2020/10/19
三大和牛のひとつとされる松阪牛のふるさと/三重県松阪市【ふるさと納税・自治体事典】
松阪城の城下町としてだけでなく、江戸期を通じて和歌山街道と伊勢街道が合流する交通の要衝であったことから、宿場町としても栄えた松阪市。特産品としては、海外にも名をはせる「松阪牛」が有名で、他にも「松阪もめん」や「松阪茶」などが知られています。ここでは、そんな松阪市をご紹介します。
松阪市の概要
松阪市は、三重県のほぼ中央に位置し、東は伊勢湾、西は台高(だいこう)山脈と高見(たかみ)山地、北には雲出川(くもずがわ)、南には櫛田(くしだ)川が流れ、自然に恵まれた都市です。
そのすばらしい自然を背景に産業の発展があり、歴史や文化も育まれてきました。
全国的に有名な「松阪牛(まつさかうし)」をはじめとする誇り高き特産品や、当時の面影をそのまま残す「御城番屋敷(ごじょうばんやしき)」、国内最大の船形埴輪など歴史ロマンに溢れ、多くの歴史街道が交差しています。
また現在、松阪市では「子育てがしやすい」「安心して生活ができる」「働く場がある」など市民が松阪市を「良いまちだ」と感じられ、10年後の将来像である「ここに住んで良かった...みんな大好き松阪市」を実現するべく、さまざまな取組みを進めています。
●人口:16万3644人(2018年3月31日現在)
●市の花:ヤマユリ
●市の木:マツ
●市の鳥:ウグイス
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:松阪市の名産品・特産品
◆純米大吟醸酒 伊勢乃神 極18
"神米"から誕生した純米大吟醸酒です。
純米大吟醸酒 伊勢乃神 極18 令和三年をお届けします。
≪精米歩合18%≫
「伊勢乃神 極18 令和三年」の1番の魅力が18%という精米歩合です。
精米歩合を極限まで追求した、米の心白のみを贅沢に使用した純米大吟醸です。
雑味がないクリアな味わいを実現するとともに、お米本来の甘味と上質な旨味を引き出すことができます。
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純米大吟醸酒 伊勢乃神 極18 令和三年 720ml×1本
◆松阪肉 サーロインステーキ
肉の芸術品「松阪牛」の旨味、甘みをステーキで、美味しく堪能していただけます。
A4、A5、特産等の上質な松阪牛のみを使用しております。松阪市の名産と言えば何と言っても松阪牛。三重県松阪市またはその周辺で飼育された黒毛和種、未経産の雌牛で、日本三大和牛の1つとされています。優れた資質、行き届いた飼育管理によって、安心・安全で味のすばらしさは賞賛されています。肉質が柔らかく、脂肪分に甘味のある風味が特徴。ヘルシーで良質な脂肪(不飽和脂肪酸)で、脂肪の融点が低いため、すぐに溶けてまろやかです。是非、堪能ください。
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松阪肉 サーロインステーキ(2枚計400g)
◆松阪牛すき焼き用(リブロース)200グラム[02-01]
東京芝浦市場で松阪肉牛枝肉共進会最優秀賞などの賞を何度も受賞した「長太屋松阪牧場」で育て上げた松阪牛。お肉は芸術品のような霜降りとあふれ出す肉汁はすき焼きにぴったりのリブロースです。JGAPとHACCPを取得しておりますので、安心安全にご賞味くださいませ。
■生産者の声
美味しいお肉を食べて欲しいということだけを考えて育て上げた松阪牛です。格の違いを是非ご堪能くださいませ。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
松阪牛すき焼き用(リブロース)200グラム[02-01]
◆松阪牛完熟手焼きローストビーフ 300g(ブロック)マリネセット
一点一点手づくりしないと出せないおいしさをどうぞ。
手づくりパスタソースのテイクアウト専門店がつくる完全手づくりのローストビーフです。
塩とハーブで熟成させた松阪牛の表面をしっかり焼上げた後、オーブンで低温ローストしました。
肉は時間をかけて焼上げると肉汁が全体にまわり、旨みが格段に引き出されるうえ、しっとりとやわらかくジューシーに仕上がります。
肉好きにはたまらない松阪牛本来のおいしさをお楽しみください。お店で人気の自家製タマネギソースも付くため、味の変化も楽しめます。
保存料、化学調味料、発色剤などいっさいの添加物を入れず、完全無添加の安心・安全にもこだわっています。
■生産者の声
ローストビーフという料理は、肉自体のおいしさがストレートに出る料理法です。旨みの強い肉はよりパワフルに、臭みの強い肉は少し臭くなってしまいます。
そのため松阪牛でつくると、本当に香り高く旨みの強いローストビーフになります。私は、松阪牛のおいしい食べ方はローストビーフではないかと思うほどです。
そして目指すのは、イタリアで感動したレストランのローストビーフ。大量調理ではできない本場の味を追求します。
おいしさを引き出すためにひとつずつ丁寧に丁寧にフライパンで焼き付けます。少量ずつ何度も何度もつくります。
すべてを手づくりしないと、とてもレストランの味は出せません。手間がかかりすぎて、たくさんつくることもできないのですが、これが私たちがお届けしたい「おいしいもの」だと思っています。(シェフ)
◆松阪牛サーロインステーキ600g(3枚入)
このお礼品は、霜降りが絶妙なバランスで赤身に広がり、濃厚な旨みを引き立てる「松阪牛サーロインステーキ」。
提供事業者「霜ふり本舗」の牧場「オーシャンファーム」で丹精込めて育てられた松阪牛を使っています。
飼育日数にこだわり、牛一頭一頭の旬となる時期を見極めて出荷。そして、肉質はあえて熟成させる必要がないほど柔らかく、ほど良い霜降り具合。
牛肉の臭みがなくさっぱりとした味わいがあり、それでいて牛肉本来の芳醇な味わいが噛めば噛むほど口の中に広がります。
愛情を込めて大切に育てた松阪牛を、ぜひご堪能ください。
■生産者の声
「霜ふり本舗」の牧場「松阪牛の里オーシャンファーム」で、2006年より松阪牛を肥育しております。
生産から販売までを一貫することで、行き届いた管理のもと、地元をはじめ全国の皆さまに日々ご提供しております。
牧場では年間生産頭数約2000頭、年間出荷頭数1000頭以上を提供しており、食の安全や環境保全に取り組んでおります。
買い付ける子牛の血統・肥育時の飼料にこだわり、脂の旨み・赤身の旨み・メス牛のきめ細やかなサシ(霜降り)が、一頭一頭で変わらないように日々努力しております。
国内屈指の上質な松阪牛と共に、この先もずっと歩んでまいります。
◆シェフオススメ パスタソースセット
このお礼品は、イタリア修行したコックたちが、すべて手づくりでつくるパスタソース専門店の期間限定セットです。
松阪キッチンや百貨店で一番人気の「松阪牛だけのボロネーゼ」と期間限定「朝摘みジェノベーゼ」を詰め合わせています。
生産者から直接仕入れるからできる松阪牛100%使用のボロネーゼや朝摘みのバジルしか使わないジェノベーゼは、まさに松阪でしかつくれない本格派パスタソース。
古民家を改装した松阪キッチンで一点一点すべて手づくりでつくられています。保存料、化学調味料、着色料など、いっさいの添加物を入れず、完全無添加の安心・安全にもこだわっています。
■生産者の声
目指すのは、イタリアで感動した個性豊かなパスタソース。自動回転釜での大量調理ではできない本場の味を追求します。
時間短縮のための既製のソース、ベースは使いません。おいしさを引き出すために少量ずつ何度もつくります。すべてを手づくりしないと、とても本場の味は出せません。
手間がかかりすぎて、厨房はいつも戦場ですが、これが私たちができる、せめてもの「おもてなし」だと考えています。
◆三重松阪特産あられ詰合せ
三重県松阪の特産の田舎あられ、たがねあられを詰合せました。
田舎あられ、たがねあられは三重県独特の米菓で、三重松阪の特産品になっています。
◎田舎あられ
昔はどこの家庭でもお餅をつき、ついたお餅にアオサや黒ごま、お塩などを練りこみ「田舎あられ」をつくっていました。素朴な味が懐かしい、日本ならではの郷土おかきです。
◎たがね田舎
塩味の素焼きおかきです。餅の中にうるち米を混合させることにより、コリコリッとした心地よい食感が加わります。お茶漬けあられにもおすすめです。
◎たがね餅
餅にうるち米を混ぜ込んだ生地は、薄めに切断し、しっかりと焼きを入れた自慢の逸品です。少し固めのあられですが、溜まり醤油で焼きおにぎり風の味に仕上がっています。
◎ミックスたがね
えび・アオサ・ごま・溜まり醤油の4種類の味をミックスした「たがね」です。サラダ味に仕上がったさっぱり感がオススメです。
■生産者の声
餅は杵、臼搗き(うすつき)にこだわり、たがねはセイロ蒸しにこだわっています。
先代の「あられは人のひと手間が味を良くする」とのこだわりから、手作業の部分を今でも残しながら、製造しております。昔ながらの味をお楽しみください。
松阪市の特産品
◆松阪牛
「神戸牛」や「近江牛」などと並んで"日本三大和牛"のひとつとされ、ときに「肉の芸術品」として世界から称賛されるブランド和牛が「松阪牛」です。
全国の優秀な血統の子牛を、松阪市を中心とする地域でもっとも長く、かつ最終的に肥育した黒毛和種の未経産雌牛の牛肉であり、「松阪牛個体識別管理システム」に登録されていることなど、一定の基準を満たしたものだけが「松坂牛」として認められます。
きめ細かく入った霜降りが美しく、舌ざわりが良好。肉質が柔らかで、熱を加えた際に漂う甘く上品な香りが特徴です。
もともとの「松阪牛」の起源は、これも有名ブランド和牛の「但馬牛」です。
但馬地方で役牛として使われていた小型の牛ですが、明治以降は肉専用の牛とされて改良も進みました。
しかし、一貫して「但馬牛」のみを交配に用いることで、現在もその純血を保っている肉牛です。
「神戸牛」や「近江牛」「宮崎牛」といった人気ブランド和牛も「但馬牛」をルーツに持っています。
この「但馬牛」という血筋が、「松坂牛」の極上の肉質をつくったと言っても過言ではないでしょう。
◆松阪もめん
松阪市が誇る伝統工芸品「松阪もめん」。天然藍の「先染め(※)糸」を使って織り成す縞柄が大きな特徴です。
江戸時代、倹約令で派手な着物が着られなかった中、「松阪もめん」は最大限のオシャレとされて「粋な江戸っ子」にもてはやされました。
少し離れると地味な無地に見えるのに、よく見ると繊細ですっきりとした縦縞が走る「松阪もめん」は、"粋"の感覚にピッタリだったのです。
それを江戸に進出した松阪商人が次々に売りさばき、同時にお伊勢まいりの土産として人気となったことで、当時の江戸の人口100万人に対し、なんと年間で50数万反もの売上げがあったそうです。
現在、市内には松阪もめんの着物レンタルを実施しているお店が数軒あります。
着付はわずか3分で完了します。足袋や草履、巾着など一式をレンタルでき、そのまま松阪の城下町を散策することも可能。旅の"粋"な思い出づくりにいかがでしょうか。
なお、「松阪木綿」は県指定の「伝統工芸品」に指定されています。
※糸の段階で染めてから布地を織るやり方。生地にしてから染めるのは後染め
◆松阪茶
お茶の栽培面積、生産量で静岡県、鹿児島県に次ぐ全国第3位を誇る三重県(※松阪市ホームページより)。
そのお茶は「伊勢茶」として、2007年4月には特許庁の「地域団体商標」として登録されるなど全国区の知名度を誇ります。
その中で南勢地域最大の茶産地となっているのが松阪市で(※松阪市ホームページより)、県内有数の深蒸し煎茶の産地となっており、とくに西部に位置する飯南(いいなん)・飯高(いいたか)地域を中心に上質の深蒸し煎茶が生産されています。
深蒸し煎茶は、蒸す過程で煎茶より長く(深く)蒸すことでほどよい渋みのまろやかなお茶として抽出できることが特徴で、飯南・飯高地域のお茶はほとんどがこの深蒸し煎茶に加工されます。
松阪市茶業組合では、この深蒸し煎茶を、「松阪茶」という名称(愛称)でPRに努めています。
松阪市の観光資源
◆松阪城
松坂城は、標高38mの独立した丘陵である四五百森(よいほのもり)に築かれた平山城(※平野の中にある小高い山や丘に建てられた城)です。
1584年、秀吉によって松ヶ島城に赴任した蒲生氏郷(がもううじさと)が、わずか3年で完成させました。
現存する建物はありませんが、そびえ立つ苔むした石垣が松阪のシンボル的存在となっており、往時の姿を現代に伝えています。
桜や藤、イチョウ、ツツジの名所になっており、市民には「松阪公園」として親しまれています。また、城跡からは城下町の面影を残す松阪の町並みを一望することができます。
「日本100名城」のひとつであり、2011年2月7日には国の「史跡」に指定されました。
◆本居宣長記念館
江戸時代を代表する国学者・本居宣長は松阪出身で、没するまで暮らしていたそうです。
「本居宣長記念館」は松坂城跡にあり、「古事記伝」などの自筆稿本や遺品、自画像などを展示しています。他にも関連資料の収集や、宣長に関する調査や研究を行っています。
また記念館では、宣長が門人を集め講義をしたという旧宅「鈴屋」を管理して公開しており、実際に建物にあがって見学することができます。
あとがき
全国的に有名なブランド和牛「松阪牛」。巷では「まつざかうし」「まつざかぎゅう」などと呼ばれることもありますが、正しくは「まつさかうし」、もしくは「まつさかぎゅう」と読みます(※登録商標としては「まつさかうし」)。
ちなみに、松阪市も「まつさかし」「まつざかし」の2通りの読み方が存在していたようですが、市町村合併に伴って2005年から「まつさかし」に統一されました。
そんな松阪市を、ぜひ訪れてみてください。
※2024年4月1日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。
※参考・参照元
・松阪市公式 ホームページ(https://www.city.matsusaka.mie.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店