2018/08/22
日本のマラソンの父と呼ばれる金栗四三が生まれた町/熊本県和水町【ふるさと納税・自治体事典】
(※2019年1月24日更新)
ストックホルムオリンピックのマラソン競技において、もう破られることはないであろう54年8ヵ月6日と5時間32分20秒3という"ワースト記録"を出した「金栗四三(しぞう/しそう)が生まれた町、和水町(なごみまち)。2019年NHK大河ドラマの主人公に決まって沸くこの町をご紹介します。
熊本県和水町の概要
和水町(なごみまち)は、熊本県北西部、福岡県との県境に位置する、農業が主産業の町です。
町を流れる菊池川と緑の山々などの豊かな自然や、国指定史跡の江田船山古墳、田中城跡や豊前街道を代表とする数多くの歴史的資源に恵まれています。
また、三加和温泉はpH値10の「美肌の湯」として知られており、県内外から多くの人が訪れます。
ここは全国にひとつしかない町名のとおり、ほっこりとなごめる町です。
●人口:9676人(2018年4月1日現在)
さとふるから申込めるお礼品はコレ!:和水町の名産品・特産品
◆【一滴入魂】こだわりの甘酒500ml×5本セット
原材料にこだわり、厳選された米と醤油、米麹のみで作った甘酒です。後味スッキリでクセになる飲みやすさです。
お米は国産のみで破砕米を使用せず、私たちが食べるような丸米を使用しています。自然豊かな熊本は水の都と呼ばれるほど豊富な水資源があり、そのおいしいお水を使用しています。
また保存料や増粘剤などはいっさい使用していないため、お米と米麹だけでつくり上げた自然な味わいをお楽しみいただけます。
■生産者の声
味噌、醤油、甘酒などの製造販売という人が生きてゆくために最も大切な日本の伝統的食文化の担い手として社会に貢献し、より安全で美味しい製品を皆様にお届けします。
原料にこだわり、製法にこだわり、製品にこだわる、人の手のぬくもりのある、製品をお届けしたいと考えます。
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◆栄養たっぷり!九州産熟成黒にんにく4袋セット
厳選した国産にんにくを自然乾燥させてつくられた「熟成黒にんにく」で、完全無添加食品です。臭いを気にすることなく召し上がりください。
自然発酵で熟成されたにんにくは、にんにく独特の臭いが少なく、甘くて柔らかいうえにとてもフルーティーです。
契約農家から仕入れた国産にんにくのみを使用。添加物をいっさい使用していないので、安心してお召し上がりいただくことができます。
■生産者の声
黒にんにくは、日本で初めて国立公園に指定された霧島連山の麓、小林市と日本名水百選や日本自然百選にも選ばれた自然が美しい地域で太陽の光をたっぷりと浴び、豊かな土壌で育ったにんにくを使用しています。
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◆なごみの深蒸し茶セットE
このお礼品は、一番摘みの濃いグリーンが特徴のまろやかな深蒸し茶。心なごませるお茶の味をお楽しみください。
新芽の一番柔らかい茶葉だけを使用した深蒸し茶「特撰」は、新芽の味と風味がよく、飲んだ後に甘味が残る極上の深蒸し茶です。
八十八夜摘みの深蒸し茶「特」は、深いグリーンが特徴のまろやかな深蒸し茶です。
この他に、提供事業者「東茶舗」の人気製品、水でもお湯でも使える緑茶ティーパックと茶葉の栄養をまるごと全部取ることができる粉末緑茶、さらに抹茶をたっぷりブレンドした抹茶入り玄米茶をセットにしました。
■生産者の声
店主自ら茶葉を厳選し、独自にブレンド。毎日の生活に欠かせないお茶だからこそ、美味しいお茶を飲んでいただきたいとの思いから、まじめに取り組んでいます。
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和水町の特産品
◆茂作
和水町と玉東町(ぎょくとうまち)のサツマイモだけを使った芋焼酎が「茂作(もさく)」。
「地場の芋焼酎がないなんて」と、創業明治35年を誇る「花の香酒造」が、昔ながらの伝統的な手法を用いて手づくりで製造したお酒です。
原料になるサツマイモは、契約農家から届きます。使われるのは、食用としての評価が高い「高系14号」。赤紫色で、柔らかな風味と品の良い甘みが特徴です。
イモのおいしさを最大限に引き出す良質の天然地下水と黒麹を使用。常圧で蒸留した後、半年以上、寝かせます。
こうして出来上がった「茂作」は、香り高く上品な芋焼酎。玉名郡市唯一の酒造である「花の香酒造」の誇りと自信が感じられます。
なお、地産地消にこだわる「花の香酒造」では、他にも地元産の芋を使った「和水」、お米を使った「和仁」、アピオス焼酎の「ほどよか」などさまざまな地元密着の製品があります。
◆ナス
夏に食べるイメージだったナス。でも、近年はハウスで栽培されているため、年間を通して食べることができます。
また、収穫期によって2種類に分けられ、夏から秋に採れる「夏秋なす」と、冬から春に採れる「冬春ナス」があります。
和水町ではその両方が野菜の指定産地(※)として国から指定を受けており、特産品としてのブランド化を図っています。
※指定産地とは
野菜生産出荷安定法に定める作付面積及び共販率を満たす産地について、農林水産大臣が指定する産地のこと(農畜産業振興機構ホームページより)。
和水町の観光資源
◆江田船山古墳
1873年、地元に住む池田佐十が夢でお告げを受け取り、丘を掘ったところ石棺を発見し、古墳であることがわかった「江田船山古墳」。全長62mの前方後円墳です。
池田佐十はたくさんの貴重な遺物を発見し保管していましたが、国が一括して買い上げ、出土品92点は昭和40年、そのすべてが国宝に指定されました。現在は東京国立博物館に展示されています。
その内容は、日本最古級の文章が刻まれている「銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち)」などの刀剣類、銅鏡6面、冠帽類、耳飾類、玉類、武具類、馬具類、鉄鏃類、土器類などで、中国や朝鮮半島の遺物を含むなど、交流があったことが推測できます。
また、古墳を中心に自然豊かな公園になっており、花見やピクニック、昼寝をする人が見られる町民の憩いの場所となっています。
◆三加和温泉郷
熊本県は、県内に118ヵ所もの温泉地を有する温泉大国。その中でも三加和(みかわ)温泉郷の周辺は、「美肌の湯」が湧出する場所として知られています。
「三加和温泉」は、源泉かけ流しの天然温泉。「美肌の湯」と呼ばれ、pH(ぺーはー)値10以上と高いアルカリ性を示すアルカリ性単純温泉です。
そのため、硫黄臭などのクセがなく、お湯はとろとろ・ぬるぬるした肌触り。不要な角質や汚れを取り除いてくれる「スーパークレンジング温泉」とも言われています。さらに、天然の保湿成分、メタケイ酸の働きにより、湯上りのしっとり感が翌朝まで続くとのこと。
刺激が少なくやさしいお湯であることも特徴のひとつで、お子さまやお年を召した方でも安心して温泉を楽しむことができます
「三加和温泉郷」に点在する温泉施設は全部で4つ。そのすべてに貸切湯があるのが特徴となっています。
◆八つの神様
目、イボ、胃、性(腰から下)・腰、歯、命、耳、手足。
和水町三加和地区には、全部で8つの体の部位にまつわる神様が点在し、800年も前から地域の人々に大切にされてきています。
神社、石祠(せきし)、墓石など、この8つのスポットの形態やいわれはさまざまですが、体にまつわる神様が狭い地域にこれだけ集まっているのは珍しいことです。
八つの神様を車やウォーキングで巡る観光客も増えているそうです。
◆金栗四三生家
日本初のオリンピック選手のひとりで、新春の風物詩となった「箱根駅伝」の創設者でもあるなど、「日本マラソンの父」と慕われる金栗四三(かなくりしぞう/しそう)。
2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の主人公として話題になっていますが、彼が生まれ育った地が、ここ和水町でした。
残念ながら、その初参加となった1912年のストックホルムオリンピックの結果は、日射病によりレース途中で意識を失って倒れ、近くの農家で介抱されたものの、そのまま棄権というものでした。
ただし、「レース途中で消えた日本人」として有名になってしまった金栗が、1967年のストックホルム五輪の記念行事に招かれた際の逸話をご存じの方は多いでしょう。
金栗が少しだけ競技場を走り、ゴールした瞬間、流れた有名なアナウンスがこちらです。
「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム、54年と8ヵ月6日5時間32分20秒3。これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」。
あとがき
金栗四三の生家が「8つの神様」の中の「腰(性)」の神様と「歯」の神様の近くに残っているそうです。和水町を訪れた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。なお、旅の疲れは「目」の神様の近くにある「三加和温泉」で癒すのがお勧めです。
※2018年8月17日時点の情報のため、お礼品の受付停止や寄付金額が変更されていることがありますが、ご了承ください。
※参考・参照元
・和水市公式 ホームページ(http://www.town.nagomi.lg.jp/)
・和水町の観光(http://www.town.nagomi.lg.jp/kankou/)
・『第三版都道府県別 日本の地理データマップ』小峰書店