2019/01/17
四国の人々の暮らしと産業を支える「早明浦ダム」があるまち/高知県土佐町【ふるさと納税・自治体事典】
一級河川・吉野川の本流上流部に建設された「早明浦(さめうら)ダム」は、吉野川の治水と四国地方全域の利水を目的に建設された、地域の人々の生活を支える存在の大きなダムです。また、周辺は豊かな緑に囲まれ、広大なダム湖とともにレジャースポットとして多くの人が訪れる場所にもなっています。ここでは、そんな土佐町をご紹介します。
土佐町の概要
土佐町(とさちょう)は四国山地の懐に抱かれ、町の基幹産業である農畜林を支える豊かな水資源に恵まれたまち。
農業では、棚田の地形を活かした県下有数の良質米の産地であり、畜産業においては高知県特有の和牛「土佐あかうし」の県下最大の産地となっています。そして、森林面積87%を有する林業の町としても知られています。
教育では、保小中高連携教育を軸に、語学活動による授業づくりにより、学ぶ意欲を高め、新しい学びで確かな学力を育む教育に力を入れています。
また、「四国の水がめ」と言われている「早明浦(さめうら)ダム」を活用し、カヌーの拠点づくりを進めています。
●人口:3899人(2018年12月31日現在)
●市の花:アオサイ
●市の木:スギ
●市の鳥:オオルリ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:土佐町の名産品・特産品
◆土佐あかうしサーロインステーキ(200g×1枚)
全国的な人気を誇るブランド牛「土佐あかうし」のサーロインステーキです。
適度な脂がコクを醸し、ジューシーでやわらか。噛むほどに肉本来の旨みがじんわりと広がります。
好みの焼き加減で土佐あかうしそのものの旨みを堪能してください。
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◆卓上小物入れ(麻の葉)
高知県産の竹集成材に、日本古来、着物の柄などによく使用される美しい「小紋柄(こもんがら)」をレーザー加工し、ひとつひとつ手で組み、仕上げにオイル塗装を施した和物の逸品です。
また、化粧箱は土佐嶺北産の杉集成材を使用。卓上名刺入れにお勧めです。
◎内容・サイズ
・卓上小物入れ(麻の葉)
内寸:56×94×2mm
外寸:72×110×3mm
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◆土佐れいほく野菜
季節ごとに異なる旬の「土佐れいほく野菜」の詰合せをお届けします。
高知県はおいしい野菜の宝庫で、山間部に位置する「れいほく地域」は自然豊かな場所です。
澄んだ水と空気が、おいしい野菜を育てています。そして、農家さんそれぞれが想いを持って、一生懸命、野菜つくりをしています。小さな生産者ばかりの手間暇かけた野菜たちです。
身体が喜ぶ、おいしい野菜をぜひ味わってみてください。
一部の野菜にはおいしく食べられるレシピが添えられています。お料理の参考にしてください。
■生産者の声
大規模生産ではない、小さな畑ばかりですが、その分、しっかりとお世話をしてます。
◎内容
その時期の旬の野菜6~8種類
例:玉ねぎ、パプリカ、いんげん、茄子、レタス、ししとう、トマト、ほうれん草など
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◆日本酒 相川譽と吟之夢50 各1.8L
特別純米酒「相川譽」と「吟之夢 純米大吟醸50」をそれぞれ一升瓶で1本ずつお届けします。
棚田で栽培したお米を使用した特別純米酒『相川譽(あいかわほまれ)』と、高知県産「吟の夢」を50%精白し、恵まれた良水と土佐嶺北の大自然の好環境で育て上げた「吟之夢 純米大吟醸50」のセット。
それぞれ一升瓶で1本ずつお届けします。
■生産者の声
高知県北部、土佐嶺北地方にて明治10年(1877年)の創業以来140年間、豊かな水と澄んだ空気の中で高品質な酒造りに邁進して参りました。
自然の恵みを活かし、少量生産の手づくりにて、飲む人に喜んでいただける酒造りを心掛けております。
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土佐町の特産品
◆土佐あかうし
「土佐あかうし」は高知県の山間部で肥育されている肉用牛で、「黒毛和種」などと同じ和牛の種類のひとつ「褐毛(あかげ)和種」に分類されます。
この「褐毛和種」は高知系と熊本系に分けられ、熊本系は熊本や北海道などで肥育されていますが、高知系は高知県のみでの肥育。これが「土佐あかうし」で、非常に希少な肉用牛として知られています。
肉の特徴としては、赤身と霜降りのバランスが良く、やわらかく旨みたっぷりの赤味にはグルタミン酸やイノシン酸などの"旨み成分"が大変豊富に含まれています。
サシの量は適度であり、ヘルシーであると同時に融点が低いため、口の中でまろやかに溶けだすジューシーな喉越しを楽しめます。
ちなみに、褐毛和種は性格がおとなしく、夏の暑さや病気にも強いため、肥育しやすい牛として知られています。
なお、土佐町では酪農も行っており、「れいほく高原牛乳」は周辺域で高い人気となっています。
こうした家畜の糞尿や生ゴミなどを有効利用するための「土佐町堆肥センター」もつくられ、減農薬、減化学肥料といった「環境保全型農業」にも取り組んでいます。
◆林業・木工品
高知県は、県土の84%が森林に覆われる全国一の森林県(※土佐町ホームページより)。
この資源を生かした「林業」が昔から盛んで、その高品質の木材は「れいほく材」として土佐藩の財源を支えるほどでした。
この地域で育った杉は中心部分が赤味を帯びているのが特徴で、「赤身杉」「土佐の赤杉」として知られています。
間伐によって森林を健康な状態に保つことも重要な取組みとして行われており、こうした努力によって全国で家や家具をつくるのに使用される丈夫な木が育まれています。
また、間伐材は捨てられることなく、新たにさまざまな木工製品として生まれ変わります。
町内には製材体験、木工体験できるところがいくつもあり、学校の授業の一環として訪れる子どもたちだけでなく、県内外から多くの人がやってくる人気スポットになっています。
土佐町の観光資源
◆早明浦ダム
まちの東部にある高さ106mの「早明浦(さめうら)ダム」は、吉野川の治水と四国地方全域の利水を目的に建設されました。
多目的ダムとしては西日本屈指の貯水量を誇り、四国4県に分水される「四国の水がめ」として、洪水調節や流水の正常な機能の維持、新規用水の供給、さらには発電も行い、多くの人々の暮らしや産業を支えています。
建設時に形成された人造湖「さめうら湖」を一周する道路周辺では、春には約2000本の桜が咲き誇り、夜間にはライトアップもされ、初夏にはアジサイ、秋には紅葉と四季折々の美しさを湖面に映します。
豊かな自然環境、広大な湖があることからレジャースポットとしても人気。ブラックバスやヘラブナ釣りの他、バナナボートやジェットスキー、フライボードなどのウォータースポーツを楽しむ人々でいつも賑わっています。
また、近くにある「さめうら森林公園」にはバンガローの他、テニスコートや無料で利用できるフィールドアスレチック、バーベキュー棟、キャンプサイトなどが設置されており、大自然の中、ファミリーで楽しむことができます。
◆ふれあい牧場交流館
高台の牧場のてっぺんにある、研修や合宿、夏の避暑などに使用される宿泊施設です。
バーベキューテラス、コンロ・炊飯器等調理器具、食器を完備。
周囲には牧草地が広がり、遠くに四国山地の山々を望みます。都会ではなかなか見られない"満天の星空"は感動もの。
◆平石の乳イチョウ
「平石の乳イチョウ(ひらいしのちちいちょう)」は、樹高約30m、根回り約8m、推定樹齢約800年を誇る長寿の巨木。
その通称は、幹から大小数多くの乳柱(ちばしら)が垂れ下がる独特の外観に由来し、古くから、「婦人みな乳多きことを祈願する」と伝えられています。1928年、国の「天然記念物」に指定され、1933年には「高知日々新聞」の「土佐の銘木10選」に指定されました。
あとがき
土佐町では、都会からの移住支援に力を入れており、とくに代表的な産業である農業と畜産業、林業に関しては、さまざまな体験ツアーやインターンシップ制度を用意しています。土佐町の特産品や文化に触れる機会にもなっていますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※2019年1月9日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・土佐町公式 ホームページ(http://www.town.tosa.kochi.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店