奥入瀬川の恵みと笑顔あふれるまち!/青森県おいらせ町【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月24日更新)
日本には2体の「自由の女神」像があることをご存じですか? ひとつは東京・お台場に。そしてもうひとつがあるのがこの「おいらせ町」です。
ここでは2006年(平成18年)に誕生し、八戸市、三沢市のベッドタウンとして発展中の「おいらせ町」について詳しく見てみましょう。
青森県おいらせ町とは?
おいらせ町は、2006年3月1日、「上北郡百石町」と「上北郡下田町」が合併して発足した町です。
当初は六戸町(ろくのへまち)を含む3町で合併し、「おいらせ市」となる予定でしたが、六戸町が離脱。2町のみが合併し、「おいらせ町」が誕生しました。
位置的には青森県の東南部であり、十和田湖を源流とする奥入瀬川(おいらせがわ)が流れ、太平洋に注いでいます。
夏は偏東風(ヤマセ)と呼ばれる太平洋からの冷たい風が吹き、冬は気温が低いものの、青森県内でも雪が少ない地域となっています。
面積は小さめですが、人口は2万5184人(2018年5月1日現在)で、青森県の町村の中でもっとも多く、大きな発展性を持つ町です。
現在、町では「奥入瀬川の恵みと笑顔あふれるまち」の実現に向け、各施策を展開しています。
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:おいらせ町の名産品・特産品
◆おいらせ黒にんにくLサイズ×6玉入り
一日一片元気の素。フルーティで味わい深いおいらせ黒にんにくです。
厳選したLサイズ6玉の詰め合わせ。不ぞろい黒にんにくはお料理にも大活躍。洋風や中華料理に刻んで使えば、見ためのインパクトはもちろん、味にまろやかさとコクが加わります。
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◆石蔵のはちみつトチセット
自然豊かな青森県で自家採集した蜂蜜3種類のセット! 養蜂場にて採蜜した蜂蜜を一斗缶で持ち帰り、そのままろ過して瓶詰め販売します。自然いっぱいの青森でミツバチたちが集めた風味豊かなおいしい蜂蜜です♪
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◆おいらせ桃川三酒の福セット 720ml×3本セット
「桃川吟醸純米酒」「辛口ねぶた」「おいらせの純米酒"穂ノ泉"」、3本の日本酒がセットに。
すべて青森県産米を使用して製造されており、とくに「穂ノ泉」はおいらせ町で栽培された「まっしぐら」のみを使用。通常、おいらせ町内でしか販売されていない一品です!
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おいらせ町の歴史を古墳で知る!
◆阿光坊古墳群(あこうぼうこふんぐん)
現在までに120基以上が確認されている古墳群「阿光坊古墳群」。7世紀前半から9世紀末の古墳時代末期の間につくられたと言われ、末期古墳と呼ばれています。
この頃のおいらせ町の様子を記録したものはなく、当時の様子を知ることができる貴重な遺跡となっています。
また、発掘調査で出土した勾玉や矢じり、装身具、馬具などは、平成29年3月10日に開館した「おいらせ阿光坊古墳館」に展示されています。
この古墳群は、当時この地域に暮らしていた蝦夷(エミシ)たちの墓と考えられていますが、東へ約3kmいくと、100軒以上の竪穴住居跡のある中野平(なかのたい)遺跡もあり、非常に歴史のロマンを感じさせるエリアとなっています。
おいらせ町の自然:偏東風の「ヤマセ」
おいらせ町に吹く偏東風は、「ヤマセ」と呼ばれています。
これは、春から夏にかけて青森県など北日本の太平洋側・三陸地方に流れ込む冷たく湿った季節風のこと。
オホーツク海付近で形成される高気圧から吹き出す風で、1週間前後、停滞することがありますが、さらに長く続くと冷害の原因となります。
おいらせ町の農業・水産業
◆おいらせ町の農業
おいらせ町で栽培が盛んな農産物としては、ニンジンやキャベツ、ごぼう、山芋、ニンニク、イチゴがよく知られています。
青森県産の長芋は生産日本一であり(※自治体オフィシャルより)、シャキシャキの食感と強い粘り、アクが少ないのが特徴です。
また、長芋の突然変異で生まれた「だるま芋」は、土壌を改良することでコク、粘り、甘さが増しました。
このだるま芋とでん粉を原材料としてつくったのが、おいらせブランド推進協議会がプッシュしている「だるま芋へっちょこだんご」です。「へっちょこ」とは「おへそ」のこと。形が「へっちょこ」そっくりなので、この名前がつきました。モチモチでツルツルの食感をぜひ味わってみてください。
もうひとつのお勧めは「にんじん」。
青森県のにんじんの出荷量は全国第4位(『青森のうまいものたち』より)。甘みがこく、日持ちにも定評がある青森のニンジンは、北海道のニンジンの出荷が本格化する前の7月に多く出荷されます。
おいらせ町のニンジンは、甘くて臭みがなく、生でシャリシャリ食べられると評判。
地元の「おいらせにんじん」を使ったケーキ、「にんじん娘」はよく知られています。
◎黒にんにく
上記のようにさまざまな特産があるおいらせ町ですが、中でもニンニクはホワイト6片種の大玉で色が真っ白という、特徴的なニンニクです。
このニンニクを熟成させた黒ニンニクは、特有の臭いがほとんどなく、フルーティな食感と味を楽しむことができます。
アミノ酸やポリフェノールといった栄養成分の量が増すと同時に、「s-アリルシステイン」という新しい成分が生まれることで、体長改善などが期待できると言われています。
◎おっぱいメロン
メロン栽培も盛ん。中でも「おっぱいメロン」は、他ではあまり見られない2~4kgの超大玉です。
名前の由来は、「赤ちゃんがお乳を吸うように安心して食べられる」という意味。数種類の有機物を混ぜ、じっくり発酵させた有機肥料で育てられた「おっぱいメロン」は、安心して食べられるメロンであり、とびきりの甘さも自慢です。
◎えごま油
キラキラ光る黄金色が特徴の「えごま油」。
薬品や添加物をいっさい使用しないため、ミネラルやタンパク質、ポリフェノール類を多く含む、安心・安全の脂です。
◆おいらせ町の水産業
おいらせ町の沿岸は、奥入瀬川が海に流れ込む付近に八甲田山からの豊かな植物性プランクトンがあふれており、好漁場を形成しています。
ここでは旬の魚を漁獲している他、ホッキ貝漁が盛んに行われています。ホッキ貝漁は毎年12月頃~3月頃まで行われ、おいらせ町を代表する冬の味覚として知られています。
また、奥入瀬川は多くの鮭が帰ってくる川として有名ですが、人工ふ化の取組みに関しては、青森県でももっとも古くから行われています。
現在では、毎年秋に稚魚約3500万匹を放流するなど、鮭の増殖事業にも取り組んでいます。
おいらせ町の祭りやイベント、スポーツ、文化
◆おいらせ百石まつり
明治13年から始まった「百石まつり」は、秋の豊作を祝うお祭りとして、約140年の歴史を誇ります。
毎年9月に開催され、見ものはおみこし行列と豪華絢爛な山車(だし、さんしゃ)。他にもカラオケ大会や仮装行列、ビンゴ大会、歌謡ショー、園児たちのパレードや高校生によるバトントワリングなど多彩なイベントが行われます。
◆おいらせ下田まつり
1891年12月20日に開業した「下田駅」。「おいらせ下田まつり」は、その下田駅の駅前ロータリーを貸し切り、前夜祭からお通りまでの3日間、特設ステージや露店が設置される他、パレードなども行われます。
メインとなるのは、仮装した人々が日本の歴史や民話などをテーマに製作した山車に乗り、さまざまなパフォーマンスを繰り広げるもので、「生き人形」と呼ばれています。
◆おいらせ町いちょうマラソン大会
太平洋の潮騒が香り、6月の初夏の風が気持ちよく感じられる中、「日本一の自由の女神」がそびえ立つ「おいらせ町いちょう公園」周辺を走るマラソン大会が開催されます。
参加賞として「オリジナルTシャツ」「おいらせだるま芋へっちょこ汁」「かもめちくわ(マルヨ水産株式会社提供)」が用意されています。
また、完走者には抽選で「おっぱいメロン」や「長芋」、お米「まっしぐら」などの賞品がもらえるそうです♪
◎「日本一の自由の女神」とは?
おいらせ町のいちょう公園にある町のシンボル「日本一の自由の女神」像は、1990年12月、竹下登内閣による「ふるさと創生一億円事業」を活用して建立されました。
町がニューヨークと同じ緯度(北緯40度40分)にあるという縁でつくられたもので、高さは20.8メートル(本体11.5メートル、台座9.3メートル)と、本家の4分の1ほどの大きさ。
合併前の百石町(ももいしまち)の名前にちなみ、地元では「ももちゃん」と呼ばれています。
おいらせ町への移住をお考えのあなたへ
◆日々の暮らしを支援するさまざまな制度があります!
おいらせ町では、町への移住を促すため、さまざまな移住促進事業を行っています。
たとえば、「住宅を取得し転入する人」や「おいらせ町で暮らす両親や祖父母と一緒に暮らすために増改築した人」に対し助成金を交付したり、「おいらせパークタウン洋光台団地」の土地購入から10年以内に住宅を新築した人に対する土地代金の一部助成、同団地の購入者を紹介した人への奨励金など、さまざまな制度が用意されています。
他にも、結婚や子育ての支援も行っており、出産祝いや幼稚園保育料の一部補助、中学生以下の子どもの医療費無料化、ひとり親家庭への医療費助成、子どもの就学援助、スクールバスの運行などがあります。
さらに、仕事の相談窓口の設置、空き店舗の活用支援、農業支援、工場誘致奨励事業、事業の創業支援など、日々の暮らしを支援する制度が整っています。
◆おいらせ町のショッピング
映画館も入った「イオンモール下田」などの複合商業施設がある他、サンワドー下田店、ホームセンターかんぶんおいらせ店などのホームセンター、さらにハッピー・ドラッグおいらせ店などのドラッグストア、そして多数のコンビニなどがあり、買い物に不便を感じることはないでしょう。
◆おいらせ町いちょう公園「ジョイハウス」
いちょう公園の中にある、三角形の屋根が目印の無料休憩所が「ジョイハウス」です。
特産品や名産品を紹介している他、喫茶コーナーもあるので、散歩の途中に立ち寄るには絶好の休憩所です。
あとがき
農業が盛んなおいらせ町には、有名な黒にんにくやおっぱいメロンなど、おいしい野菜や果物がたくさんあります。そんなおいらせ町を、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※2018年5月22日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますがご了承ください。
※参考・参照元
・おいらせ町公式 ホームページ(http://www.town.oirase.aomori.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店