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人気お礼品誕生の背景にあった"サポート"

和歌山県高野町 2022年寄付額の約4割を占めた「高野松茸」お礼品誕生ストーリー

和歌山県高野町は、約1,200年前に弘法大師空海が修行の場として開いた真言密教の聖地であり、2004年にユネスコ世界文化遺産に登録された「高野山」が中心となったまちです。
そんな高野町周辺で採れた「高野松茸」が、ふるさと納税のお礼品として2022年8月にさとふるに登場し、さとふるに掲載している高野町のお礼品の中で上位5位以内に入る人気のお礼品となりました。

お礼品画像_RS.png

そんな人気お礼品が生み出された背景には、自治体とお礼品事業者をつなぐ存在がありました。今回は、高野松茸がふるさと納税サイト「さとふる」に掲載に至るまでのストーリーを、和歌山県高野町でふるさと納税を担当されている企画公室 企画広報係の是松さん、廣西さんと、お礼品事業者である三幸ストアー 代表の河合さんにお話を聞きました。

ブランド食材「高野松茸」をお礼品にするためには"新規事業者開拓"が必要

日本を代表する高級食材のひとつ、松茸と言えば芳醇な香りが特徴です。中でも高野町の豊かな自然の中で育ち、収穫された高野松茸は香りが強く、ずっしりとした重さと歯ごたえや深い味わいから、国内の高級料亭などでも提供されているブランド食材です。
高野町ではそんな高野松茸をお礼品として、さとふるに掲載することを希望していましたが、お礼品を提供する事業者開拓が課題となっていたそうです。当時の状況を自治体のふるさと納税担当者である廣西さんはこう話します。

「まちではふるさと納税の受付窓口を複数設けており、一部の窓口では以前から高野松茸を高野町のお礼品として扱っていました。しかし高野松茸を扱うお礼品事業者の在庫もかぎられているので、さとふるにもお礼品として掲載するためには、高野松茸の販売を行っていて、お礼品事業者として協力してくださる取引先を新たに開拓する必要がありました。開拓のためには調査から開始しなければならず、どうしようかと考えていたところ、さとふるの営業担当者さんが『私が探します!』と声をかけてくれました」

★IMG_4620_RS.jpg和歌山県高野町 企画公室 企画広報係 廣西 杏美さん(左)、是松 直樹さん(右)

ふるさと納税サイトを運営するさとふるは、全国の自治体やお礼品事業者など地域の方々と共に課題解決し、地域の活性化や経済活性化に寄与したいという思いから、全国の自治体のふるさと納税業務をサポートしています。各自治体営業担当者は北海道・関東・関西・九州の拠点から日本全国を飛び回り、各自治体の課題や要望に対して解決のために対応を行っています。

そんな自治体営業担当者が高野松茸をさとふるのお礼品にするために、見つけたのが"三幸ストアー"でした。

店舗が忙しくても参加できる"仕組み"が決め手に

三幸ストアーは、和歌山県橋本市で大正時代から続くスーパーです。時代の移り変わりの中で、周辺に大型スーパーなどの競合店も増えていきましたが、地域の顧客のニーズに合わせたユニークかつ"安心・安全"の素材にこだわった品揃えと、顧客の希望に合わせて魚を調理するなど、温かなサービスで、地域の方々に愛され続けています。

★IMG_4740_RS.jpg

生きた鮎や山菜などの季節商品など、店主こだわりのさまざまな商品が並ぶ

その三幸ストアーで秋の時期になると店頭に並び、県内外から人が押し寄せるほど人気な商品が「高野松茸」です。松茸を求めてくる人達は近畿圏内だけではなく、徳島から訪れる人も。購入された松茸は、家庭の食卓に並ぶだけではなく、高級料亭で提供されることも珍しくないそうです
「毎年9月下旬から11月中旬くらいまで、正真正銘の高野山麓で採れた"ほんまもん"の松茸を求めて、各地から人が訪れます」そう話すのは三幸ストアーの三代目代表である河合さんです。

★IMG_4764_RS.jpg三幸ストアー 代表 河合 秀宣さん

多くの引き合いがある三幸ストアーの松茸ですが、基本的には店頭販売が中心で、ふるさと納税のお礼品提供やインターネット販売は行っていませんでした。その理由について、河合さんはこう教えてくれました。
「私がパソコンやインターネットに慣れておらず、商品登録や発注確認など、パソコンで行うことが億劫だったこともありますが、何よりも、秋の時期は松茸を求めて訪れるたくさんのお客さんの対応で店が忙しく、万一、インターネット販売などで届けた商品の品質について電話問い合わせなどがあっても、対応しきれないのではないか。という不安がありました」

そんな中で依頼があった高野町のふるさと納税お礼品の提供。さとふるからの相談の電話があった後、自治体のふるさと納税ご担当者の訪問もありお礼品提供をすることを快諾しました。協力することを決めた背景には、さとふるの仕組みと事業者営業担当者のサポートがあったといいます。
「さとふるではお礼品の発送伝票発行や業者手配などをお礼品事業者側が行う必要はないので、申し込みを確認したら商品の梱包準備を行って待つだけでよいですし、寄付者の方からの問い合わせ対応もさとふるが行ってくれます。また、お礼品登録についても事業者営業担当者が店に来てサポートをしてくれたので、面倒がなかったのが良かったです」(河合さん)

高野町役場の廣西さんからも、このサポートについて、以下のような声がありました。
「協力いただく事業者さんを新たに開拓するときには、お礼品の画像や文章登録などを事業者さんにご対応いただくこともあり、そういったシステムに慣れていない方だとご負担をおかけしてしまう懸念もあるのですが、今回はさとふるの事業者サポート担当者が直接三幸ストアーさんに行って、手取り足取り登録をサポートしてくれて、助かりました」

人気お礼品となった「高野松茸」 自治体とお礼品事業者の想い

こうして、高野町と三幸ストアーの両者をさとふるがつなぎ登場した「高野松茸」は、お礼品登場後から続々と寄付が入り、2022年ふるさと納税サイト「さとふる」に掲載している高野町お礼品の上位5位以内に入るほどの人気お礼品となりました。
この反響について、自治体・事業者それぞれがこう語ります。

高野町 是松さん・廣西さん
「2022年にさとふる経由で集まった寄付額のおよそ4割を高野松茸が占めるほどの人気で、たくさんの寄付をいただけたことを嬉しく思っています。高野町では皆様から頂いた寄付を、『安心・安全で健やかな街づくりを応援する事業』『歴史・文化を継承し、自然・環境を保全する事業』など4つの使い道を設定しています。特に『歴史・文化を継承し、自然・環境を保全する事業』では、高野山の参詣道の修繕などにも寄付金を活用しています。世界遺産である高野山には国内外からたくさんの方が観光や参拝に訪れている中で、皆様から頂いた寄付によって、訪れる方が高野町を快適に楽しみ、まちのファンになっていただくことにつながっています」

三幸ストアー 河合さん
「松茸は高価なため、寄付額も高く最初は寄付申し込みが入るのかと思っていたのですが、たくさんの方に申し込んでいただいて驚きました」また、河合さんはふるさと納税のお礼品提供を行ったことで感じたメリットについて「自然の産物である松茸は毎年の収穫量が安定しませんし、店舗販売のみではどのくらい売れるかの予測を立てにくく、どのくらいの数を仕入れるかの予測が難しい面があります。ふるさと納税では先行予約の形で申し込みいただくので、売上予測や仕入れ計画が立てやすいのもいい面だと感じました」

2023年 "特別な年"を迎えた高野町にぜひ訪れて

★加工写真.jpg

最後に高野町の是松さんから読者の皆さんにメッセージをいただきました。
「2023年は、高野山真言宗の宗祖 弘法大師空海の生誕1250年の記念すべき年です。5月14日~7月9日の期間には普段非公開の『弘法大師坐像』が特別公開されるなど、特別な催しも行われています。ぜひ、高野町に足を運んでいただけると嬉しく思います」

フランスやドイツなど、ヨーロッパ圏からの観光客も多く、賑わいを見せる高野町。
豊かな自然と歴史ある景観が楽しめるだけでなく、お寺に泊まる「宿坊」や精進料理の品々を楽しめるなど、非日常間を楽しむことができます。
国内外から熱い注目を浴びる高野町を、今後も応援しましょう!

>>高野町は2023年6月に発生した台風・豪雨により、多数の施設や道路が冠水するなどの被害を受け、「令和5年6月台風・豪雨被害 緊急支援寄付サイト」で寄付を受け付けています。https://www.satofull.jp/oenkifu/oenkifu_detail.php?page_id=501#town-koya-wakayama

▼和歌山県高野町のふるさと納税はこちら
https://www.satofull.jp/town-koya-wakayama/

▼三幸ストアーのお礼品はコチラ
https://bit.ly/3NtMQKK