2018/09/26
利便性が高く、暮らしやすい町。形はハート型/宮崎県三股町【ふるさと納税・自治体事典】
「三股町(みまたちょう)」は、南九州の主要都市のひとつ、都城市(みやこのじょうし)に隣接し、町役場から都城駅までは数キロ程度。非常に利便性が高く、暮らしやすい町です。
お茶や和牛といった農畜産物がよく知られ、「都城大弓(みやこのじょうだいきゅう)」など伝統工芸も今に息づいています。ちなみに、地図で見る町の形はハート型。ここでは、そんな三股町をご紹介します。
三股町の概要
三股町(みまたちょう)は、宮崎県の南西部、都城(みやこのじょう)盆地に位置し、鰐塚(わにつか)山系や高千穂峰(たかちほのみね)を背景にした自然豊かな「花と緑と水のまち」です。
大自然の恩恵を一身に浴びた米、牛、茶、ヤマメなどの農畜水産物、そして伝統工芸品としての大弓、陶芸品などの芸術性豊かな特産品が有名です。
また、「ジャンカン馬踊り」「棒踊り」「太郎踊り」など数多くの郷土芸能が今もなお、各地区で受け継がれ、息づいています。
●人口:2万5383人(2018年9月1日現在)
●町の花:サツキ
●町の木:イチョウ
●町の鳥:ホオジロ
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:三股町の名産品・特産品
◆<宮崎県産>宝石らっきょう ワイン
宮崎産らっきょうを一粒ずつ丁寧に袋詰め!箸を使わず飴のように食べられます!シャキシャキ食感!ワイン!
ワインを使用したオリジナルのらっきょうの詰め合わせ製品です。
アルコールを感じずにワインの風味が楽しめます。
原田青果で栽培したものを中心に大きならっきょうを使用しています。
シャキシャキの食感にこだわりました。
個包装でキャンディーのように、好きな時に、好きなだけ食べられます。
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<宮崎県産>宝石らっきょう ワイン(70g×4袋・計280g)【MI152】
◆宮崎牛切り落とし 1kg
宮崎牛のもも、カタをミックスで切り落としにしました。500g入を2Pでお届けします。
牛丼、すきやき、肉じゃがなど、煮込み料理に適しています。
さまざまなお料理にお役立てください。
■生産者の声
宮崎県都城市の隣町にある三股町の「中村食肉」です。
昭和6年よりこの地で営業を続けさせて頂いております。
世の為、人の為をモットーにこれからも日々活動していきます。
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◆曜変天目茶碗の研究から生まれた「ゆず肌天目盃」
このお礼品は、特別な日の晩酌のお供にぴったりの、オーロラのように輝く美しい盃です。
曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)の研究から生まれた虹色の秘密には理由があります。
1.試験を重ねてできた自然原料の天目釉(てんもくゆう)
釉薬(ゆうやく)にはマンガンや鉛などの添加物はいっさい使用しておらず、主原料のシラスに含鉄土石を加えて調合しています。
自然原料を使用することは、安定した釉薬をつくには不向きです。しかし、焼き上がりは毎回微妙に異なる表情を見せ、作品一つひとつに味わい深い趣が加わります。
2.虹色を生み出す特殊焼成(しょうせい)法
試験に試験を重ね、器に虹色を焼き付ける焼成方法が編み出されました。
虹色が焼き付く特定の条件をクリアできることは非常に稀であり、何度焼いても失敗の方が多いのが実際のところです。
器の上を炎が走った跡が、虹色の輝きを伴って器に焼き付く...。
それは雨上がりの虹を思わせるような美しさ、もしくはオーロラとも呼ぶべき自然の神秘さを思わせます。
3.使うことで味わいが増す
手に取ってその重みを感じたり角度を変えて眺めてみたり。器を鑑賞物として楽しむ方も多くいますが、実際に使ってみると、虹色が一層美しく見えます。
時間とともに少しずつ味わいが変化していくところも、自然原料でつくられている良さのひとつです。
■生産者の声
中国の南宋時代につくられ、日本に伝世している曜変天目茶碗の内の1碗、静嘉堂文庫(せいかどうぶんこ)美術館蔵の稲葉天目には2回お目にかかる機会がありました。
猫足様(ねこあしよう)の斑文と虹彩の変化、凛とした気品を感じる端正な形。その妙に魅せられて、40年近く新たな発見や感動に出会いながら、自分なりの方法で取り組んでいます。
地元・宮崎の原料を使うこと、特にシラス(火山灰の堆積物)を主原料にした天目釉を作ることにこだわりました。またそのような釉薬が窯変現象を表現するのに最適であることが分かってきました。
今まで中国には曜変天目茶碗は1碗もなく、出土もしていないことが不思議ではありましたが、近年南宋の首都である臨安(現在の杭州市)浙江省(せっこうしょう)の皇城の北門近くで、一碗の曜変天目茶碗の残器が出土しました。
中国のサイトに掲載された写真を見て、これもまた息をのむ美しさがありました。この出土によってまた新しい曜変天目研究がスタートするであろうと思います。
「曜変、建盞(けんさん)の内の無上也。世上になき物也。...」を目指して、日々研究に努力精進したいと思います。
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◆霧島赤鶏香味焼き 豚軟骨煮込みセット
このお礼品は、赤鶏炭火焼と軟骨の煮込みのセットです。
宮崎県民が大好きな赤鶏をカレー屋ならではのスパイスで味付けし、炭火焼にしました。
同じく県民が大好きな郷土料理、豚軟骨の煮込みをセットにしています。
■生産者の声
当店はカレー専門店ですが、できるだけ地元の食材を使用しています。さらに調理法や味付けも地元で昔から愛されているやり方や調味料を使用しています。
本品は霧島赤鶏をカレー屋ならではのスパイスで味付けした炭火焼と、豚軟骨を時間をかけてコトコト煮込み、地元の醤油と味噌で甘辛く煮込みました。
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◆バイオ茶ギフト(小)
植物のバイオリズムに合わせてつくるからバイオ茶。水1Lに1、2パック入れてください。30分ほどで水出しできます。
1パックだと澄んだ味わい、2パックだとうまみがより濃くなります。お好みやその日の気分でどうぞ。常温でも、冷たく冷やしてもおいしくお楽しみいただけます。
自然なうまみがあるのに、水のようにすーっと飲みやすく、毎日の水分補給に最適です。さっぱりとした後口で、食事やおやつのお供にもぴったり。
簡単においしくできるので、オフィスやアウトドア、旅行先、熱中症対策にも便利です。
■生産者の声
宮崎と鹿児島の県境に程近い、きれいな水と緑、太陽の光に恵まれた三股町の自家茶園でお茶づくりをつづけています。
自然の中で自生するように、農薬や化学肥料はいっさい使わず、栽培をはじめて30年以上になります。
当時、茶畑において大変稀なチャレンジでした。土づくりからこだわり、水がスムーズにめぐるようにコントロールすることで、茶樹のコンディションを整え、過酷な自然環境や害虫、病気に負けない、生命力にあふれた、すこやかな茶葉を育てています。
三股町の特産品
◆手打刃物
昔の農村で生活必需品である鎌や鍬、包丁などの鉄製品をつくっていたのは、鍛冶屋でした。そして今、この「手打刃物」を手掛けているのは、県の伝統工芸士である松崎英雄氏です。
量産が可能なA重油バーナーによるつくり方ではなく、昔の鍛冶屋と同じように、はがね割込や焼きもどし、焼き入れなどの製造工程があり、さらにそこに木炭を使い、焼いては叩き、焼いては叩きを繰り返して1本1本丁寧に手づくりされます。
卓越した技術から生み出される製品は確かな切れ味で長年使えると高い評価を獲得しており、全国の料理人からも厚く支持されています。
◆都城大弓
古くより宮崎県都城市周辺でつくられている竹工品都城大弓(みやこのじょうだいきゅう)」。
この地域の温暖な気候は良質な竹を育むことで知られ、江戸時代の後期には盛んにつくられており、昭和初期になると、東アジアにまで製品が売られていたそうです。
1本の弓を完成させるまでには200以上もの工程があり、そのほとんどが手作業。一人前の弓師になるには10年以上の歳月が必要とのこと。
平成6年には国の「伝統的工芸品」に指定され、三股町では国の伝統工芸士、小倉紫峯氏が工房を構えています。
都城大弓は、2メートルを超える長さに特徴があります。長いことで命中率が上がり、遠くまで矢を飛ばせるのです。
また、武具として実用的な面で優れているだけでなく、にぎり部分の美しい模様も有名です。
三股町の観光資源
◆六月灯(ろっがっとう)
旧薩摩藩領の各地で行われる、無病息災・豊作を祈る夏祭りが「六月灯(ろっがっとう)」です。
薩摩藩19代藩主・島津光久公が、観音堂の落慶(らっけい)に灯籠を寄進した際、これにならって家臣や領民も寄進したことが始まりと言われています。
旧暦の6月と言えば、梅雨が明けた夏の盛りで、家畜の病気が流行したり、田畑の病害虫が発生したりする季節。農民たちは毎晩、夜を徹して「無病息災・五穀豊穣」を祈ったと伝えられ、この民間行事が洗練され、薩摩藩の風物詩となって定着したと考えられています。
現在の「六月灯」では、7月に入ると毎日のように地域のどこかの神社や公民館などで奉納踊りや花火大会が行われ、大変盛り上がっています。
◆田の神さあ
米づくりを中心とした農業を基盤として生活を営んできた日本では、「田の神」信仰が古くから全国に根付いています。
ただし、この「田の神」が石に刻まれた石像となって田んぼのわきに鎮座し、「田の神さあ(たのかんさあ)」として人々の信仰を集め、豊作を祈願する対象となっているのは18世紀初めに始まる薩摩藩独特の文化だと言われています。
また、「田の神さあ」は大きく「農民型」「神官型」「自然石型」「農民型」のタイプに分けられますが、各々のお顔や衣装やポーズが違う、個性的な神様ばかりとなっています。
田の神オットイ
新しく水田が開発されたり、新しくできた村でまだ「田の神」がいなかったりするときに、「田の神さあ」を盗むこと(=オットイ)が計画されます。
これは「田の神オットイ」と呼ばれ、村が平和で繁栄もしているような村にいる「田の神さあ」のご利益にあやかるべく、村の若者に盗みに行かせるのです。
実際は後で返されることが前提で、盗まれたほうも何も詮索せず、盗むほうも置手紙などを置いておきます。さらに、3年で返すルールがあり、盗んだ村の人たちは米俵や餅、焼酎などを持ち、総出で返しにいくのだそうです。そこではふたつの村による「田の神受け取り」の盛大な宴も開かれます。
ただし、このルールは時代が進むにつれて守られなくなり、今はオットイされないように縛られたり、セメントで固定されてしまったりした神様も多いとのことです。
あとがき
旧薩摩藩領(宮崎県南部、鹿児島県)では、現在約2000体の「田の神さあ」像が確認されているそうです。地域の人の暮らしを長年見守ってきた「田の神さあ」は、各々本当に趣深く、風情のあるお顔をしてらっしゃいます。ぜひ現地で確認してみてください。
※2024年3月27日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・三股町公式 ホームページ(http://www.town.mimata.lg.jp/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店