2018/11/07
根菜に適した大地でおいしいごぼうややまいもを生産/青森県三沢市【ふるさと納税・自治体事典】
「ごぼう」や「やまいも」の生産地として全国的に有名な三沢市。他にも湿地の「仏沼(ほとけぬま)」や歌人・劇作家など多彩に活躍した寺山修司ゆかりの地として知られています。ここでは、そんな三沢市をご紹介します。
三沢市の概要
幻の鳥オオセッカの最大の繁殖地で、世界的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されている「仏沼(ほとけぬま)」を始めとする豊かな自然に恵まれた三沢市。
そんな自然の中で育まれた「日本一のごぼう」、にんにく、ながいもなどの良質な野菜、ヒラメ、ほっき貝、昼いかなど旬の食材も豊富です。
米軍基地や全国有数の航空施設がある大空のまちとして発展する三沢の街なみは異国情緒漂い、三沢ならではのイベントや日米交流などを楽しめます。
●人口:3万8950人(2018年3月31日現在)
●市の花:サツキ
●市の木:マツ
■紹介項目①(H2)
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:三沢市の名産品・特産品
◆【青森県産・ヘルシー】ごぼうのおつまみバラエティセット全7味
青森の豊かな大地で育った三沢市特産品! こだわりの製法と味付けで仕上げた旨みたっぷりのごぼうのおつまみを、ぜひご堪能ください。
◎三沢おつまみごぼう(全3味)
セミドライ加工を施したごぼうです。お出かけや旅のお供にオススメ。食べきりサイズの一品です。
・はちみつりんご味
はちみつと青森県産のりんごジュースで煮詰めた、ドライフルーツのようなおいしさの一品です。
・旨辛きんぴら味
きんぴらごぼうに一味唐辛子の辛みをプラス。お酒のお供にお勧めです。
・ピリ辛トマト味
トマトジュースを贅沢に使用し、カイエンペッパーの辛みも加わったクセになる一品です。
◎Goboco(全4味)
ささがき乾燥加工を施したごぼうです。こだわりの調味料を贅沢に使用し、余計なものを加えないシンプルな味付けは飽きがこないおいしさです。
普段のおやつに、お料理のアクセントに、ヘルシーおつまみとして、さまざまなシーンで楽しむことができます。
・塩味
ヒマラヤのピンク岩塩を使用し、素材の味を生かした一品です。
・甘酢味
北海道産てんさい糖、アレルゲンフリーの醸造酢を使用した甘味と酸味のバランスが絶妙な一品です。
・醤油味
厳選しょうゆを使用した芳醇な旨みが広がる一品です。
・味噌味
老舗の無添加手づくり米みそを使用した、まろやかな口当たりの一品です。
■生産者の声
三沢市の6次産業化チームに参加したことがきっかけで、お土産品をつくるため製品開発を開始。チーム解散後、一人で創業し『三沢おつまみごぼう』3種類を製品化しました。
その後、青森県産のごぼうで『食』の楽しさを世界中の方に味わってほしいと考え、シンプルに味付けし乾燥させた『Goboco』4種類を製品化。
ごぼうの加工は大変だと思うことも多いけれど、原動力となるのは『空飛ぶごぼう』のストーリーに出てくるごぼうの夢を叶えること。
"愛情たっぷりで心地よい大地で育ちながらも、窮屈で自由に動くことができないもどかしさ。見上げると大空に浮かぶ気持ちよさそうな白い雲。いつかあの雲のようにどこまでも遠くへ旅をしたい。自由になりたい。それが夢・・・。"
そのため『三沢おつまみごぼう』はコンパクトで軽量、音や匂いが気にならず機内や車内でも楽しめる旅のお供に。
『Goboco』は宗教上動物性食品が食べられない方や健康上添加物を控えている方でも安心して食べられるよう調味料にこだわり、いつでも気軽に食べられるおやつに仕上げました。
地場産ごぼうが生まれ変わって産地を飛び出す姿は、愛と夢と希望をもって多くの人を笑顔にすることでしょう。
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【青森県産・ヘルシー】ごぼうのおつまみバラエティセット全7味
◆みさわパイカ煮3種、おつまみごぼう3種詰合せ
三沢市の特産品であるパイカ煮3種とおつまみごぼう3種の詰合せです。三沢市の特選素材をお楽しみください。
三沢産パイカは豚一頭から、わずか500gほどしか取れない希少部位です。今まであまり使われることがなかったようです。
ところが、「パイカ肉は軟骨付きのお肉」で結構お肉がついていますので、調理法によっては軟骨もお肉も楽しめます。
おつまみごぼうは3種の味をご用意。不揃いなゴボウを丁寧に下処理し、じっくり煮込んで乾燥させたセミドライゴボウです。
■生産者の声
三沢市には東北有数の食肉処理場があり、豚肉生産量トップクラスの青森県三沢市です。そこで取れるパイカ肉は産地証明書付きで購入しております。
また、赤ワイン煮、みそ煮はゴボウ、にんにく、ニンジンも三沢産を使用しております。おつまみごぼうはもちろん三沢産を使用しております。
海から吹き付ける「やませ」は冷涼な気候を好む根菜に適しています。おつまみごぼう「旨辛きんぴら味」「はちみつりんご味」「ピリ辛トマト味」の3種類の味をお楽しみください。
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◆[六次化ブランド]まいまい低アミロース米となごみ茶セット
六次化認定を受け生産した品です。三沢市のお米と一時のお茶に、又は日常の健康茶としてお使いください。
お米「ゆきのはな(低アミロース米2kg)」は、普段使いの米に1割混ぜてお試しください。冷めてもおいしくいただけるため、弁当・おにぎりでその食感を楽しめます。
「真菰(まこも)茶(2g、5パック入り×2袋)」は、すっきりとした味わいで常備茶としてお飲みいただけます。
「ごぼうとリンゴの出会い茶(3g、5パック入り×2袋)」は、ごぼう茶が苦手の方にお勧め。リンゴの効果でほんのりフルーティで、ゴボウ臭さを抑えてあります(子供に人気があります)。
■生産者の声
「米」は、一般には流通していない低アミロース米です。餅米とうるち米の中間の種類です(ゆきのはな)。色は白いですが餅米ではありません。単品で炊いて食べても甘みがありおいしいですが、いろいろなお米に混ぜて食べるとまた味わいが変わり、お楽しみいただけます。
「真菰茶(まこも茶)」は湧き水で育てたお茶です。自然の香り漂う癒し系です。
「ごぼうとりんごの出会い茶」は、三沢市のごぼうを丁寧に焙煎し、青森県のりんごをブレンドすることでより風味よくすっきりと飲みやすく仕上げてあります。ホットでも冷やしても美味しくいただけます(水割りにもおすすめ)。ぜひ、お子さまにお勧めしたいお茶です。
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◆【のし付き】三沢パイカカレー(中辛)セット
地元の食材にこだわった、三沢市ならではのご当地グルメ「三沢パイカカレー」! 少し辛めの大人のカレーです。
パイカの調理方法は多彩で、煮込む時間により軟骨の硬さが変わり、コリッとした食感からじっくり煮込んでトロリとした食感までさまざまなものをつくることができます。
本品は、三沢米軍基地のアメリカ人からアドバイスをいただき、パイカの硬さやスパイスを調整したこだわりの逸品。ボリュームも満点! THIS IS MISAWAという言葉がピッタリの、大人のカレーをご堪能ください。
■生産者の声
地元の食材を使い、国際色豊かな三沢市らしいスパイシーなカレーが完成しました。
カレーをとおしてたくさんの方に三沢市を知ってもらいたい、そして訪れてほしいとの願いをこめております。
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三沢市の特産品
◆ごぼう
三沢市は、JA流通出荷量日本一(※三沢市ホームページより)のごぼうの里として有名です。
冷涼な気候を好む根菜類は、偏東風「やませ」によって夏でも涼しく、柔らかな土質を持つ三沢の台地に適しており、そもそも長いもの栽培が盛んな地でした。その輪作体系のひとつとして、土中に深く伸びるごぼうの栽培も盛んになったそうです。
現在、テレビの料理番組など多くのメディアで取り上げられるほど、品質的にも高い評価を獲得。その特徴である風味と香り、シャキシャキした食感が人気となっています。
また、ごぼう茶やごぼうそば、ふりかけ、そしてお菓子など、多くの加工品も開発・販売されています。
◆にんにく
青森県は、全国に流通するにんにくの約80%を生産する(※三沢市ホームページより)"にんにく県"。
その中において、三沢産にんにくは全農あおもりが開催する「にんにく品評会」において毎年大きな存在感を発揮、なんと最優秀賞をここ15年間で9回も獲得しています。
つくられている品種は、「ホワイト6片種」という色白の大玉。辛味成分や糖分、さらに香り成分のアリシンを豊富に含んでいます。
この大玉にんにく「ホワイト6片種」をさらに厳選し、大きさ、品質ともに自信を持って送り出されているのが、贈答用の高級ブランドにんにく「おいらせ匠にんにく」で、11月から翌年2月までの期間限定で販売されています。
◆やませながいも
農業にとっては厳しいとされてきた三沢の気候。しかし、その気候を活かし、おいしい野菜の産地となる端緒をつくったのが、"ながいも"でした。
やわらかな土と冷涼な気候という特性により、根菜類、中でも「ながいも」、そして前述のように「ごぼう」が全国有数の生産量と品質を誇るようになりました。今ではアメリカや台湾などにも輸出され、高い評価を受けています。
つくられている品種は、首が短く肉付の良い「ガンクミジカ」が多く、肉質が柔らかくアクがないのが特徴。ほど良い粘りを持ちつつ食物繊維など栄養素が豊富です。
三沢市の観光資源
◆仏沼
仏沼(ほとけぬま)は、三沢市の北東部に位置し、ラムサール条約に登録されている草原湿地です。
春から夏にかけて偏東風「ヤマセ」が、秋から冬にかけては西風「八甲田おろし」の冷たい風が吹く場所であり、平地でありながら高山性の植物など多くの希少な動植物が生息。国指定の鳥獣保護区、及び特別鳥獣保護区にも指定されています。
たとえば、国際的絶滅危惧種のシマクイナ、コジュリンなどが生息、国の天然記念物のマガン、ヒシクイ、国際自然保護連合(IUCN)RDB(レッドデータブック)掲載種のヘラシギ、さらにシギチドリ類など、多様な渡り鳥が観察される国際的にも重要な中継地です。
とくに有名なのはウグイス科のオオセッカです。世界でも中国の一部と日本にしか生息していない絶滅危惧種で、総数は推定2500羽程度。1973年にこの地で発見され、以来、仏沼はオオセッカの貴重な繁殖地として、地元の人々の手によって手厚く守られてきました。
◆寺山修司記念館
歌人であり劇作家、さらに詩人、俳人、映画監督、作詞家、競馬やボクシングの評論などなどマルチな才能を発揮した天才創作人・寺山修司氏の記念館。彼の遺族である実母、はつ氏から三沢市に寄贈された遺品を保存公開するため、約3年の歳月をかけて建設され、1997年にオープンしました。
ホワイエ棟の外壁には、寺山氏と交流のあった約30人のメッセージと寺山修司の作品を題材とした陶板149枚が飾られています。
上空から見ると、建物が寺山氏の演劇や映画の小道具として登場した「柱時計」のようなデザインになっていたり、11台の机の引き出しを懐中電灯で照らして観賞できたりするなど、館内のデザインや展示の仕方にも工夫が凝らされています。
他にも、寺山氏が主宰した劇団「演劇実験室・天井棧敷」の舞台や映画のセットが再現され、展示されています。
◆三沢アメリカンデー
三沢市にある米軍基地の周辺には、スカイプラザミサワなど基地にいるアメリカ人も気軽に訪れる飲食店が沢山あり、多くの人たちが日米交流を楽しんでいます。
また、航空祭や三沢アメリカンデー、ハロウィンフェスタなど、基地のあるまちならではの魅力的なイベントもいっぱい。
とくに三沢最大規模の日米交流イベントとして大盛り上がりとなるのが「三沢アメリカンデー」です。
名前のとおりアメリカ文化と親しみ、相互の理解を深めるために日米合同で催されています。
ハーレーが200台以上も参加する毎年好評のパレードや「アメリカ行きバスツアー」と称した基地内見学バスの運行、お化け屋敷やホットドッグ大食い競争、さらにローカルバンドだけでなくアメリカからも人気アーティストが来日してステージを繰り広げるなど、当日のまちは陽気で賑やかなアメリカンなムード一色となります。
あとがき
長芋やごぼう、にんにくなどが有名な三沢市ですが、有数の養豚生産量を誇るまちでもあり、近年はお礼品としてもご紹介したパイカ(※豚バラのすぐそばにあるなんこつ部分)を使った多彩なご当地グルメのメニューも人気を呼んでいます。
そんな三沢市を、ぜひ訪れてみてください。
※2018年10月29日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・三沢市公式 ホームページ(https://www.city.misawa.lg.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店