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一帯が国立公園に指定。喜界島の見どころは?/鹿児島県喜界町【ふるさと納税・自治体事典】

鹿児島市から南へ約380kmのところにある隆起サンゴ礁の島、喜界島。この島全体が「喜界町」です。周囲48kmの小さな島ですが、温かい島人(しまんちゅ)が住む島であり、同時に歴史的遺産や全国一の特産物、自然がつくった偉大な風景などが詰まった島でもあります。そんな喜界町をご紹介します。

鹿児島県喜界町の概要

平成29年3月7日、国内34カ所目の国立公園として、「奄美群島国立公園」が新たに誕生しました。

その奄美群島のひとつである喜界島一島全体を町域とする町が、喜界町(きかいちょう)です。
鹿児島県に属する奄美群島の最北に位置し、鹿児島から南へ約380km(飛行機で1時間15分)、隣にある奄美大島から東へ約25km(飛行機で20分)、北緯28度19分、東経130度00分の太平洋上に位置する隆起サンゴ礁の島で、現在も年間数mmの規模で隆起し続けています。

島の周囲は48.6km、面積は56.82平方km、一番高いところでも標高は211.96mしかなく、平坦な島と言えるでしょう。

島の約40%が耕地として利用され、主な産業はサトウキビを中心とした農業です。中でも白ゴマの生産量は国内一のシェアを誇ります。

島の西海岸沿いには喜界町が管理する場外飛行場「喜界空港」が設置されており、太平洋戦争中は旧海軍の前線基地として利用されました。その後、県に移管され滑走路長1200mの空港として利用されています。

また、源為朝(みなもとのためとも)や僧・俊寛(しゅんかん)ゆかりの地があるなど、伝説と民話に彩られた島です。

さとふるから申込めるお礼品はコレ!:喜界町の名産品・特産品

◆黒糖焼酎一升瓶2本セット(壱乃醸朝日25°・咲酒由羅王25°)

大正5年創業。喜界島が誇る酒造蔵の黒糖焼酎2本セットです。この機会にぜひお楽しみください。

黒糖焼酎は酒税法にて奄美群島だけで製造が認められている特産品です!

◎壱乃醸朝日25゜(朝日酒蔵)
通常より多くの黒糖を加え、黒麹を使用しています。
黒糖の香りがはっきりと現れ、シャープな印象でキレがよくすっきりした味わいで、黒糖の風味をより強く感じる一品です。
その点で黒糖焼酎との出会いとしてオススメです。

◎咲酒(ゑぐし)由羅王25゜(喜界島酒造)
常圧蒸留の原酒をじっくり成熟させました。
成熟酒独特の芳醇でまろやかな口当たりとさわやかなのど越しが絶品。ふくよかな香味が際立つ黒糖焼酎です。

「咲酒(ゑぐし)」とは、飲めば微笑まずにはいられないほどの酒の意。また、「由羅王」は方言で「皆で集い語らう」の意味を持つ「ゆらう」から。

「咲酒 由羅王」を酌み交わし、集いの場で会話に華を咲かせていただきたい想いをこめて創り上げました。
飲めば楽しくなり、笑み栄える杜氏(とうじ)入魂の逸品です。

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黒糖焼酎一升瓶2本セット(壱乃醸朝日25°・咲酒由羅王25°)

◆白ごまセット

このお礼品は、国内有数の生産量を誇る喜界島産白ごまの特産品セット!

栽培期間中、農薬をいっさい使用せずにつくられる喜界島の白ごまは香り、香ばしさ、味、どれをとっても一級品です。

「うやふじ(喜界島の方言で"ご先祖さま"」から受け継いだすばらしい島の宝、喜界島の白ごまをお楽しみください。

ミネラルが豊富な土壌の島で育った白ごまはカルシウム、鉄分、マグネシウムなどが多く含まれています。

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白ごまセット

◆活き〆冷凍車海老(8尾程度×1パック)

喜界島のクルマエビは築地市場などで高値で取引されたり、銀座の一流店で提供されるほど高い評価を獲得しています。

そんな喜界島産クルマエビを、鮮度抜群の活きたまま瞬間真空冷凍しました。

お刺身にお寿司、焼き物、天ぷら、煮物など、さまざまな料理でお楽しみください。冷凍で発送しますので、活クルマエビよりも簡単に調理できます♪

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活き〆冷凍車海老(8尾程度×1パック)

◆花良治(けらじ)みかん酒2本セット

本品は、喜界島原産の希少なみかん「花良治(けらじ)みかん」でつくったお酒です。

「花良治みかん」は、喜界島の「花良治集落」で発見された品種。独特な芳香が特徴で、皮をむくと部屋中が花良治みかんのいい香りでいっぱいになります。

「花良治みかん酒」は、花良治みかんの香りを生かした、口当たりがよく甘めの、女性に人気のお酒です。

冷たく冷やして食前酒として、ロック、炭酸で割ってカクテルなど、いろいろな楽しみ方をお試しください。

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花良治(けらじ)みかん酒2本セット

喜界町の特産品

◆奄美黒糖焼酎

日本で奄美群島にのみ製造が許可されている「黒糖焼酎」。米こうじと黒砂糖を主原料として醸造された蒸留酒で、糖分ゼロ。独特の風味を持ち、甘い香りとのど越しのスッキリ感がたまりません。

甘い香りを楽しむならお湯割りで、6対4に割るとよいでしょう。のど越しを楽しみたいときは、水割りがオススメです。

現在、喜界島の蔵元は、喜界島酒造と朝日酒造の2つ。ギフトとしても人気です。

◆花良治みかん

「花良治(けらじ)」は喜界島の花良治集落で発見されたミカンで、ここでしか生産されていません。
専門書でも原産地は「鹿児島県喜界島」とされており、幻のミカンと言われるほど数が少ない貴重なミカンです。

芳香が強く、ほどよい甘味がとてもさわやか。果実が小さいため、切って料理に添えたりカクテルに絞って入れたりと楽しみ方はいろいろです。

また、ビタミンCが豊富なミカンですが、鹿児島大学と喜界町との共同研究により、「ポリメトキシフラボノイド」も多量に含んでいることが判明しました。

とくに皮には、果汁の100倍含んでおり、果肉とともに皮も工夫して摂取したいところです。

◆白ごま

喜界島では、約260戸の生産者が年間81トンもの「ごま」を生産しています。
現在、国内消費の99%以上は輸入もので、そのうち国産は0.1%程度。そのほとんどが喜界町でつくられており、「日本一」の生産量となっています(※)。

喜界島の白ごまは、昔からここにある在来種。島の気候やサンゴ礁から形成されるアルカリの土質がごま栽培にぴったりで、良質の「ごま」を栽培できます。

また、香りが非常に良くて味も濃く、ビタミンやミネラルを豊富に含む健康食品としても人気です。

種を撒いてから約3ヵ月、毎年8月~9月頃に収穫されますが、この時期には「ごま」を天日干しする「セサミストリート(ごま道路)」が出現し、喜界島ならではの夏の風物詩として知られています。

※喜界島公式ホームページより

◆大島紬(おおしまつむぎ)

手で紡いだ絹糸を泥染めしたものを手織りした平織りの絹布、もしくは、それを縫製した和服のことを「大島紬」と言います。

1500年の歴史があるとも言われていますが、盛んになってきたのは江戸時代から。着物好きの憧れのひとつであり、高級絹織物として「着物の女王」とも呼ばれています。

渋みがあって軽く、しわが寄りにくく、体になじみやすくて着くずれしない着こごちの良さが特徴で、長い伝統と風土によって培われた独特の色合いが好評です。

製品としては反物、ネクタイ、ハンドバッグ、ゾウリ、財布などがあります。

喜界町の観光資源

◆手久津久(てくづく)の巨大ガジュマル

島一番のパワースポットであり、樹齢100年を超えると推定されるこの巨木のことはご存じの方も多いかもしれません。

枝幅は42m、高さ17m、木の根を巻きつけた幹回りは16m。とくに下から見上げると、神秘的なパワーに包まれ、どんどん癒されていくのを感じられることでしょう。

通常だと、ここまで成長してしまうと自らの重量で折れてしまうそうです。でも、大きな岩から生えていることや、周囲の木による支え、そして、気根(※地上に露出している根)が幹回りに集まっているため、奇跡的なバランスで折れずに立っているとのこと。

◎蒲生(かもう)の夫婦ガジュマル

花良治集落の北西、道路沿いに立つ2本の巨大なガジュマルの木は夫婦ガジュマルと呼ばれています。
樹齢は推定850年! 周囲に張り巡らされた気根が落石防止樹としての役割も果たしています。

◆ムチャ加那(むちゃかな)公園

薩摩藩時代、村一番の美貌を妬まれ、海に突き落とされてしまった女性、ムチャ加那。そして、母のウラトミも後を追って入水したという、奄美に伝わる悲しい伝説を唄った民謡「ムチャ加那節」。

その舞台のひとつとなった小野津集落が見渡せる公園には、ウラトミ、ムチャ加那を偲んで建立された「ムチャ加那の碑」や母、ウラトミの墓がつくられています。

◆戦闘指揮所跡

国内唯一の、現存する戦闘指揮所の建物。

太平洋戦争後期に、現在の喜界空港周辺は沖縄沖の戦場に向かう特攻機が整備・給油を行う中継飛行場でした。

この「戦闘指揮所跡」は空港から徒歩5分ほどの距離にある鉄筋コンクリート造りの地下壕で、特攻隊員が出撃前に作戦指示を受けていた場所と言われています。
戦時中は、敵機に見つからないように砂で全体を覆っていたそうです。現在も爆撃を受けた跡などが残っており、歴史を後世に語り継ぐ場所となっています。

◆サトウキビ畑の一本道

見渡す限りのサトウキビ畑と真っ青な空に向かって続いていくおよそ3.5kmの一本道。

別名「東シナ海へと続く一本道」とも呼ばれ、映画やTVのロケ地としても多く利用されている、観光客に人気のスポット。

◆喜界町埋蔵文化財センター

埋蔵文化財の保存や調査・研究、そして普及啓発活動に関する事業を行っているのが、喜界町埋蔵文化財センターです。

無料で観覧できる常設展示として、今、全国の考古学・歴史学研究者の注目を集めている国指定史跡「城久遺跡」(ぐすくいせき)出土品や、町内の縄文時代~中世からの出土品を展示しています。

◆僧・俊寛の墓

平安時代後期の真言宗の僧・俊寛(しゅんかん)。
平安時代、平氏(平清盛)討伐を企てた鹿ケ谷の陰謀が失敗し、「鬼界ケ島」に流されたとされていますが、これが喜界島のことではないかと言われています。

そのため、ここで発見されたお墓が俊寛の墓とされています。また、墓石の下から発見された人骨を調査したところ、島外のそうとう身分の高い人物であったこと、刀傷があったことから、俊寛本人の骨であると言われています。

あとがき

平成29年、新たに国立公園となった「奄美群島国立公園」。喜界島も、荒涼とした岩場と自然植生が息づく緑とのコントラストが見事な「トンビ崎海岸」や「志戸桶(しとおけ)海岸」の他、「荒木海岸周辺」「百之台(ひゃくのだい)」「阿伝(あでん)集落・嘉鈍(かどん)集落」が指定されました。

今回ご紹介したスポット含め、見どころいっぱいの喜界町をぜひ訪れてみてください。

鹿児島県喜界町紹介ページ

鹿児島県喜界町のお礼品一覧

※2018年6月13日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。

※参考・参照元
・喜界町公式 ホームページ(https://www.town.kikai.lg.jp/)
・喜界島ナビ.com(http://kikaijimanavi.com/tokusan.php)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店

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