2019/05/13
丹後半島の付け根にある、ちりめんと歴史のまち/京都府与謝野町【ふるさと納税・自治体事典】
古代・丹後王国の中心地とも言われるまち、与謝野町(よさのちょう)。多くの古墳や史跡が残り、古代史ファンから熱視線を浴びる存在です。同時に、「丹後ちりめん」の機織りの音が今もどこからか聞こえてきたり、あちこちに有名歌人の歌碑が点在していたりと、伝統的な文化を大切にするまちでもあります。ここでは、そんな与謝野町をご紹介します。
与謝野町の概要
京都府北部、丹後半島の付け根にある町、与謝野町(よさのちょう)。
鬼退治伝説の大江山から命を育む野田川が流れ、日本三景天橋立を横一文字に臨む阿蘇海へとそそぎます。そんな豊かな自然と古代・丹後王国に思いを馳せる古墳群、大正から昭和の文化を色濃く残す町並みが有名です。
また、古くから「ものづくりのまち」として、手仕事とともに文化を織りなしてきました。今日までの伝統と技術の結晶である名産「丹後ちりめん」を生み出す織物業や、農業分野における「自然循環農業」という独自のモデルによって、高品質で安全・安心という稀有な価値を全国に、そして世界に届けています。
●人口:2万636人(2018年10月1日現在)
●市の花:ヒマワリ
●市の木:ツバキ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:与謝野町の名産品・特産品
◆一色ちりめん がま口ポーチ・メガネケースコトリ柄グリーンセット
このお礼品は、「一色ちりめん」を使ったがま口ポーチとメガネケース
京都の伝統織物「丹後ちりめん」を、現代風にアレンジし、新しいライフスタイルを追求しているのが「一色ちりめん」ブランド。フォーマルな場面から日常使いまで、幅広い用途の半衿(はんえり)・帯揚げ(おびあげ)をつくり続けてきた丹後ちりめんの織元が見出した、新しい丹後ちりめんの形です。
また、「一色ちりめん」の製品は、洗って使う"日常使いのちりめん"です。上質のポリエステル製なので、縮み・色落ちもなく安心して使うことができます。
もちろん、生地製造から加工まで一貫して国内生産。アパレル、インテリアに使用される、新しい素材の提案と言えるでしょう。
蛤(はまぐり)型のがま口ポーチは意外とたっぷり物が入ります。長方形のがま口は、メガネなど長いものに最適です。
■生産者の声
「一色ちりめん」は、シルクロード東端の地、京都・丹後地方で295年伝承されてきた丹後ちりめんです。
丹後ちりめんの織元で、その伝承された技術を用い、シルクだけではなく用途に合せた糸を使い、婦人服地、和装小物地(半衿地、帯揚地、風呂敷地)の白生地を製造しています。
当社のちりめんは、昔ながらの製法を守り、すべて職人の手で1点1点吟味しながら、横糸を大変強くより、機織り、精練して製造した和素材です。
この和の素材を皆さまに広く知っていただくために、丹後ちりめんの中でもしなやかでありながら丈夫なポリエステルちりめんを使用した、かわいい小物の商品を企画しています。手にされたその時から職人たちの想いを感じていただければと思います。
丹後では、ちりめんのシルク着物用白生地製造が主体となっている中で、当社は丹後ちりめんの製造技術の伝承に重きを置きながらも、用途を広げ、現在では和装洋装を問わずあらゆる生地を製造しています。
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一色ちりめん がま口ポーチ・メガネケースコトリ柄グリーンセット
◆平成30年産 京都府与謝野町産「豆っこコシヒカリ」精米5kgと小松菜ドレッシングセット
おから、米ぬか、魚あらの天然素材を発酵させた有機質肥料「京の豆っこ」を使用し、安心・良食味を追及したお米、与謝野町産「豆っこコシヒカリ」と小松菜ドレッシングのセットです。
与謝野町の京豆腐工場の「おから」、有機成分の高い「米ぬか」、ミネラル豊富な丹後の海の「魚のあら」をブレンドし発酵させた、100%天然素材の有機肥料を使った安心・安全でおいしいお米です。
小松菜ドレッシングは、同じく「京の豆っこ」肥料を使い、提供事業者「(有)誠武農園」で育てた小松菜を使ってつくった小松菜ドレッシング。
小松菜は豊富にカルシウムを含み、米酢も酢酸やクエン酸など多種類の有機酸を含みます。おいしく食べて健康的に体の中からキレイを目指しましょう。
■生産者の声
与謝野町は、京都丹後の入口に位置します。鬼伝説の大江山、千年椿のある谷から流れる豊かな水で愛情たっぷりに育てたお米は、炊き立てはもちろん、冷めてもおいしいお米です。ぜひ一度、味わってみてください。
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平成30年産 京都府与謝野町産「豆っこコシヒカリ」精米5kgと小松菜ドレッシングセット
◆与謝野豆腐「やっこさんは白だな」(300g×6個)
与謝野の大豆(サチユタカ)と水、特産品のシルクペプチドを配合して仕上げた、純与謝野産の豆腐です。
与謝野豆腐「やっこさんは白だな」は、豆腐づくりに適している与謝野産大豆(サチユタカ)を100%使用し、「与謝野町農業技術者会」が定めた栽培方針に沿って生産しています。
そして、水は大江山連峰の麓に位置する加悦(かや)の里、その地下を流れる清冽な天然水「与謝野の水」を使用しています。
また、与謝野特産「シルクペプチド」を配合。18種類のアミノ酸と機能性ペプチドを含みます。新たに開発した酵素分解法(特願2013-054500)により製造され、血圧上昇抑制作用などの効果があると言われています。
製造工場の「加悦の里工場」では、国際的に通用するISO(国際標準機構)の品質管理システムにHACCPによる食品衛生管理システムを組込み、高品質で安全な包装豆腐を提供しています。
■生産者の声
元々、地場産業である丹後ちりめんの製造をしていた与謝野地域では、絹(シルク)との関わりは大変深いものでした。しかし時代と共に業界の衰退もあり、衣のシルクから食のシルクへと変化してはどうかと考えました。
そこで地元で栽培された大豆(サチユタカ)を使用し、豆腐をつくる過程で、その中にシルクをパウダー化して取り入れてみたところ、大変まろやかでおいしくなったのです。この与謝野町の味を、ぜひご賞味ください。
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与謝野豆腐「やっこさんは白だな」(300g×6個)
◆【与謝野町ブランド】お米豆乳かすてら、くるる巻きカステラ、京の豆っこ米3合入りセット
京都丹後地方の知る人ぞ知る郷土料理が、電子レンジで2分加熱するだけの手軽な冷凍寿司になりました。食べきりサイズで楽しめます。
焼鯖をほぐしてつくる甘辛いそぼろを、与謝野町の産地限定の京丹後産米にまぶし、錦糸玉子、しいたけ、かまぼこ、紅生姜、グリーンピースをちらして彩りよく仕上げています。
焼鯖のうまみとの調和のとれたばら寿しは、約150gの食べきりサイズ。軽い昼食や夜食にもぴったりです。
■生産者の声
与謝野町でとれた甘みと粘りのつよい自慢の米を、丹後伝統の祭り寿しに仕上げた丹後ばらずし。日本全国の方に自慢の米と伝統の味を味わってもらいたいとの思いで、冷凍寿司をつくりました。ご家庭にいながら、丹後の味をぜひお試しください。
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【与謝野町ブランド】お米豆乳かすてら、くるる巻きカステラ、京の豆っこ米3合入りセット
与謝野町の特産品
◆京の豆っこ米
町の京豆腐工場「京とうふ藤野」の「おから」、有機成分の高い「米ぬか」、ミネラル豊富な日本海の「魚のあら」をブレンドし、発酵させた100%天然素材の有機質肥料が、「京の豆っこ」。
本来は処分される食材を肥料にしたものであり、この「京の豆っこ」で育ったさまざまな食物が形を変えて大地に戻り、またおいしい食材となって人々のところへと巡っていきます。
このように人にも地球にもやさしい「自然循環農業」を実践している与謝野町自慢のコシヒカリが「京の豆っこ米」。
京都の有名料亭などでは、京都産の食材が使用されていることが多いそうです。お米も例外ではなく、日本穀物検定協会による「米の食味ランキング」で2014年には4年連続・通算12回目の「特A」評価を獲得した「丹後産コシヒカリ」である「京の豆っこ米」も、名実ともに極上米のひとつに上げられているとのことです。
◆丹後ちりめん
約300年前に始まった「丹後ちりめん」も、京丹後市とともにこの地域の重要産業のひとつ。京都西陣から持ち帰られた技術が地域に伝えられ、地場産業として根付きました。
雨が多く、湿度が高い気候が絹織物の生産に適していたことや、大和と出雲の両文化の交流地だったことが、絹織物の文化が花開いた原因と考えられます。
2006年、「丹後ちりめん」は京都府より「京もの指定工芸品」に認定されました。また、「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」として、文化庁の「日本遺産」に認定されました。
なお、近年は「丹後ちりめん」の生産だけでなく、染色の地としても知られるようになっています。江戸時代から受け継がれる染色の技術が進歩を遂げ、多彩なデザインの着物が生み出されています。
与謝野町の観光資源
◆加悦SL広場
「加悦(かや)SL広場」は、重要文化財「123号蒸気機関車」をはじめ、明治、大正、昭和の時代に走っていた蒸気機関車や客車など、1985年に全線廃止となった加悦鉄道で活躍した車両を展示している施設です。
「日本の駅舎100選」にも選ばれた旧加悦鉄道の「加悦駅」を復元した木造駅舎や、当時の時刻表や時計、ランプ、ベンチなどが置かれた「待合室」があり、ノスタルジックなムードに浸ることができます。
また、実際に使われた合図灯や信号反応器やランプ式合図灯などの他、明治時代の日本の鉄道黎明期に輸入されていた古レールなど貴重な展示物を見ることができ、鉄道ファンや家族連れでいつも賑わうスポットとなっています。
◆丹後ちりめん歴史館
老舗の絹織物会社跡地に整備されたミュージアムで、丹後ちりめんの歴史を紹介する施設として2001年11月20日にオープンしました。
館内ではすべての織機が実際に作動しており、丹後ちりめんの織りから染めまで、すべての工程を見学できるようになっています。
また、「丹後ちりめん」に関する貴重な資料や写真、珍しい「八丁撚糸機」が展示されている他、絹生地やはぎれを格安販売するシルクの直売所としても機能。また、手機(てばた)体験も用意されています。
◆与謝野町立古墳公園
国史跡の「蛭子山(えびすやま)古墳」と「作山(つくりやま)古墳」を1600年前の状態に復元・整備した古代歴史公園です。
「蛭子山古墳」は、4世紀後半頃に築造された全長145mの大型前方後円墳。「作山古墳」は4世紀後半から5世紀前半にかけて築造され、5基の中型古墳で構成されています。
この5基は、円墳、方墳、前方後円墳というように、古墳の代表的な形が揃っており、この時代に隆盛したと言われる丹後王国を偲ばせるものとなっています。
また、「はにわ資料館」では、与謝野町内で出土したはにわや副葬品などの実物を展示している他、「まが玉作り体験」もできます。
◆江山文庫
与謝蕪村や与謝野鉄幹・与謝野晶子、鉄幹の父・与謝野礼厳(れいごん)らのゆかりの地である与謝野町。
この地に、俳人・里見恭一郎氏より寄贈を受けた短歌や俳句、和歌などの資料を保存・活用するため、1994年10月に開館したのが「江山文庫(こうざんぶんこ)」です。
色紙や短冊、書籍、書簡、絵画、書などを展示している他、「江山文庫俳句大賞」やさまざまな講座を開催するなど、多くの文化事業にも取り組んでいます。
あとがき
このまちゆかりの文人たちが詠んだ俳句や短歌を刻んだ石碑が点在する与謝野町。たとえば「江山文庫」の周辺エリアには与謝蕪村、高浜虚子、与謝野晶子、与謝野鉄幹、与謝野礼厳の5つの歌碑・句碑があり、歩ける距離にあるため散歩コースには最適です。そんな与謝野町を、ぜひ訪れてみてください。
※2019年5月7日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。
※参考・参照元
・与謝野町公式 ホームページ(http://www.town-yosano.jp/)
・丹後織物工業組合ホームページ(https://www.tanko.or.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店