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制度改正をチャンスに変える、お礼品開発の最前線

さとふるが手掛ける「お礼品開発プロジェクト」:中編

前編では寄付者への制度改正に関するアンケート結果をもとに、その影響や新たにさとふるで始動したお礼品開発プロジェクトについて紹介しました。中編では、お礼品開発プロジェクトが携わった事例をさらに詳しくご紹介します。

寄付者ニーズをいち早くキャッチしお礼品化につなげる

お礼品開発プロジェクトが携わったお礼品の中には、寄付者ニーズを捉えたお礼品の開発・改善につながったケースもありました。

【さとふる限定】訳あり!博多の味本舗の辛子明太子(切れ子)1kg(500g×2)【無着色】(宇美町)

福岡県宇美町で提供している訳ありの辛子明太子は、形が崩れた明太子を簡易包装で提供することで、一般的に1kgあたり10,000円以上の寄付額のお礼品が多いところ、8,000円まで抑えることができました。500gずつ食べきりやすいサイズに小分けされている点も工夫した点です。家庭用として寄付者に好評で、2025年2月の登場以来、「大容量でおいしい」とリピーター獲得にもつながっています。

【訳あり】食卓のやまやの明太ばらこ スタンドパウチタイプ 300g×3個セット

同じく、福岡県大野城市では、明太ばらこのスタンドパウチが登場しました。一般的な「切れ子」の明太子は、一度で使いきれず、「汎用性は高いけれど、使い勝手はイマイチ」という課題がありました。またレビューから、コストパフォーマンスが良いこと、キャップ付きで保存が楽なことがニーズとしてあることが判明しました。そこでさとふるからそういったニーズに応えることができないかと提案したところ、事業者さんが業務用のチューブタイプ商品を製造されており、手作業が多い従来の明太子に比べて、チューブタイプは機械で大量生産が可能で三方よしであったことからも、お礼品化が進みました。

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宮城 牛タン 全部位 食べ比べ(4種類)計1kgセット 特製 二日熟成 塩味

また、宮城県の名物である牛たんも、ふるさと納税のお礼品として注目を集めています。宮城県登米市では2種類の牛たんのお礼品を開発しました。1つは「全部位食べ比べセット」です。多くの牛たんのお礼品との差別化のため、牛たんを部位ごとに分け、寄付者が違いを楽しめる工夫を加えました。

厚切り牛タン 500g(250g×2P) お家で焼肉 絶妙な厚さ!食べきりサイズ【さとふる限定】

もう1つは厚切り牛たん500g(小分けパック)です。「厚切り」や「小分け」といった寄付者ニーズを叶えたお礼品を提案し、事業者と協議しました。いずれも寄付額1万円以下に抑えた点も選ばれるポイントとなりました。

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新たな特産品や希少品との出会いも創出

全国6拠点を持ち地域に根差した活動を目指すさとふるだからこそ実現できたお礼品もあります。ふるさと納税では地域を知る入り口として特産品が活用されていますが、地域ならではの特性を生かしたお礼品や、希少品のお礼品化を実現した事例をご紹介します。

新登場!山梨・ジェラート計30個セット!季節のフルーツ・ミルク・さつまいも(各10個)こだわり素材!

例えば山梨県笛吹市のジェラートは、山梨の果物を扱う事業者から廃棄されるフルーツを活用したジェラート作りについて相談があり、お礼品化に向けて事象者とさとふるが協議を重ねて製品化が実現しました。さとふるでは、フルーツ王国山梨らしさを打ち出すためミルクが前面に出たジェラートではなく果物を感じられるようにアドバイスしたり、さとふるが持つ寄付データから寄付者の申込み動向などを参考に、より寄付者ニーズに合ったパッケージに調整するなど取り組みました。こうして誕生したお礼品は、カップ容量65mlと小ぶりで冷凍庫に収納しやすく食べやすいサイズで、複数の味を楽しめる点もおすすめできるポイントとなっています。今回の製品化に伴い、該当の事業者では果物加工やアイスの製造工場を建設し、ふるさと納税を通じて事業拡大・地域雇用創出にも貢献しています。

03_sub2.jpg2025年5月にオープンしたアイス製造工場・直売所

品種開発元・志村葡萄研究所が贈る 富士の輝 1房 化粧箱入ブラックシャインマスカット【さとふる限定】

同じく笛吹市の新品種「富士の輝(ブラックシャインマスカット)」もお礼品開発プロジェクトが携わったお礼品です。富士の輝は生産量が少なく市場にあまり出回らないことから、百貨店の催事でも人気があります。該当の事業者は当初、人手不足という課題を抱えており、ふるさと納税に対応するための業務は煩雑であるというイメージを持っていましたが、お礼品登録や在庫調整手続きにおけるさとふるの手厚いサポートが決め手となり、さとふる限定でふるさと納税への初出品が実現しました。さとふるからのお声がけによって開発元からの直送が実現した希少かつ品質が保証されたお礼品となりました。

【常磐もの新名物!福とら】天然とらふぐ てっさ 1人前 60g (刺身40g/皮20g)ふぐ刺し

近年、相馬沖でとらふぐが水揚げされるようになり、相馬・常磐ものの新名物として「福とら」の名称でブランド化を進めていることを知り、その取り組みを後押しするためお礼品化に着手。ふるさと納税のお礼品単品としては初となる「福とら」のてっさが味わえます。お礼品を提供するループ食品は、福島県でも有数の港である「相馬松川浦新漁港」のすぐ近くに加工場を構え、元料理人の調理師が、水揚げされた魚の新鮮さを損なうことなく加工・瞬間冷凍し、天然もののとらふぐ本来のおいしさをご自宅でも堪能してもらえるよう工夫しています。

浜名湖養鰻125年の最高傑作!新ブランドうなぎ『でしこ』 蒲焼2本(約135g×2)【さとふる限定】

ふぐのほかにも海産物の開発事例があります。浜名湖養鰻組合が養殖するブランドうなぎ「でしこ」は、お礼品開発チームによる交渉の末、「さとふる」限定でお礼品化することができました。稚魚から出荷まで丁寧に浜名湖で育てること、組合が認定した専用のエサを与えること、出荷前に2回の品質検査をクリアすることといった厳しい基準があることから、希少性の高い逸品です。養殖では珍しい雌のうなぎで、雄に比べて肉厚で柔らかく、脂ののった身が特長です。 株式会社海老仙のご担当者よりコメントをいただきました。

「さとふるの担当者より新ブランド鰻『浜名湖うなぎでしこ』について、早い段階から評価していただき、大変うれしく思いました。そのほかにも画像やキャッチコピーのアドバイスなど細やかにご協力いただき、今回の掲載は一緒に作り上げた成果だと感じています。『浜名湖うなぎでしこ』は、当社だけでなく、この地域の養殖業に携わる多くの方々の努力があってこそ生まれたものです。ふるさと納税で広くPRできたことで、そういったブランド化に携わった方々の想いをより鮮明に伝えることができました」

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中編ではお礼品開発プロジェクトの活動事例をご紹介しました。

後編も引き続き、そのほかのお礼品開発プロジェクトの取り組みについてさらに詳しくご紹介します。