2018/10/22
木漏れ日の中、森林浴をしながらアート巡りなどいかが?/北海道中札内村【ふるさと納税・自治体事典】
花とアート、そして音楽が村を華やかに彩る中札内村(なかさつないむら)。大陸性の気候で、とくに冬は降雨・降雪が少なく、「十勝晴れ」と呼ばれるカラッと乾いた晴天が続きます。そんな気持ちのよい天気の中、森の中に美術館が点在する「中札内美術村」の散策などはいかがでしょう? 他にも中札内村の特産物などをご紹介します。
中札内村の概要
中札内村(なかさつないむら)は北海道十勝平野の南西部に位置し、日高山脈の裾野にパッチワーク状の畑が広がる小さな村です。
主要産業は農業で、芋や小麦、豆類が中心の畑作と酪農、畜産を主体とした農業が営まれています。
また、中札内村では、「花のまちづくり」や「アート」の文化が村の街並みを彩っています。
昭和50年代から続く、住民が中心となって取り組んでいる「花のまちづくり」は、街並みに季節の花で彩りを添えています。
また、住民や民間企業が一体となって開催していた全国絵画公募展は、「アート」の村としての魅力を発信してきました。
2016年には、農村景観やアートと花づくり文化活動が評価され、「日本で最も美しい村」連合に加盟しました。
2018年からは、「音楽」をテーマにさまざまなアーティストとコラボレーションを図り、村の魅力を伝えています。
●人口:3873人(2018年9月30日現在)
●村の花:スズラン
●村の木:カシワ
●村の鳥:ヒバリ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:中札内村の名産品・特産品
◆スイートコーンスープセット
原材料がとうもろこしのみ、という完全無添加のとうもろこしピューレです。
日照時間が長く寒暖の差が大きい北海道十勝地方の気候のもと、農薬や化学肥料を使わずに育てたとうもろこしは、砂糖を加える必要がないほど十分な甘さです。
なめらかな食感を出すために丁寧に手で濾(こ)して、一つひとつ袋詰めしています。同量の牛乳とひとつまみの塩を加え混ぜるだけでおいしいコーンスープが出来上がります。温めるとさらにとうもろこしの風味が増します。
■生産者の声
「優しい食べ物は、人を優しくする」をモットーに、農作物の栽培に取り組むと同時に、環境にも配慮し農薬・化学肥料を極力控えた農業に力を注いでいます。北海道十勝産の原材料を積極的に使用し「安心して食べられる」優しい食べ物を通して、「農家」と「食べる人」のつながりが深まっていくことが、食べものをつくる者としての何よりの願いです。
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◆十勝野フロマージュ チーズセット(5種)A
このお礼品は、清流「札内川(さつないがわ)」の恵みをうけてつくられる、チーズ・バター各種詰合せセットです。
提供事業者「十勝野フロマージュ」は、北海道十勝・中札内村にあるチーズ工房です。
チーズの本場フランス・ノルマンディー地方に何度も足を運んで伝統の味と製法を研究し、日本の風土と日本人の舌にあう白カビチーズを開発。
工房の下には活性炭を埋設し、クリーンな環境で製造しています。チーズの主原料である生乳はもちろん中札内村産です。
「なかさつないカマンベールチーズ」は、「十勝野フロマージュ」の代表的チーズで、本場の旨みやコクをそのまま残し、癖を少なくしてあります。
その他、カマンベールチーズに十勝産田楽みそを漬け込んだ和風テイストの「田楽みそ漬けカマンベール」、中札内産生乳と十勝産クリームからつくられる「クリームチーズ」、北海道産クリームを原料にした「十勝野バター」、十勝産じゃがいもとチーズの加工品「十勝アリゴ」が入っています。
札内川のうまい水を飲んで育った牛のミルクでつくったチーズはとても美味で、お酒のおつまみに、お料理に、ごはんのおかずに、何にでもあわせられます。一味も二味も違う十勝野フロマージュのチーズやバターをぜひご堪能ください。
■生産者の声
本場の味を日本の食卓に届けたい、という思いでフランスに何度も足を運んでチーズの製法を研究しました。日高山脈の麓、中札内村でおいしくて厳選された原料を使用して職人が心を込めて一つひとつ手造りしたチーズやバターをぜひご堪能ください。
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◆野島さんちのタンドリーチキンと野菜レシピカード
道内産の鶏肉をスパイシーなタンドリーチキンにしました!
農業王国十勝・中札内村の農家が一ひとつ手づくりしたタンドリーチキンです。道内産の鶏肉をスパイシーなカレー粉とヨーグルトで漬け込んだ本場スリランカの味。
そのまま焼いてもよし、チキンカレーの具材として使うもよし。お弁当の一品にもいいですよ! 中札内村のお母さんたちが考えた野菜レシピカードも同封されています。
■生産者の声
一つひとつ手づくりで作業しているため、各袋で多少味に違いが生じることもあるかもしれませんが、品質に問題はございませんのでご安心ください。
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◆トマトベリーセット
完熟トマトベリーを丁寧にジュースにしました。トマトベリーのおいしさが存分に味わえるジュースとゼリー、ジャムのセットです。
塩など添加物は加えられておらず、優しい甘さとさわやかなのど越しが特徴です。このトマトベリージュースを原料にゼリーとジャムを製造しています。
ゼリーは冷やして召し上がる他に、冷凍してシャーベットにしてもOK。ジャムは甘さを抑えてトマトの風味を生かしています。パンにつけたりヨーグルトに混ぜたりしても、とびきりのおいしさです♪
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中札内村の特産品
◆コクワワイン(フラシェン・キュルビス)
コクワは、マタタビ科のつる植物、サルナシの果実のこと。ミニキウイやベビーキウイとも呼ばれていますが、表面に毛がなく皮をむかずに食べられます。
今では希少価値となっているこのコクワを使った珍しいワインが「コクワワイン」。
高貴な香りとまろやかな酸味が特徴で、口当たりはすっきり。とても飲みやすいです。スパイス料理によく合います。
別名の「フラシェン・キュルビス」とは、ドイツ語で「ひょうたん」の意味。また、中札内村の人気観光スポット「ピョウタンの滝」の名称にあやかったものだそうです。
◆枝豆
栽培に適した地であったことから、1992年に生産がスタートした枝豆。2005、加工工場に大規模瞬間冷凍施設を設置して生産量が拡大し、その頃から知名度が上がり始めました。
近年は、国内のほとんどの都道府県に出荷しており、居酒屋など飲食店の他、学校給食にも使われているそうです。さらに、海外にも進出。ロシアやアメリカ、中国、シンガポールなどに輸出しています。
また、枝豆カレーや枝豆コロッケ、枝豆シフォン、枝豆アイスなど、枝豆を使った加工食品も次々と生まれています。
中でも、収穫から4時間以内に茹でて塩漬けし、マイナス196度の窒素冷凍技術で瞬間冷凍、鮮度を保ったまま出荷する「そのまま枝豆」は、枝豆産地ならではの商品。
色も鮮やかで、もぎたて同様の味を楽しめると人気です。
2009年からは、加工処理施設で残留農薬検査を行うトリプルチェックを行ったり、生産・流通履歴を追跡できる「トレーサビリティシステム」を導入したりと、安心・安全への配慮も万全です
◆カマンベールチーズ
清流・札内川のおいしい水で育った良質な牛の乳からつくられるカマンベールチーズ。中札内村にあるカマンベール主体のチーズ工房、「十勝野フロマージュ」で仕込まれています。
カマンベールの本場、フランス・ノルマンディー地方に何度も足を運んで伝統的な製法を学び、フランス伝統の味を再現しつつ、十勝の気候・風土で日本人に合ったナチュラルチーズに仕上げています。
また、JAL国際線の機内食や2008年の北海道洞爺湖サミットで採用されるなど、国内外からの高い評価を獲得しています。
中札内村の観光資源
◆中札内村豆資料館(ビーンズ邸)
「道の駅なかさつない」の敷地内にある、水色の屋根のお洒落な建物、それが村の代表的な農作物"豆"を紹介する資料館「中札内村豆資料館」、通称「ビーンズ邸」です。
この建物は、昭和27年に建築された旧農林省馬鈴薯原原種(げんげんしゅ)農場の事務所棟を「道の駅なかさつない」の隣に移築し、豆資料館として整備したもの。
館内は豆をこよなく愛する架空の人物「豆畑拓男氏(ビーンズ氏)」の家という設定で、家の中をめぐりながら豆に関する様々な資料を見学することができます。
館内は、ビーンズ氏の趣味の部屋である「前室」、雑貨から家具まで、豆に関係した品々で埋め尽くされた「リビングルーム」、豆料理のレシピを紹介する「キッチン」、世界中の豆を集めて展示する「研究室」、豆の流通に関わる各種の検査道具や記録文書などを展示する「資料展示室」で構成されています。
また、豆料理の試食会や料理教室など、各種のイベントも行われています。
◆中札内美術村
「中札内美術村」は、カシワ林に囲まれた約14万5000平方メートルの広大な空間に、美術館やレストランが立ち並ぶアートの森。
緑豊かな森の中、まくら木の遊歩道や歴史を感じさせる古建築の美術館、そして点在する彫刻群が、観賞する人の心を癒します
敷地内にある美術館は、「相原求一朗美術館」「小泉淳作美術館」「北の大地美術館」「ギャラリー柏林 --十勝百景--」「小川游(おがわゆう)作品館」。
そして2017年春には、「美術村庭園」と、児童詩誌「サイロ」の表紙絵を手掛ける画家・真野正美の作品館が新しくオープンしました。
また、レストラン「ポロシリ」では、地元の農産物を使用した家庭料理やデザートを楽しむことができます。
◆ピョウタンの滝
1955年、洪水によって埋没した、元は発電所の一部だった堰堤(えんてい/※小さなダムのこと)と巨大な岩が組み合わさってできた滝。今回、特産品としてご紹介した「フラシェン・キュルビス(ひょうたん)」の名前の元にもなっています。
10メートルの落差で豪快に流れ落ちる滝の周辺には、水しぶきや自然林から発生するマイナスイオンがあふれ、観光客にも人気。一帯は「札内川園地」という公園として整備されており、キャンプ場やパークゴルフ場、テニスコート、アスレチック遊具、さらには野外ステージも用意されています。
また、高さ30メートル以上、推定樹齢250年のカツラや、「21世紀十勝の名木100選」に選ばれている推定樹齢90年のカツラ、ヤチダモなどの木々が茂り、春にはエゾエンゴサク、シラネアオイなどの野草が花を咲かせ、秋には紅葉を満喫できるなど、大自然の中で気分をリフレッシュするにはぴったりの景勝地です。
◆なかさつ音まちプロジェクト
2015年に第10回をもって終了した「北の大地ビエンナーレ」に替わる新たなアートの村づくりを目指してスタートしたプロジェクト。
2018年は「花と絵のある音楽祭」をテーマに、『彫刻「はじめ詩」寄贈記念ハープコンサート』(6月)、『おんぷの広場コンサートvol.1』(7月)、『ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ 全曲演奏会』(8月)、『おんぷの広場コンサートvol.2』(9月)など、多くの音楽イベントが継続して開催されました。
あとがき
「札内川園地」は、ぜひ家族で遊びにいきたいレジャースポットです。毎年7月の第一日曜日には「ピョウタンの滝やまべ放流祭」も開催され、ヤマベやニジマスの稚魚の放流の他、ステージショーや「やまべつかみどり」、移動動物園、クライマックスには「えだまきまめ」など自然を満喫できる多彩なイベントが開催されます。
そんな中札内村を、ぜひ訪れてみてください。
※2018年10月16日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・中札内村公式 ホームページ(http://www.vill.nakasatsunai.hokkaido.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店