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寄付者と地域をつなぐ、お礼品の物語

さとふるが手掛ける「お礼品開発プロジェクト」:後編

中編ではお礼品開発プロジェクトの活動事例ついて紹介しました。後編では、テレビや雑誌でも紹介された実績のある、人気の特産品がお礼品開発プロジェクトの手によってお礼品化した事例や、お礼品開発チームと共に取り組んだ事業者からのコメントをご紹介します。

全国の逸品をふるさと納税へ

茨城県潮来市はテレビ番組で話題となった干し芋(紅はるか&ほしあかね)や、京都府京丹後市は京の料亭和久傳(わくでん)で人気のれんこん菓子「西湖」のお礼品化もさとふるからのお声がけにより実現しています。

紅はるか&ほしあかね 食べ比べセット 150g×各3 900g ギフト箱入り

干し芋のお礼品を提供する芋屋久兵衛はお礼品開発チームが実施したアンケートへの回答や、新たなお礼品開発の要望があったことから連携が始まりました。ヒアリングから自社ECサイトで人気の「ほしあかね」を、ふるさと納税でも取り扱えるようお礼品開発チームが持ち掛けました。まずはすでにお礼品で提供していた「紅はるか」と組み合わせることや、手に取りやすい寄付額の提案などをおこない食べ比べセットのお礼品化が実現しました。芋屋久兵衛のご担当者よりコメントをいただきました。

「遠方よりご来社いただき、お礼品に関するご助言を賜りましたおかげで、複数の新たなお礼品を登録することができました」

01_株式会社リンクアップ_加工.jpg干し芋の原料となるさつまいもの収穫の様子

紫野和久傳 れんこん菓子 西湖(せいこ) 【紙箱】5本入

西湖はミシュランに掲載された実績のある料亭の品で、手土産としても定評がありますが、賞味期限が短く通常の運用では取り扱いできなかったところ、当社内や自治体、配送会社の三方で調整を行った結果、掲載を実現することができました。

人気を高め、寄付を後押し

お礼品開発プロジェクトでは、新たな組み合わせや、これまでになかった希少品などを新規登録したほか、既存のお礼品を磨き直すことで成果を伸ばした例もあります。

【訳あり】こだわり利尻昆布仕込み 塩さばフィレ 3.2kg  銚子東洋【さとふる限定】

千葉県銚子市の「利尻昆布仕込み塩さばフィレ」はお礼品の見せ方や露出強化により、寄付件数が5倍以上に急増しました。サバカテゴリランキングでは100位圏外からTOP3以内にランクインするまでになりました。
※ 対象期間:2024年8月1日~11月20日までと2024年11月21日~12月31日までで比較。

【野原工芸】こおしんづかの槐のボールペン・スタンダード【さとふる限定】

また、長野県南木曽町の木工職人が作るボールペンは、在庫不足で受付を停止することもありましたが、「入荷案内メール申込み」件数が多いことから寄付者のニーズを検知しました。そこでさとふるの担当者が生産体制の課題をヒアリングし、事業者と協議を重ね在庫体制を見直した結果、さとふる限定・数量限定での入荷が実現しました。02_入荷案内メール.jpg

品切れ中でも再入荷の案内を希望する場合にはメールで知らせてもらえる

20262月~順次発送】あまおう いちご 4パック(1,080g)

さらに、福岡県大木町では、安定出荷が難しい小規模いちご農家でもお礼品を提供できるよう、「さとふる」が各農家の在庫調整を取りまとめ、1つのお礼品として提供しています。この仕組みにより、在庫確保や出荷の安定化が進み、町内のいちご農家全体で寄付件数の向上を目指せるようになりました。通常、事業者ごとにお礼品を登録すると寄付が分散してしまいますが、1つのお礼品として登録したことで、8月末の寄付申込み受付開始以降順位を伸ばし、2025年10月のいちごランキングで3位まで上昇しています。※ 2025年10月29日時点

福岡県大木町のご担当者よりコメントをいただきました。

「大木町があまおうの有数の産地であることをもっとうまく伝えたいとの想いに、さとふるのお礼品開発チームが、産地ならではの提案をしてくださいました。寄付者様には『どの農園から届くかはお楽しみ』というわくわく感を、生産者には、『収穫が安定した時期に発送できる』という安心感を、自治体は『産地だからできること』という課題解決を実現できました。今後は、この規格をきっかけに、推し農園を寄付者様に見つけていただき、各農家さんとの継続的な関係が生まれたらいいなと思っています」03_16CC9427B8ABE5B6206D0F4504AC9863602587B5.jpg

いちごの収穫の様子

地域と寄付者をつなぐ架け橋

こうした改善には、さとふるが持つ寄付データの分析や在庫調整の支援が大きな役割を果たしています。いずれもさとふるがふるさと納税サイトの運営だけではなく、ふるさと納税業務の中間事業者としての役割も果たしているからこそ、実現できたと言えます。さとふるは中間事業者として在庫管理やお礼品登録などの課題に寄り添い、地域と一緒に解決してきました。なかでもお礼品開発プロジェクトでは、ふるさと納税は単なる「寄付とお礼品の交換」ではなく、地域の挑戦や工夫の積み重ねで成り立っていることが感じられました。

地域には、まだ知られていない魅力がたくさんあります。寄付者と地域を結ぶお礼品の数々。その一つひとつが、未来へと続く新しい物語を紡いでいます。

今後もさとふるではお礼品開発プロジェクトを中心に、寄付者ニーズを捉えたお礼品の開発・改善を実現して参ります。

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※ お礼品の詳細は各お礼品ページをご覧ください。一部のお礼品で受付期間外・取り扱い終了の場合があります