除き、芯の部分だけを煎らずに磨り潰すという、高野山に受け継がれてきた独自の製法でつくっており、弘法大師空海の御膳にも並ぶ、悠久の仏都に受け継がれた伝統の滋養食です。
「食」は「人」に「良い」と書きますが、本品も安定剤や加工澱粉などの食品添加物をいっさい使用せず、自然由来の原材料のみでつくっています。
そのため、ごま本来の風味を自然のまま味わうことができ、滑らかな吉野葛の食感が口の中に胡麻の風味を広げます。そして、磨り潰されているため、胡麻と吉野葛が持つ高い栄養価を同時に吸収できるのです。
また、ごまの豊かな香りにも邪魔されないコクのある味であるがゆえに、フルーツソースや黒蜜きな粉をかけてスイーツ感覚でも召し上がれます。
さらに、お鍋やお味噌汁に入れると白子のように柔らかな食感へと変わり、口の中に優しい風味が広がります。
悠久の歴史の中で育まれてきた滋養の食を、ぜひお試しください。
■生産者の声
総本山金剛峯寺様をはじめ高野山内寺院の多くに当店のごまとうふをお使いいただいておりますことが私どもの誇りです。
胡麻を煎らずに磨り潰す製法のため「生」胡麻の状態の風味が大切になり、現代では世界中より胡麻を集めて吟味し、そのまま食べて甘味のあるものを選びます。
胡麻は硬い外皮に覆われているため、そのまま食べるより磨り潰したほうが栄養を吸収できます。簡素な精進料理の中で如何に効果的に自然の恵みを摂取するかを考え育まれてきたものが「ごまとうふ」であり、修行僧にとって重要なたんぱく源でありました。
今では、ご自身にも先様にも体に良いものをとのことから贈答品としてもお使いをいただいております。また、本製法では外皮が含まれない分グラム当たりの胡麻の含有率は高くなり、より多くの栄養を吸収できます。
安定剤などの食品添加物は使用しておりませんので、冷やし固めて黒蜜をかけて寒天のようにお召しいただいたり、温めて白子のように柔らしくするなど、吉野葛の性質をうまくお使いいただくことで、楽しみ方が広がります。
なお、本品は大容量でありながら個別に化粧箱にお入れしております。親しい方やお知り合いへのご贈答にもお使いいただけます。
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◆和歌山県産『白鳳』 約4kg(青秀以上)
桃の名産地・紀州の桃源郷から、「白鳳(はくほう)」を約4kgお届けします!
和歌山県産の桃「白鳳」は、果皮が鮮紅色であり外観は美しく、肉質は緻密で繊維が少なく果汁がとても多い桃です。
甘みが強く、酸味はあまりありません。食べたときに果汁がぼたぼたと滴る桃といえばこの白鳳系と言ってよいほどジューシーで甘い品種です。夏季の味覚を存分にご堪能ください。
■生産者の声
生産者が手塩にかけて育て上げた和歌山県産の桃をお届けします。生産者一同、皆様が笑顔になるその瞬間を思い浮かべながら一生懸命に丁寧に生産・収穫しております。皆様の元へ真心込めて製品をお届けさせて頂きます。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
高野町の特産品
◆みょうが
独特の香りが料理に絶妙な味わいを加えてくれる「みょうが」。
薬味としてはもちろん、天ぷらや酢漬け、煮びたし、味噌汁の具などの食材として利用されています。
高野町では、主に富貴地区周辺の畑で栽培しています。
他には、富貴から高野山に向かう県道沿いの、間伐の行き届いたスギ林の中で栽培風景が見られます。
◆上きしや(かみきしや)の焼き餅
高野山のお土産として有名なのが、上きしやの「やきもち」です。
上きしやは、高野山のふもとにある創業300年を誇る老舗やきもち店。
ほどよい甘さの餡とやわらかい餅でできた「白もち」と「よもぎもち」が名物で、セットになって販売されています。
そもそも「やきもち」は、弘仁7年(816年)、弘法大師による高野山開創の当時、ひとりの老婆が塩やきもちをつくったのが最初。
その独特の味は「花坂のやきもち」として有名になり、鎌倉時代からは砂糖を使うようになって、時代とともにさらに評判となっていきました。
現在、お餅は風味が良く、よもぎを練りこんだ香りの高い、昔懐かしい味にしているとのこと。また、餡はほどよい甘さの「つぶし餡」に仕上げているそうです。
◆ごま豆腐
お寺と言えば精進料理ですが、その精進料理に欠かせない一品が「ごま豆腐」であり、とくに高野山では、「高野豆腐」とともに発祥の地とされるほどに有名です。
お礼品のご紹介のところでも述べましたが、高野山の胡麻豆腐はゴマの皮を剥き、中の芯の部分のみを使う高野山に受け継がれてきた独自の製法をとっているため、見た目が白く、油分の少ない自然であっさりとした味が特徴です。
また、皮を剥いたぶん、余計な脂分を摂らずにすむと同時に、使用するごまの量は多くなるため、より多くの栄養分を摂取できるメリットがあります。
ごま豆腐は、修行僧たちにとっては貴重な栄養源となっているのです。
◆松茸
秋の味覚の代表格と言えば松茸。高野町周辺で採れる松茸は「高野のマツタケ」と言われ、高野町特産となっています。
そして、和歌山県橋本市の青果市場で行われる松茸の初競りは毎年メディアのニュースとして取り上げられ、1キロあたりいくらついたのかが話題となります。
初競りは、おおよそ毎年9月後半にあり、その後、入荷と競りが10月末頃まで続きます。
高野町の観光資源
◆高野山
高野山は、平安時代のはじめ、日本が生んだ偉大な聖人、弘法大師空海が修禅の道場として開いた日本仏教の一大聖地。
周囲を1000m級の山々に囲まれた標高約800mの盆地となっており、弘仁7年(816年)、真言密教の根本道場を開くために、空海が当時の嵯峨天皇からこの地を賜りました。
山内の寺院数は、高野山真言宗総本山金剛峯寺(山号は高野山)、大本山宝寿院の他、子院が117ヵ寺に及びます。この117の寺院のうち、52の寺院が宿坊として一般の参拝客も宿泊できるようになっています。
2004年には、高野山町石道(ちょういしみち)と金剛峯寺境内、建造物12件が「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
さらに2016年、「高野参詣道」として黒河道、女人道、京大坂道不動坂、三谷坂が世界遺産に追加登録されています。
◆高野山の二大聖地:奥之院と壇上伽藍
◎奥之院
高野山の二大聖地のひとつで、国の史跡、世界遺産。信仰の中心となる場所であり、弘法大師さまが御入定(にゅうじょう)されている御廟があるなど、聖地中の聖地とされています。
参拝は一の橋から。一礼し、この橋を越えるとそこはあの世と言われています。
一の橋から御廟までの約2キロメートルの参道には、20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑などが樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいます
織田信長や豊臣秀吉、上杉謙信、そして法然や親鸞などの魂がここに眠っているそうです。
なお、弘法大師御廟に一番近い橋「御廟橋」を渡ったら、そこから先は聖域です。私語や写真撮影は禁止、服装と気持ちを正し、一礼して向かいましょう。
◎壇上伽藍
奥之院とともに高野山の二大聖地のひとつで、国の史跡・世界遺産。空海(弘法大師)が最初に着手した場所であり、曼荼羅の思想に基づいて創建した密教伽藍の総称です。
境内には高野山全体の総本堂で、重要な宗教行事が執り行なわれる金堂の他、高さ50mの多宝塔「根本大塔」、山内最古の建物とされる「不動堂」など19の建造物が建ち並びます。
あとがき
高野山の宿坊では、ランチとして精進料理をいただくことができます。やさしい味わいだけでなく、盛りつけや色彩の見事さも同時に味わってみてください。
ちなみに2015年、高野山開創1200年に向けて誕生した地域キャラクター「こうやくん」の好きな食べ物は、「高野どうふ」と「ごまどうふ」だそうです。
※2018年6月28日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・和歌山県高野町公式 ホームページ(https://www.town.koya.wakayama.jp/)
・上きしやホームページ(https://www.kamikishiya.com/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店