2024/03/21
わずか1年でお礼品登録数2倍、ふるさと納税の注文数が17倍に!
与那原町から全国へ沖縄の味を届ける 三倉食品
与那原町(よなばるちょう)は、沖縄県の県庁所在地である那覇市から東へ約9km、沖縄本島の南部、東海岸に位置しています。株式会社三倉食品は、与那原地域で昔から食されている「与那原そば」を1967年から製造・販売している会社です。創業者の自宅近くの工場で小規模ではじまった会社ですが、現在は沖縄そばをはじめとした沖縄食品を幅広く扱っています。そんな三倉食品の永山 弘さんと仲地 司さんにお話を伺いました。
小さな製麺所から幅広い沖縄食材を取り扱う会社へ成長
1967年に家内工業で与那原そばの製造・販売をはじめたのち、1983年に与那原町で会社を設立した三倉食品では、おもに県内外への沖縄県産食材および食料品の仕入れ販売をおこなっています。
ふるさと納税のお礼品では沖縄そばを中心に扱っていますが、そのほかにもマンゴーやパイナップル、ゴーヤや島らっきょうなどの南国フルーツや野菜、島豆腐やスパムなどの加工品も取り扱っており、地域性が色濃く表れる沖縄食材を全国へ届けています。
「沖縄食材を扱う会社の中でも、三倉食品では少数での販売や、少量ずつの詰め合わせにも対応しているところが特徴です。飲食店はもちろん、個人の方も買いやすいと自負しています。観光は、現地に訪れてもらわないと体験することができませんが、食はバリエーション豊富で、お客さまの住まいへ届けるだけで沖縄を体感してもらえることから可能性は無限大だと感じています」(永山さん)
幅広い沖縄県産食材を扱う三倉食品
地域との結びつきをつくった「与那原そば」
ふるさと納税でも大人気の「沖縄そば」ですが、沖縄県民にとっても、食文化の中心といっても過言ではないと永山さんは言います。
「沖縄そばは沖縄県の中でも地域によってさまざまな種類があります。沖縄県民にとって沖縄そばは、自分の地域の麺に思い入れがあり、自分の地域の麺が一番だと思っています。沖縄そばの中でも、与那原そばや八重山そば、宮古そばなどありますが、麺の形状や具材が地域によって異なります。与那原そばは、与那原地域で作られたそばで、細麺でもなく、平麺でもない、形状が不揃いで手で揉んだような形が特徴です。以前は麺を手で揉んで製麵していましたが、非常に重労働なため、手揉み風にできるように現在は機械化しています。手揉み風の麵は三倉食品の独自製法です」
与那原そばをつくってきた長い歴史から、与那原町とのつながりも深く、また、与那原そばは三倉食品一番人気の商品なんだそう。
独自製法でつくられる与那原そば
"個性的で美味しい沖縄食材を全国に伝えること"が使命
一方、「さとふる」では「沖縄そばとソーキそばの欲張り6人前セット」が最も人気があるそうです。
「本州では沖縄そばとソーキそばの違いがわかないという方も多くいらっしゃると思います。沖縄そばの具材は、角煮をスライスしたような三枚肉がのっていますが、ソーキそばはお肉がプルプルとしていてコラーゲンたっぷりの煮込んだスペアリブがのっています。こちらのお礼品は食べ比べができることから人気があるようです。レビューでも4.7と、多くの方から高評価をいただいています」(仲地さん)
レビューで4.7の評価を獲得した「沖縄そばとソーキそばの欲張り6人前セット」
ふるさと納税は以前から参加されていたそうですが、さとふる導入後には大きな変化があったと仲地さんは話します。
「与那原町は2023年4月からさとふるでの受付を開始しました。その約1年後、お礼品登録数は2倍の30品※に増え、さとふるとの契約後、ふるさと納税の注文数が約17倍に増えました。※ 2024年3月18日現在
2023年分の締め切りである12月が終わったあと、1月発送時には、600~800件の注文があり、配送業者の伝票が足りなくなるほどで、驚きました。一度にたくさんの注文があっても、さとふるの場合はリードタイムがあることと、商品を準備するだけで、伝票の用意や集荷は配送業者が対応してくれる点はありがたかったです」
配送手配や個人情報の管理など、ふるさと納税業務を代行するさとふるならではの良さを感じていただけていました。続けて、永山さんもさとふるによる変化を教えてくれました。
「お礼品登録する際、地場産品基準などふるさと納税ならではのルールがあり、自分たちだけではどの商品がお礼品として登録できるかの判別ができなかったのですが、さとふるの営業担当の方から登録できる商品の提案があったことで、お礼品ラインナップを増やすことができました。沖縄そばをはじめ、沖縄の独特な食文化を全国に伝えるのが使命、それを食べていただき喜んでいただくのが会社の意義だと思っています」
さとふるをきっかけにふるさと納税の注文が増え、ふるさと納税の更なる可能性を感じていました。今後、石垣島や宮古島にある営業所のメンバーとも連携して、新たなお礼品開発を予定しているそうです。また、食品だけでなく沖縄の雑貨なども取り扱いを検討しており、更なる広がりが期待されます。
「沖縄の食文化を広めたい」という強い想いが原動力に
現在は社内改善の一つとして、物流業務の外部委託が進んでいるそうです。
衛生レベルの改善や、アウトソーシングによる工数削減・生産性向上を見込んでおり、これによりふるさと納税の企画に力を入れることができるようになることを期待していました。
半世紀以上の歴史を持つ三倉食品。与那原そばからはじまり、現在では沖縄食材全般を取り扱う大きな会社に成長しましたが、チャレンジを続ける姿勢がうかがえました。
「沖縄の食文化を全国にPRしたい」という強い想いが、チャレンジし続けるエネルギーの源になっているように感じました。
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