2018/10/22
世界的に貴重な湿原と豊富な海産物のまち/北海道釧路町【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月24日更新)
原始時代から続く貴重な湿原、そこを大きく蛇行しながら流れる釧路川、そして世界的に有名な美しすぎる夕日の絶景...。釧路町(くしろちょう)には、そんな"一度は見ておきたい"絶景があります。もちろん、「棹前(さおまえ)昆布」を筆頭に豊かな海産物も自慢です。ここでは、そんな釧路町をご紹介します。
釧路町の概要
釧路町(くしろちょう)は北海道東部に位置し、北は「釧路湿原国立公園」、南は「厚岸道立自然公園」の雄大な自然に恵まれた、人口約2万人のまちです。
古くから漁場として栄える「昆布森地区」では地名どおり良質な昆布をはじめカキやウニといった豊富な海産物に恵まれ、中心市街地として栄えるセチリ太地区は、町内外から多くの買い物客が訪れ、道東の拠点商業地として、にぎわいが集中しています。
「自然・グルメ・遊び」など、たくさんの魅力に溢れたまちが、釧路町です。
●人口:1万9814人(2018年9月30日現在)
●町の花:クシロハナシノブ
●町の木:エゾノコリンゴ
●町の鳥:エゾフクロウ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:釧路町の名産品・特産品
◆そのままレンジで!蒸かきセット(40個)[釧路町仙鳳趾産]
釧路町仙鳳趾(せんぽうし)は、知る人ぞ知る牡蠣の名産地。仙鳳趾産の牡蠣は、蒸かきにすることで、最高の味わいとなります。
その上質の見た目、身のぷっくり感などはさながら海の宝石のようです。
専用のキットにカキが入っていますので、そのままレンジで加熱するだけでご自宅で簡単に調理できます。
お風呂上りのビールには、これ以上ない最高の組み合わせ。蒸カキ専用キットも付いています(4個)。
■生産者の声
真心込めて育てました。美味しい牡蠣の楽しみ方は無限大!
お好みの食べ方で最高のかきをご堪能ください。
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◆新名物!海藻ポークじんぎすかん(400g×5パック)
海藻成分を配合した飼料を食べさせて、釧路町達古武(たっこぶ)の広大な大地でのびのびと育てた、ホクレン認定の栄養価の高い優良豚「海藻ポーク」を使用しました。
脂身の甘さに加え、とても柔らかい肉質で、冷めてもおいしい豚肉です。
ジンギスカンと言えばラム肉をイメージしますが、このお礼品では釧路町達古武産の海藻ポークを、甘口に仕上げた"ジンギスカンのタレ"に漬け込んで味付け。
あっさりとしているから、食べやすく癖のない味でお子さまからお年寄りまで幅広い年代に好評です。
今回はご家庭でも食べやすい分量の400gを「5パックセット」でお届け♪
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釧路町の特産品
◆釧路ほくげん大根
気候的には、かなり冷涼な地域に位置する釧路町ですが、この気候が向いている作物が大根です。
そこで、日本で最北となる優良な大根の産地を目指して名づけられたのが「釧路ほくげん大根」です。2013年に商標登録されています。
収穫は7月中旬頃から10月下旬頃まで。ピークは8月、9月。
表面が真っ白でつややか、日持ちの良さが高く評価されているおいしい大根です。
生産しているのは、主に「東遠野(ひがしとおや)地区」「鳥通(トリトオシ)地区(町有圃場)」「共和地区」。
「東遠野地区」は町の中央部にあり、釧路町農業の発祥の地と言われています。古くは酪農も盛んでしたが、現在は釧路ほくげん大根やにんじんを中心とした露地野菜、ブロッコリー、ホウレン草、シロナなどを主につくっています。
「鳥通地区(町有圃場)」は、町の西部にある町有圃場で、こちらでも主に「釧路ほくげん大根」を生産しており、関東や関西、中部などに7月中旬から10月中旬頃まで出荷しています。
町の中央部に位置する「共和地区」では、「釧路ほくげん大根」の他にネギやキャベツ、にんじんなどを栽培しています。
◆長昆布・棹前昆布
釧路町は江戸時代頃より昆布の名産地として知られ、漁港・昆布森が有名です。昆布森はその名のとおり昆布の名産地であり、長くなるもので15m~20mにもなるという長昆布が採れます。
煮えやすくおいしいことから、出汁としてより食べる昆布として人気で、昆布巻や佃煮、おでんに最適です。漁が本格化する夏頃、浜は天日干しされた昆布でいっぱいになります。
また、昆布が成熟する前の6月頃までに採れた、薄くて非常にやわらかく旨み成分の多い昆布は、とくに「棹前(さおまえ)昆布」と呼ばれ、高級昆布として知られています。
成長した昆布漁が解禁されることを「棹入れ(さおいれ)」と言い、"その前に採られる"昆布であることが名前の由来です。
なお、地域の伝統技術を生かして製造された食品ブランドを認定する、財団法人食品産業センターの「本場の本物」に認定された他、2015年には「ミラノ万博」にも出展されました。
釧路町の観光資源
◆釧路町桜まつり
釧路町・別保駅から徒歩10分、花見の名所として知られる別保公園で、5月下旬に開催される"日本一遅い"とされる桜祭りです。
エゾヤマザクラやチシマザクラなど300本以上の桜が咲き誇る中、郷土芸能やタレントショー、カラオケ大会などのステージイベントを楽しみながら、家族連れがバーベキューをするなど大変賑わいます。
また例年、桜の苗木プレゼントも人気です。
◆長ぐつアイスホッケー
1978年、冬季の運動不足解消のため、誰もが楽しめるニュースポーツとして始まったのが「長ぐつアイスホッケー」。
元アイスホッケーの日本代表選手で、当時の釧路村(現在の釧路町)の教育委員会職員であった森嶋勝司氏により考案された、釧路町オリジナルのスポーツです。
ちなみに、森嶋氏は実業団チーム「岩倉組」の選手として世界選手権やオリンピックなどで活躍し、「世界の森嶋」と言われる名ゴールキーパーでした。
毎年開催されている「町民長ぐつアイスホッケー大会」には小学生から一般まで多くの町民が参加し、今年(2018年)は遂に第40回を開催しました。町民に広く浸透し、親しまれている大会であることがわかります。
また、同じ時期に行われる「北海道長ぐつアイスホッケー選手権大会兼全日本長ぐつアイスホッケー大会」には、今では東京都や秋田県、石川県などからの参加もあるそうです。
◆細岡展望台
細岡(ほそおか)展望台は、日本最大の湿原「釧路湿原」の東側に位置する展望台。釧路川の大きな蛇行と広大な釧路湿原の広がり、晴れた日には雄阿寒岳や雌阿寒岳、さらに摩周岳や斜里岳を望むことができます。
また、東側に位置した西向きの展望台であるため、美しい夕日を見ることができるスポットとしても知られています。川面に反射する夕日や、赤やオレンジ、紫などに色調が少しずつ変化する空の様子はとてもロマンチックです。
なお、隣接する「細岡ビジターズラウンジ」には、お土産や休憩用ソファ、軽食コーナーがあってくつろげる他、写真展示などもやっていて、休憩に便利です。
◆達古武 オートキャンプ場
達古武湖(たっこぶこ)の湖畔にあるオートキャンプ場です。
入口のところに、近代的ながら、情感豊かな景観を損なわないように見事にデザインされたセンターハウスがあり、キャンプ場に関する管理業務、利用者のサポートなどを行っています。ここには売店やシャワー室、トイレなども用意しています。
レンタルサイクルやレンタルカヌーがあったり、冬にはワカサギ釣りを楽しむこともできたりと、大自然を満喫できるオートキャンプ場です。
その他、簡易バンガローやバーベキューコーナー、炊事場、ランドリー、食堂、自動販売機、公衆電話、夜間照明、多目的広場などの設備が完備されています。
◆達古武湖
釧路湿原国立公園に含まれる淡水湖で、周囲約5キロ、面積約1キロ平方メートルと、シラルトロ・塘路(とうろ)・達古武の釧路湿原三湖の中では一番小さな湖です。
名前の由来は、「盛り上がった形の丘」を意味するアイヌ語の「タプコプ」とのこと。
丹頂鶴(たんちょうづる)や白鳥が飛来する雄大な自然の中にあり、マリモも生息、7月から8月にかけてはホタルも観賞できるそうです。北側には達古武オートキャンプ場があり、カヌー乗場も整備されています。
あとがき
釧路町は広い海岸線のほとんどが昆布の漁場ですが、「昆布の産地はウニの産地」と言われるように、良質のウニがとれる場所としても有名です。というわけで、「ツッパリ昆布」という釧路町のゆるキャラは、頭はウニ、体は昆布という造形となりました♪
そんな釧路町を、ぜひ訪れてみてください。
※2018年10月17日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・釧路町公式 ホームページ(http://www.town.kushiro.lg.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店
https://www.satofull.jp/blog/2018/10/181017.html |