2019/06/19
修験道の聖地や伝統芸能が有名。新名所は巨大椅子!?/福岡県豊前市【ふるさと納税・自治体事典】
南方には修験道の中心地として知られた「求菩提山(くぼてさん)」があり、また大掛かりでアクロバティックな舞で知られる郷土芸能の「神楽」を連綿と受け継いできたまちが、豊前市(ぶぜんし)です。近頃では、草原に佇む大きな椅子が人気者になっています。ここでは、そんな豊前市をご紹介します。
豊前市の概要
福岡県の北東部に位置する豊前市(ぶぜんし)。
北部は周防灘(すおうなだ)に面し、南部は求菩提山(くぼてさん)や犬ヶ岳(いぬがたけ)に囲まれた自然豊かで漁業や農業などが盛んな地域です。
また、「国指定重要無形民俗文化財」に指定された「豊前神楽」など、祖先の残してくれた香り高い文化に恵まれて発展してきたまちです。
「豊かな海と山 歴史と暮らしを人が繋ぐ 安心文化のまち豊前」をキャッチフレーズに、市民協働のまちづくりを目指しています。
●人口:2万5417人(2019年6月1日現在)
●市の花:ツクシシャクナゲ
●市の木:ヤマモモ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:豊前市の名産品・特産品
◆美活甘酒150g×24本セット
エステサロンがプロデュースした、新感覚!あまずっぱい「美活甘酒」。
身体の中から美しく生活・活動することをコンセプトに美容に特化した甘酒です。
豊前市の特産品である「棚田ゆず」「棚田米」を使用し、植物性乳酸菌と米糀のW発酵。
ノンアルコール・無添加・無加糖・防腐剤不使用。ヨーグルトのようなスッキリした甘酸っぱい甘酒です。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
美活甘酒150g×24本セット
◆≪豊前海産≫身も内臓もアラも丸ごとご堪能 ハモしゃぶしゃぶセット(800g~1kg)
このお礼品は、豊前海産の新鮮なハモ。熟練職人により、丁寧に骨切りされた状態でお届けします。
周防灘(すおうなだ)に面した自然豊かな豊前海。そこで獲れた新鮮なハモを、しゃぶしゃぶで堪能してください。
食べ方は付属のハモのアラを水に入れ、白く濁るまで炊き出し、ダシを取ります。ダシが取れたらアラを取り出し、準備完了です。
ハモは1切れずつ、5秒~10秒お好みでしゃぶしゃぶします。あまり長く煮すぎると固くなりますので、ご注意ください。
付属のポン酢に付属の柚胡椒を入れ、ハモにつけてご賞味ください。内臓は身より少し長めにしゃぶしゃぶして同様にいただきます。
ダシを取ったアラも残った身にしゃぶりつけば、また違った味わいでおいしくいただけます。
■生産者の声
ハモで有名な大分県中津市の隣町である福岡県豊前市も、中津市に負けず劣らず、活きのよい新鮮なハモが水揚げされます。
身はしゃぶしゃぶし、内臓は少し煮て、アラでダシが取れます。新鮮だからこそ捨てるところがなく、丸ごと食べられます。身も内臓もアラも丸ごとご堪能ください。
◎内容量
・ハモしゃぶしゃぶ用(内臓付き) 800g~1kg
・ハモのアラ切り身 200g
・かぼすポン酢 245ml
・青柚子こしょう 50g
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≪豊前海産≫身も内臓もアラも丸ごとご堪能 ハモしゃぶしゃぶセット(800g~1kg)
◆よかろう 牛すじ飯の素(2合用)3袋
ほろりと柔らかく煮込んだ熊本県「高級牛すじ」に、ほどよい辛さと旨みのある福岡県豊前市特産品「豊前八ツ房とうがらし」をスパイスにした風味豊かな郷土料理。
・お子さまから高齢者まで、幅広い層を対象にした味です。
・品質にこだわり、具材はすべて国産です。
・提供事業者「よかろう」の工場にて、新鮮な食材を手づくりで丹念に製造しています。
・本品をボイルした後、炊き立てご飯に混ぜるだけで簡単に出来上がります。
・ご進物・お土産にも大変好評です。
■生産者の声
食料品製造・販売業として創業56年が経過し、長年豊前市の地元企業として貢献しております。
平成24年12月まで当社の主たる事業であった、仕出し弁当の製造・販売から引き継がれた伝統の味であり、また地元顧客の信頼を得ている味でございます。
この"昔懐かしい味"を地域外の方にもぜひ、お召し上がりいただきたいと思います。
お礼品の詳細はこちらをクリック!
よかろう 牛すじ飯の素(2合用)3袋
◆味噌もつ鍋 お手軽セット 2~3人前
忙しくて献立を考えている時間がない! そんなとき何も考えず、その日のご飯として食べることができる、野菜もすべてそろった嬉しいもつ鍋セットです。
モツは九州の厳選した国産和牛の小腸を使用。和牛ならではのうまみや甘みが豊富で、ぷりっぷり。コラーゲンたっぷりの小腸を使用しています。
小腸の洗い方も試行錯誤して、やっとたどり着いた洗い方で特有のくさみを極限まで取り除いています。
1958年創業の「焼肉・もつ鍋 平壌屋~heijoya~」が提供する味噌もつ鍋。ぜひ、ご賞味ください。
■生産者の声
昭和30年代、お店を始める前に初代が何度も何度も試行錯誤して日本に合う味を探求していった結果、やっぱり味噌でつくる味が一番合うと思い、たくさんの味噌の中から厳選したものをベースにし、さらに唐辛子、ニンニクなどの調味料を調合してやっとできたこの味噌だれ。
今まで色々な焼肉屋さんがこの味を教えてほしいと何度も来ましたが一度も教えなかった門外不出の味で、初代が何年もかけてやっとたどり着いたものです。
熱を加えず生だれというのも珍しいです。生だからこそ出せるこの味をぜひ一度ご賞味ください。
現在でもこの味をつくれるのは2代目と3代目のみです。
◎内容量
・和牛小腸 300g×1
・麺 150g×2
・だし 400ml×1
・野菜セット3人分(キャベツ、人参、ピーマン、なす、カボチャ、玉ねぎ)
◆ゆずの恵みセット
本品は、ゆずを使ったさまざまなお礼品の詰め合わせです。
「ゆずパッチョドレッシング」は、ゆずを皮まで丸ごと使用した瑞々しい香りと食感のドレッシングです。
サラダはもちろん、カルパッチョや冷奴、炒め物にもどうぞ。
「ゆずぽん酢」は、ゆず果汁が22%入った無添加の風味豊かなぽん酢です。焼き肉や焼き魚、おひたしなど何にでもかけたくなってしまう、くせになる一品です。
「ゆずはちみつドリンク」は、贅沢に搾ったゆず果汁に蜂蜜と砂糖を加えただけの、余分なものが入っていない体においしいドリンクです。
「ゆず茶」は、皮まで安心して食べられる、地元九州のおいしいゆずで製造しています。薄めて飲んだり、ヨーグルトやトーストにかけてもおいしいです。
「柚こしょう(青)」は、九州の食卓ではよく登場します。青柚子と青唐辛子でつくる、九州素材の本場の味です。うどんやそば、刺身やお鍋などによく合います。
ゆずが香る各種お礼品を、さまざまな料理にぜひお試しください。
■生産者の声
九州産のゆずを使用したバラエティーギフトです。いろんな食事のシーンでゆずの香りや風味をお楽しみいただけます。
◎内容量
・ゆずパッチョドレッシング 200ml×1本
・ゆずぽん酢 200ml×1本
・ゆずはちみつドリンク 300ml×1本
・ゆず茶 430g×1本
・柚こしょう(青) 60g×1本
豊前市の特産品
◆豊前棚田ゆず
清らかな水の流れる山間部の棚田でつくられる香り豊かな「豊前棚田ゆず」。
首都圏にも出荷され高い人気を誇りますが、後継者不足などで一時勢いを失っていたこともありました。
しかし現在は、改めてその品質の高さが注目されるようになり、地域全体での復興が進んでいるそうです。
そのままはもちろん、柚子胡椒やみそ漬け、ゆずペースト、スイーツ、ジャム、ドレッシングなどの加工品、さらに、古くから冬至の柚子湯など薬用にも使用されるゆず。
豊前が自信を持ってお届けする冬の風物詩です。
◎合河ゆず祭り
豊前市を代表する特産品のひとつ「豊前棚田ゆず」。その産地である合河(ごうがわ)地区では、毎年「合河ゆず祭り」を開催しており、市内外から多くの人が訪れます。
会場では、生ゆずだけでなく、柚子胡椒などの加工品や地場野菜の販売、子供たちに人気の「合鴨レース」、ゆず狩りツアーなどが行われます。
他にも、日本舞踊やフラダンス、フォークダンス、豊前天狗太鼓の演奏などが行われ、威勢のよい声が飛び交うゆず祭り名物「ゆず叩き売り」と大人気の「もちなげ」でフィナーレ。「棚田ゆず」を堪能できるお祭りになっています。
◆いちじく(とよみつひめ)
豊前市では、カリウムやマグネシウムなどのミネラルや、フィシンと呼ばれるたんぱく質分解酵素など栄養分が豊富な「いちじく」も活発に栽培されています。
とくに福岡県のブランドいちじく「とよみつひめ」は上品なおいしさで評判。
糖度が20度近くあり、白い果肉の部分が多く、熟しても大きく割れないという特徴が市場でも受けています。
◆豊前海一粒かき
「手間隙かけて一粒一粒丁寧に表面を磨き、殻付きのまま出荷する」ことから名づけられた「豊前海一粒かき」。
ミネラル、ビタミンなどの栄養分をたっぷりと含み、殻に対し粒が大きいのが特徴で、プルンとした触感と濃厚な風味を楽しめます。
シーズンは、秋分の日頃から春分の日頃。身が詰まって一番おいしいのは1月~2月頃と言われています。
豊前市の観光資源
◆求菩提山
求菩提山(くぼてさん)は、豊前市のほぼ南に位置する、標高782mの円錐形の山です。
かつては修験道の聖地として英彦山(ひこさん)とともに大きな役割を果たした山で、山中には修行の場や山伏たちが生活をした堂宇(※堂の建物)やお墓などが遺り、当時を偲ぶことができます。
また、山頂からは5~6世紀のものと推定される須恵器の小片が出土しており、信仰の歴史は古墳時代にまで遡ることができるそうです。
しかし、1868年(明治元年)の神仏分離令とそれに伴う廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)、そして1872年の「修験道廃止令」によって、求菩提修験道は終焉の時を迎えました。
2001年に国の史跡に指定され、2012年には山麓の集落が「求菩提の農村景観」として国の「重要文化的景観」に選定されました。
◆豊前神楽
2016年に国の「重要無形民俗文化財」に指定された「豊前神楽」は、現在6つの神楽講(※保存会)により伝承されています。
秋には市内のあちこちから神楽囃子が聞こえ、50ヵ所以上の神社で秋の豊作に感謝し、神楽が奉納されます。
多様な演目の中でも、「駈仙(駈先)」(みさき)と呼ばれる鬼が登場する演目は豊前神楽を象徴する演目。
力の象徴である鬼を鎮めることで、国家安寧や五穀豊穣、家内安全を祈願したと言われています。
圧巻は、高さ10mにも及ぶ柱に鬼がのぼる「湯立て神楽」で、このアクロバティックな舞には豊前州剣道の影響が色濃く反映されていると言われています。
◆巨大椅子
豊前市の新観光スポットとしてテレビなどのメディアなどでも取り上げられ、フォトジェニックな場所として今や多くの人が訪れているのが、2017年3月、豊前市下河内の草地に突然現れた巨大椅子のオブジェ「でいだらぼっちのすわるいす」です。
この巨大椅子の高さは約6メートル、縦横は約3メートル。周辺地域の工事で出たヒノキの廃材を使い、自立支援施設の「NPO法人 森の学校」が「皆が楽しい気持ちになれるように」と制作したものです。
巨大椅子の周りには普通サイズの椅子やテーブルが点在しており、ゆったりくつろげます。また、そばに設置された小さな小屋の中にも机と椅子があり、「森の学校」の舟橋慎一郎理事長からのメッセージと、誰でも自由にかけるノートが置いてあります。
山すそに広がる草原の中にあり、晴れた日にはお弁当を持ってピクニック気分で遊びにくるのにピッタリのスポットです。
あとがき
修験道の霊山であった求菩堤山は、豊前市のシンボルと言ってもよい存在。ちなみに、豊前市のご当地キャラクタ―、カラス天狗の「くぼてん」が住んでいるのが求菩提山です。近年はパワースポットとしても人気だそうです。そんな豊前市を、ぜひ訪れてみてください。
※2024年4月23日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※ご紹介している内容は記事の公開日時点の情報です。最新情報については公式ホームページなどをご確認ください。
※参考・参照元
・豊前市公式ホームページ(http://www.city.buzen.lg.jp/)
・豊前市観光協会ホームページ(http://www.buzen-kk.jp/index.html)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店