2026/01/16
太田市が挑むふるさと納税 地域の魅力をつなぎ、応援の輪を広げる
群馬県太田市 スポーツと子育てを軸に、さとふると共に育む"応援の輪"
関東平野の北部、群馬県南東部に位置する太田市は、自動車産業を中心とした全国有数の工業都市でありながら、渡良瀬川や金山、八王子丘陵など豊かな自然にも恵まれています。 大和芋や小玉スイカ、畜産・酪農などの農業も盛んで、都市と自然が調和する"働きやすく暮らしやすい"まちとして発展を続けています。
首都圏から約86キロと都心からのアクセスも良好で、移住・子育て世代からの注目も高まる中、ふるさと納税を通じた地域の魅力発信にも力を入れてきました。
今回は太田市企画部 おおたPR戦略課の竹田さんに、お礼品の開発ストーリーや寄付金の活用、そしてこれからの展望について詳しくお話を伺いました。

ふるさと納税で広がる応援の輪
太田市のお礼品の大きな特徴は、"地域らしさ"へのこだわりです。なかでも象徴的なのが、男子プロバスケットボール「群馬クレインサンダーズ」とのオリジナル応援ティッシュです。市場には流通しない"完全オリジナル品"で、生活必需品としてのニーズの高さもあり、関東版人気お礼品ランキングでも上位にランクインするほどの人気です。
「お礼品をきっかけにサンダーズを知り、応援するようになった」という声もあり、スポーツが地域の認知や交流を広げる好循環が生まれています。
さらに、ラグビーチーム「埼玉パナソニックワイルドナイツ」のレプリカジャージも話題になりました。これは、太田市・大泉町・熊谷市が包括連携協定のもと共通お礼品として企画したもので、2024年は24分、2025年はわずか10分で寄付受け付けが終了しました。
ファンの熱さは想像以上で、「毎年チェックしてくれる寄付者も多く、ふるさと納税がチームとの新しい"つながり方"になっている。今後も選手の負担に配慮しつつ、関係市町とも調整を重ねて提供していきたい」と竹田さんは話します。

※レプリカジャージはすでに寄付受け付けを終了しています
こうしたスポーツ連携のお礼品をはじめ、太田市のふるさと納税は、全国の方とつながるきっかけを着実に広げています。お礼品を通じてチームや地域を知り、「行ってみたい」「応援したい」といったコメントも寄せられるなど、楽しみながら地域を知る入り口としても機能しています。ふるさと納税を通して全国の方とつながる実感が大きくなり、リピーターの寄付者も増えているといいます。
その裏側で、太田市が大切にしていることが、お礼品を提供する事業者との"顔の見える関係づくり"です。月1回程度の頻度で事業者を訪問し、制作現場やつくり手の声を丁寧に聞き取り、写真とともにSNSで発信しています。できる限り事業者と顔を合わせて信頼関係を築き、そのなかで見えてきたこだわりや物語を、お礼品の魅力とあわせて伝えていくことを心がけています。事業者からも「写真や情報発信で魅力が伝わるようになった」という声が寄せられており、地域と寄付者をつなぐ取り組みとして定着しつつあります。
群馬県太田市公式Instagram
さとふるとの連携が後押しした"質の進化"
太田市は、2020年10月からさとふると連携してお礼品ページの質と運用体制の強化を進めてきました。なかでも好評なのが、さとふる主催のプロカメラマンによるお礼品撮影会です。過去に2回実施し、品ごとにライティングや角度を工夫しながら撮影することで、撮影が得意ではない事業者でもお礼品の魅力を十分に伝えられる写真をお礼品ページに使用できるようになりました。「こんなに良くなるんだね」と驚く声も多く、サイト越しでも魅力が伝わる写真が揃ったことで、ページ全体の印象が大きく変わったといいます。


また、さとふるとの連携で、お礼品の登録・運用や寄付者対応の体制も強化してきました。さとふるからの新しい企画や改善の提案を受け取れる情報経路を整えたことで、現場で生まれた気づきを施策実施に取り入れる流れができています。また、寄付受け付け後のトラブルを未然に防ぐための事前調整にも力を入れています。事業者や関係先との合意形成をきっちり行うことで、寄付者対応で課題が起きた際にも「丁寧にフォローしてもらえて安心だった」といった声が寄せられています。
寄付金は"子育て支援"を中心に活用
太田市が寄付金の主な使い道として掲げているのは、将来を担う子どもたちと、その子どもたちを育てる保護者を支える「子育て支援」です。具体的には、公立小・中学校の給食費を全額無償化、幼稚園・保育園・こども園の給食費を助成し、さらに第3子以降の保育料も無料とするなど子育て世帯の負担が軽くなる制度を整えています。家計への直接的な支援となるだけでなく、「子どもを持つことへの不安を少しでも減らしたい」という思いが込められた取り組みです。

とくに注目されているのが、保育園などに通う子どもを対象にしたおむつ・おしりふきのサブスク(無料提供)です。2024年度に0~1歳児向けの取り組みとして始まったこの取り組みは、その後、保育現場や利用者の反響を受け、直近では対象年齢を2歳児まで拡大。より多くの子育て世帯を支える仕組みへと広がっています。
サイズや枚数にかかわらず利用できる点も特徴で、経済的な負担軽減はもちろん、買い出しや持ち運びといった日々の"手間"の部分まで支える内容となっています。導入後は反響も大きく、「希望に応えてくれる取り組みだと感じた」「太田市で子育てをしていてよかった」といった声も届いており、寄付金が確かに子育て世帯の安心につながっていることがうかがえます。
日々の保育や教育の現場を支えるこうした取り組みは、目に見えやすい「無料化」という形だけでなく、「子どもたちが等しく食や学びの機会を得られる環境づくり」という面でも、大きな意味を持っています。
姉妹都市・今治市への迅速な災害支援
太田市は災害支援の場面でも、ふるさと納税を柔軟に活用しています。2025年3月に、姉妹都市である愛媛県今治市で山林火災が発生した際には、距離があり物理的支援が難しい中、「少しでも力になりたい」という思いから「さとふる」での代理寄付※の受け付けを決定しました。できるだけ早く寄付募集を始めることと、今治市側の事務負担を増やさないことを意識して枠組みを整えた結果、「一日も早い復興を願っています」といった寄付者からのコメントも寄せられ、竹田さんも「やってよかったと感じられる取り組みになりました」と話します。ふるさと納税であれば税控除もあり参加しやすく、寄付額の推移も見えやすいため、「自分も支援に加わっている」という実感を持ちやすい点がメリットだといいます。

さとふる_令和7年3月愛媛県今治市 山林火災緊急支援寄付サイト
※「代理寄付」とは
被災していない自治体が被災自治体の代理でふるさと納税の寄付を受け付け、被災自治体へ寄付金を送付する仕組みです。「代理寄付」を受け付けた自治体が被災自治体に代わり事務作業を負担するため、被災自治体は災害からの復旧対応に注力することができます。
未来への展望-"太田市はまだまだのびざかり"-
2025年3月に市制20周年を迎えた太田市。20周年記念事業として、市内・市外から2,200人が参加した大規模な「第九」コンサートを成功させるなど、地域内外の人々を巻き込みながら、まちの魅力を発信する取り組みを重ねてきました。節目の年を経て、現在は次の30周年に向けた新たなステージに踏み出しています。

今後は、スポーツや学校、地域活動などを支える「お礼品を伴わない寄付」の充実も視野に入れ、必要な現場へダイレクトに財源が届く仕組みづくりを充実させていく考えです。また、これまで培ってきたスポーツチームとの連携をさらに発展させ、ファンと地域がつながる新しい応援の形を探っていくほか、地場産業や日々の暮らしに根差した"太田らしさ"のあるお礼品づくりにも力を入れていきます。
こうした取り組みを支える情報発信や品質向上の面では、引き続きさとふると連携しながら、より多くの人に太田市の魅力が伝わる形を模索していきます。
「太田市を応援・ご支援をいただきありがとうございます。太田市は"まだまだのびざかり"。元気なまちであり続けるため、地域の魅力を磨き、成果や意義を丁寧に発信していきます。お礼品をきっかけに太田市の魅力を知っていただき、スポーツ観戦や旅行など、ぜひ太田市にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。これからも"応援したい"と思っていただけるまちを目指します」
▼お礼品の詳細はこちら
群馬県太田市のお礼品一覧
