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地域を愛するあきる野市のふるさと納税

東京都あきる野市、有限会社ア・ラ・モード 自然と都市が交わるまちから、焼きたてパンを全国へ

東京都あきる野市は東京都西部に位置し、豊かな自然環境と歴史的な魅力を持つ都市です。市内には多摩川最大の交流である秋川の清流が流れ、秋川渓谷などの美しい景観が広がります。また、農業も盛んでありながら、歴史と文化が息づく場所で、毎年秋に開催される「あきる野三大まつり」などの伝統的な行事も多くの観光客に親しまれています。

そんなあきる野市の中嶋博幸市長、商工観光部の林田さんと、あきる野市で一番人気のお礼品提供事業者である有限会社ア・ラ・モードの野田代表に地域の魅力を全国に届ける「ふるさと納税」の取り組みについて伺いました。

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都心に近い自然豊かなまち「あきる野市」

中嶋市長にあきる野市の特徴と目指すまちづくりについて伺いました。

「自然が美しい地域はたくさんありますが、これだけ都会に近い場所で自然豊かな環境であるというのはあきる野市ならではと感じています。
そんなあきる野市の目指す姿は、『優しいまち』『住みたいまち』『居つくまち』『活力がほとばしるまち』です。
あきる野市では、移住定住支援や起業を目指す方の支援に力を入れています。特に、起業支援拠点「Bi@Sta(ビスタ)」では、これから起業したい方など、"しごと"に関するさまざまな支援を行っていることもあり、実際に起業する若者が増えています。今後も若い世代を迎え入れる取り組みに力を注ぎ、子育て世代や新しい挑戦者を呼び込んでいます」(中嶋市長)

都心近郊で自然を楽しめる環境を有するあきる野市は、トレイルランニングコースが豊富なことで、全国から支持を集めていることから、ふるさと納税の寄付金の使い道としては、「環境保全」の人気が高く、そのほか「教育文化」「産業振興」がよく選ばれています。

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中嶋博幸市長

ふるさと納税は量より質

あきる野市のふるさと納税は、「一つひとつのクオリティがとても高く、上質なものであると考えている」と語る中嶋市長。あきる野市には、米や海産物などふるさと納税のお礼品として印象が強い特産品こそ少ないものの、小規模ながらキラリと光る事業者が多くいます。ふるさと納税はそういった事業者がクローズアップされるチャンスであると教えてくれました。
小規模事業者や個人事業者を中心に声をかけており、ふるさと納税を通じて自社製品の品質向上や販路拡大などのきっかけにしてほしいと考えているそうです。中嶋市長は、40年近くあきる野市で家業を営んでいることからも、事業規模に関わらず事業者について精通されている印象を持ちました。

現在は、ふるさと納税で人気の食品だけでなく、豊かな自然を生かした体験型のお礼品などにも力を入れていきたいと考えています。
実際に、金属加工品・アウトドアグッズに知見のある方に有名な「factory-b」のアウトドア用品のお礼品が人気を集めています。

掲載画像②_HPトップバナー.jpgあきる野市ふるさと納税イメージ

人気No.1のア・ラ・モード

全国のパン好きに知られる有限会社ア・ラ・モード。塩バターロールやカレーパンで注目を集め、あきる野市のふるさと納税で人気No.1の事業者です。

中嶋市長は、ア・ラ・モードの野田代表を次のように紹介してくれました。
「常にチャレンジしていて、企業努力はもちろん、いいものを作りたいという意気込みを感じます。野田代表は、ゴミ拾いなどの地域活動にも積極的に取り組まれていて、人として素晴らしい方です。それが商品にあらわれているのだと思います」

1998年、秋川駅前で創業したア・ラ・モードは、27年間地域に根差してパンを焼き続けています。野田代表は料理人からパン職人へ転身し、「出汁を使ったフィリング」「米麹酵母のもちもち生地」など独自のこだわりを磨いてきました。

市のふるさと納税担当の一人である林田さんは、ア・ラ・モードの大ファンです。
「野田代表は、年3~4回は視察のために出張に行ったり、若い世代のパン職人から学び得たり、いつもチャレンジされています。店頭に並んでいるラインナップが季節によって違うんです。常にお客さんで賑わっていて、お客さんがいない時間帯がないのでは?と感じるほどです。ホテルに宿泊している方が、ホテルの朝食ではなく、ア・ラ・モードのパンを朝ごはんにしているという話も聞いています」(林田さん)

そんなア・ラ・モードの看板商品であるカレーパンは、地元食材「秋川牛」を使い、市内イベントやB級グルメ大会で評価を重ね、「カレーパングランプリ」受賞に至りました。ふるさと納税では、毎日の食卓に寄り添う「塩バターロール」が一番人気です。

「気持ちが入っていない仕事は味に出ます。どうしたらもっとおいしくなるかを毎日考えています」(野田代表)

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ア・ラ・モード

さとふるとの連携による効果と波及

「もともと私自身がこちらの塩バターロールが好きで、お礼品に推薦しました。質が良いことと、野田代表のお人柄と努力で結果が出せると思ったんです」と話す林田さん。
この林田さんの熱意と、さとふるの伴走支援が背中を押して2024年4月にさとふるに参加しました。急速冷凍庫を導入し「焼きたてのまま全国へ届ける」仕組みを整えたそうです。

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焼きたての塩バターロール

ふるさと納税参加後、お礼品の見せ方に課題があると感じていた市が、改善を図るためさとふるに相談を持ちかけ実現した、さとふるによる出張撮影会が大きな飛躍のきっかけとなりました。
2024年11月と2025年3月に実施され、撮影・加工を経て掲載された写真は、寄付件数を押し上げる力となりました。

「中嶋市長も、写真変更によって寄付が伸びたことに大変驚いていました。ビジュアルの力が寄付者の心を動かした象徴的な取り組みです」(林田さん)

さらに、寄付の増加にあわせてお礼品ラインナップの拡充にも挑戦。林田さんとさとふる営業担当の提案を受け、店舗の人気商品「明太子フランス」を追加し、2025年4月からは定期便の受付も開始しました。持続的な寄付につながる施策として注目されています。

「さとふるさんは公平な目線で事業者の想いに寄り添ってくれる。メール一つにも温かさを感じます。だから"さとふる経由は最優先で丁寧に"という気持ちになるんです」(野田代表)

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野田代表

2024年の年末には、約200個収容の冷凍庫が満杯となり、バター不足になるほど寄付が集中しました。
寄付者からは「全国のパンを食べ比べているが、塩バターロールは飽きずに食べられる」「冷凍なのに焼きたて感が残っているのが驚き」といった声も届きます。ふるさと納税がきっかけで生まれる新しい出会いが、事業者に挑戦を促し、地域の魅力を広げています。


「急速冷凍庫は、お礼品としてだけでなく店舗で販売する分としても活用出来ます。1回に48個焼けるのですが、お礼品と店舗分と半分ずつに振り分けています。寄付が多く入ると焼く回数が増えるので、店舗には常に焼きたてが並ぶようになるんです。来店客増加にもつながっていますね。ふるさと納税が店舗にも良い影響を及ぼしています」(野田代表)

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急速冷凍庫

あきる野市を応援する次のひとくち

あきる野市は今後、体験型のお礼品拡充や農産物の新展開にも挑戦します。課題点を解決し、もっと寄付を伸ばしていきたいと考えています。

ア・ラ・モードでは、明太子フランスの強化や定期便の拡大、冷凍庫の増設を視野に、「もっと多くの寄付者へ焼きたてを届けたい」と意気込みます。
「27年間、地域に育ててもらった恩返しをしたい。ふるさと納税を通じて、全国の方にあきる野とパンの魅力を届け続けたいです」(野田代表)

中嶋市長は「事業者さんの気持ちのこもった商品を、今後もご利用いただけると嬉しいです」と語り、野田代表は「地域に育ててもらったからこそ、パンで恩返しを」と誓います。

地域を深く知る市長と地域を愛するふるさと納税担当者、真摯にパン作りに取り組む事業者のそれぞれが愛情と熱意を持ってふるさと納税に取り組んでいることがわかりました。自然と人の温かさに恵まれたあきる野市と、そこで挑戦を続けるア・ラ・モードのパン。次のひとくちは、地域を応援するひとくちになるかもしれません。

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