約4000本のアジサイが咲き誇る村があります/福岡県嘉麻市【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月25日更新)
2016年、「嘉穂アルプス」が「日本山岳遺産」に認定されました。自然環境が豊かであるだけでなく、これらを守り、活用していこうとする地元の活動が認められた結果です。トレッキングコースとしても人気の嘉穂アルプスや、地域住民が植えたアジサイが約4000本も咲き誇る嘉麻市をご紹介します。
福岡県嘉麻市の概要
福岡県のほぼ真ん中に位置する嘉麻市(かまし)は、豊穣をもたらす"母なる川"遠賀川(おんががわ)の源流を有し、2016年「日本山岳遺産」に認定された嘉穂アルプスに抱かれた自然豊かなまちです。
また歴史も深く、沖出(おきで)古墳、山野の楽(やまののがく)、豊臣秀吉の一夜城伝説などがある地域でもあります。
さらに、自然を生かし丁寧に作られる嘉麻市ならではの特産品は、どれも生産者のこだわりが詰まった逸品ばかり。
豊かな自然と深い歴史が織りなす嘉麻の魅力を絶やさぬよう、まちづくりを推進しています。
●人口:3万7427人(※2017年7月1日現在)
●市の花:ツツジ
●市の木:さくら
さとふるから申込めるお礼品はコレ!嘉麻市の名産品・特産品
◆嘉麻の釜めしの素+お米5kgセット
このお礼品は、嘉麻の恵みがギュッと詰まった釜飯の素セット。
嘉麻の観光文化大使であるタレントのおすぎさんと原田らぶ子さんが考案したレシピを基につくった釜めしを、もっと身近に感じてもらおうと製品化しました。
具材にはゴボウ、ニンジン、ぎんなん、ひらたけの他、嘉麻市の特産品である嘉穂牛やりんごの果汁が隠し味として加えられています。
■生産者の声
嘉麻の恵みがギュッと詰まった釜めしを、ぜひご自宅でご堪能ください。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
嘉麻の釜めしの素+お米5kgセット
◆赤崎牛 ローススライス 約500g
福岡県嘉麻市熊ヶ畑(くまがはた)の自然豊かな地で営む赤崎牧場。
おだやかな風土で牛にストレスを与えない環境と、飼料に抗生物質を使用せず、「赤土」を与える独自の飼育方法・管理で育てた生後25ヵ月の若いメス牛だけを出荷。
さらにその中から良質な脂身の肉を厳選したものが、他では味わえない高品質で旨みある赤身の「赤崎牛」となります。
「第40回西日本地区肉用牛交雑種共進会」で金賞受賞(2011年)、「料理王国100選」入選(2016年)など数多くの賞を受賞。
今大注目の"赤崎牛"をぜひ一度ご賞味ください。
■生産者の声
私たちが育てている「赤崎牛」は、一般的な牛肉に比べて甘みや香りが強く、噛んだときに「赤身の旨み」を感じていただけるお肉です。
口に含むだけで溶け出すほどサラサラとした脂身も特徴です。
こだわり抜いた製法と計算し尽くした飼料の配合、一番美味しい出荷のタイミングで他では味わえない高品質なお肉と自負しております。どうぞお召し上がりください!
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赤崎牛 ローススライス 約500g
◆《自家焙煎おだ珈琲》 世界を味わう4銘柄セットB
焙煎によってコーヒーの持つ"旨み"である"甘み"を引き出した、世界各地の高品質な銘柄を4品セレクトしてお届けします!
『モカマタリ バニーマタル』は、中東イエメン産。独特なモカの香りが芳醇でコクがあり、甘みを多く含んだまろやかな味わいです。
『コロンビア アピア スプレモ エスペシャル』は、南米コロンビア産。伝統的なコロンビアマイルドの味を目指し生産選別されている大粒な豆で、まろやかな甘みと甘く強いフレーバー、クリーミーな味わいを持っています。
『タンザニア AA++ オルディアニ』は、アフリカのタンザニア産。やわらかな酸味から引き出された強い甘みと、奥深くコクのある味わいを持ち合わせ、心地よい後味が広がります。
『ブラジルサントス イーストコ グランデ』は、南米ブラジル産。集荷された生豆を日本人好みに配合しており、大粒で甘みもあり、クセの少ない味わいです。
土壌や気候風土、栽培品種の違いから生まれるそれぞれの持ち味と、「おだ珈琲」の焙煎で引き出されたコーヒー独自の"甘み"をぜひ、ご賞味ください。
■提供元の声
1976年開店、嘉麻市の珈琲屋として甘みある美味しさを追求しております。質のいいコーヒー豆には質のいい酸味があり、焙煎することでその酸味から甘みを引き出す事が出来ます。
おだ珈琲ではその甘みを最大限に引き出すよう、絶妙なタイミングで炒り上げており、嫌な酸味はありません。また、美味しい珈琲には鮮度が重要なため、毎朝少量ずつ焙煎し販売しています。
コーヒー豆は良質なスペシャリティ豆・プレミアム豆を使用。すべての豆を丁寧にハンドピックして雑味を取り除きます。甘みが多く、冷めても美味しい、おだ珈琲のコーヒーをご堪能下さい。
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《自家焙煎おだ珈琲》 世界を味わう4銘柄セットB
◆おおくぼ明太子 無着色 切子(667g)
自然の味わいを大切に、浅漬けにした親しみやすい味わいの明太子です。
提供事業者の「おおくぼ明太子」は、福岡県嘉麻市に昭和60年に創業。
それ以来、辛子明太子専門店として、地元の方をはじめ県内外の方からの支持を集めています。
「おおくぼ明太子」では、新鮮な明太子を必要な分だけ、店主の手で一腹一腹大切に漬けこんでいます。
そして、その味をできるだけ損なわないように、冷蔵の状態でお届けしています。
■生産者の声
本当の明太子の味を知ってもらいたい。新鮮なおいしさを味わってもらいたい。
そう考えて何十年も守ってきた頑固さが「おおくぼ」の味です。
『味も形も頑固一徹』。ぜひ一度、ご賞味ください。
嘉麻市の特産品
◆嘉穂牛
きれいなピンク色に、きめ細かく入ったサシ...。福岡の食肉市場が定めている品質規格でA4(最高A5)の評価を獲得している、品質、味ともに保証付きのブランド牛が「嘉穂牛」です。
肉質が柔らかく甘みのある味わいが特徴で、ステーキ、焼肉などに最適です。
今回お礼品として紹介している、おすぎさんと原田らぶ子さんプロデュースによる釜飯「嘉麻の釜めし」にも入っています。
嘉麻市観光文化大使でもあるおすぎさんも絶賛のおいしい釜飯です♪
◆寒北斗(日本酒)
創業は享保14年という寒北斗酒造が、「飲みがいのある酒が欲しい!造りたい!」という願いを込めてつくり上げた清酒「寒北斗」。
地元・嘉穂町で栽培した「山田錦」を磨き、遠賀川源流地域の伏流水を自家の井戸から汲み上げ、蔵人たちが我が子のように育てました。
さわやかで深い味わいが自慢の手造りの清酒です。
◆黒田武士(日本酒)
創業は天保年間。「酒を愛する心」を世に伝えるため、機械だけに頼らず、「気配りの手造り」にこだわりながら、伝統の美酒を醸し続けている老舗蔵元「大里酒造」。
「気配りの手造り」とは、酒米の微妙な手ざわりや気候・気温のわずかな変化にも瞬時に対応することを自分に課し、伝統の美酒を醸すこと。
伝統の手作り製法となるため、どうしても製造量には限りが出てしまいます。しかし、そんなこだわりが実を結び、「黒田武士 呑みとり純米酒」は、2017年・福岡県酒類鑑評会で金賞を受賞しています。
なお、清酒や駄菓子、奈良漬、甘酒などが楽しめる蔵元直販店「黒田武士の館」が、市内で営業しています。
嘉麻市の観光資源
◆小野谷あじさいロード
馬見山のふもとに位置する嘉麻市小野谷地区。遠賀川源流に近く、澄んだ水が流れる小野谷川(おのだにがわ)もあり、美しい田園風景が続く小さな山里です。
ここに、2007年、「小野谷あじさい愛好会」が発足。地域住民の皆さんで、市道沿いやあぜ道にアジサイを植栽することとなり、毎年、植えられたアジサイは現在、4000本にもなっているとのこと。
ゆくゆくは一万本の色とりどりのアジサイが咲き誇る集落にしようと、協力し合いながら、大切に育てられています。
霞がかった農村のあぜ道に延々と咲き誇る色とりどりのアジサイを鑑賞しながら、のんびりと歩いてみるのもよさそうです。
◆稲築公園
公園内に有名な山上億良の歌碑が建立されています。また、毎年4月には、「さくらまつり」が行われ、ステージイベントや商工会を中心とした模擬店の出店もあります。
国道221号線沿いにある「稲築公園」は、桜の名所として知られています。毎年4月には「さくらまつり嘉麻」が行われ、特設ステージのパフォーマンスがあったり模擬店が出たりします。
また、園内には奈良時代の歌人・貴族、山上憶良(やまのうえのおくら)の詠んだ万葉の歌碑や戦没者の慰霊碑が設置されています。
◆嘉穂アルプス
福岡県嘉麻市と朝倉市・郡の境にある、978mの馬見山(うまみやま)、860mの古処山(こしょさん)、927mの屏山を総称して「嘉穂アルプス」と言います。
この嘉穂アルプスが2016年、「日本山岳遺産」に認定されました。九州では熊本県の「九州中央山地五家荘エリア」に続いて2つ目の認定地となります。
この連山には、国の特別天然記念物に指定されているツゲの原始林やオオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科の花)の群落、それにギンバイソウといった貴重な植物が生育する他、珍しいニシキキンカメムシや環境省の絶滅危惧種に指定されているクマタカが生息しています。
また、珍しい動植物だけでなく、巨大な御神所岩や「奥の院」「大将隠し」と呼ばれる大岩の空間、苔むした石灰岩など、多彩な自然の地形も見ることができます。
◆馬見山キャンプ村
嘉穂アルプスの中で最高峰となる「馬見山」。その5合目付近に広がるキャンプ村が「馬見山キャンプ村」です。
渓流沿いに5人用~20人用のログハウスが点在し、7〜9月の夏季限定オープンながらリーズナブルに宿泊できると好評。かまど、水道を完備した炊事棟、バーベキュー棟、テントサイトなども用意され、森林浴やトレッキングが楽しめるなど、家族やグループで本格的なアウトドアを楽しむことができます。
なお、古処山にもキャンプ村「遊人の杜」があり、こちらは1年を通して別荘感覚のコテージと充実した設備でアウトドアを満喫できます。
◆織田廣喜美術館
「織田廣喜(おだひろきびじゅつかん)美術館」
大正3年(1914年)、当時の福岡県千手村(せんずむら/現・嘉麻市)に生まれた画家・織田廣喜は、碓井村(うすいむら/現・嘉麻市)で少年時代を過ごしたあと上京。
『少女』や『サンドニの少女』に見られるような哀愁を感じさせる少女の姿や、幻想的に書かれた風景が特徴です。
「織田廣喜(おだひろきびじゅつかん)美術館」は、平成8年、複合文化施設・碓井琴平文化館の一施設として開館。織田廣喜の作品を常設展示しています。
あとがき
小野谷あじさいロードに咲いている色とりどりのアジサイの種類は、「雨の物語」や「ウェディングブーケ」「モナリザ」「ティンカーベル」など、ちょっとオシャレな名前のものばかり。それぞれまったく違う魅力を持っていますので、ぜひ実際に訪れて確かめてみてください。
福岡県嘉麻市紹介ページ
福岡県嘉麻市のお礼品一覧
※2018年6月22日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・嘉麻市公式 ホームページ(http://www.e-kama.net/)
・嘉麻市観光ポータル(http://www.e-kama.net/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店